June 28, 2008

ビリーの英雄を聴く

最近よく名前を聴くベルトラン・ド・ビリーがナクソスミュージックでも聴けるのでまず「英雄」を聴きました。オケはウィーン放送交響楽団。まだ40歳代の若さなので予想通り早めのテンポでスイスイやってくれますがこれがなかなか快適なんです。私は指揮者を判断する時に「英雄」を基準にすることが多いのですが、それは1番2番はともかく少しいじってみたくなるこの3番では指揮者が裸になるような気がするんですね。その点ビリーはセンスの良さを十分出していてフレッシュなベートーベンを味わうことができました。評判だけのことはあります。ということでこの人の「フィガロ」などのオペラBOX(特価ですよ!)を注文したんです。happy01
Bara
さて、昼から雨が降り出したので家の中のまだ旬の紫陽花を写そうと思ったら同じマンションの方からバラを頂いたので一緒に記念撮影です。

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June 03, 2008

ショスタコーヴィチ 交響曲第10番

980302_shostakovich10NML(9.80302)から。アンチェルの指揮、チェコフィルの演奏。1955のモノラル録音だからあまり音は良くないけれどこれは恐ろしく気迫の入った演奏です。また初演が1953年の12月ですからきわめて早い録音でもあります。2楽章なんか私の知っているカラヤン、ショルティ、ヤンソンス、バルシャイなどより恐ろしく速いのですがこれはwikiに載っていたように出版のときのメトロノーム記号のミスプリントをそのまま使ったのかもしれません。4楽章に入っても凶暴な前進力止まず、しかもわざとなのか録音のためか耳につんざく木管や弦楽器の響きが逆に快いのです。政治的な話は避けたいのですがナチスに苦しめられたアンチェル、ソ連に苦しめられたチェコのコンビがこの曲をどういう思いで演奏したのか興味はありますがその前にこの演奏を聴くとアンチェルって偉大な指揮者なんだと改めて痛感します。チェコフィルもすばらしい演奏能力を披露しています。ナクソスの「9」で始まる歴史的名盤の中でもこれは文句なしの特選ですね。

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May 13, 2008

シベリウス クレルヴォ

Sibelius_kullervoパーヴォ・ベルグルンドの指揮、ボーンマス交響楽団の演奏。ベルグルンドの2回目のシベリウス全集に入っているものでその大規模な構成から交響曲扱いされることもあるようです。2回目の全集では番号付の交響曲はヘルシンキフィルとのデジタル録音ですがそれ以外の管弦楽曲は最初のボーンマス饗の演奏が入っています。私は最初の全集も持っていましたがボーンマス饗との交響曲の演奏もすばらしいものだし録音も大変鮮明です。さて、クレルヴォはソプラ、バリトン、そして男性コーラスを要する70分も掛かる大曲ですが調べたらベルグルンドが初演したんですね。長い曲ですがそこはシベリウスでダイナミックな展開で退屈しないです。本当にシベリウスは私の体質に合うようでこの曲のようになじみの無いメロディーラインや荒っぽい楽器の使い方もすっと受け入れられるのは遠い先祖がフィンランドと近かったのでしょうか。そういえばフィンランド、ハンガリー、日本はモンゴロイドだという説があるようです。

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April 13, 2008

ブルックナー 交響曲2番

毎日の通勤の車でカラヤンのブルックナーを聴いていてカラヤンの上手さに感服しています。ただ、あくまで壮大さと美しさの追及というオーケストラで表現できる最高の演奏であるのは間違いないのですがもちろん他の演奏アプローチにもすばらしいものがあります。その中で心底感心したのがヴァントとケルン放送交響楽団による2番です。地味な曲ですがヴァントの演奏には単なる音響美以上の美しさを感じます。そしてオケが弦も管も本当に上手ですよ。ベルリンフィルほど圧倒的な音は出さないのですがしっとりとした良い雰囲気の音を出します。ドイツの地方オケとか放送交響楽団というのはネームバリューはともかく腕は一流ですね。ただ、私がブルックナーを面白いと思ったのはカラヤンの9番でしたし今年になって聴いた彼の5番で圧倒されてからですから歴史は浅いです。ちなみにLPはベームの4番とかクナ氏の5番、ワルターの7番を持っているのですが罰当たりにもほとんど聴いてません(笑)。最近は昔ほどマーラーを聴かなくなった代わりにブルックナーが心にしみるようになりました。でも肝心の土・日は野球中継にほとんど時間を取られるので長く聴けないのが実情です。

相変わらず庭は華やかですが今日は花瓶のチューリップをマクロ撮影してみました。
Tyrip5

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April 06, 2008

シューマン交響曲4番

Schumann4_karajan 昨日のカラヤンのシューマンのリハーサルを見て改めて手持ちのCDを聴いてみました。オケはウィーフィルです。1987年という最晩年の録音なので幾分元気の無さは否めないですがウィーンフィルが精一杯の美しさでサポートしていて十分楽しめました。4番に限っては元気な頃のベルリンフィルより曲に合いますね。

さて、今日も黄色いチューリップが咲き出して春真っ盛りの庭を写しました。明日から雨模様でまた肌寒くなるようですが藤の芽が一杯出ているのでこれからも楽しみです。

Niwa1

Tyrip

Hana3


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March 27, 2008

ハイドン 交響曲第45番「告別」

NML(CD98.189)から。アイオナ・ブラウンの指揮、アカデミー室内管弦楽団の演奏。何年か前にアダム・フィッシャーの指揮する33枚組のハイドン交響曲セットを買ったけれど未だに聴き通せておりません。Cd98189_haydn_45全集というものは聴きとおすために買うものではなくあまり有名でないために流通していない曲を聴くためのものだと思うようにしました。やはり一種の保険でしょうかね(笑)。実はアダム・フィッシャーのセットでなにげに102番を聴いたらこれがなかなかイイのです。で、ナクソスミュージックを見ましたがやはりありません。仕方ないのでアカデミー室内管の45番をセレクトしました。この辺りはまだチェンバロが入っていて指揮者無しで演奏したのでしょうか。1楽章はいかにも疾風怒濤期のハイドンだと思うのですが有名な4楽章のチャーミングな終わり方は最高です。この後のベートーベンやモーツアルトの要素も一杯あります。ハイドンはいいですね。

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March 17, 2008

ミヨー 交響曲1番「春」

NML(CDX-5109)から。ミヨー自身の指揮、ルクセンブルグ放送管弦楽団の演奏。毎日お邪魔して新しい音楽情報を教えていただく先生のご紹介による曲です。Cdx5109_milhaud交響曲1番「春」といえばシューマンが有名ですがこちらはなんとも粋なミヨーの室内交響曲で、全曲何と3分半。この短さがいいです(笑)。「春」という副題の通りなんともほのぼのとしてぼんやり聴いていたら終わっていました。というかこのアルバムには室内交響曲が6番まで納められているので2楽章のつもりで聴いているのが2番の交響曲「田園」でした(笑)。同じく3番が「セレナード」、そのあとは声楽付の6番まで、そして2枚目には各種協奏曲が納められていて録音もいいので楽しく聴くことができました。先生によるとルクセンブルグのオケはちょっと・・・だそうで、確かにCDで持っているタッキーノによるサン・サーンスのピアノ協奏曲は荒っぽかったですが、ここは作曲者の指揮だというアドバンテージもあって楽しめました。

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March 16, 2008

ブルックナー交響曲9番

これもiTunesでのお買い物です。ジュリーニ、ウィーンフィルの演奏で400円。WEBのHMVでも1000円以下で買えるのだけれど特価で買おうとすると何枚かの抱き合わせを要求されるし数分後に手に入ることを考えるとこちらを選ぶのです。何せ梅田まで出るのにバスと電車で片道400円掛かるのですから片道でブル9番が聴けるのはうれしい限りです。さて、ジュリーニの演奏ではシカゴ饗のCDがあるんですがあまり印象に無くてというかカラヤン以外ではほとんど聴かなかったためです。でもうわさに高いウィーンフィルとの演奏はまさしく美しさの限りでした。これほど音楽を慈しんだ演奏を私は知りません。力強さでは最初に好きになったカラヤンなんですが総合点はジュリーニですね。本当にいいお買い物でした。しかし今年はCDを買わない決心をしたけれどiTtunes漁りはやめられません(笑)。

今朝は結構寒い気がしたんですが日が差すと暖かいです。庭の花も色合いが良くなりました。今朝は強い日が射す前に写しました。

Hana5

Hana4

Hana6

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March 02, 2008

ドヴォルザーク 交響曲7番

ノイマン指揮、チェコフィルの演奏。これはCDも持っているのですがスピーカーのテストも兼ねて今回はLPです。1981年プラハでのPCM録音だとジャケットに派手な帯があるのですが私はこういうの嫌いなので外しちゃいました。Dvorak7以前にも書きましたが7番は私の大好物で(笑)、ハイティンクで聴いてから病みつきになったんです。若いときに聴いた曲というのは生涯忘れませんね。あとはシューマンの4番でしょうか。さて、ノイマンの指揮は背筋の通ったとても剛直なものでドヴォルザークの民族性よりも曲の構成力を最大限に引き出す方向なのでオーケストラが実に立体的に響きます。大好きな3楽章の懐かしさもいいのですがちょっと弱い感じのする2楽章や追い込み不足になりそうな4楽章を見事に盛り上げる手腕は「チェコの」という言葉が不要な名指揮者です。しかしこの曲は8番に人気をさらわれてチェコ系以外ではあまり録音する人がいないんですよ。デビュー曲に選んだハイティンクは偉い!
そうそう、新しいB&Wのスピーカーはとてもすっきりとした音でまずまず満足なんですが、LPのときはいまだにNS1000Mがいい味を出しますね。今日はオーディオ用にノイズフィルタ付のACタップに交換したりいろいろ音質改善を試みましたがまだまだです。臨時に積み上げていたテクニクスのスピーカーは次男の応援を得て別の部屋に移動しました。そちらの部屋もいろいろやらなければいけません。3つの部屋で音楽を聞くようにするのは大変です。

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February 17, 2008

ショスタコヴィチ 交響曲5番

Shosta5_2マゼールの指揮、クリーブランド管弦楽団の演奏。新しいスピーカーのテストも含めてLPを聴いてみました。テラークという録音の優秀さで有名だったレーベルです。1981年の録音ですからデジタル録音の初期でまだCDプレーヤーが高くて買えなかった時代です。でもこのレコードなんと4000円!ケチな私がよく買ったものですがさすがに高いだけあって盤質は良いし録音もまったくナチュラルな音で最初ドハデな音を期待して聴いた時は肩透かしを食った気がしたものです。本当に優秀な録音というのは実演で経験する自然な音の再現なんですが、昔の英デッカのちょいとハイ上がりの音に慣れていると物足らなく聴こえるんですね。その点フィリップスはさすがです。そしてマゼールの演奏もまったくけれん味の無い丁寧なものでこれもいい意味で裏切られました。マゼールはクリーブランドを振る時は実にオーソドックスな演奏になるのは前任のセルを意識しているのでしょうか。こういう演奏ができる彼はやはり大指揮者ですね。Bw_3
写真はジャケットの裏面ですがオケの配置やマイクセッティングよく分かります。ほとんどをデジタル録音の説明に費やしている解説によるとモニタスピーカーはInfinityで、そのケーブルにはAudio-Technicaを使用したとあります。モンスターケーブルの出る前なのかな。さて新しいB&WですがとりあえずNS1000Mの上のテクニクスのまたその上に乗せました。これはしんどかったですよ。でもいずれテクニクスは隣の部屋のサブシステム用にします。

今日も寒い日だったのですが庭の一輪のバラはまだ元気です。420mm相当の望遠で、しかも寒いので部屋の中から(笑)写しました。ホント私よりすごい生命力。O-ヘンリーの「最後の一葉」を思い出します。
Rose_2

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February 09, 2008

アーノンクールのベートーベン

YukiiTuneでアーノンクールとヨーロッパ室内管弦楽団によるベートーベンの交響曲全集を購入しました。交響曲以外にもヴァイオリン協奏曲、序曲集、荘厳ミサ曲、そしてプロメテウスの創造物まで入って(超)格安価格です。ピリオド奏法なのでかなり考えていたのですがこの間ナクソスミュージックで聴いたプロメテウスがとても気に入ったのと荘厳ミサに惹かれての購入です。ところがあまり期待していなかった交響曲がとてもいいんです。1番から3番までは本当にベートーベン時代はこうだったのかなんて思わせるような古典的な趣一杯で、ノンビブラートも控えめでいかにもピリオドだぞなんて押し付けがましい雰囲気が全然ありません。高性能で素直なECOだからアーノンクールの意図するものがそのまま出たんでしょうね。この組み合わせは大成功ですよ。でも7番などカラヤン風のレガートで始まりちょっとビックリ。これは少人数のためアタックがきつくならないための配慮かななんて思いました。5番が少しきついかなと思いますがこれはどうしても意気込みが入るのでしょうか。あと、驚いたのはヴァイオリン協奏曲で、1楽章の終わりのピアノ付のカデンツァには本当にビックリです。でもこれも大変美しい演奏でした。そしてお目当てのプロメテウスは優雅きわまる演奏でECOの木管と弦楽器の素朴で美しい掛け合いを聴いていると1時間が夢心地です。これは名曲ですよ。半分くらい聴いて思ったのはアーノンクールってとてもいい趣味なんだなということと、やはり素直にいうことを聞くオケとの組み合わせでそれが発揮できるんだということです。
昨日届いたオンキョーのオーディオボードを組み込もうと思ったらサイドカバーが開かない。あれこれやって結局Dellのサポートに電話したら10分以上待ってやっとつながり、話をすると裏面にある逆L型のレバーを下ろしてから引っ張ってくださいとのこと。なるほどチト恥ずかしい。しかしメモリの増設のことは書いているんだから説明書にこれ位は書いていて欲しいなあ。もう1台のHPにはそんなレバー無くてすぐに開くから、なんて言い訳か(笑)。さて、今日は朝から雪が降り続いてここらでは大雪の部類に入る状態です。車で出かけた息子は大丈夫かな。

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February 04, 2008

ベートーベン 交響曲5番

980112_szellNML(9.80112)から。セルの指揮、クリーヴランド管弦楽団の演奏。1955年のモノラル録音で音はまずまずですが1楽章の重量感あふれる推進力はたいしたものです。速いテンポで1楽章の繰り返しを入れて全曲約30分。セルとクリーブランドのベートーベンは3番しか持っていないのですが3番はオケが軽いなという印象あったのでこの重量感は大きな驚きです。今更ながらセルの力を見せ付けられた思いです。これが良い音のステレオで発売されていたら大きな反響をよんだでしょうね。ジャケット写真も準備中なんですがすばらしい演奏なのでエントリーしたいと思います。

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January 10, 2008

ハイドン 交響曲104番「ロンドン」

Chan0655_hydn104NML(CHAN0655)から。ヒコックスの指揮、コレギウム・ムジクム90の演奏。最初一応メジャーなノリントン、シュットゥガルトで聴きだしたのですがやっぱり私には合わないので(笑)こちらに代えて聴きだしてびっくり。明らかにピッチが低いのです。その他ファイとかティントナーなどの冒頭を聴き比べたのですがこの団体だけ明らかにピッチが低いです。古楽団体ですがたぶん楽器も昔のを使っていわゆる本当の意味でのピリオド奏法を身に着けているのだと思います。またこういった聴き比べがすぐにできるのがナクソスミュージックのありがたいところです。ただそのピッチのおかげでこの曲の刺激的な出だしもしっくりしたものになりました。やはりオケ自体が古楽様式を取り入れていればノンビブラートであれピッチを下げても違和感がないと思うのです。というか私はノンビブラートは低めのピッチにこそ合うのではないかと思いました。ピッチの話は奥が深いので私は言及できないのですがカラヤン時代のベルリンフィルのピッチは446Hzもあって「カラヤン・チューニング」と言われたそうです。さて、この曲も「のだめ」スペシャルで千秋君のテスト曲だったと思うのですが後半の録画が切れていて聴いていません(涙)。

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December 06, 2007

ベートーヴェン 交響曲第3番

980062_beethovensym3_reinerNML(9.80062)から。フリッツ・ライナーの指揮、シカゴ交響楽団の演奏。モノラルだから多分1950年代の録音でしょう。最近ライナーのSACD録音に興味があるので聴いてみたのですが予想通り引き締まったすばらしい演奏です。1楽章から堂々とこの曲には理想的と思えるテンポで始まり、3楽章以降は速い目のテンポですがあわただしさやライナーがよく言われるような冷たい印象は皆無です。さすがに録音は古いので強奏ではつらいのですが、いい加減な耳を持つ私はあまり気になりません(笑)。「英雄」は大好きな曲であれこれ集めたのですがセル以外ではライナーのを聴いて当時のアメリカでこれだけの演奏が出来たことは素晴らしいと思います。ライナーのSACD盤よさそうですね。

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November 25, 2007

マーラー 交響曲2番

Mahaler2バーンスタインの指揮、ニューヨークフィルの演奏。1965年に発売されたLPですが冒頭のコントラバスのすさまじい地響きを聴いて一瞬にしてマーラーワールドに魅了されること請け合いです。最初聴いた時は度肝を抜かれました。そしてこの頃のバーンスタインはマーラーが本当に合っていましたね。少なくとも当時のベートーベンの比ではないです。と言っても最近聴き直していてベートーベンも結構良いなと感じているのですが。ニューヨークフィルもマーラーが体質に合うのか木管の音色なんかもひなびていてアメリカのオケじゃないみたいですよ。でも4楽章の「原光」を過ぎて5楽章のクライマックスではパワー炸裂で、さすがです。聴き終わってからやはりマーラーはスマートなラトルも良いけれどバーンスタインの入れ込みも捨てがたいなと思った次第です。さて、写真はモニターの前に置いたLPジャケットですが、背後両サイドは最近置いた小さなコンポです。パソコンのスピーカー代わりなんですが一応コンポなんで8センチの小さなスピーカーながらナクソスミュージックやCDなんか結構良い音で鳴るんですよ。ニアフィールドとでも言うのでしょうか。小さな音で十分だしその分定位もよくて結構気に入っています。

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November 17, 2007

マーラー 交響曲6番 ラトル BPO カセット版

Hanaサイモン・ラトルの指揮、ベルリンフィルのライブをFMからカセットに録音したものですが残響の多いホールトーンが美しくなかなかの好録音でした。録音した時以外はほとんど聴いていなかったのでもう始めて聴いたと言ってもいいのですが、私はこれを聴いて初めてラトルのすごさを認識しました。まずは明るく美しく一言でいえば全然悲劇的でない6番です。美しいと言ったのはベルリンフィルの音色のことで、時々やりすぎてうるさく聴こえる時もあるベルリンフィルが、ここでも求される音を完璧に出し切りますがその音が本当に美しいのです。またラトルも2楽章では彼がこんなに叙情的なのかと思うほどですが4楽章では構えが実に大きくて、マーラーの譜面からオケの能力を目一杯に引き出してこの長い曲の最後にふさわしい悠然とした歩みでクライマックスを築き上げるラトルは本当に見事です。最後の音が鳴り終わって約2秒ほどの静寂の後拍手が起こり始め多分ラトルが客席を向いた時に聴衆の興奮が最高潮になりますがこれは芥川さんのおっしゃる通りでしてやはりベルリンの聴衆は素晴らしいです。ラトルの健康的なマーラーはある意味マーラーらしくないとも言えますが私は彼の解釈を大いに支持しますね。これを聴いてすぐにHMVでラトルのマーラー全集を見たのですがこの曲のオケはバーミンガム市饗でした。多分このベルリンでの演奏会の後で録音したと思いますがもう少し考えます(笑)。マーラーの全集はインバルのを持っていますがあまり聴かないのでもう1つ欲しいのですが最有力候補はテレビで聴いてとてもよかったベルティーニ、その次はオケの魅力でマゼールかな。でもバーンスタインが始めてニューヨークと組んだ全集がもっと安くなれば・・・ですね。写真は全然関係ないですがカセットの写真では面白くないので彩りです(笑)。

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November 14, 2007

芥川也寸志 エローラ交響曲

8555975_akutagawa1NML(8.555975)から。湯浅卓雄指揮、ニュージーランド交響楽団の演奏。日本人作曲家が続きますが芥川さんを取り上げたのは別の理由があり、それについてはまた別の機会に。最初は、名前だけ知っている「交響三章」を取り上げようと思ったのですが聴いてみたらインドでインスピレーションを受けたというエローラの方がずっと面白かったので急遽こちらにしました。1分くらいの小曲17で構成されている変わった曲ですがオーケストラの鳴らし方が素晴らしいしオケ自体もとても上手です。それこそ活気にあふれたオリエンタルムード一杯でこれはホントに面白い。そういえば芥川さんは、自分の性格は本当は内向的で暗いので出来るだけ明るい曲を作るのだと言うような話がありました。その昔黒柳徹子さんと一緒に音楽番組の司会までされていてホントに格好よかったです。黒柳さんと仲の良かったワイセンベルグが出演した時の楽しい曲芸弾きのお話は今でもwebに載っていてそれを見られなかったのが残念です。

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November 11, 2007

アバドのベートーベン ライブ2

アバドの日本ライブ公演の記事の続きです。ベートーベンの9番まですべてカセットからバックアップした時に聴き直したのですが、先週すばらしいと書いた3番のあとで印象に残ったのは1番と8番ですね。こういう古典美あふれる曲では真正面に対峙するというアバドの先天的に素直な音楽性を感じます。ただ彼は結構血が騒ぐ方だと思うのですがそこはウィーンフィルががっちりとある線を越えさせないです。その取り合わせがブラームスでもそうでしたが、ベートーベンでも顕著に現れるので結局ダイナミックで美しく格調高い仕上がりになるわけです。もちろん他の曲も概ねそうなのですが、ただ5番に限っては私の好みなんでしょうが4楽章のホルンが気に入りません。ブログで歌うわけにも行かないのですが(笑)「たーらたーらららーー」の部分、ここをしまりなく吹奏させるのでそれまでの緊張感がぷつりと切れるんですよ。その昔このコンビの5番、7番の入ったCDを買ったらやっぱりそうなんです。だからそれ以上アバドのベートーベンを買わなかったというより本当はお財布の許可が出なかった。ということでアバドシリーズはお終い。というのは整理進行中のカセットの中からラトルとBPOのマーラーが出てきたので来週はこちらのお話です。何となく(勝手に)忙しいです(笑)。

Hana3


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November 07, 2007

ルトスワフスキ 交響曲第3番

8553423lutoslawfski_sym3NML(8.553423)から。これは管弦楽曲集3の中に収められているものです。前回と同じヴィトの指揮、ポーランド放送交響楽団の演奏。ショルティ、シカゴ交響楽団の委嘱で作曲されたもので1楽章だけで構成されています。Wikiにも解説があるようにそれほど前衛的でもなくアメリカの聴衆はがっかりしたそうですが私にはこの程度の方がとっつきやすくてありがたい(笑)。「管弦楽のための協奏曲」もそうですが前衛的でないという以上にクライマックス以外にはめったに現れない全総でも混濁せず透明感のあるオケの響きがとてもいいですね。旧ソ連の影響を大いに受けたポーランドというお国柄なのか、捕虜になった戦争経験のためか、曲中常に緊張感が途絶えることがないので単一楽章30分に亘って聴き続けるのは結構しんどいです(笑)。でもルトスワフスキいいです。ヴィトとオケの演奏はいつもながら美しくこちらはもう私は大ファンですね。

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November 03, 2007

アバドのベートーベン ライブ1

相変わらず休みの日はせっせとカセットのバックアップに励んでいます。今回はアバドとウィーンフィルが1987年に来日してベートーベンの交響曲連続演奏会を行った録音からのお話その1です。当時私は真面目だったのでちゃんと全曲カセット録音が残っていたんです。で、まず最高に素晴らしかった3番から。3番自体大好きでLP時代も一杯集めたしこの演奏を聴いて指揮者の好き嫌いを決めるほどです。ウィーンフィルは例によって冒頭の2つの和音を少し外しますが以後はアバドの落ち着いたテンポにうまくのって実に優雅というか高貴な演奏を繰り広げます。こういうのを聴くとアバドって育ちが良いんだなと思います。こせこせしないし見栄を張ろうなんて気持ちが全然無いですね。おおらかで雄大で恰幅のいい演奏が最後まで続き、これこそが現代のベートーベンの最高の演奏ではないかと思います。ではアバドのベートーベン全集を買えば良いのか、というとそうでもないのが悩ましいんですねぇ(笑)。明日はその辺の理由を含めてその2をアップする予定です。さて、今日は次男の部屋のリフォームで奥さんも外出していたので何か落ち着かないし寂しいしで写真はありません。全然関係無いか(笑)。しかし畳の部屋をフローリングにする場合には強烈な騒音が出るんですね。お隣や特にお2階にも連絡はしておいたのですが申し訳ない。

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November 02, 2007

ブラームス 交響曲1番

Recordingカセットシリーズの3弾目。カラヤンとベルリンフィルが1988年5月に東京で行った公演の録音。彼が亡くなる前年ですがまことにすばらしい名演です。別の日のモーツアルトの公演録音もありますがこちらはかなり老化現象が目立ったのにこのブラームスは最初から最後まですばらしい気迫で前年に録音されたCDをはるかに上回っています。ライブというのはつぼにはまると怖いくらいの演奏になりますがまさにその通りです。モーツアルトで裏目に出てしまったカラヤンの変な流麗癖が全然無く、最初から最後まで真剣勝負の演奏で、この演奏会を聴かれた人は本当に幸運です。またベルリンフィルが素晴らしいアンサンブルでカラヤンをサポートしきったことは言うまでもありません。当時からあまり品の良くない「ワオー!、ギャー」というブラボーもまあ良いでしょう。写真は当該のカセットとパソコンで取り込んでいるこの演奏の波形です。この時はカセットの往復モードで録音したので3楽章の最後で表裏が切り替わるのですが、HDDに取り込むので後の編集でうまくつなげばほぼ切れ目無く録音できるのでとても重宝します。つまりFMの録音なら最初からHDDに録音しておけば後で自在に編集できるのです。今後は大事なFMの録音はこれですね。

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October 29, 2007

ドヴォルザーク 交響曲第9番

Oc376_dvorak_sym9NML(OC376)から。イヴァン・アンゲーロフの指揮、スロヴァキア放送交響楽団の演奏。HMVからドヴォルザーク交響曲全集としてかなり廉価で出ていて、買おうかなと思っていたらナクソスミュージックで聴けるようになりました。ありがたいことです。でもいきなり全曲聴くのは時間が掛かりすぎるので早寝をモットーとする私は手っ取り早く一番有名な「新世界より」を聴いてみました(笑)。結論はまずまず、というところでしょうか。ディスコグラフィーを見るとこのオケはNAXOSにセミクラシックから国歌まで実にあらゆるジャンルの大量のCDを録音してるのでビックり。指揮は無難だけれど弦楽器の後ろでリズムを取っている管楽器の細かいニュアンスなんかはちょっと雑なところがあるし、チェコ独特のリズム感ももう1つといった感じです。何せNMLにはピェロフラーベクとチェコフィルの強力コンビのすばらしい演奏があってちょっと分が悪いですね。でもこちらのコンビの演奏は5,6,7,8番だけなので全集としての価値は高いと思います。で、念のため同じくNMLで全集になっているこれも録音のめっぽう多いヤルヴィとスコティッシュ・ナショナルのコンビで同じく9番を聴いてみたらオケも指揮も録音もこちらの方がちょっと上かな。ただ、ヤルヴィは元気だけれど少し荒い面もあるのでNMLに限っては1番から4番まではアンゲロフ、5番から8番まではピェロフラーベク、9番はヤルヴィで痛み分けにしましょう(笑)。

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October 21, 2007

感動再び!アバドのブラ4

Casset_tape家の再生しないカセットデッキの修理を問い合わせてみたら安いデッキが買えるくらい掛かるみたいなので止めてオークションで古いカセットデッキを購入しました。とにかく古いカセットテープがちゃんとした状態なのか確認したかったのです。リサイクル品なので外見は汚かったですが問題なく再生してくれました。期待してなかったドルビーCもあり、HX-PROまでついていました。で、さっそく宝物にしているアバドのブラ4を聴いてみましたが30年も昔にFMから録音したとは思えない良い音で聴くことができました。1楽章は若いアバドの指揮に決してピッタリと付いて行かないオケの様子がよく分かります。ヴァイオリンはアバドのテンポでもその他チェロなんかは「オラいやだ」みたいにほんの少し遅れて、よく言われる「蜂蜜をスプーンでかき回す」状態なんですがこの味がなんともいえないです。とにかくこの曲でオケは歌いたくて仕方ないようですね。それでも2楽章くらいからはお互いが歩み寄って実に美しいブラームスを奏でるようになり、3楽章の終わりから一気に4楽章へ突入してからはオケが完全にアバドの味方になってもう渾然一体の演奏になります。1楽章でののんびりムードはどこにもありません。3楽章からは手に汗握って聴いていましたが4楽章の最後近くホルンが終わりを告げるコーダに入ってからは不覚にも涙が出てきました。あのウィーン・フィルがここまでやるのか!終了直後に私の代わりのような「ブラボ!」を叫んでくれてありがとう。このお話何度もしているのですが久しぶりにかなり良い音で聴いたらまたコーフン状態になりました。業務用だという安いカセットはハダカ状態で適当に作ったラベルもはがれたので新しいのを作り、それでもあまりに殺風景なので感謝の気持ちを込めてバラの花びらを乗せて記念撮影しました。同時にデジタルデータにも変換したのでCDに焼くつもりです。このデッキ、この再生だけでも十分元を取りました。うれしい!

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September 17, 2007

ベートーベン交響曲4番

Bet4久しぶりのLPです。クライバーの指揮、バイエルン国立管弦楽団。同じ組み合わせの超有名なクライバーの7番を持っていないのですが代わりに4番がありました。LP1枚裏表にこれ1曲だけ29分です。でも輸入盤で価格を見たら1000円でした。だから買ったのかな(笑)。これは7番と同じくベーム追悼コンサートの完全ライブ録音なのでかなり練習したそうですが4楽章のファゴットの忙しいパッセージにちょいとキズがあるとわざわざ書かれています。こういうところLPの解説はありがたいですが、もちろんそんなこと屁でもないほどの名演奏です。新しいカートリッジの文句の無い音で文句の無い演奏を楽しむことができました。

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September 14, 2007

ベートーヴェン 交響曲7番

8111248beethoven_s7NML(8.111248)から。クレンペラーの指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏。1955年のモノラル録音です。7番は同じ演奏者のステレオCDを持っているのですが演奏様式はほとんど同じです。とにかく遅い。1,2楽章はそれほどでもないけれど4楽章の開始を聴いたら誰でも「あれっ?」と思うはず。簡単に言えば3楽章のプレストがアレグロ、4楽章のアレグロ(コン・ブリオ)がアンダンテくらいです。もちろん1楽章からこのテンポですから大変遅く感じるのですが、決してぶっきらぼうではなくヴァイオリンなど結構たっぷり歌わせていて力強くそして各楽器が良く歌うとびきり美しい演奏でもあります。弦楽器もそうですが木管などのパッセージがとても明確で聴いていて快いです。そして何と言っても遅いテンポのままじりじりと盛り上がって行く終楽章の迫力は素晴らしいものがあります。私はスーパースピードのカラヤンも好きですがクレンペラーの演奏こそ模範にすべき演奏だと思っています。

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August 16, 2007

ショスタコヴィチ 交響曲5番

Shost_sym5バーンスタインの指揮、ニューヨークフィルハーモニックの演奏。1979年東京公演でのライブ録音です。バーンスタインには1959年の旧録音もあってクライマックスのあっけない終わり方に異論もあったのですが最初に聴いたときは衝撃を受けたものです。特に1楽章と2楽章の弦バスの威力にはたまげました。それに比べるとこちらのライブのほうは実に美しい演奏です。もう古典となったこの曲をバーンスタインは心からの愛情を持って演奏しているように思えます。オケも弦楽器からチェレスタに至るまで音色の美しさは素晴らしいもので終楽章も圧倒的とはいえ決して居丈高にならず、まずは理想的な終わり方でしょう。ライブ録音ですが拍手がカットされているのはともかく、前倒しブラボーも無いのは予め録音する旨アナウンスされていたのでしょうか。

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July 30, 2007

シベリウス 交響曲第第7番

Biscd864sibelius7NML(BIS-CD-864)から。オスモ・ヴァンスカの指揮、ラハティ交響楽団の演奏。暑い時にはシベリウス、というわけでもないのですが、やはり冬に聴くよりは身体にもいいみたい(笑)。今回もナクソスミュージックのお勧めの曲ですが以前聴いた3番も含めこのコンビのシベリウスはお国ものだから以上の強烈な説得力があります。私がシベリウスを最初に聴いたのは若かったマゼールがウィーンフィルを思い切りドライブした熱血のシベリウスでしたが次に聴いたカラヤンで始めてシベリウスの奥深い魅力を知ったのです。CDでは2種類のベルグルンド(ボーンマス饗、ヘルシンキフィル)で満足していましたがこのヴァンスカの演奏は更にその上を行くものです。7番はシベリウス研究家のセシル・グレイが単一楽章に凝縮された密度の高さを超新星に例えたそうですが確かに聴き終わった後の充実感は素晴らしいものがあります。25分という短さも私にはちょうどだし(笑)ジャケットがまた素晴らしくてこの曲をセレクトした一因でもあります。

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July 27, 2007

ラトルのドヴォルザーク

今週のNHK-FMは月曜日以外は録音順調です。^^v
同時に火曜日からトラの試合も正念場なのでホント(勝手に)忙しかった。帰ってすぐに風呂に入り、録音のスタンバイをして野球の状況をチェックしてから正確な時計(電波時計)で定刻ピッタリに録音スタートです。それからはゆっくりと一杯飲んで食事をして別の部屋のテレビで野球を見ます。何せFM録音の部屋はアンテナがプアなので途中でノイズの入る蛍光灯も付けずテレビも入れずエアコンもご法度です。苦労の甲斐あって録音も野球もうまくいきました。そうそう昨日は試合が早く終ったので録音終了後水曜日に入れたラトルのドヴォルザークの7番を聴いてみました。予想通りシンフォニックそのもので3楽章の懐かさいっぱいのスケルツォでもボヘミアの香りほぼ0です。しかし7番はドヴォルザークがボヘミアちっく交響曲から抜け出そうとしたものなのでこれで良いと思いますね。私の一押しのノイマンなどは本当に何とも剛直極まる演奏です。しかしこの土日でFMアンテナの改良を試みます。

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July 15, 2007

チャイコフスキー交響曲4番

Tchaikovsky5カラヤンが1972年にベルリンフィルと録音したものです。カラヤンは何度もチャイコフスキーを録音していますがステレオで1960年にEMIでベルリンフィルと入れたLPが私の刷り込み演奏でして以後様々な演奏を聴いてもどれも納得できなかったのです。同じカラヤンでも1964年ごろやはりベルリンフィルとグラモフォンで入れたのは音がシャープすぎるし何となく落ち着かないテンポでボツ。CD時代になってウィーンフィルと入れたものはもう最盛期をとっくに越えた元気の無い演奏でこれもダメ。ところが今回EMIで録音したものを聴いてやっと納得できました。4番はこれで決まりです。最初のファンファーレも圧倒的だしその後の恰幅のいい進め方も文句の無いものです。2楽章のオーボエ、3楽章の一部のすきも無いピチカート、終楽章の盛り上げ、ベルリンフィルの能力を最高に生かした名演奏ですね。私、5番や6番は結構好みに幅があるのですが4番だけは文句が多いんですよ(笑)。しかし、カラヤンは同じ曲を録音する場合ポリドールとEMIで切り口を変えるようです。ポリドールではシャープで鮮烈な演奏を、EMIではたっぷりとした豊麗な演奏です。チャイコフスキーではEMIに軍配をあげたいですね。

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July 02, 2007

カラヤンのベートーベン全集(新装)

Karajan_bet785月に注文したカラヤンのベートーベン全集がやっと昨日届きました。1960年前半の最初のステレオ録音で私も何度か記事にしたものです。このときの録音のCDもバラで何枚か(正規盤ではない)持っているけれど2000円台の格安だったのでこの際紙ジャケットでも十分だと予約していたのです。それから入荷が遅れること1ヶ月。やっと届いたものを見たら何とちゃんとプラケースに入っていました。簡単なブックレットも入っています。天下のカラヤンに紙ジャケットではお粗末だとカラヤン財団か何かがクレームをつけたのでしょうか。私は安ければそれほど体裁にはこだわらないのですが録音場所や日にち、録音技師の名前が詳細に記載されたブックレットを見るとその真面目な姿勢には頭が下がります。早速7番から聴き始めてバリバリに元気だった頃のカラヤンと重心の低い当時のベルリンフィルサウンドを聴いて改めて感動した次第です。その後で聴いた恰幅の大きい8番は本当に名演ですね。

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June 22, 2007

ハイドン 交響曲101番

Cocq83832haydn100101NML(COCQ-83832)から。モーゲンス・ヴェルディケの指揮、ウィーン歌劇場管弦楽団の演奏。1960年ごろの録音でしょう。その昔ヴァンガードレーベルで出ていた演奏ですが偶然NAXOSで見つけて今週はこればっかり聴いていました。昔から憧れていた人にやっと再会できた気持ちです。レコードで聴いた時は端正で弦がとても美しい演奏だったという記憶があるのですが改めて聴いてみてその記憶を超える見事な演奏に心底感動しました。とにかく端正なたたずまい、風格があってしかも重くないリズム、そしてダイナミックスは結構大きくとるのですがオケ(これはウィーンフィルですね)のオーボエや弦楽器のおかげでとても美しくかつ立体的な演奏になっている点などこれがハイドンの最高の演奏だと改めて確信できました。この時期のハイドンの交響曲がいかに完成されていたかの証明になるでしょう。私、カラヤンとウィーンフィルのハイドンも結構好きなんですがこれを聴くとカラヤンのリズムが如何にダレているかが分かります(笑)。想像ですがフリッツ・ライナーがウィーンフィルでハイドンを振ったらこのようになるんじゃないでしょうか。録音も十分美しいのですが録音レベルのせいか強奏時に少しだけひずみっぽくなります。しかしこれが却って弦楽器の生々しさが出ていいんですよ。なんて、惚れたらあばたもえくぼ状態です(笑)。デンマーク出身(だったと思う)のヴェルディケはハイドンの権威だと聞いていましたが録音はこれ以外に出て無いようです。もったいないなぁ。このアルバムには100番「軍隊」も収められていますがこちらももちろん文句の無い演奏です。最近は1時間も聴きほれてしまうことって少ないのですが何しろ憧れの演奏ですからね。

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June 15, 2007

モーツァルト 交響曲第25番

Vox7814mozart25NML(VOX-7814)から。クレンペラーの指揮、ウイーン・プロムジカ管弦楽団の演奏。多分1950年前後の録音でモノラルの音はあまり良くないけれどこれは見事なモーツアルトです。後年のフィルハーモニアとの重厚な演奏に比べるとテンポも速くいっそうの緊張感があり音の悪さにもめげず引きこまれて聴いてしまった。クレンペラーって遅いテンポの指揮者かと思ったらこの時代はかなり速いテンポ(約19分)を設定していたんですね。ウイーン・プロムジカ管弦楽団はそれほど腕の立つオケとは思えないけれどここは怖いクレンペラーのせいか見事なアンサンブルです。昔のウィーン交響楽団もカラヤンが振ったときは別人(別オケ?)のようにしゃきっとした音を出していたけれどオーケストラって指揮者で変わるんですよね。

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June 05, 2007

ブルックナー 交響曲2番 ヨッフム

Bruckner_1何年か前に買ったハイドンの交響曲全集を聴き通そうと車に積んで聴いていましたが50番辺りでさすがに飽きてきた(笑)。とにかく全集ものはコストパフォーマンスは良いんだけれど全部聴くって結構難しい。それでも結構続いたのは例のセ・リーグとかで、よそを勝たせて自分は下位に落ちていくのが好きな慈悲深い球団のおかげです。とにかく勝った次の朝は条例で大阪のラジオはどこも「○○おろし」を流し、ラジオを聴かなかったら近くの交番に連行されるんです(ウソ)。だからこの2ヶ月は安心してハイドンが聴けたのですよ(涙)。さて、今月からこれもあまり聴かないヨッフムとSKDのブルックナー全集を積んでいるんですが、2番にはまってしまいました。ノヴァーク版しか知りませんがこれは本当に美しい。私はどちらかというとマーラー派でブルックナーは余り聴かないんですがこの曲は気に入りました。言うまでも無くSKDも見事な演奏です。2番は余り人気が無いようでCDもナクソスでも数は少ないですね。

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May 31, 2007

ベートーベン交響曲6番「田園」

Beethovensm6_walterブルーノ・ワルター指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏。録音は1946年の1月。歴史的録音BOXセットに入っていたものです。安かったので買ったものの正直言って私は録音の悪いのは嫌いなんです。美しい音を聴きたい一心で高校の授業中もアンプの設計に心血を注いだおかげで化学の試験の点数が9点(100点満点ですよ・・涙)なんてとったほどですから(笑)。いや笑い事でなくその後の夏休みは必死に勉強して、でもおかげで結構化学が好きになりました。話が飛びすぎた(笑)。だからいくら歴史的演奏でも気持ちが入らないことが多いのですが、この「田園」だけは最初の10秒ほどで惹かれてしまったのです。もう雰囲気が違うんですよ。最初良ければ後はまっしぐらですね。全楽章何ともまろやかで美しい歌が聴けました。本当にどこも歌心一杯の「田園」です。録音なんてぜんぜん気になりません(笑)。これでウィーンフィルなら、と思われるでしょうがフィラデルフィアのつややかな音色がまたすてきなんですよ。音もまずまず良く、代表的なワルターの「田園」と言えますね。ちなみに2枚組の片方トスカーニではホロヴィッツとのチャイコンなどがあり天下の名演なんでしょうが音が悪すぎてさすがに途中で止めました。私はチャイコンはアルゲリッチとコンドラシンとの果し合いのようなLPがあれば十分ですね。

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May 30, 2007

J・C・バッハ 2つのオーケストラのための交響曲

9997522j_c_bach5NML(999752-2)マルコ・ポーロのJ・C・バッハ交響曲全集-5から。アンソニー・ホールステッドの指揮、ハノーバー・バンドによる演奏。バッハでもセバスチャンではなく息子(9男)のクリスチャンの方です。交響曲全集が5つもあるのですからかなりの数の交響曲を書いているんですね。バッハという名前からハイドンよりもこちらの方が交響曲の父ではないのかと思ったら生まれはハイドンの方が3年早く、しかもハイドンの方が20年以上長生きしています。小さい時のモーツアルトとも仲良くしたらしく彼の交響曲に影響を与えたそうです。どうしても大バッハ、セバスチャンと比べられて損な役回りみたいですが音楽はとても素直でのびのびとして楽しめます。この2つのオーケストラのための交響曲はヘッドフォンで聴いたのですが左右の小さなオケが掛け合いのように進行していく感じです。ただそれぞれの編成が普通のオケのようかどうかは分かりません。ピリオド奏法では由緒あるハノーバー・バンドはさすがに堂に入った演奏でピリオド奏法を聴くときの違和感がぜんぜんありません。この全集は全部聴く価値があると思います。

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May 08, 2007

シベリウス 交響曲第3番

Biscd0862sibelius3NML(BIS-CD-862)から。オスモ・ヴァンスカの指揮、ラハティ交響楽団の演奏。ナクソス・ライブラリーではこのコンビの演奏でシベリウスの交響曲だけでなくその他の管弦楽作品の多くが聴けて、しかも演奏の質がきわめて高いので、もうシベリウスのCDを買うことは無いと思うのです(笑)。といっても家にあるのはCDではベルグルンド、ヘルシンキの組み合わせとザンデルリング、ベルリン放送饗が全集であとカラヤンで4から7番までで3番はなぜか録音していません。いい曲なのにね。LPではウィーンフィルとのマゼールがありますがこれはなかなか良かった。さて、3番は地味な曲ですが聴くほどに味わい深く感じるのです。特に2楽章の訥訥と語りかけられるような素朴さは心にしみます。ただこの演奏がすごいのは3楽書ではしっかり北の国の荒々しさを金管やティンパニなどで遠慮なくぶつけられることで、これは同じお国ものでもベルグルンドには無かったものです。このアルバムの最初は2番ですが、これは同じくNMLでディビスのものすごい名演があります。

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April 25, 2007

ハイドン 交響曲32番

8554154hydn33NML(8.554154)から。ヘルムート・ミュラー=ブリュールの指揮、ケルン室内オーケストラの演奏。ハイドンの初期の交響曲はアダム・フィッシャーの全集しか持っていないので聴き比べてしまうのですが率直に言ってこの演奏ステキです。フィッシャーのハイドン全集は5枚ずつほど車に持ち込んで聴いていますがダイナミックがすごく太鼓でもラッパでもバンバン鳴らしてそれはそれで楽しいし根拠もあるんでしょうが、こちらはもう少し普通(笑)。Biographyによるとこのオーケストラは80年前にアーベントロートによって設立された歴史のあるオケですが、1976年から1987年までブリュールのもとでピリオド楽器による演奏を行っていたのがその後種々の(たとえばホールの広さ)などの要求のためモダン楽器に変えた、みたいな事を書いているようです(英語能力不足のためここら適当)。私の好きなハ長調のためかすっきりとした幾分上品な演奏のためか聴いた印象は最高です。店長のお勧めです(笑)。ブリュールはハイドン以外にモーツアルトやベートーベンもあるようなのでこれらもぜひ聴いてみようと思っています。

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April 20, 2007

ハチャトゥリアン 交響曲第3番

Chan9321khachaturian_s3NML(CHAN9321)から。 グリュシュチェンコの指揮、BBCフィルハーモニックの演奏。この曲には交響詩曲」という副題があるけれどなんのなんのトランペットのファンファーレから始まって最初の6分ほどはフォルテ、フォルティッシモの連続でその上にオルガンまで入ってそれはそれはけたたましい曲なのです。単1楽章の曲なので最初の6分ほどが第1部として中間の静かな5分ほどが第2部でしょうか。最後の10分以上はまたオルガンが加入してバリバリ鳴らしてオケとコラボするのです。ホンマしんどい曲やなあ。オケの人たちもお疲れさま。それでなくてもBBCフィルはCHANDOSに目一杯こき使われているのにね(笑)。でも私はこのオケかなり上手だと思います。聴き終わっての感想は「スタミナ交響曲」。Wikipedia調べたらロシア革命30周年のために作曲されたとか。でも楽しかった。たまにはいいですよ。そうそう一緒に入っているイッポリトフ・イヴァノフの「カフカス(コーカサス)の風景」は一転して実にしっとりしたエキゾチックな演奏でこれは聴きほれました。

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April 18, 2007

ベートーヴェン 交響曲第7番(木管合奏編)

Chan9470beethovens7NML(CHAN9470)から。ネザーランド管楽アンサンブルの演奏。ベートーベンの交響曲を少人数の木管アンサンブルで演奏しようとは何とも楽しい挑戦ですね。私が聴いていて分かる範囲での楽器編成は、フルート、オーボエ(2)、クラリネット(2)、ソプラノクラリネット、ファゴット(2)、コントラファゴット、ホルン(2)、ティンパニ(小)といったところでしょうか。要するに普通の2管編成から弦楽器とトランペットを抜いただけ(笑)。ヴァイオリンの代わりは吹奏楽と同じくクラリネットですが特にソプラノクラリネットが大活躍です。あとコントラファゴットですね。その上にけじめをつけているのがホルンです。ホルンて木管だっけ、なんて突っ込みはしませんよ。4楽章だけケトルドラムと言うのでしょうか小型のティンパニみたいなのが入りま