January 09, 2012

DVD 「英国王のスピーチ」

Speech久しぶりに借りたDVDです。英国ジョージ5世の次男で、吃音で苦しんだアルバートが街のセラピストに出会い、苦労して矯正していく課程を描いたドラマですが、ほとんど事実だというのがミソ。ジョージ5世が亡くなって6世を継ぐはずの兄エドワードが離婚暦のあるアメリカ婦人と結婚するため王位を捨てたので、ジョージ6世となり、しかもドイツとの戦争の勃発でいやでも全国民にラジオでスピーチをする羽目になった彼の苦悩を描いています。
この2度も離婚暦のあるアメリカ人女性というのが有名なシンプソン夫人ですね。あと、矯正するセラピストがオーストラリア人というのも面白い。はっきりと「植民地の人間」という蔑視したセリフが出てきます。スピーチが大成功に終わったあと、それまで国王を「バーティ」とファーストネームで呼んでいたセラピストが「殿下」と改めたのが意味深くてよかった。セラピストの家で国王夫妻と鉢合わせた奥さんの尋常ではないあわてぶりも見もの。
国王の2人の王女がとても可愛いのですが、あとで長女が現在のエリザベス女王(2世)だと気がつきました。アカデミー賞を受賞した後に女王もごらんになって気に入られたそうです。よかったnote


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September 26, 2010

チルソクの夏

レンタルDVDで借りた映画です。最近は映画評論も忙しい(笑)。
「四日間の奇蹟」の佐々部清監督の下関3部作の1つ。姉妹都市である下関、釜山で開催される高校陸上親善大会で知り合った韓日男女陸上部員の切ない恋物語です。物語は1977年の設定ですが映画の始まりは25年後の同じ大会という設定になっています。
当時、韓国は北との関係が最悪で戒厳令が敷かれており、なおかつ日韓両国の関係も良好ではなかったので、そういう厳しい状況下での文通だけによる恋愛物語です。会えるのは年に1度、7月7日の大会だけなので韓国語で「七夕」を意味する「チルソク」が題名になっています。主人公の女生徒の恋を中心にして日韓のわだかまり、家庭の事情、進学といった問題を上手に取り入れて丁寧に作り上げたとても上質な映画です。下関出身ということで出演している父親役の山本譲二さんの存在感と演技がさすが。4人の女子陸上部員達の真っ黒な顔や全力で競技に取り組む姿がいかにも高校生といった感じでステキです。
2003年の作品なので、「のだめ」でブレイクする前の上野樹里さんが出ていますが、あいかわらずのハチャキャラが暗くなりがちな主人公の心やストーリーを救っています。また彼女演じる「真理」役の25年後として谷川真理さんが出演しています。そしてこの映画の人気がきっかけで途絶えていた親善陸上大会が20007年に復活したそうです。歴史ある港町下関なので乃木神社とか関門トンネルの歩道とか珍しいシーンもあり楽しめます。私の一押し推薦映画です。

この時代よりはあとですが韓国の大田(デジョン)から研修で来ていた若手研究者を時々家に呼んで夕食を食べたことがあります。ソウル大学を出たエリートなので英語は達者ですが私は辞書片手にカタコトでしゃべっていたら彼曰く「あなたの英語はジャングリッシュ、でも私の英語もコングリッシュ」と救ってくれました(笑)。
彼はなぜ「 Grandmother」が一緒に食事しないのか不思議がっていましたが、明日帰るという夜はぜひ母を呼んで欲しいというので連れて行くとリビングの大きな椅子に座らせ「これから韓国の正式な挨拶をします」と言って椅子の前にピタリと平伏(土下座ですね)したんです。平伏したまま韓国語で長々とお礼の言葉を述べる彼の姿に母も私も大きな感銘を受けました。儒教の精神がすべて良いかどうかは別としてもあの敬老精神と礼儀作法は韓国の経済成長の屋台骨の1つだったと思っています。一方、本来の発祥地でありながら礼儀とか恥とかを忘れたような国もあるようで、嫌いだった都知事が最近好きになった私です。


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September 23, 2010

「天然コケッコー」

借りたDVDの題名です。田舎道をのんびり歩く中学生カップルの写真に惹かれて借りたんですが結構面白かったです。主演の女子中学生役は映画「きな子」でもがんばっている夏帆さんで、彼女自身まだ16歳くらいの時なので生徒役がピッタリ。女優さんというのもおかしいくらいピュアな印象ですね。田舎の小・中合わせて7人の学校とちいさな村の出来事なのでとってもスローなんですがそれがたまらなく懐かしい。夏は山の中を通って海へ行って遊び、秋はお祭があり春は桜が咲いてと映像を見ているだけで心が豊かになります。島根の浜田周辺が舞台のようなので例によって日本海の海がはんぱなく美しい。この地方は島根でも西のほうの「石見言葉」なので「ゲゲゲの女房」で使われる「出雲言葉」と違って「ありがとう」は「だんだん」ではなく「おおきに」と言っています。その他私も少しだけ知っている石見弁なので面白さが増しました。


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September 05, 2009

クライバーのカルメン

オペラシリーズとして第1回の「カルメン」が990円だったのでクライバーの指揮見たさで即購入しました。リビングのオーディオセットで聴けるよう光ケーブルなんかを引き回して準備OK。案の定前奏曲からカッコよさ全開note

これだけ躍動感のある演奏はさすがクライバー。ただ、音があまりよくないのでだんだん聴くのがしんどくなってきた。仕方ないけれど歌はともかくアップで見るとおばさんチックなカルメンのために人生棒に振るホセもなぁ、なんて考えて結局1幕で一旦休憩です。続きは明日。

庭の朝顔はもう1つだけどオーシャンブルーだけは別格です。

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June 26, 2007

椿山課長の7日間

土・日は久しぶりにDVDを借りて見ていました。新聞の朝刊に連載されていた浅田次郎の原作を読んでいたのであらすじは知っていたけれど西田敏行と伊東美咲の組み合わせが面白そうなので借りたのです。筋を知っている人ならこの二人の(笑える)関係がすぐに分かるのですがね。ストーリーは例によって浅田ファンタジーで、死んだ人間が特別の計らいで初七日まで他人の身体を借りて現世に戻れるというお話しです。でもどんな姿になるかはお楽しみというわけです。あまりしゃべるとネタバレになるので止めますが楽しめる映画です。例によって西田さんは中年おじさん役がピッタリですが伊東さんは少しきれいすぎですね。私はもう少しフツーぽい役者さんの方がいいです。ほとんどが笑ったり真面目なシーンなんですが、生みの親に会いに戻った男の子を(女の子の姿になっているのに)母親が見抜くシーンは泣けました。確か初七日まで魂が霊となって浮遊状態で現世にあり、7週間かけて三途の川を渡って仏になるんですよね。今月は母親の13回忌だったのですが12年前の葬儀の次の夜中に奥さんが寝ていると「私、死んだの?」と母親から電話がかかって来たので「お母さんは本当に死んだのよ」と答えると電話が切れたそうです。いや、夢の中ですよ。こういう時ははっきりと言わないといつまでも霊がさまようとか。奥さんや田舎の実家にはこの類の話が一杯あります。でも息子の私には電話もメールも一切来ないです(笑)。毎晩酒を飲んでグウタラ寝ているのを知っているので母親もまったく当てにしていないんですね。息子より病院で最後まで面倒を見てくれた嫁の方が頼りになるみたいです。

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August 05, 2006

猟奇的な彼女

これは有名な韓国映画で、DVDを借りるのも2回目です。ところが主演の女優のハチャメチャさだけが記憶に残って細かいストーリーを忘れていました。2回目で本当にこの映画の良さが分かりました。女優さんも魅力的だけど、わがまま一杯に振り回されても一生懸命彼女に尽くす男の子が本当に優しくていいです。彼女を思って行動しているうちにぼやっとして頼りなかった彼が次第に男らしくなり彼女も女性らしくなっていく様は恋愛の理想像かもしれません。ラストシーンはちょっと都合良すぎるけれどファンタジックな面もあってグッドでした。

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May 04, 2006

「オーケストラの少女」

ストコフスキーが失業した楽士を集めたオケを振るという大変有名な映画ですがゆっくり見たのは初めて。父や多くの失業楽士のために奔走する娘がディアナ・ダービン。リハの会場に入り込んで歌ったり最後はストコさんのおうちにまで押しかけて大勢で演奏するという無茶な展開でも結構感動するのは音楽家はよい音楽に心を動かされるというコンセプトに共感するからだろう。モーツアルトの「ハレルヤ」を見事に歌う娘に初めて笑顔を見せるストコさん。臨時の失業楽団の「ハンガリー狂詩曲」に思わず指揮をしてしまうシーンは分かっていてもホッとします。当時のストコフスキーは銀髪で柔和な顔にぴったりとしてウェストをしぼったセクシーなタキシード姿で女性ファンが多かったのが分かりますが指揮自体はそれほどスマートではなく軍楽隊の指揮みたいです。マナージャ役の俳優が若いときのカラヤンそっくりなので笑ってしまった。原題は「100 MEN and a Girl 」

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