September 22, 2017

映画 「エヴァー・アフター」

Amazonプライム映画で観たもの。
「殿下」と呼ばれる貴婦人がグリム兄弟を呼び、ガラスの靴を見せてシンデレラのお話の真実を語る場面から始まる。
二人の娘を連れた男爵夫人と再婚した父がすぐに亡くなり、実の娘のダニエルは継母と長女に下女同然に働かされる。ある日フランス王子と出会い二人は恋に落ちるが、身分の違いとスペインの王女と政略結婚をさせられる王子との恋は生易しいものではない。
魔女ではなく、レオナルド・ダ・ヴィンチがダニエルや王子に知恵を授け、どんないじめや苦難にもめげない彼女の頑張りの結果二人は結ばれる。アメリカへの島流し(?)を命ぜられた継母と長女を許す代わりに自分と同様の下女扱いにした裁きが面白い。ドリュー・バリモア演じる元気いっぱいのダニエルが可愛いのと「殿下」と呼ばれる貴婦人を演じるジャンヌ・モローの貫録がさすがだ。
一緒に見ていた女性は、最近見た映画の中でも1、2の面白さだと評した。要するに恋愛を軸にしてイジメる人、助けようとする人が絡み、うまく進みそうなときにダメになったりあわやという時にどんでん返しがあったりとドラマとしての要素がしっかりしているのだ。特に女性におすすめの映画。

PS:毎日映画を見ているようだけどつまらない番組が多いテレビを見るよりこうした映画(無料)のほうがはるかに楽しめる。ただし、一回に1時間以上観ず、2日に分けて観るようにしている。


Img_0441l


| | Comments (0)

September 10, 2017

映画 「あなたが寝てる間に」

レンタルDVDで観たもの。
シカゴの地下鉄のチケット売り場で働くルーシー(サンドラ・ブロック)は両親を早くに亡くし恋人もいない。唯一の幸せは毎朝決まった時間に改札を通る素敵なイケメン男性にチケットを渡すときだった。
あるとき、彼が不良に絡まれて線路に転落したのを見て線路に飛び降り、間一髪救出した彼女は、病院でつぶやいた言葉を真に受けた看護師のせいで彼のフィアンセに間違われ、喜んだ彼の家族の前で真相を話せなくなってしまう。兄ピーターの好みとは違う彼女に疑いをいだいた弟ジャックは彼女の行動に目を光らせるが、父親の形見のダブダブのコートを着て明るく振る舞う姿や出国記録の無い真っ白のパスポートを見せて夢はフィレンツェに行くこと、と目を輝かせる彼女に次第に惹かれていく。そしてクリスマスプレゼントにフィレンツェのミニチュアを贈る。
いつもは男気一杯のサンドラが可愛い女性を演じていることと弟ジャック役のビル・プルマンがとても魅力的でラブコメと一口で言えない魅力がある。20年前の映画でこれまでも何回か観たが私の知る限りではベストワンに挙げていい名作だ。観終わった後何とも言えない幸福感に包まれる。
 


これは地下鉄ではなく嵐電の嵐山駅。
左に立っているのは友禅ポール。夜は本当に美しい。
 
Randen2

 

| | Comments (0)

August 30, 2017

映画 「ツー・ウィークス・ノーティス」

カテゴリーをDVDとしたが実際はAmazonPrime(無料)で観たの映画。
ハーバードを出た女性弁護士ルーシー(サンドラ・ブロック)は、育ったニューヨークの古い公民館の保全活動にも積極的だったが、優秀な弁護士を探していた不動産企業のCEOであるジョージ(ヒュー・グラント)に公民館の取り壊し計画を中止することを条件に雇われることになった。
ハンサムだが女好きで優柔不断なジョージと正義感の強いルーシーはことあるごとに対立し、とうとうルーシーはジョージに自ら退職を申し出る。
題名の意味は「退職通知」で、普通は雇い主から出すものだが今回は社員から出すところが互いの力関係をよく表している。対立しながらも徐々に惹かれあっていき最後は、というのもラブコメディの定番だが男性度40%(?)のサンドラ・ブロックと女性度40%のヒュ・ーグラントの個性がうまくかみ合って楽しめる映画になっている。てきぱきと気の利いたセリフの応酬もニューヨークが舞台であることを実感させてくれる。
15年前の映画だが途中で現大統領のドナルド・トランプが出てきたのにはビックリ。大物ビジネスマンとしての貫録はさすがだ。私を含めてサンドラ・ブロックのファンにお勧めだがヒュー・グラントも嫌みのないハンサムぶりは女性ファンにも受けるだろう。
 


 
再開発が進む大阪駅北側。
右はグランフロント、左は外国人観光客にも大人気のスカイビル。
 
Umedakita

| | Comments (0)

August 04, 2017

映画 「植物図鑑」

レンタルDVDで観たもの。
不動産会社で働くさやかは、恋もなく客や上司に叱られる毎日だったがある夜アパートの前で倒れている青年に声をかけられる。「ボクを拾ってくれませんか? 噛みついたりしません。しつけのできた良い子です」。あまりの出来事に思わず笑ってしまったさやかは彼を部屋に入れカップラーメンを与えシャワーを勧める。翌朝目を覚ますと別の部屋で寝ていた彼はキッチンで朝食を作り、さやかの弁当まで作っていた。最初の言葉通り指1本触れようとしない彼の誠意と食事のおいしさに思わず「ずっと居ていいよ」と言ってしまうさやかだった。
彼は植物に詳しく休みの日にはさやかを誘って河原に行き、写真を撮っては植物の説明をしてくれ料理してくれるのだが苗字も住所も言おうとせず、相変わらず指1本触れようとしない。ある日、さやかの嫉妬から始まった口論で互いの好意を確認した二人は初めて結ばれる。やがて「半年だけ置いてください」という言葉通り。ありがとう、と書いたメモと彼女の写真を残して彼は姿を消した。それから1年後、さやかに彼から大判の植物図鑑が送られてきた。撮影担当に彼の名前を見つけたさやかは出版記念パーティに駆けつけるがスピーチする彼が遠い存在に感じられ途中で会場を後にするのだった。
 
若い娘が見ず知らずの男を部屋に入れたりしないよ、と胡散臭く見始めたのだが題名通り河原で蕗やフキノトウなど食べられる植物を採取して彼が美味しく料理するシーンなどを見ているうちに、この青年ならいいかな、と思わせてしまうところがミソ。有川浩の原作らしくドロドロ感ゼロで爽やかな恋愛ファンタジーと言っていいだろう。一緒に見ていた女性の感想も「こんな青年拾えないかな」だった。
女性向けお勧め映画。
 
 
 
Img_1262lm


| | Comments (0)

July 13, 2017

映画 「湯を沸かすほどの熱い愛」

レンタルDVDで観たもの。
1年前に夫が出て行ったために経営していた銭湯を休業してパン屋で働く双葉だったが、末期がんで余命2か月と宣告され行動を起こす。まず探偵を雇って亭主の居所を捜し、連れ戻すと銭湯を再開させた。気の弱い娘にはさらに厳しく接し、自分の力でいじめを解決させた。そして最後に娘を連れて毎年贈り物を届けてくれる人に会いに出かける。
夫が戻ったとき、逃げられた相手の女の連れ子まで一緒だったが、彼女はその子にも分け隔てなく愛を注ぐのだった。母の病を知った娘は、その子と互いに母の前ではぜったいに泣かないことを約束する。
よくあるお涙ちょうだいの余命物かなと観ていたがストーリー展開が見事で驚くとともに涙を抑えきれなかった。とくに娘を演じる杉咲花の演技がほんとうにすばらしい。母の末期の病床で語りながら必死で涙を堪える演技はまだ10代とは思えない。素晴らしい女優だ。最後のシーンは(本当なら)映画のタイトルどおりなのだがこれはそれまでの重苦しい雰囲気を変えるためのお遊びととらえるほうがいいだろう。
何も知らずに借りたが二人でティッシュ箱半分を使ってしまった。主人公の双葉を演じる宮沢りえはさすがだが杉咲花の演技を見るだけでも価値がある。

 
Img_2351l

| | Comments (0)

July 06, 2017

映画 「オケ老人」

レンタルDVDで観たもの。
高校の数学教師の千鶴は地元のアマチュアオーケストラの演奏を聴いて感銘を受ける。学生時代アマオケでヴァイオリンを弾いていたころを思い出しネットで名前を頼りに楽団名を調べて入団するが上の名前は同じでも彼女が聴いたのは○○フィルハーモニーで、入団したのは○○交響楽団だった。何年か前に○○交響楽団の主力メンバーが辞めて結成したのが○○フィルハーモニーだったのだ。老人ばかりが残ったオケは人数も少なく演奏以前の腕前だった。初めての指揮者まで任されていやになった彼女は楽団には内緒で猛特訓の末フィルハーモニーに入団するが今度はお荷物扱いにされてしまう。
予告編とかコミカル系の多い出演者からよくあるドタバタものだとたいしてして期待していなかったのだがお色気ゼロで目いっぱい働く主役の杏や脇役のうまさも相まって結構楽しく見ることができた。厳しいフィルハーモニーの練習でプルト単位から結局千鶴自身の腕前の非力さを浮き彫りにされるシーンはアマオケ経験者なら結構つらいだろうと思う。最後の演奏会のクライマックスで起きたトラブルを古参の電気店主が救うシーンが楽しい。
一般的ではないけれどアマオケが好きな人にはお勧めできる。
 
 
Img_2411l


| | Comments (0)

July 01, 2017

映画 「銀の匙」

DVDをレンタルして観たもの。コミックで連載されているものを実写化したものだがアニメ版もテレビで放映されていたようだ。
進学校から落ちこぼれて酪農高校へ入った主人公が、他の多くの生徒は酪農家の子供で将来の道も決まっている中、夢を描けないまま慣れない動物たちと悪戦苦闘しながら次第に成長していく姿を描いている。とくに生まれたときから名前を付けてかわいがっていた子豚がやがて大きくなって売られていくことを知ってアルバイトで稼いだ金でその肉を買い取りベーコンに加工して食べるところがいい。ここで飼われている動物は、ペットなんかじゃなくて経済動物なんだ、という生徒たちの言葉を実感したのだ。豚の解体シーンはなかなかの見ものだが人が食べる物は他の生き物の命を頂いているということがよく分かる。
主人公は男子の人気アイドルグループの一員だが眼鏡をかけた真面目な風貌でなかなかの好演だ。銀の匙というのは、銀の匙を持って生まれてきた子供は一生食べるのに苦労しないという言い伝えからきたもの。「夢がない」という彼に校長は「夢が無いというのはこれから何にでもなれるということだ」と言う。名言だ。
この映画を見るとテレビなどでよく見る大食い競争とかやたらに大きく作った○○グルメなどというものがいかにむなしいかがわかる。どんな食品でも大変な苦労で作られていることを知れば米1粒でもおろそかにできないと思う。
 
 
地元製のインスタントラーメン。
例によって2人で分けて美味しく頂きました。
 
Img_1620ss


| | Comments (0)

June 23, 2017

映画 「101回目のプロポーズ」

20年以上前にテレビで話題になったドラマを中国でリメイクしたDVDを借りた。
50円で借りられるし結構面白いとの評判なのであまり期待せずに見たのだがこれが面白かった。ストーリーはほぼ原作に忠実だが男性の職業は工務店の親方という設定で、恋する女性は美人チェリストでこれは日本版と同じ。有名になったトラックの前に飛び出すシーンもあるけれどそれからが少し違っていて、押しの一手ではなく悩む彼女を何とかサポートしようと努力する姿が印象的。特に彼女の演奏用の椅子が合っていないとチェロの模型まで作って自分で作り上げてプレゼントするところがいい。最初はお金や地位などが大事だと考えていた彼女も彼が全力で自分を支えようとしてくれる姿に次第にひかれていく。
事故で死んだはずの彼が実は生きていて結局結婚式を挙げることになるがその記者会見のテレビで彼女がくちびるを噛んでいるのを見た彼はある決心をする。彼女がくちびるを噛むのは心から納得していない場合なのだ。お約束の指輪代わりのナットも出てきて2時間で実に上手にリメイクしているのに感心した。奥さんと二人笑ったり泣いたりしながら大満足で観終わった。主題歌” Say Yes"も流れるが向こうの歌手なので心配御無用。上海で制作されたためかとても清楚な感じの女優さんや日本ならどこにもいそうな男優さんのためか吹替えなら日本の映画と勘違いしそう。
気軽に楽しめるDVDとしてかなりおすすめ。



唐辛子の花だとか。花屋さんで。
 
P1030237m

| | Comments (0)

June 08, 2017

DVD 「鹿男 あおによし」

奈良の平城京跡の朱雀門のすぐ北を走る近鉄電車を門の南に迂回させるという計画があることを知り、朱雀門や近鉄電車が重要なキーアイテムになっているこの物語を思い出しました。
原作は奈良を舞台にした万城目学の不思議な小説ですが今回は2008年にテレビドラマとして放映されたもののDVDを借りて観ました。原作の小説の感想はブログに書き、テレビドラマのほうも記事にしたかも知れませんがもう記憶能力の外です。(笑)
奈良の女学校の教師になった主人公が鹿に命令され重大な儀式に用いる「サンカク」を手に入れるために同じ女学校の生徒と奮闘するというお話ですが荒唐無稽なストーリーなのにつじつまがよく合っているので矛盾など微塵も感じずDVDで5枚分(約9時間)を4日間で観終わりました。
剣道大会での女生徒の大活躍、朱雀門と近鉄電車そして女生徒と鹿、教師と女生徒との最後の別れのシーンなど感動と笑いと深い安心感など本当によくできた物語です。主演の玉木宏、多部未華子をはじめ綾瀬はるか、佐々木蔵之介など配役陣も豪華で先生や校長の名前が藤原、長岡、大津などかつての古都の名前を用いているのも楽しい。男女のドロドロもなく殺人もなく奈良の観光もできるとてもファンタジーなお話が10年近い前の旧作としてレンタルで5枚400円くらいで借りられるので一度まとめて観られることをお勧めします。
 
 
窓際の花、例によって名前が・・・(笑)。

Img_2354wl

| | Comments (0)

April 29, 2017

映画 「くちびるに歌を」

動画配信で見た映画。2015年に公開されている。
原作は中田永一の小説。長崎県の五島列島の島の中学校の合唱部が、アンジェラ・アキ「手紙~十五の君へ」の歌でNHK合唱コンクールの県大会へ参加するまでを描いたもの。
合唱部の顧問の先生が産休に入るため、東京でプロのピアニストとして活躍していた中学時代の友人が臨時教員として島にやってくる。美人の先生にあこがれて女生徒ばかりだった合唱部に男子の入部希望者が殺到し真面目な女子生徒と対立状態になるが先生はあっさりと混声で行くことを決める。しかし彼女はピアノは絶対に弾かないと宣言する。彼女にはピアニストを続けられなくなったつらい過去があったのだ。
部員には母親が死に父親が女を作って家を出た女生徒や毎日自閉症の兄の面倒を見ることが自分の生きる証なのだという男子生徒もいる。彼らは心の奥の痛みをこらえて合唱部で歌を歌うことで前に進もうという勇気を得ているのだった。彼女はそういう女生徒の懇請を聞くうち自分の甘えに気づき島に来て初めてピアノを弾く。そして本格的に合唱部の指導に取り組む。
決してサクセスストーリーではなく、共に歌うことで人生を前に進む、ということがこの映画のテーマなのだがコバルトブルーの海に囲まれた島での生活や小さな教会が島民の心の支えになっていることなど小説よりも映画のほうがわかりやすい。父親のことでからかわれた女生徒が先生の前でピアノの「ド」の鍵盤を押し、船の出航の汽笛は「ド」で2度鳴らせば出航の合図つまり前に進むということなのだと言うシーンが印象的だ。
ボロボロのトラックに乗るクールな先生役の新垣結衣もいいが家庭や家族の事情を抱えながら真剣に生きる生徒たちを演じる子役たちが生き生きとしてすてきだ。
小説を少しアレンジしているが納得のいくもの。
見てよかったといえる素晴らしい映画だ。
 
 
Img_2336wl

| | Comments (0)