April 18, 2018

ワーグナー 楽劇 「ラインの黄金」

ゲオルク・ショルティの指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏、独唱はジョージ・ロンドン、クリステン・フラグスタートなどの豪華な顔ぶれで、現在でも十分通用する効果音満載の優秀な録音による記念碑的名盤です。合計2時間半を3枚のLPをひっくり返しながら聴き終えました。「ラインの黄金」は全4部作からなる「ニーベルンクの指輪」の前夜祭という扱いですがそれにしても長い前夜祭です。1958年という60年も前の録音ですが今でも十分優秀だと言えるでしょう。まだまだチンピラ指揮者扱いだったショルティの名を一躍有名にしたことでも有名ですね。当時は黄金細工の金梃子のリアルな音や巨大な鉄板による雷神ドンナーの一撃などが話題だったようですが、ダイナミックレンジの広いCDを聴きなれた耳にはレコードの柔らかい響きは楽劇の進行を盛り立てる楽器として聴こえ違和感はありません。このあとは「ワルキューレ」、「ジークフリート」、「神々の黄昏」とさらに長丁場が続くのですが、まあ気長に続けることにします。
LPは19枚のBOXセットでたぶん5キロくらいあります。

 
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先週末から旅行に出ていました。いずれUPするのでご期待くださいnote


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April 08, 2018

プッチーニ オペラ 「蝶々夫人」

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4年ぶりくらいにLPで音楽を聴きました。
カラヤンの指揮、ウィーン・フィルハーモニーの演奏、ミレッラ・フレーニの蝶々さん、パヴァロッティのピンカートン、クリスタ・ルートヴィッヒのスズキなど、歌唱陣も超豪華でたぶんこのオペラの最高の演奏だと信じています。
ほったらかしにしていたレコードプレーヤーは久しぶりの始動にも文句を言わず快適に回ってくれました。最初の1面の初めで少しだけ針音が出ましたがその後はアナログらしい柔らかい音で20分から30分ごとにレコードをひっくり返すのもそう面倒に感じないまま2時間10分ほどが過ぎていきました。
オペラはあまり好きではないのですが、ウィーンフィルの麗しい音色とフレーニの柔らかい声を聴いているだけで幸せになります。「ある晴れた日もいいのですが、子供を手放すことになった彼女が自害を覚悟して静かに別れを口ずさむ場面と子供が駆けてきたときにそれまでの静かな決意をかなぐり捨てて張り裂けんばかりの悲しみで歌うあたりでやはり涙が出ます。
うーん、これだけの音が聴けるなら少々の手間をかける価値はありますね。もっともレコードで残っているのは50枚くらいですが。
 

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September 15, 2016

モーツァルト 「恋とはどんなものかしら」

久しぶりにCDで。ベームの指揮、ベルリン・ドイツ歌劇場のオーケズトラ・合唱団、タティアーナ・トロヤノスのメゾ・ソプラノで。NMLでも探したのですがこのCDでのトロヤノスの歌唱が最高です。
おまけにスザンナ役はエディット・マティスだし文句ありませんnote
「フィガロの結婚」の中で、いい歳をした大人が恋のから騒ぎでドタバタしているのを見てお小姓のケルビーノが歌うあまりにも有名なアリア。他の有名なアリアの例にもれず歌い終わった後盛大な拍手が待ち構えていますがここでのトロヤノスは長く熱い拍手を受けたと思います。
たまにはオペラを聴くのもいいものです。
 
さて、連日テレビなどのニュースで取り上げられている豊洲の市場ですが地下の空洞の問題以前にあの建物自体の耐震性がおかしいという話が先月から出ていました。
もともとの設計図面では4階のフロアのコンクリートの厚さがたったの1センチ(?)だったのに仕上がりでは15センチのおさえコンクリートが使われているそうです。まあ素人が考えても1センチの床で何トンもの負荷に耐えられないのは分かるのですがうがった見方をすれば耐震基準を通すために高い階での重量を低く設計して建築確認を通してから実際の工事では15センチをプラスしたとも考えられます。
まあ、プロのゼネコンではそんなことはしないと信じたいですが。
 
 
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February 16, 2016

ラヴェル 歌劇「子供と魔法」

NMLから。小澤征爾の指揮、サイトウ・キネン・オーケストラ、SKF松本合唱団、SKF松本児童合唱団、独唱者は多いので名前は省略。2013年のライブ録音。第58回のグラミー賞受賞作でこれが直ちにNMLで聴けるとは思いもよらない幸運です。宿題をしなかったのでママに叱られた子供が怒って壊したものやいじめたリス、猫から仕返しを受けるというおとぎ話をバレエを含んだオペラ作品にしたもの。少年とママ以外に登場するほぼ20近い食器、家具そして動物を6、7人の歌手で分担して歌っているようですが、中国製のポットとティーカップ以外は当然ながらすべてフランス語です。ラヴェルらしく凝ったオーケストレーションですがさまざまなキャラクターの歌や動きが楽しいのでCDで聴くよりも劇場やDVDで見る方がはるかに楽しい音楽ですね。筋も分かり易いし45分ほどなので実際に子供たちが見ても楽しめると思います。
 

庭の水仙。ひどい写りだけどまあ春が来たという証拠で。
 
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September 15, 2015

プッチーニ 「トゥーランドット」

Puccini_turandotズビン・メータの指揮、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の演奏。独唱は、トゥーランドット姫:ジョヴァンナ・カゾッラ、カラフ:セルゲイ・ラーリン、リュウ:バルバラ・フリットーリ、その他。1988年に北京の紫禁城で行われたライブ録音。先日電話をした楽友がベローナの野外オペラで鑑賞したとき、「Nessum dorma!」が終わった後、ものすごいアンコールが起きて歌手がもう一度歌ったんだよと興奮気味に話してくれました。イタリアでは歌の途中でも平気で拍手が起きるそうですが第3幕に入ってこの歌を歌い終わり、山を越えたと思った歌い手さんはしんどかったでしょうね。
ということで歌い手さんに同情しながら聴いてみました。2006年には荒川静香さんのおかげで図書館でもDVDが全然借りられなかったのですが最近は大丈夫のようです。
この演奏は北京の紫禁城で大掛かりなセットを組んで行われたそうですがCDで聴いても細部までよく聴こえるいい録音で歌手の皆さんも十分の出来栄えだと思いますnote
 
さて「誰も寝てはならぬ」と言われてもこちらはまだ風邪が抜けきらず昨日なんか11時間ほども寝ちゃいましたsleepy
寝る子は育つ・・・いえいえ、大阪ではアホちゃうか、でお終いですsweat01
 
 
 
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October 12, 2013

ビゼー 「カルメン」

Bizet_carmenカラヤン、ウィーンフィル、レオンタイン・プライスのカルメン、フランコ・コレルリのホセ、ロバート・メリルのエスカミーリオ、ミレッラ・フレーニのミカエラと超のつく豪華メンバーによる演奏。おまけにウィーン国立歌劇場合唱団の指揮がウィリヘルム・ピッツと文句なし。1963年11月と、もう50年前だけどこれも名匠ジョン・カルショーによる録音は20ビットのデジタルマスタリングで素晴らしい音を聴かせてくれます。録音技師を含めてデッカのメンバーがRCAの録音を行うという当時何種類かあったバーター契約の一つですが、いまだにカルメンの最高の演奏・録音の一つでしょうnote
5年ほど前に買ったときはさわりの部分しか聴かず、今回iPodに入れてしっかり聴いたものです。イヤフォンで聴くと低音が物足らないのですが、左右の分離がいいので「衛兵の交代」など左から右へう動く足音までしっかり確認できて楽しい。
ウィーンフィルでオペラを聴くと、元来が歌劇場のオーケストラらしく歌をサポートする習慣が実についていることがよく分かります。
独唱者ではコレルリのリリカルなホセがすばらしく、颯爽としたメリルのエスカミーリオ、フレーニのミカエラも名演です。プライスのカルメンはまずまずかな。
iPodでのオペラ、楽しめますheart02


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April 30, 2013

プッチーニ 「ラ・ボエーム」

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小澤さんと村上さんの対談の最後のほうにオペラの話が出てきて、カラヤン(小澤さんはカラヤン先生と呼ぶ)がオペラをやりなさいと、ザルツブルグに呼んでくれた話がありました。そのときの曲がこれ。

今回もLPですが、これは千葉の友人が秋葉原で調達してわざわざ送ってくれたもの。本当にありがとうございます。
カラヤンの指揮、ベルリン・フィルハーモニー、他の演奏。1972年10月の録音。ミレッラ・フレーニのミミ、パヴァロッティのロドルフォとキャストも素晴らしいけれど、デッカのオペラにベルリンフィルを使用したことでも話題にもなった録音。フレーニはコルリーネ役のニコライ・ギャウロフと1981年に再婚していますが、どうやらこのあたりからお付き合いしていたらしいなんてお話も小澤さんの本にありました。
さて、フレーニのミミは当り役と言われますが、柔らかくて滑らかな声質には心底惚れ惚れします。タイトル・ロールではないのに結局ミミを中心にお話が進んでいくこのオペラにぴったりnote
歌手陣は最高のキャストだしカラヤンの絶妙のコントロールの下、ベルリンフィルも繊細なプッチーニ・サウンドを醸しだしています。LPらしく柔らかい音質にも大満足。
中古LPですが、オペラを愛する人は扱いも丁寧でまるで新品のような素晴らしい盤面でしたheart02
 
 

藤がそろそろ終わりです
EOSで クリック→大
 

 
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March 12, 2013

プッチーニ 「蝶々夫人」 第2幕

Img_0577ssカラヤン、ウィーン・フィルハーモニーの演奏、タイトル・ロールはミレッラ・フレーニ、ピンカートンはパヴァロッティ、そしてスズキになんとクリスタ・ルートヴィヒという豪華な独唱陣で。1974年1月の録音。久しぶりにLPで聴きました。個人的にはこの演奏がベストです。とにかくフレーニのリリカルな中に感情がしっかり込められた歌唱が素晴らしい限りnote。このオペラの聴きどころは2幕第1場の「ある晴れた日に」ですが、ここでは歌はもちろんカラヤンのたっぷりとタメを作った盛り上げがうまいし、ウィーンフィルのトゥッティでも溶け合うような柔らかい響きが見事heart02。そして何といっても、最後の自決のシーンで入ってきた子供を抱きしめて歌う「いとしいわが子」でのフレーニは最高。日本盤のLPにはちゃんと対訳があって、それを見ると子供は金髪なんですね。
かわいそうだけど相手に渡すしかない選択です。
  

 
   テレビ局が梅祭りに取材に来たときの様子。
   やはりこのアングルですよね。
 
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November 06, 2012

ワーグナー 楽劇「ワルキューレ」

Wagnerショルティ、ウィーン・フィルハーモニーの演奏。1960年前後の録音。声楽陣はジェームズ・キング、レジーヌ・クレスパン、ゴットロープ・フリック、ハンス・ホッター、ビルギット・ニルソン、クリスタ・ルートヴィヒ、ブリギッテ・ファスベンダーなどと綺羅星の如くで書ききれません。音響効果で一世を風靡した録音ですが、がんばって聴きとおすとショルティとウィーンフィルの意地の張り合いのような結果が凄まじい緊張感を生み出していることに気づかされます。まだまだほのぼのムードだった頃のウィーンフィルに鞭をいれて大いに嫌われたショルティですが、これだけのスケールのワーグナーを描き出した功績は大きいです。そしていうまでも無くホッターやニルソンをはじめとする当時の最高レベルの声楽陣がすばらしいの一言note。実はカラヤン、ベルリンフィルのワルキューレも聴いたのですが、美しさはともかくワーグナー独特の壮大さという面ではショルティに軍配を挙げます。
「ワルキューレ」は「戦争乙女」なんて訳されたりするので、戦争で恋人を亡くした娘さんなんかを想像しがちですが、実は戦いで勇ましく死んだ勇者を空飛ぶ天馬に積んでワルハラ城へ運ぶ神の子ですから相当な大女ですimpact。昔受けたアメリカ文学の講義で、とある北欧の空港で背の高い女性の係官に手厳しく調べられた主人公がその場を離れた後「あのワルキューレめ!」と罵る場面がありましたhappy01。3幕の序奏でもある「ワルキューレの騎行」は昔から空中戦などに使われる定番曲だけど、空を飛び回る様をスリリングに描いた最高の曲ですgood

   
             
          
   

 


乗鞍峠から見た景色
  
             

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July 11, 2012

ヴェルディ 「椿姫」

Traviataマゼールの指揮、ベルリン・ドイツオペラの演奏。ヴィオレッタにピラール・ローレンガー、アルフレッドにジャコモ・アラガル、ジェルモンにフィッシャー=ディースカウという布陣。1968年の録音。オペラを聴くのはメッチャ久しぶりで、一応買っておいたCDを2日がかり聴きました。38歳という若いマゼールの時代を象徴するような活気のある演奏。大悲劇といっていいこのオペラを楽しく聴けるというのもおかしな言い方ですが、テキパキとしたテンポと全盛期といっていい歌手陣の力で聴き応えがありましたnote。最初力が入りすぎて少し硬い印象のローレンガーも後半は品のある見事な歌いぶりです。フィッシャー=ディースカウはもう貫禄充分。全般にシンフォニックな印象を与える演奏ですが私は気に入りましたheart02
              

   


                 


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