July 19, 2008
NML(CD92.131)から。インゴ・ゴリツキのオーボエ、リリング指揮、シュットガルト・バッハ・コレギウムの演奏。最近はブログの更新も週1回程度になってしまいました。暑いのと野球に体力の大半を取られるため、ということにしておきましょう(笑)。でも音楽は毎日欠かさず聴いています。車の中ではプッチーニのオペラ、家でもモーツアルトのオペラ、休みはワーグナー、寝る前はシューベルト・・・なんて無茶苦茶ですよね(笑)。さて、ナクソスで見つけたこのアルバムを何となく聴いていたんですがト短調BWV1056Rの2楽章なんて良く聴くじゃないですか。その昔スィングル・シンガーズもアレンジしていました。この暑さですからオペラも悪くないんですがこういった清涼剤がありがたいですね。 ちょっと暗い音色のオーボエですがテクニックもいいし安定感があって結構聴きほれてしまいました。もちろんリリングとオケは申し分ありません。
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July 13, 2008
HDDレコーダーに録画した放送を見たんですがこれは面白かった。ユンディ・リがショパンコンクールの優勝者で人気のある(特に女性に)ピアニストくらいは知っていたんですが、実際に画面で演奏を見て聴くとこれはすごいピアニストだと思います。特に小澤さんとベルリンフィルとのコンサート曲目であり録音するプロコフィエフの2番の協奏曲が信じられないほどの名演です。
しかし小澤さんってこういう若手に優しいんですね。テンポでもほぼユンディの言うとおりに速くするのでオケの緊張感が半端じゃないです。こういうときの小澤さんやベルリンフィルは「よっしゃ、まかしとき」とばかりに一体になるのが凄い。その点カラヤンは絶対に自分のテンポを譲らないので若いときのムターやキーシンは仕方なくゆっくりと弾いたそうです。さて、この放送があることを教えてくれた隠れクラシタン仲間はこのプロコの2番をiTunesで買ったのですが、ご好意で聴かせて頂きました。全曲聴くとまさに「すばらしい」の一言ですね。かみそりのような切れ味のユンディのピアノとこちらは重心が低くて迫力満点のベルリンフィルのぶつかり合いが見事です。間違いなく最近聴いたベストです。
さて、カサブランカは咲いたのですが庭にその他のお花はありません。でも暑い時に緑がたくさんあるのはいいですね。

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July 09, 2008
ゲザ・アンダのピアノと指揮、カメラータ・アカデミカ室内管弦楽団。iTunes-Shopで手に入れたものをポツポツ聴いています。iTunesのいいところは私のようないい加減な聴き方をしても最後に聞いた曲が分かることで、特にワーグナーなんか途中で止めたときも次はその場所から聴くことができることです。まあ、こんな聴き方は邪道なんですがね。さて、ゲザ・アンダというと私はバルトークなんかを思い出すのですが、このモーツアルトも颯爽とした演奏でこの12番なんか愉悦感に満ちた素晴らしい演奏だと思います。
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June 12, 2008
NML(PTC5186064)から。ユリア・フィッシャーの独奏、クライツベルク指揮、オランダ室内管弦楽団の演奏。8分程度の短い曲ですがモーツアルトの魅力一杯で疲れた時に聴くとホッとします。ユリア・フィッシャーは若くて美しく演奏も達者で私としては何の文句ありません(笑)。いや伴奏のオケも室内オケながら重心の低い安定した見事なサポートです。また、このアルバムの最後に入っている「ロンド 変ロ長調 K.269」は更に短い曲ですがもっと愉悦感があってこちらも楽しめました。
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May 30, 2008
NML(LAN0047)から。マックス・ルドルフの指揮、メトロポリタン歌劇場管弦楽団の演奏、ピアノはこの曲を委嘱した本人であるパウル・ヴィトゲンシュタイン。1940年前半のモノラル録音と思われ音量が大きくなると音が割れ気味ですが以外に良い音です。思い入れがあって聴くからではないと思いますが出だしから何ともいえない凄みのある演奏です。左手で低音部を弾いた後高音旋律に重ねるため思い切りペダルを使っていることがよく分かります。またそのキータッチがとても透明で彼が一流のピアニストだったことが証明されます。オーケストラもとても立派なバックでサポートして聴き応えのある演奏でした。
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May 22, 2008
NML(CHAN241-25)から。ネーメ・ヤルヴィの指揮、ロンドン・フィルの演奏、ピアノはジェフリー・トーザー。メトネルはロシアの近代の作曲で小曲はCDにもありますが今回3番まであるピアノ協奏曲の1番を初めて聴きました。豪壮な曲ですがロシアンムード一杯でおまけにオケが達者なのでなかなか聴き応えがあります。その割に有名にならないのはちょっとラフマニノフを髣髴とさせる曲想が却って損をしたのでしょうか。ジェフリー・トーザーはCHANDOSにメトネルの曲をたくさん録音しているので権威なんでしょうね。録音も優秀でオーケストラやピアノの音が痛快です。1番しか聴いていませんが2枚組のこのアルバム楽しめますね。
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May 15, 2008
NML(TROY076)から。渡邊暁雄さんの指揮、日本フィルの演奏。ヴィオラ独奏は最初のジュリアード四重奏団のメンバーだったラファエル・ヒリヤー。とても懐かしい渡邊さんの演奏がナクソスで聴けるとは思わなかったので期待一杯で聴きました。ヒンデミットのこの曲はヴィオラ協奏曲なんですが独奏を引き立たせるためヴァイオリンとヴィオラが無いという不思議なオーケストラ編成で書かれているそうです。確かにヴィオラソロの存在感は大きくて成功しています。また高弦群が無いためハープがとても効果的に聴こえます。不思議な題名ですがもちろん舞台で白鳥のバーベキューをするわけではなくそれぞろの楽章に引用された物語の名前で、「白鳥・・・」は3楽章ですね。演奏ですが、たっぷりした音色のヴィオラも渡邊さんの指揮のせいかヒンデミットにしては少々まろやかに聴こえるオケもすばらしいです。昔の日フィルを知っている身には感動ものでした。でも渡邊さんのあの上品なおしゃべりはホント良かったですねぇ。 センスあるジャケットと懐かしさも含めて特選です(笑)。
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April 29, 2008
スピヴァコフの指揮、サンクト・ペテルグルグ室内管弦楽団の演奏、ピアノは17歳だったキーシン。最近買ったキーシンの10代のときの演奏を集めた4枚組のセットから。なぜ急にキーシンかというとテレビで見たカラヤン特集で彼の演奏を聴いたカラヤンがキーシンの母親に「彼は天才です」と言ったというエピソードを聞いたからです。私の動機はいつも極めて単純なんです(笑)。このセットにはチャイコン、ショパンの協奏曲、マズルカ、ソナタ、リスト、シューマンなどが収められていて若きキーシンを知るには絶好のものです。ライブ録音が多いと見えてミスタッチも多いのですがそれ以上に彼の若さ一杯のフレッシュな魅力を満喫しました。まだ13歳の時のショパンはさすがにまだ未成熟と思いますがそれなりの清楚さもあって捨てがたいですね。さすがに17歳の時のリストやシューマンはもう立派な大人の演奏です。どれもステキなんですが今日はバリバリ弾きまくって作曲者も満足したであろうこの曲を選びました。さて、2時からは野球中継です。4月になってから毎日音楽を聴くひまも無くテレビやラジオの前でコーフンする日が続いています。まあこれも楽しみの一つです。
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April 15, 2008
NML(8.570485)から。昨日に続いてヘルムート・ミュラー=ブリュールとケルン室内管弦楽団の演奏。Sebastian Knauer(セバスチャン・ノイアーかな?) の独奏によるピアノ協奏曲です。独奏者は1971年生まれの若手ですがナクソスミュージックには珍しくしっかりプロフィールが掲載されていました。このアルバムが録音された2007年(新録音ですね)では37歳です。ハイドンのピアノ協奏曲の録音はピアノフォルテが多いのですがここでは現代のピアノを使っているのと例によってこのオーケストラの音が古臭くないので聴いていてとても快いです。こうやって現代のピアノで聴くハイドンのピアノ協奏曲はとても新鮮な魅力があります。モーツアルトだといわれたら多くの人は信じるでしょうね。昨日のヴァイオリン協奏曲もそうでしたがこんなステキな曲はもっと演奏会のレパートリーに取り入れられるべきだと思います。うーん、ハイドンって奥行きが深いです。ナクソズの地味なジャケットですがこれは結構好きな絵柄です。
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April 14, 2008
NML(8.570483)から。ミュラー=ブリュールケルン室内管弦楽団の演奏、独奏はオーギュスティン・ヘイドリッヒ(かな)。いつものように気まぐれにナクソスミュージックから選んだのですがこれは大正解でした。この演奏団体の古典派の演奏はまず当たり外れが無いのですが特にハイドンはすばらしいと思います。一応ピリオド奏法なんですがノリントン氏のせいで嫌いになった私でも(笑)いいなと思わせる説得力があります。奏法にこだわるというより出来上がる音楽の形を考えて長年研究した演奏スタイルだからでしょう。 もう1つ聴いていて快いのは低音弦の響きがとても豊かなので重心が低いことですね。このアルバムにはHob.VIIa:1からVIIa:4まで4曲納められていますがハイドンのバイオリン協奏曲はもっと聴かれていいですね。
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April 11, 2008
NML(SMCD5207)から。ジェイムズ・エーネスの独奏、おなじみデュトワの指揮、モントリオール交響楽団の演奏。ちなみにナクソスミュージックで聴けるデュトワはこのアルバムだけですが、やはりというべきかオケの立体的な迫力がすばらしいです。ヴァイオリンもたっぷりとした美音で技巧も申し分ありませんが、オケの魅力も相まってステキなアルバムになっています。実は私はブルッフはそれほど好きでもなかったのですが、ハイフェッツのSACD晩を買った後何度も聴くうちに好きになったのです。しかしデュトワは本当に上手いなぁ。このアルバムには同じくブルッフの3番も納められていますが2番は別のアルバムで、オケは同じモントリオール饗で指揮はバンクーバーの指揮者ベルナルディです。こちらも文句無いでしょう。
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April 02, 2008
NML(BIS-CD-470)から。アルフ・ニルソンの独奏、ネーメ・ヤルヴィの指揮、ストックホルム・シンフォニエッタの演奏。シュトラウスのホルン協奏曲は有名だけれどオーボエ協奏曲は初めて聴きます。というか今日の選曲もシュトラウスを彷徨ったあげくたどり着いたものですが、こんなに美しい協奏曲が聴けて大正解でした(笑)。室内管弦楽なので実にアットホームな響きで1楽章のクラリネットとの掛け合いなどとてもチャーミングです。2楽章も穏やかなアンダンテですが心に染み入るオーボエがステキです。いや、ニルソンは音色だけでなくテクニックもすばらしくて心底聴き惚れましたよ。さて、それにしても録音魔であるヤルヴィのディスコグラフィーはすさまじい量ですね。どちらかというとオーソドックスなドイツものよりもちょっとマイナー(といっては失礼ですが)気味の作曲家の録音が多いのでこれも興味をそそられます。
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March 31, 2008
NML(CHAN8840)から。スーザン・ミランの独奏、ヒコックスの指揮、ロンドン市シンフォニアの演奏。ジョリベびはもう1つフルートと打楽器のための協奏曲がありますが聴いたのはフルートと弦楽器のための方です。10分くらいの短い曲だけど穏やかなフルート協奏曲ではなく全編にみなぎる緊張感がとても快いですね。特に時々入る低弦のピチカートがとても効果的です。聴いている途中で私は何となくオネゲルを連想しました。ミランはイギリスの有能なフルーティストですが、現在は出身校でもあるRoyal College of Musicの教授だそうです。ヒコックスと相棒のオケはいつもながら達者なサポートをしています。
さて、昨日はあいにくの雨でしたが長男の用事に付き合って2時間ほど込み合う町に出て昼過ぎには最寄の駅でバイバイです。ブログを書いたり音楽を聴く時間は無かったけれどトラがめずらしくがんばったのでまずまず満足した1日でした。
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March 09, 2008
アバド、ベルリンフィル、ポリーニのピアノによる演奏。これもiTunesで買ったもので400円でした。どうも根がけちな性分なのでこの値段でこのメンバーならすぐに手を出してしまいます(笑)。というかCDではセル、カーゾンの喧嘩みたいな(でも名演奏です)のとこれは重厚なイッセルシュテットとブレンデルの2枚だけなのでこのコンビのブラームスはとても魅力的だったのです。2人ともイタリア人だからというわけではないのですが重苦しい雰囲気のブラームスではなくどこか華やかささえ垣間見えてしかも豪快でなかなかの名演奏でした。実は先週同じメンバーによる「皇帝」を買ったのですがこれは私の好みには合わずちょっと残念だったのでこれで挽回しました。アバドのブラームスは大好きなんですがベートーベンはイマイチですね。
今日は朝から日差しが強く庭の草花の色彩が鮮やかになってきました。いい季節です。

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March 04, 2008
PTC5186095から。クライツベルクの指揮、ロシア・ナショナル管弦楽団、ヴァイオリン独奏はユリア・ フィッシャー。
現題は「メランコリック」ですが「憂鬱な」とすっぱり訳すのはどうかなと思います。「感傷的な」の方が良いと思うのですが。いずれにしてもチャイコフスキーにぴったりですね。というか後に書かれたヴァイオリン協奏曲の2楽章の原曲みたいです。チャイコフスキーくらいヴァイオリン曲が似合っている人もいないのでもう2,3曲書いてくれていたらと思います。このアルバムのメインはそのヴァイオリン協奏曲ですが、この後に入っているワルツ・スケルツォは粋な佳曲です。フィッシャーはアクのないすっきりとした演奏で好みはあるでしょうがバックのオケが上手なサポートなので安心して聴くことができます。
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March 03, 2008
カラヤン、ベルリンフィル、クリスチャン・フェラスの独奏による演奏。LPでとても感銘を受けた演奏ですが無くしてしまい、でもどうしても聴きたいので先日CDを購入しました。
日本製のCDを買うのは久しぶりですよ(笑)。LPの時は自作の真空管アンプとのマッチングがとても良くてあの柔らかい音が出るか危惧したのですがまずまずいい音が出てくれたので一安心。カラヤンとフェラスの相性はとてもよくてシベリウスなんか私の一押しですがこのブラームスでもオケも独奏も明るい音色で爽やかで、ブラームスは暗いなんて思っている方はぜひ聴いていただきたいです。1楽章の開始しばらくでさっと視界が広がるような開放感はカラヤンならではの醍醐味だし、2楽章のオーボエソロが見事なのはいうまでもないです。1964年の録音ですがアナログの良さが最大限に出た名録音です。
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February 25, 2008
NML(8.550729)から。ニコラス・ウォードの指揮、ノーザン室内管弦楽団、ノーバート・クラフトのギター による演奏。
クラフトはカナダのギタリストでオケはイギリスということで決して華やかではないけれど実に落ち着いた雰囲気はもはやこの曲がローカルなムードで売るだけではなくなったのだと感じる優れた演奏です。例によってNAXOSの地味なジャケットなのでNMLのトップで誘われなかったら聴いていなかったかもしれないけれどこれは聴いてよかった。しかし有名な2楽章はともかくその他の楽章では音量の小さなギターをかばうようにひそやかに演奏するオーケストラがとてもいいです。このアルバムには他にヴィラ=ロボスとカズテルヌーヴォ=テデスコのギター協奏曲が収められていてどちらもステキな曲で大いに楽しめました。
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February 18, 2008
NML(CD93.129)から。パウル・ザッヒャーの指揮、南西ドイツ放送交響楽団、独奏はシェリング。1960年の録音。
この2枚組のアルバムにはグルダ、グリュミオー、シェリング、そしてブレインによる協奏曲が収められています。持っていないグリュミオーの4番を聴くのが目的だったのですが、このシェリングの演奏もすばらしいのと彼のモーツアルトは初めてだったのでこちらに切り替えました。ここではシェリングは音色の美しさはもちろんですが、実に丁寧な演奏に終始していて特に2楽章など惚れ惚れするほどの美しさです。落ち着いた音色のオケもぴたりと寄り添って華やかではないけれど大人の味わいですね。ちなみに老練のロスバウトと組んだブレインもカラヤンのときよりも遅いテンポでじっくり吹いています。グルダは未聴なんですがこのアルバムは値打ちものです。
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February 12, 2008
NML(CDS131)から。フェリックス・アーヨのヴァイオリンと指揮、シンフォニア・ペルジナ管弦楽団の演奏。
懐かしいアーヨの名前を見つけて思わず聴いた曲です。といってもアーヨの「四季」は持っていないのですがこのすばらしく美麗なヴァイオリンの音色は昔と同じなんでしょうね。このヴァイオリンでタルティーニの甘く切ないメロディーを切々と歌い上げてこりゃいいですよ。オーケストラと言っても弦だけで8人くらいでしょうか、なんとも優雅な演奏でこれがあの「悪魔のトリル」と同じ作曲家とは思えませんね。ちなみにタルティーニは20歳くらいからヴァイオリンを引き出した晩学な人ですがたくさんのヴァイオリン協奏曲を作曲していてアーヨも3枚のアルバムに録音しています。これはその第2集から選んだものです。
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January 29, 2008
NML(ABC9826976)から。ジェフリー・ペイネのトランペット独奏。ミヒャエル・ハラースの指揮、メルボルン交響楽団の演奏。トランペット名曲集というアルバムで最初ハイドンを聴こうと思ったけれど気が変わりました。8分程度の曲ですが序奏があってラッパが朗々と歌い最後はアレグロでちょっと難しい高音などを吹きまくって終わり。やっぱりオペラのアリアと同じですよ(笑)。ペイネのソロはやわらかい音色で派手さは無いけれどかなりの腕です。実はこのあとやっぱりハイドンも聴いてしまったのですがオケも含めて上品な味わいがとても良かった。またメルボルン交響楽団といえば岩城さんを思い出してwikiで見ていたら懐かしくなってきました。ウィーンフィルを振りたいとカラヤンにねだったら「まだ早い」と言われたことを本で読んだのですが1977年にハイティンクの代役で振っていたんですね。良かった。
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January 24, 2008
NML(ATM-CD-1656)から。ゴルシュマンの指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏、ヴァイオリンはミッシャ・エルマン。これもあれこれNMLを探していてたどり着いたアルバムです。「のだめ」で千秋がコンクールの審査曲にこの曲を引きあてたと思っているのですが録画の失敗で後半が見られてません。このアルバムは1960年台前半の録音だと思いますがちゃんとステレオになっていて音も良好です。私の刷り込みはグリュミオーとロザンタール、ラムルー管のそれこそ目の覚めるような演奏だったのでそれ以後は何を聴いても物足らないのですが、これはエルマン晩年の演奏で切れ味はともかく貫禄でチャーミングに聴かせてくれます。また、このアルバムにはハチャトゥリアンの協奏曲もあるのでこちらも楽しみです。
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January 04, 2008
ミュンシュの指揮、ボストン交響楽団、ハイフェッツの独奏。SACDなので美しい音ですが1955年の録音なのと地味な曲なのでライナーの「英雄の生涯」みたいなビックリはないですね。演奏はよく言われたあっさりすっきりとしたもので純ドイツ風のベートーベンじゃないけれど、今聴いてみると結構しっくり来ます。カデンツァが聴きなれないのでジャケットを見たらアゥアー&ハイフェッツとありました。アゥアーってチャイコフスキーが献呈したVn協奏曲を最初は弾かなかったので悪役になった人ですね。でも弟子のハイフェッツが得意曲にしたから面白い因縁です。ハイフェッツは2楽章の終わりにもちょいと技巧的なカデンツァを入れているのが彼らしいです。LPも持っているんですがよい音で聴くと特にヴァイオリン曲は見違えるようでハイフェッツも満足でしょうね。私はミュンシュの後にボストンに来たラインスドルフも結構好きなので当時バーンスタインと対抗して入れていたマーラーそしてお得意のプロコフィエフをSACDで復活して欲しいと思います。さて、風邪気味とはいえ新年になってやっとまともな音楽記事を書くことができました。ブログのタイトルを「今日もボチボチ」に変えなきゃダメですね(笑)。
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December 27, 2007
久しぶりにステキな「皇帝」を聴きました。ライナーの指揮、シカゴ交響楽団、ピアノはクライバーン。1961年録音のSACDです。クライバーンも若々しく爽やかな演奏ですがどうしてもピアノより指揮者に目線いや耳線が行ってしまうのですね。LPでも持っていたのですが録音がすっきりしたこともあって見通しがよく胃にもたれない「皇帝」とでも言いましょうか。ドイツ風ではないにしても名演です。さて、今回のタイトルが「皇帝」でないのは聴きながらどうしてもライナーの指揮姿を思iい浮かべるからなんです。テレビで昔1度か2度しか見ていないのですが小さなビートで大きな音楽を作り上げる姿は本当にカッコいいですよ。はっきり言って私は身振りの大きな指揮者はあまり好きじゃないのです。まあ先駆者的存在のバーンスタインはいいとしても指揮台の上で踊ったり動き回るのはどうかと思うのです。特にクライマックスで「それっ」と団員を指差す指揮者はちょっとねぇ・・・。カラヤンはソロパートになると指揮棒を手の内側に入れてその楽員を棒で指すことはしなかったと読んだことがありますがウィーンフィルだけかな。小澤さんも若いときは動きは大きいにしてもそれ以上に目線と棒振りが実にシャープだったです。あとマタチッチさんも好きでした。横丁のご隠居さんみたいな風体で手をふわーっと広げるだけで堂々とした音がN饗から出ていました。貫禄ですね。ということでライナー大好き。そうそう「皇帝」と一緒に入っているシューマンもすばらしいですよ。
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December 18, 2007
NML(8.557552)から。ステファーニァ・リナルディの指揮、アルマ・マーラー・シンフォニエッタ、フランチェスコ・ニコロージのピアノによる演奏。ロベルトではなくクララが作曲したピアノ協奏曲です。演奏者はピアノ以外は全て女性ですが、これはほぼご想像の通りオケ自身の名前の由来が、知性的で美しく才能がありしかも積極的に女性作曲家を援助したアルマに因んだということです。要するに彼女は女性音楽家の鑑であるということですね。例によって興味半分で聴き始めたのですが、ところどころにご主人のロベルトやショパンの趣もあり結構楽しめました。特にピアノパートは男性的でもあって聴き応えがあります。8人の子供の母であり演奏旅行にも忙しかった身でありながらこれだけの協奏曲が書けたことは素晴らしい努力ですね。ちなみにこのアルバムに入っているピアノ三重奏曲の方はもっと上手に書かれててさらに楽しめました。
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December 14, 2007
ハイフェッツの独奏、ウォルター・ヘンドルの指揮、シカゴ交響楽団の演奏。これもSACDフォーマットです。ハイフェッツのステレオの主要CDはかなりSACDになっていますが私はこのシベリウスを真っ先にセレクトしました。指揮がライナーでないのが残念だけどヘンドルも見事なサポートですよ。彼はニューヨークフィルでロジンスキーの副指揮者だったそうですが戦後初めて来日したオーケストラであるシンフォニー・オブ・ジ・エアの指揮者として来日しています。さて、ハイフェッツですが私の知る限り協奏曲録音の中ではこのシベリウスが最高だと思います。私の刷り込みはフェラスで、カラヤンのバックが見事なのでこれが一番と思っていましたがやはりというかハイフェッツの研ぎ澄ました冷たい切れ味はこの曲にピッタリです。オーケストラもすばらしい。1959年の録音ですがSACDになってすっきりした音になったようです。またこのアルバムにはミュンシュがバックを振るプロコの2番とヘンドル、シカゴとのグラズノフの協奏曲もあり、どちらもハイフェッツ向きというかすばらしい演奏で楽しめました。ちなみにSACDシリーズのジャケット写真のバックはよく見ると当時のLPをずらりと並べたものなんですがそれも古くて角っこが擦り切れていて懐かしいです。家にはまだ一杯あるけれど・・・。ミュンシュのシューマンの1番「春」とか見えるのでこれもSACDにしてほしいですね。
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November 30, 2007
NML(PH06005)から。ヴァントの指揮、ケルン放送交響楽団、ホルンはヘルマン・バウマン。出だしから何とも豪快なホルンの音に圧倒されます。バウマンがバルブ無しのナチュラルホルンでモーツアルトの全協奏曲を吹いたLPを持っていますが少々苦しいにしてもなんというテクニックだと感心していました。だから普通の(?)ホルンならもう無敵ですよね。ブレインのように細かいテクニックというよりやはりバリバリ吹きまくるという感じの豪快さが魅力的です。このアルバムは「ヴァント・エディション」というシリーズの中の1枚で、メインはモーツアルトのピアノ協奏曲20番ですがこちらもフィルクスニー(懐かしい名前)の独奏でヴァントのサポートも見事な実にステキな演奏になっています。これも当ブログの推薦盤です。
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October 18, 2007
NML(8.553979)からオーボエとチェンバロのための協奏曲ヘ長調。シュテファン・シッリのオーボエ、ベーラ・ドラホシュの指揮、ニコラウス・エステルハージ・シンフォニアの演奏。 お気に入りのシッリつながりでこの曲を見つけました。ホフマンという作曲家は初めて聴きますが今回は曲よりもまず演奏者です(笑)。シッリは相変わらず切れのいい音色と達者な技巧で文句は無いのですが特にこの曲ではチェンバラとの掛け合いが楽しいです。オケも1楽章ではホルンが活躍しますがそれこそ森の中から聞こえてくるような素朴で迫力のある音でいいですね。最近、平日にはこの時代のこれくらいの編成の協奏曲をよく聴いていますがぜんぜん飽きないです。と言うか私が余り身を入れて聴かないからですが(笑)。そうそう、ホフマンには永い間ハイドンの作だと言われていたフルート協奏曲があるので次はこれを聴きましょう。オーボエ以外は同じ演奏者なのでフルートはきっとドラホシュさんだと思ったら瀬尾さんという日本の若い人でした。若手のホープだそうでこれは楽しみです。しかもイケメンです(笑)。
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October 10, 2007
NML(BIS-CD-914) C.P.E. バッハ「鍵盤のための協奏曲全集10」から。ペーター・シュッツの指揮、コンチェルト・アルモニコの演奏、タンジェント・ピアノがミクローシュ・シュパーニ。初めて聞くタンジェント・ピアノとはshuweizer-music先生の記事によるとどうやらチェンバロとフォルテピアノのあいだに位置するみたいですね。先生にはいつも本当にお世話になります。実は先生の記事では協奏形式でのソナチネについて詳しく書かれておられるのですが私は逃げますね(笑)。とにかくこのタンジェント・ピアノの音色がとても美しいのです。私はフォルテピアノの音は好きじゃないのですがこれはチェンバロの響きも少しあってとても気に入りました。まあ例によって音楽がどうのという評論は出来ないのですがこういう音楽大好きです。しかしいつも思うことですがNAXOSやBISのレーベルはこういったマニアックな音楽全集をしっかり録音するんですね。このC.P.E.バッハの鍵盤のための協奏曲全集も14まであるんですよ。営業重視では考えられないことで本当にすばらしいことだと思います。
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October 04, 2007
NML(PTC5186001)から。ヴェスコ・エシュケナージのヴァイオリン、マルコ・ボーニの指揮、コンセルトヘボウ室内管弦楽団の演奏。正式名称は「 ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲」とあります。長く見つからなかった楽譜を1951年にメニューヒンが発見したそうです。有名なホ短調と比べて知名度がはるかに劣るにしても暗く悲劇的な出だしには惹きつけられます。管楽器や打楽器が入らないためか独奏ヴァイオリンに遠慮してなのか低い音域や低弦などが優先されているようです。ほんとかな(笑)。2楽章はヴァイオリンと低弦楽器の掛け合いもあってなかなか楽しめます。また3楽章の舞曲のような速いテンポのアレグロは聴きものです。多分初めて聴く曲ですがメンデルスゾーンってヴァイオリン協奏曲が上手ですね。ヴァイオリニストもよく知りませんが文句は無いしオケも美しい響きでサポート以上の仕事をしています。推薦です(笑)。
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October 01, 2007
NML(PH05045)から。ニキタ・マガロフのピアノ、ギュンター・ヴァントの指揮、北ドイツ放送交響楽団の演奏。ジャケットにはヴァント・エディションと書いてあるので先日の「ローマの謝肉祭」など一連のシリーズ物みたいです。客席からのノイズが聞こえるのでライブ録音でしょう。さて、ここではなによりニキータ・マガロフの名前がとても懐かしいです。私は1枚もレコードを持っていないのですがレパートリーが広くショパンの全曲を録音したそうですね。さて、ハイドンのピアノ協奏曲の録音はフォルテ・ピアノで演奏されることが多いようですが私はどうもこの音色が好きではありません。マガロフは普通のピアノを使って奏法で音色を近づけているようです。この協奏曲はいかにもハイドンといった明るさと楽しさで満ち溢れていますが、ヴァントの指揮するオケが本当にすばらしい。イッセルシュテットが育てたオケですが彼が率いてニューヨーク公演を行った際もこの都市で最高に口の悪い評論家を参らせたということです。管楽器はアメリカに一杯上手な奏者が居ますがこのオケの弦にほれ込んだという逸話です。その時と同じかどうか知りませんがここでも自発的なアンサンブルで音楽を演奏する愉悦といったものを感じます。この他にオーボエ協奏曲、76番の交響曲が入っていてステキなアルバムです。
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September 18, 2007
NML(8.111246)から。ダヴィッド・オイストラフ、オーマンディ、フィラデルフィア管弦楽団の演奏。これもナクソスのヒストリカルシリーズでクレンペラーと同じ1955年の録音でやはりモノラルですが大変良好な音質です。ナクソスのオーマンディつながりで出てきたもので今さらメンコンとも思ったのですが、聴いてみたらこれがすごかった。こういうときの表現がすっと出てこないのがもどかしいのですが要するに「これがメンコンだ!」ですね。低音から高音までたっぷりとした美音と歌いまわしの見事さはうわさどおりのオイストラフです。ほんの少しいやみにならない程度のポルタメントもこの曲でこの演奏なら文句なしですね。いや、恐れ入りました。そうそう、オーマンディのサポートは言うまでもないしフィラ管も美しさの限りです。LPではまあ定番のスターン、デユトアのサポートで買ったチョン・キョンファ、これも定番のハイフェッツ、CDではちょっと老化の入ったリッチ、アバドとVPOのバックが申し分ないけれどちょっとおとなしいミルシュタインなどどれも私には78%程度の満足度だったんですがこのオイストラフは88%です。最新ステレオ録音なら100%ですね。ただこのコンビのステレオ録音もあったように思うのですが記憶が定かではありません。いや、昔の大家ってすごいんだと認識を新たにした次第です。
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September 05, 2007
NML(8.553979)から。ベーラ・ドラホシュの指揮、ニコラウス・エステルハージ・シンフォニアの演奏。昨日に引き続きシッリつながりで初めて聴くホフマンの協奏曲です。いやマルチェルロも初めてでしたが・・・・(笑)。しかしまだ全部聴いたわけではないのですがこの時代には多くの協奏曲があって華やかだったんですね。だからバロックなのか?関係ないか(笑)。そしてナクソスレーベルではそれらのかなりの曲を全集として録音しています。こういう地味な努力は素晴らしいと思うのです。今回のオケは始めて聴きますが1992年にハンガリー交響楽団のメンバーを主体として主に録音用として編成されたようです。したがって演奏する曲によってサイズの変更は自由なのでオペラを含めたかなりのレパートリーを録音しています。指揮者のドラホシュはブダペスト交響楽団の指揮者だそうです。しかしハンガリーの団体ってメリハリのある元気の良い演奏をしますね。ポジティブな国民性なんでしょうか。
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September 04, 2007
NML(8.551077)から。オーボエ独奏はシュテファン・シッリ、ヘルムート・ミュラー=ブリュールの指揮、ケルン室内管弦楽団の演奏。私の大好きなメンバーによる演奏です。美しい音色と達者な技巧のシッリと爽やかにサポートするオケのコラボで文句ありません。このアルバムには「ローマのクリスマス」という副題が付いていてバロック時代のイタリアの作曲家による協奏曲などが納められています。アルビノーニのニ短調のオーボエ協奏曲やコレッリの「クリスマス協奏曲」が収められているのでなおさら魅力的です。ケルン室内管弦楽団は20年ほど前まではピリオド楽器・奏法専門だったのが今は現代楽器で適宜奏法を使い分けているようです。協奏曲の伴奏ではそう感じないのですがコレッリなどではあまりビブラートをかけていないことが分かります。なかなか一筋縄ではいかない団体ですね。ちなみにシッリはバイエルン放送饗の主席だそうですがこのオケのメンバーでもあるそうです。
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August 20, 2007
NML(8.550739) アルビノーニ:オーボエ協奏曲集1から、ハ長調 Op.9 No.5 。ジョン・ジョージアディスの指揮、ロンドン・ヴィルトゥオージの演奏、オーボエはアントニー・カムデン。ヴィヴァルディのオーボエ協奏曲と同様この猛暑の時期に聴くには最適な音楽です。高原のそよ風のような爽やかな音楽を聴いているだけで暑苦しい気持ちが癒されます。ナクソスミュージックにはこの曲集が3巻まであり、調性こそ違え多くがアレグローアダージョーアレグロの基本形なので退屈するとお思いでしょうが全然そんなことはありません。オケも文句はありませんがオーボエ独奏のカムデンはアバド時代のロンドン饗の主席だったそうで上手いはずです。
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August 18, 2007
NML(PTC5186059)から。ユリア・フィッシャーのヴァイオリン、ヤコフ・クライツベルクの指揮、ロシア・ナショナルフィルの演奏。この猛暑に聴く音楽などあるかと思うのだけれど何となくナクソスミュージックのお薦めを聴いてみたらこれが面白かったのです。ハチャトゥリアンの名前だけで大汗をかくつもりだったのが1楽章からのリズミカルでオリエンタルなメロディについ乗せられて最後まで楽しく聴いてしまった。ハチャトゥリアンは大騒ぎする音楽も多いけれどこういった小粋な音楽も多くて一筋縄ではいきません。ヴァイオリンのフィッシャーは新人みたいだけれど十分聴かせてくれました。
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August 08, 2007
NML(8.554676)から。アニトニ・ヴィトの指揮、ポーランド・カトヴィツェ放送交響楽団、イェネ・ヤンドーのピアノによる演奏。世間の評判があまりよくないドヴォルザークのピアノ協奏曲だけど心のこもった演奏者のおかげなのか私にはファンタジーあふれるよい曲だと楽しめました。1楽章は最初の主題が出て弦楽器で受け渡していくところ、特にドヴォルザークで大事なチェロの内声部の歌が心に響きます。こういうところヴィトは本当に上手ですねぇ。確かに彼の初期の交響曲みたいに構成力や推進力には欠けるけれどその分歌心も多くヴィトの見事なサポートで十分に美しい仕上がりになっています。ただあまり盛り上がりが無いままの40分というのは少し長いですね。ヤンドーもきれいなタッチで こちらも文句はありません。ヤンドーはプロフィールでもっとも忙しいピアニストの1人と書かれていますが確かにナクソスにはバッハからベートーベン、モーツァルト、シューベルトそしてお国もののバルトークまで実に多くの録音があり、これらを聴いていくのが楽しみです。このアルバムには先にご紹介したヴラダーの「皇帝」がフィルアップされていてこれはお買い得です。ちなみに「皇帝」の記事でアルバムは4番とのカップルでした。
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August 06, 2007
NML(8.553266)から。シュテファン・ブラダーのピアノ、バリー・ワーズワースの指揮、カペラ・イストロポリターナの演奏。最初にピアニストの名前を出したのは始めて聴くピアニストでこんなに素晴らしい演奏をするのでビックリしたためです。1965年オーストリア生まれですからこの録音の時はなんとまだ23歳です。みずみずしい感性と美しい音色そして若いのに落ち着いて堂々とした演奏がすばらしい。実はたまたま彼のシューマン「交響的練習曲」を聴いてなかなか良いなと彼のディスコグラフィーから私でも他の演奏と比較しやすい「皇帝」を選んだ次第なんです。webで調べたら指揮活動も始めていて2000年から、グラーツ交響楽団首席指揮者に就任したそうです。本人はすでに来日もしています。オケはスロヴァキア・フィルを母体とした30数人くらいの室内管弦楽団でナクソスにはコレルリから映画音楽まであらゆるジャンルの音楽を録音していますが小編成のすっきりとした音は私の好みでもあります。昨年来日しているようです。この組み合わせでベートーベンの協奏曲はすべて録音されていますが本当に掘り出し物の演奏だと思います。かび臭くない若さあふれる爽やかな「皇帝」は良いものです。
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August 01, 2007
NML(8.554088)から。アニトニ・ヴィトの指揮、ポーランド国立放送カトヴィツェ交響楽団、ピアノはイディル・ビレット。ヴィトはいわゆる独欧露のオーソドックな曲をとても誠実に演奏してくれるのでナクソスミュージックでも安心してセレクトできる指揮者ですし、このオケも超は付かないけれど一流です。ビレットは女流なのでこの演奏は楽しみだったのですがヴィトの丁寧な指揮ときめ細かいオケと相まっていわゆる豪放な外面的な演奏ではなくどちらかというと叙情面に光を明かりを当てたという印象です。まあセルとカーゾンの戦いのような演奏の対極にありますね。でもそれが却ってブラームスの良さを引き出していると思いました。録音は多分1990年前半だと思いますが派手さの無いしっとりとした優秀録音だと思います。
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July 29, 2007
デユトア指揮、モントリオール交響楽団、ピアノはパスカル・ロジェ。カートリッジを新しくしてレコード特にセット物の聴きなおしに励んでいます。今日は4枚組のラヴェル全集からCDで持っていない「左手」です。実はこの全集は4枚で7000円という徳用価格のためかあまり盤質が良くなくて静電気が起きやすいのとノイズもあったのですがアルコールで丁寧に盤を拭いたりしてかなり良い音で聴くことができました。昔聴いた印象では作曲のいきさつやラヴェルの精神状態など戦争の後遺症を持った曲だという思いと実際にも左手の低音部ばかり聞こえる暗い曲だと思っていたのですが、今回はそうでもなく楽しめました。まあ虎が勝った次の日は気分が良いのでありますがね(笑)。しかしよい条件でこのコンビの演奏を聴くとその透明な音の美しさとデリケートな演奏に感動します。次に好きな「マ・メール・ロア」も聴いたのですがこれも絶品。改めてこのセットに惚れた次第です。
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