June 29, 2008

ド・ビリーの「コシ・ファン・トゥッテ」を聴く

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昨日ド・ビリーのモーツアルトオペラをHMVで頼んだらもう届いたのでさっそく「コシ」から聴いてみました。予想通り颯爽とした序曲の開始でちょっとワクワクさせてくれます。重いオペラではないのでこれはいいですね。「英雄」と同じくウィーン放送交響楽団も上手でしかもパンフレットには3つのオペラそれぞれでの各奏者の名前がクレジットされています。これは珍しいです。純正の2管編成といった感じで、3つのオペラどれも弦楽器は1Vnが10人、2Vnが8人、ビオラが6人、チェロが4人、バスが3人そして通奏低音はチェンバロではなくフォルテピアノとチエロです。で、写真はパンフレットの裏面ですが楽しそうなメンバーの写真を良く見ると赤枠で縦横3段ずつに区切られています。ひょっとしたら縦横どちらで区切ってもコシ、フィガロ、ドン、での演奏メンバーになるんじゃないかと思っています。右上のシンバルが1人なのが気になりますがいかがでしょう。といってもこの画面じゃ分からないですねcoldsweats01
歌手も上手なのにこちらは名前が一切クレジットされていないのが不思議です。ドン・アルフォンソなんか本当に上手いのにね。2001年から2003年での最新録音がこんなに安く楽しめて大満足です。

テレビの前に花瓶を置いて黒いバックで花を強調してみました。
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June 07, 2008

ビゼー 「カルメン」

Bizet_carmen頼んでいたプッチーニのオペラ全集と共にカラヤンの「カルメン」も届きました。これはバルツァと入れたデジタル録音ではなく1963年にレオンタイン・プライスと入れたもので、オケはウィーンフィルです。昔友人が持っていたLPのハイライト版を聴いて印象に残っていたものですが手頃なお値段だったので注文しました。ちなみにホセはフランコ・コレルリ、エスカミーリオがロバート・メリル、ミカエラがミレッラ・フレーニという懐かしくも豪華な面々しかもでウィーン国立歌劇場コーラスの指揮があのウィリヘルム・ピッツとはさすがカラヤンの威光ですね。そして録音がとても鮮明だと思ったら何とジョン・カルショーでした。デッカとRCAのバーターの一環だったのですね。説明書を見るまで知りませんでした。実際に聴いてみると20ビットのリマスタリングのおかげもあって素晴らしい音でステージが再現されます。カルメンがカスタネットを打ちながら踊る様子もちゃんと動きを伴って再現されています。いわゆるソニック・ステージですね。さて、昔印象に残ったというのはあの「闘牛士の歌」でして、エスカミーリオが見得を切りながら歌う切れ目で必ずコントラバスが「ズンッ」と一発入れるんですよ。まるでワーグナーみたい(笑)。でもロバート・メリルの「闘牛士の歌」はステキでした。プライスのカルメンは妖艶さはなかなかのものですが男のいない場面ではとても真面目です(笑)。カラヤンの好みなのか相対的に重い雰囲気のカルメンですがやはりウィーンフィルのチャーミングな音色と鮮明な録音でこれは買って良かったセットでした。

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June 01, 2008

ワルキューレ

Walkure 私にしては珍しくワーグナーセットを順調に聴き進んでやっと「指輪」の中核ともいえる「ワルキューレ」まで来ました。やっぱりここは面白いです。何よりもバイロイトのライブという音響がとても快いのです。オペラ特にワーグナーにはまったくの素人なんですがCDで聴いていてもオーケストラのライトモチーフで何となく進行状況が分かるし、歌手はさすがに一流どころなので安心して聴いていられます。特にビルギット・ニルソンってこんなにソフトな声なのかと驚きました。外見で判断してはいけません(笑)。いやLPでショルティとの「サロメ」のジャケット写真の強烈さが焼きついていましてね。さて、写真はこれも有名なショルテイのLPセットのものです。実は歌を追うのにLPセットのブックを使っていたのですがそれでは悪いので1幕をCDで聴き終わった後2幕はLPで聴いてみたのです。以外に違和感が無かったのは私の耳がボロイためか(笑)。いやホントにこのワーグナーセットを勝っておいて良かったです。

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May 25, 2008

ワーグナー 「ラインの黄金」

さて例のバイロイトセットをボチボチ聴いていますがやっと「リング」まで来ました。今日は最初の「ラインの黄金」なんですがベーム指揮で1971年の比較的新しい録音で演奏はもちろん音質も文句の無いレベルです。というかこのバイロイトセットはさすがDECCAレーベルだけあって音質というかCDの仕上がりもとても良質なものです。「指輪」はその昔のショルティの記念碑的LPセットでスペクタクルな効果をさんざん刷り込まれたんですがこのセットでもウォータンが地下に下りていく時の鍛冶の音や最後のドンナーによる雷のシーンなども雰囲気一杯です。ワーグナーのオーケストレーションが見事なのでCDでも十分楽しめますね。白状しますと時々テレビの野球中継を見て一喜一憂しておりましたが今日も奇跡的に逆転しましたのでホッとしてこのブログを書いている次第です。

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May 16, 2008

プッチーニ 「私のお父さん」

8660111_puccini NML(8.660111)「ジャンニ・スキッキ」から。アレクサンダー・ラハバリの指揮、マラガ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。ソプラノはSara Galli。実はワーグナーセットを買った勢いでプッチーニのセットも予約してしまったんです。奥さんには内緒です。もうやけくそです(笑)。まあ奥さんも若い時は山口県の田舎のプリマだったから理解してくれるでしょう(大甘)。次男も「聖女アンジェリカ」のバックコーラスに出たし・・・・。さて、そのプッチーニセットが届くのは来月なので今日はNMLで好きな曲を探して聴いてみました。ソプラノさんは写真で見るとなかなかチャーミングな人だし歌もステキです。あれ、ほめる順序が逆か(笑)。楽しいオペラだし初めて聴くスペインのオケの演奏も上手で本当に楽しめました。2002年の録音で音もvery good。でもラハバリのオペラって貴重ですね。

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May 10, 2008

バイロイトセットが届いた

Wagner33 バイロイト音楽祭でのワーグナー33枚セットが破格で出ていたのを注文したのが今日届きました。9日発売だから即出荷です。いくら破格でもそう頻繁に聴くものではないし、と考えたのですがバイロイトのライブに惹かれて結局購入しました。サンプルLPで聴いたあのまろやかな音が忘れられなかったのです。さっそく「オランダ人」と「タンホイザー」を聴いたのですが特に「タンホイザー」の第2幕「歌の殿堂」「大行進曲」などのオーケストラの弦、管楽器の柔らかな響きとまろやかなコーラスの美しさは最高です。指揮はまだ30代のサヴァリッシュですが彼らしいすっきりとした味わいが40年後の今聴いてもいかにも新しい時代のワーグナーを感じさせます。オペラは視覚要素のあるDVDが良いように思いますがワーグナーの濃密な音の重なりを聴くには以外にCDの方が集中できますよ。33枚組なのでさぞかし大きな箱かと思ったら以外に小さくてハイドンの交響曲セットの2/3位でさすがに紙ジャケットも本当に薄いものですがこれで十分です。

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July 16, 2007

プッチーニ トスカ

Tosca台風は過ぎたけれど何となく重い天気です。虎も負けたので心も重い。で、気分転換にホント久しぶりにLPでオペラを聴きました。私でもちゃんとオペラ持っているんですよ(笑)。これはマゼールがローマ聖チエチーリア音楽院管弦楽団(長!)を振った珍しい録音ですが、トスカにビルギット・ニルソン、カヴァラドッシがフランコ・コレルリ、そしてあの悪人スカルピアになんとフィッシヤー=ディースカウを揃えた豪華メンバーなんです。1976年頃の録音ですがマゼールの指揮ということで話題になったので買ったことを覚えています。買ったけれどほとんど聴かなかったのでジャケットは色あせたけれどレコードは新品同様(笑)。しかし気分が重いときは歌が心に優しく響きます。長いけどオペラもいいものですね。1幕の終わりのオルガンや牧童の歌そして鐘の音などの効果音も適切で音だけで聴くLPにはとても魅力的です。レコード2枚約1時間40分聴き通せました。ニルソンはワーグナー歌手だと思っていたけれど気の強いトスカには向いていると思います。コレルリは文句なしで「星も光りぬ」なんて絶品です。フィッシヤー=ディースカウは知性的な歌唱や雰囲気のためそれほど悪人とも思えないけれどもちろん歌は立派ですよ。そしてマゼールのすばらしくメリハリの利いた指揮と歌手にピッタリ寄り添うオケが見事です。カラヤン亡き後オペラを振らせたらマゼールが一番じゃないでしょうか。特にトスカがスカルピオを刺してからカヴァラドッシが銃殺されトスカが飛び降りる終盤のクライマックスがすばらしかった。ジャケット(箱)写真はサンタンジェロ城ですが手前にテヴェレ川も写っています。ちなみに「ローマの休日」でアン王女達が踊ったり乱闘する場面での船はこの辺りに繋がれていたのですね。

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April 02, 2006

プッチーニ 「蝶々夫人」

オペラのDVD鑑賞です。蝶々さん:ミレッラ・フレーニ、ピンカートン:プラシド・ドミンゴ、スズキ:クリスタ・ルートヴィッヒ、というキャストで1974年の収録。カラヤンの指揮、VPHと歌もオケも最高級のもの。ほぼ同じメンバーのLPでも聴いていて演奏には文句が無いのだがジャン・ピエール・ボネルのいつものドラマ風の演出と、特に蝶々さんをはじめ日本人の役は顔を白塗りにするのが当時から論議を呼んでいたので気になっていたがどうやら白塗りは結婚の時のお化粧ということみたい。まあ歌舞伎調の風体やおかしな衣装もあるけれど遠い国日本のお話を強調した演出なのであろう。気になった映像は柔らいトーンで色彩も控えめ、家屋の周りはすすき野で日本昔話を見ているみたいで違和感は無い。演奏ではいまさらだがフレーニの蝶々さんはこれ以上ないほどの適役。柔らかくて透明な歌声は最高だ。ドミンゴも適役だがルートヴィッヒのスズキは歌も演技もさすがにすばらしい。そのうえカラヤンの本当に日本情緒綿々の指揮とVPHの柔らかな音色で最後まで楽しめた。特にクライマックスで懐剣をとりだして自害を決意する場の緊張感、心臓の鼓動を思わせるティンパニの連打や子供が出てきて取り乱すシーンからピンカートンの眼前で自害するまで息も告がせないほどの迫力。自害した後にすそが乱れないように正座した蝶々さんのひざをスズキがショールで縛るシーンもいい。この懐剣は父が切腹した時に使ったと説明するが本来は女性の貞操剣なのでしょうね。「屈辱に生きるより誇りを持って死ね」とあるが、愛も子供も取り上げられた蝶々さんには死に値する屈辱だったのです。15歳で結婚し18歳で死ぬ。今の高校生の年代で女性の一生を終えたこの物語には感動するけれどやはり悲しい。

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March 26, 2006

魔笛

魔笛のDVDを借りました。レヴァインの指揮、メトロポリタン歌劇場のオケ、フランシスコ・アライサのタミーノ、キャスリーン・バトルのパミーナ、クルト・モルのザラストロといった配役でなかなか見応えがあり本当に楽しかった。クルト・モルの貫禄はすばらしいし歌も重厚そのもの。アライサも端正な顔立ちで歌も上品でいい。そしてやはりバトルのチャーミングな歌唱が最高に魅力的。この人最高音域も柔らかく決して絶叫しないのでこういったメルヘンオペラには最適です。夜の女王は高域のノビがもうひといきかな。あと、狂言回しというか準主役のパパゲーノ役のマンフレート・ヘムの歌と楽しい演技がすばらしく、愉快な演出もあってこのオペラを楽しくしている。相手役のパパゲーナ役のバーバラ・キルダフも可愛い。そして最後にレヴァインの見事さを誉めないわけには行かないだろう。ブレンデルと組んでシカゴ饗を振ったベートーベンでも触れたがアメリカのオケからこれだけ柔らかい響きを出せるのは彼だけではないだろうか。レパートリーも広く、もう現存の大指揮者と言っても良いでしょう。小澤さんの次は彼がウィーンの総監督になると思っている。

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March 11, 2006

ヴェルディ 椿姫 

今週は暖かくて過ごしやすい1週間だったけれど無理して慢性の腰痛をひどくしてしまった。おかげで夜はベッドに寝ながらオペラを見ている。先日は待望の「椿姫」を見ました。ヒロインは美人歌手のアンジェラ・ゲオルギュー、相手役はフランク・ロパード、 ショルティ指揮、コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ管弦楽団という豪華な顔ぶれです。まず、ショルティが昔よりは柔らかい指揮ぶりで静かに前奏曲を始め、終わると暗かった舞台が一瞬で明るくなり、パーティ会場に早変わりします。ここはヴィオレッタの沈んだ気持ちからの気分の切り替えがとてもよくでています。ゲオルギューは、まずこれ以上の適役はないと思うほど美しくて歌も立派。これで相手役がアラーニヤだったら「椿姫」に限らずどんな悲劇でも感情移入できるだろうな。CDと違いDVDはかなりのアップで歌手を見るので上手な歌手でも役柄によってはつらい時もあります。またDVDによっては映画のように作り上げたものも多く、音声は後から入れるので破綻はないものの面白さは劇場版の比ではないですね。やはり指揮者やオケも見たいし舞台の作りにも興味があります。狭くて制限の多い舞台だからこそ面白さも倍加すると思うのです。また、幕間に主演者や指揮者までカーテンコールで出てきて挨拶するのも楽しいものです。ショルティはやっぱりロボコップばりのギクシャクしたお辞儀ですがこの人の笑顔は本当にすばらしい。「蒲田行進曲」の映画もそうでしたが、最後に、今日のお芝居は楽しめましたか、と悲しい劇も楽しく締めるのが私的には好きですね。

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February 18, 2006

喜歌劇 こうもり

カルロス・クライバー指揮、バイエルン国立管弦楽団で演出はオットー・シェンク。最初クライバーが出てきただけで拍手と共に「ブラボー」の連呼が始まるのはさすがですね。指揮も右手は細かく動かし左手で表情をつけるのだけどオケが乗ってきたらじっと見守るときもあって全てコントロールしようとはしない。ともかく全身から音楽を作ろうと言う意図が見えていてオケは楽しいだろうと思う。オペラのDVDというのは解説の字幕まであって、じゃまだけれど物語の時代背景や役に必要な技量なども説明してくれるので私のようなオペラ音痴にはとても便利です。演出もおふざけをタップリ入れ踊りも楽しくて文句は無いけれど散々楽しんだあとの留置所のシーンが長くてちょっと酔いがさめるのが残念かな。でもオペラを見るってホント楽しいし今回はクライバーのすばらしい指揮を見れたので大満足といったところです。

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February 11, 2006

DVDでカルメンを観る

先週借りた「カルメン」のDVDを観た。結論から言うとオペラは観ないことには面白さが伝わらないと言うこと。今回はバルツァ、カレーラス、レヴァインの指揮、メトロポリタン歌劇場のオケで文句の無い陣容だが何せ舞台が下町のタバコ工場だしカルメンも裸足だし、あまり観ることへの興味は無かった。しかしまず歌劇場の観客の映像から幕が開き、まだスマートだったレヴァインの軽快な指揮で前奏曲始まり、カルメンが歌いだすとその面白さに引き込まれてしまった。しかしバルツァは本当にすごい!正直黙って立っていたらそれほど男を惑わすようには思えないけれど歌から踊りから全霊で役になりきっているので観る方もカルメンの勝手な行動を理解してしまう。最後の殺されるのを待っているようなやり取りを聴いていると確かに恋に生き恋に死ぬ、なんてそれほど大げさには思えなくなる。カレーラスももちろん立派な歌唱だがわたしのイメージからいくとスマートすぎるかな。しかし、オペラって本当に面白いですね。普段はクラシックを聴かない妻も見入っている始末。次はもう借りているのですがクライバーの「こうもり」です。これが楽しみ!

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