October 15, 2009

ルドルフ・ケンペのリハサール

0091952bcナクソスミュージックで検索していたらケンペのリハーサルを聴くことができました。ベートーベンの7番とエグモント序曲、オケはドレスデン・シュターツカペレ。これは久しぶりに楽しい音源でした。まずオケの音が分厚くてとっても柔らかい。木管が重なった時などほれぼれします。おかしな表現ですが有機的な上手さとでも言うのでしょうか。ベルリンフィルはカチッとしたアンサンブルですがドレスデンは少しずれ気味でもしなやかな音が出ます。エグモントの出だしなんかなかなかの迫力ですよ。これをケンペがリハするんですから面白くないわけが無い(笑)。ミュンヘンフィルとのベートーベンは持っているんですがこんな良い音じゃなかったなぁ。でもケンペっていい男ですねぇ。リチャード・ギア+小泉元総理の髪の毛でしかもいい声です。カラヤンとは比べ物にならない(笑)。

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June 07, 2009

ベートーベン 交響曲7番

Melonウチの奥さんは買い物上手です。信じられない値段でものを買うのが得意だしそれも不要なものは絶対買わない。まあ永年の貧乏所帯のやりくりで身につけ才能だから私がすべての原因なんですが・・・・coldsweats01

で、先日やはり驚く値段でメロンを買ってきたんです。一応柔らかくなるまで置いて昨日やっと頂きました。まあ値段なりにおいしかったんですが写真でお分かりのように食べたのは2人で1/4でした。あと3日ありますよ(笑)。
さて、今日聴いたのはベートーベンの7番。カラヤン、ベルリンフィルの70年代の録音でこの頃がピカピカの最たる演奏だと思っていたんですがこの曲に関してはとても古典的なアプローチです。特に1楽章や4楽章のような見せ場でも金管楽器が飛び出さないように上手くコントロールしているのが見事です。やはりこのコンビの最良の時期なんでしょうね。また、7番という曲は実に各楽器のバランスを考えて作曲されていることも分かります。オーケストラも演奏して楽しい曲なんだと思います。

今日は半ばあきらめていたらアニキがサヨナラを打ってくれました。baseball  最高!

Hana607


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June 06, 2009

ショスタコヴィチ 交響曲5番

Sosta5今日はトラの3連勝を祝してこの曲です。マリス・ヤンソンス、ウィーンフィルの演奏。有名すぎていまさらなんですがウィーンフィルの5番が珍しいので聴いてみました。ちなみにライブ録音だそうです。1楽章はおとなしい開始でこのオケにはこの曲は不向きかなと思っていたら2楽章辺りから気分が乗ったのかなかなか好調になり私の好きな3楽章のエレジー風の表現はさすがでした。4楽章はヤンソンスもそれほど煽らず「革命」らしくない終わり方で収めましたがこれが最近の風潮でしょうね。昔は「革命」なんて標題無かったけれど指揮者は各自好き勝手にやっていた気がします。しかし勝ったのはうれしいけれどオリックス特に大石監督のファンなんでちょっと複雑な気分です。

紫陽花の季節になりました。玄関前のガク紫陽花は赤色で庭のはブルーです。
そろそろ入梅ですね。
Ajiasi


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May 31, 2009

ハイドン 交響曲93番

Haydn93バーンスタインとニューヨークフィルのハイドンずっと聴いていますがこれも素晴らしい曲です。ハイドン交響曲全曲聴き通しマラソンを3年越しで完遂されたリベラさまも名曲と宣言されたのでホットしています。いや確かにチャーミングな曲ですよ。特に2楽章で「ブッ」と思い切り噴出すファゴットが最高。こういうウィットやそのあとの3楽章を思い切り爽やかに聴かせるバーンスタインは最高。1971年の録音で当時のニューヨークフィルの状態は最悪だったと聞いていますがこのCDで聴く限り美しいアンサンブルです。
ちなみにこのあとの94番では2楽章の脅かしもそれほどではなくあくまで古典的な演奏に徹している姿勢がいいですね。その点カラヤンの方が「ビックリ」にこだわった演奏でした。

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May 24, 2009

ハイドン 交響曲86番

Haydn86今日はいや昨日の夕方からなぜか気分がハイドンなんですup。ということでバーンスタイン、ニューヨークフイルの演奏。1967年の録音です。さて、結論から言いますとこの2,3ヶ月以内に買ったCDで一番満足したものです。マーラーを除けばニューヨーク時代のバーンスタイン最高の演奏だと思います。カラヤンのように重くなく颯爽としてしかも調和のとれている様はこの時期のハイドンにピッタリですね。彼とハイドンは相性が良いようです。

淡い色のピンクのデビューなんですがバラのシーズンはもう終わりです。
Rose

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May 17, 2009

マルティヌー 交響曲3番

Martinuネーメ・ヤルヴィ、バンベルグ響の演奏。チェコの音楽は何となく波長が合い、特にヤナーチェクに交響曲があれば絶対面白いと思うけれどマルティヌーの交響曲もその緊張感が素晴らしいです。分厚い音響の塊がひたすらに押し寄せてくるのが心地よいです。マーラーほど洗練されてないしショスタコヴィチの機知もないけれどある種の生真面目さがいいですね。6曲の交響曲はどれも聴き応えがありましたが特に悲痛な響きを持つこの3番を代表にします。
さて、リフォームも3日目になり冷蔵庫や電子レンジが自由に使えないのでかなり不便です。でも職人さん達が黙々と壁や床を張り替えて少しずつきれいになっていくのを見るのはうれしいものです。というか以前があまりに汚すぎたんですね。

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May 15, 2009

ハイドン 交響曲85番「王妃」

Yuri1カラヤン、ベルリンフィルの演奏。80年代のデジタル録音だけどカラヤンのハイドンは意外に(?)素直で楽しめます。私はこの曲も含めハイドンの交響曲についてはリベラ33さま の精力的な連載を参考にしているんです。この85番もいい曲だけど前後の84番とか86番も名曲です。ベートーベンが胃にもたれるという方はハイドンのこの時期の交響曲がいいと思いますよ。カラヤンはハイドンにちょいとだけ味付けをしてなかなか楽しませてくれます。さて、息子から贈られたユリの花が満々と咲きました。もうすぐ庭に移しかえられます。

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March 21, 2009

メンデルスゾーン 交響曲5番「宗教改革」

カラヤン、ベルリンフィルの演奏。1972年の録音。名前の重々しさにあまり聴く気がしなかった曲ですが、カラヤンの美しさの極みの演奏を聴いてこれは3番、4番以上の名曲じゃないかなと思った次第です。4楽章に讃美歌を使っているのもいいですね。ちょっと食わず嫌いを反省しています。
お彼岸だというのにまだ玄関にミニ雛を置いているので「はよ片付けんと嫁に行かれへんで」と言ったら「あら、大変」と急いで片付けたのはどういうこっちゃthink
Hina

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March 01, 2009

ベートーベン 交響曲7番

Beethovensm7_karajanカラヤンとベルリンフィルの最初の録音ですがベートーベンはやはりこの時が一番ではないかと思います。でも7番に関しては2楽章のだらっとしたリズム感が嫌いであまり聴くことが無かったのですが3楽章以降は文句無く久しぶりに聴いてちょっと感動してしまいました。この後2回目に入れた7番ほどではないにしてもすばらしいスピードで畳み込むように4楽章が終わるとかなりコーフンしますね。とにかくよく出来た曲だと思います。
お隣から頂いたランを日当たりの良い窓際に置いていたら花が咲きました。でも名前が分かりません(笑い)。
Hana090301

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February 07, 2009

ブルックナー 交響曲9番

ヨッフム、ベルリンフィルの演奏。iTunesで買ったもの。例によってカラヤンがお気に入りなんですがヨッフムはさらに油気がぬけてこの最後の交響曲にはふさわしいです。いずれにしてもベルリンフィルがすばらしい。ブルックナーともなれば最近のピカピカのベルリンフィルよりはこの頃のまだ土臭い香りのする音が好きですね。
さて、先週ひどく打った右足の怪我がひどくて結構大変な生活を強いられています。音楽はたくさん聴いているんですが長い記事を書くのが大変なので例によって写真でごまかしますcoldsweats01

Hana02027


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January 12, 2009

メンデルスゾーン 弦楽のための交響曲

Mendelssohn_stsym昨日HMVから届いたメンデルスゾーンBOXの最初の1-3枚がこれ。彼が12-14歳の時に作曲したそうです。全部で13曲。演奏はロイ・グッドマンの指揮、ハノーヴァー・バンド。悪いけれど全然期待していなかったこれらの交響曲がすばらしかった。中学生でこんな素敵な音楽が作曲できるなんていくら環境に恵まれていたとしてもやはり天才です。美しすぎてムード音楽だと言われるかもしれませんが6曲は短調で私は4番のハ短調が特に気に入りました。そしてハノーバー・バンドが見事です。ピリオド楽器だそうですが残響の多い録音(これもいい)せいか流麗極まりない演奏のためか全然違和感はありません。新年にふさわしい音楽でした。

さて、昨日は奥さんの誕生日。買い物の帰り道に寄った花屋のおじさんに言ったらランを安くしてくれたそうです。せっかくなのでそこらにある花を集めて集合写真にしました。
これこそ「花の乱」ですよheart
Hana1


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December 23, 2008

ベートーベン 交響曲9番

朝BSの「アマデウス」という番組で第九のことをいろいろ解説したけれど中途半端だったので欲求不満になってヨッフム、ロンドン饗の全集を取り出して聴いてみた。私は全集を買っても9番はほとんど聴かないです。買って4年ほど経つけれど初めて聴きました。30年ほど前の録音だけど以外に鮮明でヨッフムの覇気のある演奏を良く伝えます。さすがヨッフムは焦らず騒がずでも結構速いテンポで納得のいく演奏を聞かせてくれます。ただ、オケの管楽器達がちょっとだけ魅力的でなかったので午後からは私の刷り込み一番のカラヤン、ベルリンフィル60年代の全集から聴いてみました。これを最初LPで聴いた時は心底感動したものです。2枚組の輸入版で2枚目に4楽章と8番が入っていて音も素晴らしかった。もちろんCDも悪くないのですがなぜかLPやカセットの爽やかなアナログチックさが無いのが少し残念。でも今のベルリンフィルに無い各楽器の溶け合う響きが最高。うーん、あとクリュイタンス、ケンペ、スィトナー、そして苦手なガーディナーも聴いてみようかな。
さて、今日もバラの写真ですがこれは奥さんが買ってきた安いバラ。花が小さいのはともかく香りが無いですね。
デジ一眼で写す時は真面目に三脚を使うのがセコイかな(笑)。
Rose4

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December 21, 2008

今日もバラ

昨日は梅田のヨドバシに行っておりました。やはりデジ一眼を買うと付属以外のレンズも欲しいデス。初めて行ったヨドバシは多国籍言語一杯でまあシンガポールのような異国の雰囲気でありました。女性のサンタさんも大勢でがんばっていました。しかし私はこういう雰囲気でレンズの物色をする気にはなれません。落ち着いて店員さんと話がしたい。でも実際に気になるレンズが付いているカメラを動かせたのはよかった。でも買わなかった。だから余計疲れました(笑)。そういえば昔東京に行った時に新宿のヨドバシが東口にも西口にもあるのにビックリしたことがあります。ということで今日は1日おとなしく家で音楽を聴いていました。60枚組のバロックセットの60枚目から、バッハの「メヌエット BWV.Anh114」、オーマンディ、フィラデルフィアの何とも美しい演奏です。やっぱりこのコンビの奏でる音は格別ですね。
で、今日もバラの写真。これは付属のキットレンズ。結構マクロっぽく写せるので便利です。
Rose3


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November 09, 2008

ショスタコヴィチ 交響曲8番

Shosta8ハイティンクの指揮、コンセルトヘボウの演奏。ショスタコヴィチを集めようとしたころのCDだから当時3500円したものですが今は900円くらいで買えるはず。久しぶりに聴いてみて改めてこのコンビのすごさに瞠目した次第です。まずこの曲の激しい響きでも決してどぎつくならないオケの威力に感心。とにかく長い1楽章を聴いていてショスタコヴィチって美しいなと思ったのです。これがベルリンフィルなら圧倒されはしても美しいとは思わないでしょうね。そして取りとめもなくなりそうな大曲を見事にさばいていくハイティンクの腕前。どうとでも振り回せそうなところを押さえて細部をきっちりと浮かび上がらせています。録音も申し分ありません。CDのたすきに書いている「ステレオ誌で10点満点」だから買ったのかもしれない(笑)。オケ、指揮者、録音の3拍子揃った出来すぎと言うほどの名演です。

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August 30, 2008

涼しいのでベートーベンを

Beethovenej朝夕涼しくなりました。夏の疲れは残っているんですがようやくCDを聴く元気が出てきました。それもずーっと敬遠してきたベートーベンの交響曲です。そしてなぜか2番なんですよ。私はこの曲が好きであの「ジャジャーン」という開始を聴くと結構フレッシュされるんです。で、この間のバーンスタインに続いてまず、ケンペとミュンヘンフィルを聴いたんですが録音のせいかあまりピンと来なかったのが残念。で、やはり格安セットで買ったクリュイタンスを聴くとこれは見事なものでして、1960年頃のベルリンフィルとしてもカラヤンと違ってかなり柔らかな響きでこの曲にピッタリです。そのカラヤンの1970年代の録音も聴いたのですが以外にあっさりとしたもので、というかオケが上手いので淡白に聴こえるのかもしれません。カラヤンもこの曲には思い入れは無いみたいです。で、最後にヨッフムとロンドン饗のを聴いたんですがこれがなかなか良いのです。このヨッフムのセットは他の曲も素晴らしい演奏で私としてはクリュイタンスの次に挙げられますね。ジャケット写真はそのヨッフムのものです。さて、ケンペですがあとで3番を聴いたらこれは雰囲気のある名演でした。録音というか盤質がもう1つなのが惜しいです。それにしても久しぶりのベートーベンでした。

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June 28, 2008

ビリーの英雄を聴く

最近よく名前を聴くベルトラン・ド・ビリーがナクソスミュージックでも聴けるのでまず「英雄」を聴きました。オケはウィーン放送交響楽団。まだ40歳代の若さなので予想通り早めのテンポでスイスイやってくれますがこれがなかなか快適なんです。私は指揮者を判断する時に「英雄」を基準にすることが多いのですが、それは1番2番はともかく少しいじってみたくなるこの3番では指揮者が裸になるような気がするんですね。その点ビリーはセンスの良さを十分出していてフレッシュなベートーベンを味わうことができました。評判だけのことはあります。ということでこの人の「フィガロ」などのオペラBOX(特価ですよ!)を注文したんです。happy01
Bara
さて、昼から雨が降り出したので家の中のまだ旬の紫陽花を写そうと思ったら同じマンションの方からバラを頂いたので一緒に記念撮影です。

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June 03, 2008

ショスタコーヴィチ 交響曲第10番

980302_shostakovich10NML(9.80302)から。アンチェルの指揮、チェコフィルの演奏。1955のモノラル録音だからあまり音は良くないけれどこれは恐ろしく気迫の入った演奏です。また初演が1953年の12月ですからきわめて早い録音でもあります。2楽章なんか私の知っているカラヤン、ショルティ、ヤンソンス、バルシャイなどより恐ろしく速いのですがこれはwikiに載っていたように出版のときのメトロノーム記号のミスプリントをそのまま使ったのかもしれません。4楽章に入っても凶暴な前進力止まず、しかもわざとなのか録音のためか耳につんざく木管や弦楽器の響きが逆に快いのです。政治的な話は避けたいのですがナチスに苦しめられたアンチェル、ソ連に苦しめられたチェコのコンビがこの曲をどういう思いで演奏したのか興味はありますがその前にこの演奏を聴くとアンチェルって偉大な指揮者なんだと改めて痛感します。チェコフィルもすばらしい演奏能力を披露しています。ナクソスの「9」で始まる歴史的名盤の中でもこれは文句なしの特選ですね。

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May 13, 2008

シベリウス クレルヴォ

Sibelius_kullervoパーヴォ・ベルグルンドの指揮、ボーンマス交響楽団の演奏。ベルグルンドの2回目のシベリウス全集に入っているものでその大規模な構成から交響曲扱いされることもあるようです。2回目の全集では番号付の交響曲はヘルシンキフィルとのデジタル録音ですがそれ以外の管弦楽曲は最初のボーンマス饗の演奏が入っています。私は最初の全集も持っていましたがボーンマス饗との交響曲の演奏もすばらしいものだし録音も大変鮮明です。さて、クレルヴォはソプラ、バリトン、そして男性コーラスを要する70分も掛かる大曲ですが調べたらベルグルンドが初演したんですね。長い曲ですがそこはシベリウスでダイナミックな展開で退屈しないです。本当にシベリウスは私の体質に合うようでこの曲のようになじみの無いメロディーラインや荒っぽい楽器の使い方もすっと受け入れられるのは遠い先祖がフィンランドと近かったのでしょうか。そういえばフィンランド、ハンガリー、日本はモンゴロイドだという説があるようです。

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April 13, 2008

ブルックナー 交響曲2番

毎日の通勤の車でカラヤンのブルックナーを聴いていてカラヤンの上手さに感服しています。ただ、あくまで壮大さと美しさの追及というオーケストラで表現できる最高の演奏であるのは間違いないのですがもちろん他の演奏アプローチにもすばらしいものがあります。その中で心底感心したのがヴァントとケルン放送交響楽団による2番です。地味な曲ですがヴァントの演奏には単なる音響美以上の美しさを感じます。そしてオケが弦も管も本当に上手ですよ。ベルリンフィルほど圧倒的な音は出さないのですがしっとりとした良い雰囲気の音を出します。ドイツの地方オケとか放送交響楽団というのはネームバリューはともかく腕は一流ですね。ただ、私がブルックナーを面白いと思ったのはカラヤンの9番でしたし今年になって聴いた彼の5番で圧倒されてからですから歴史は浅いです。ちなみにLPはベームの4番とかクナ氏の5番、ワルターの7番を持っているのですが罰当たりにもほとんど聴いてません(笑)。最近は昔ほどマーラーを聴かなくなった代わりにブルックナーが心にしみるようになりました。でも肝心の土・日は野球中継にほとんど時間を取られるので長く聴けないのが実情です。

相変わらず庭は華やかですが今日は花瓶のチューリップをマクロ撮影してみました。
Tyrip5

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April 06, 2008

シューマン交響曲4番

Schumann4_karajan 昨日のカラヤンのシューマンのリハーサルを見て改めて手持ちのCDを聴いてみました。オケはウィーフィルです。1987年という最晩年の録音なので幾分元気の無さは否めないですがウィーンフィルが精一杯の美しさでサポートしていて十分楽しめました。4番に限っては元気な頃のベルリンフィルより曲に合いますね。

さて、今日も黄色いチューリップが咲き出して春真っ盛りの庭を写しました。明日から雨模様でまた肌寒くなるようですが藤の芽が一杯出ているのでこれからも楽しみです。

Niwa1

Tyrip

Hana3


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March 27, 2008

ハイドン 交響曲第45番「告別」

NML(CD98.189)から。アイオナ・ブラウンの指揮、アカデミー室内管弦楽団の演奏。何年か前にアダム・フィッシャーの指揮する33枚組のハイドン交響曲セットを買ったけれど未だに聴き通せておりません。Cd98189_haydn_45全集というものは聴きとおすために買うものではなくあまり有名でないために流通していない曲を聴くためのものだと思うようにしました。やはり一種の保険でしょうかね(笑)。実はアダム・フィッシャーのセットでなにげに102番を聴いたらこれがなかなかイイのです。で、ナクソスミュージックを見ましたがやはりありません。仕方ないのでアカデミー室内管の45番をセレクトしました。この辺りはまだチェンバロが入っていて指揮者無しで演奏したのでしょうか。1楽章はいかにも疾風怒濤期のハイドンだと思うのですが有名な4楽章のチャーミングな終わり方は最高です。この後のベートーベンやモーツアルトの要素も一杯あります。ハイドンはいいですね。

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March 17, 2008

ミヨー 交響曲1番「春」

NML(CDX-5109)から。ミヨー自身の指揮、ルクセンブルグ放送管弦楽団の演奏。毎日お邪魔して新しい音楽情報を教えていただく先生のご紹介による曲です。Cdx5109_milhaud交響曲1番「春」といえばシューマンが有名ですがこちらはなんとも粋なミヨーの室内交響曲で、全曲何と3分半。この短さがいいです(笑)。「春」という副題の通りなんともほのぼのとしてぼんやり聴いていたら終わっていました。というかこのアルバムには室内交響曲が6番まで納められているので2楽章のつもりで聴いているのが2番の交響曲「田園」でした(笑)。同じく3番が「セレナード」、そのあとは声楽付の6番まで、そして2枚目には各種協奏曲が納められていて録音もいいので楽しく聴くことができました。先生によるとルクセンブルグのオケはちょっと・・・だそうで、確かにCDで持っているタッキーノによるサン・サーンスのピアノ協奏曲は荒っぽかったですが、ここは作曲者の指揮だというアドバンテージもあって楽しめました。

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March 16, 2008

ブルックナー交響曲9番

これもiTunesでのお買い物です。ジュリーニ、ウィーンフィルの演奏で400円。WEBのHMVでも1000円以下で買えるのだけれど特価で買おうとすると何枚かの抱き合わせを要求されるし数分後に手に入ることを考えるとこちらを選ぶのです。何せ梅田まで出るのにバスと電車で片道400円掛かるのですから片道でブル9番が聴けるのはうれしい限りです。さて、ジュリーニの演奏ではシカゴ饗のCDがあるんですがあまり印象に無くてというかカラヤン以外ではほとんど聴かなかったためです。でもうわさに高いウィーンフィルとの演奏はまさしく美しさの限りでした。これほど音楽を慈しんだ演奏を私は知りません。力強さでは最初に好きになったカラヤンなんですが総合点はジュリーニですね。本当にいいお買い物でした。しかし今年はCDを買わない決心をしたけれどiTtunes漁りはやめられません(笑)。

今朝は結構寒い気がしたんですが日が差すと暖かいです。庭の花も色合いが良くなりました。今朝は強い日が射す前に写しました。

Hana5

Hana4

Hana6

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March 02, 2008

ドヴォルザーク 交響曲7番

ノイマン指揮、チェコフィルの演奏。これはCDも持っているのですがスピーカーのテストも兼ねて今回はLPです。1981年プラハでのPCM録音だとジャケットに派手な帯があるのですが私はこういうの嫌いなので外しちゃいました。Dvorak7以前にも書きましたが7番は私の大好物で(笑)、ハイティンクで聴いてから病みつきになったんです。若いときに聴いた曲というのは生涯忘れませんね。あとはシューマンの4番でしょうか。さて、ノイマンの指揮は背筋の通ったとても剛直なものでドヴォルザークの民族性よりも曲の構成力を最大限に引き出す方向なのでオーケストラが実に立体的に響きます。大好きな3楽章の懐かしさもいいのですがちょっと弱い感じのする2楽章や追い込み不足になりそうな4楽章を見事に盛り上げる手腕は「チェコの」という言葉が不要な名指揮者です。しかしこの曲は8番に人気をさらわれてチェコ系以外ではあまり録音する人がいないんですよ。デビュー曲に選んだハイティンクは偉い!
そうそう、新しいB&Wのスピーカーはとてもすっきりとした音でまずまず満足なんですが、LPのときはいまだにNS1000Mがいい味を出しますね。今日はオーディオ用にノイズフィルタ付のACタップに交換したりいろいろ音質改善を試みましたがまだまだです。臨時に積み上げていたテクニクスのスピーカーは次男の応援を得て別の部屋に移動しました。そちらの部屋もいろいろやらなければいけません。3つの部屋で音楽を聞くようにするのは大変です。

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February 17, 2008

ショスタコヴィチ 交響曲5番

Shosta5_2マゼールの指揮、クリーブランド管弦楽団の演奏。新しいスピーカーのテストも含めてLPを聴いてみました。テラークという録音の優秀さで有名だったレーベルです。1981年の録音ですからデジタル録音の初期でまだCDプレーヤーが高くて買えなかった時代です。でもこのレコードなんと4000円!ケチな私がよく買ったものですがさすがに高いだけあって盤質は良いし録音もまったくナチュラルな音で最初ドハデな音を期待して聴いた時は肩透かしを食った気がしたものです。本当に優秀な録音というのは実演で経験する自然な音の再現なんですが、昔の英デッカのちょいとハイ上がりの音に慣れていると物足らなく聴こえるんですね。その点フィリップスはさすがです。そしてマゼールの演奏もまったくけれん味の無い丁寧なものでこれもいい意味で裏切られました。マゼールはクリーブランドを振る時は実にオーソドックスな演奏になるのは前任のセルを意識しているのでしょうか。こういう演奏ができる彼はやはり大指揮者ですね。Bw_3
写真はジャケットの裏面ですがオケの配置やマイクセッティングよく分かります。ほとんどをデジタル録音の説明に費やしている解説によるとモニタスピーカーはInfinityで、そのケーブルにはAudio-Technicaを使用したとあります。モンスターケーブルの出る前なのかな。さて新しいB&WですがとりあえずNS1000Mの上のテクニクスのまたその上に乗せました。これはしんどかったですよ。でもいずれテクニクスは隣の部屋のサブシステム用にします。

今日も寒い日だったのですが庭の一輪のバラはまだ元気です。420mm相当の望遠で、しかも寒いので部屋の中から(笑)写しました。ホント私よりすごい生命力。O-ヘンリーの「最後の一葉」を思い出します。
Rose_2

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February 09, 2008

アーノンクールのベートーベン

YukiiTuneでアーノンクールとヨーロッパ室内管弦楽団によるベートーベンの交響曲全集を購入しました。交響曲以外にもヴァイオリン協奏曲、序曲集、荘厳ミサ曲、そしてプロメテウスの創造物まで入って(超)格安価格です。ピリオド奏法なのでかなり考えていたのですがこの間ナクソスミュージックで聴いたプロメテウスがとても気に入ったのと荘厳ミサに惹かれての購入です。ところがあまり期待していなかった交響曲がとてもいいんです。1番から3番までは本当にベートーベン時代はこうだったのかなんて思わせるような古典的な趣一杯で、ノンビブラートも控えめでいかにもピリオドだぞなんて押し付けがましい雰囲気が全然ありません。高性能で素直なECOだからアーノンクールの意図するものがそのまま出たんでしょうね。この組み合わせは大成功ですよ。でも7番などカラヤン風のレガートで始まりちょっとビックリ。これは少人数のためアタックがきつくならないための配慮かななんて思いました。5番が少しきついかなと思いますがこれはどうしても意気込みが入るのでしょうか。あと、驚いたのはヴァイオリン協奏曲で、1楽章の終わりのピアノ付のカデンツァには本当にビックリです。でもこれも大変美しい演奏でした。そしてお目当てのプロメテウスは優雅きわまる演奏でECOの木管と弦楽器の素朴で美しい掛け合いを聴いていると1時間が夢心地です。これは名曲ですよ。半分くらい聴いて思ったのはアーノンクールってとてもいい趣味なんだなということと、やはり素直にいうことを聞くオケとの組み合わせでそれが発揮できるんだということです。
昨日届いたオンキョーのオーディオボードを組み込もうと思ったらサイドカバーが開かない。あれこれやって結局Dellのサポートに電話したら10分以上待ってやっとつながり、話をすると裏面にある逆L型のレバーを下ろしてから引っ張ってくださいとのこと。なるほどチト恥ずかしい。しかしメモリの増設のことは書いているんだから説明書にこれ位は書いていて欲しいなあ。もう1台のHPにはそんなレバー無くてすぐに開くから、なんて言い訳か(笑)。さて、今日は朝から雪が降り続いてここらでは大雪の部類に入る状態です。車で出かけた息子は大丈夫かな。

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February 04, 2008

ベートーベン 交響曲5番

980112_szellNML(9.80112)から。セルの指揮、クリーヴランド管弦楽団の演奏。1955年のモノラル録音で音はまずまずですが1楽章の重量感あふれる推進力はたいしたものです。速いテンポで1楽章の繰り返しを入れて全曲約30分。セルとクリーブランドのベートーベンは3番しか持っていないのですが3番はオケが軽いなという印象あったのでこの重量感は大きな驚きです。今更ながらセルの力を見せ付けられた思いです。これが良い音のステレオで発売されていたら大きな反響をよんだでしょうね。ジャケット写真も準備中なんですがすばらしい演奏なのでエントリーしたいと思います。

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January 10, 2008

ハイドン 交響曲104番「ロンドン」

Chan0655_hydn104NML(CHAN0655)から。ヒコックスの指揮、コレギウム・ムジクム90の演奏。最初一応メジャーなノリントン、シュットゥガルトで聴きだしたのですがやっぱり私には合わないので(笑)こちらに代えて聴きだしてびっくり。明らかにピッチが低いのです。その他ファイとかティントナーなどの冒頭を聴き比べたのですがこの団体だけ明らかにピッチが低いです。古楽団体ですがたぶん楽器も昔のを使っていわゆる本当の意味でのピリオド奏法を身に着けているのだと思います。またこういった聴き比べがすぐにできるのがナクソスミュージックのありがたいところです。ただそのピッチのおかげでこの曲の刺激的な出だしもしっくりしたものになりました。やはりオケ自体が古楽様式を取り入れていればノンビブラートであれピッチを下げても違和感がないと思うのです。というか私はノンビブラートは低めのピッチにこそ合うのではないかと思いました。ピッチの話は奥が深いので私は言及できないのですがカラヤン時代のベルリンフィルのピッチは446Hzもあって「カラヤン・チューニング」と言われたそうです。さて、この曲も「のだめ」スペシャルで千秋君のテスト曲だったと思うのですが後半の録画が切れていて聴いていません(涙)。

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December 06, 2007

ベートーヴェン 交響曲第3番

980062_beethovensym3_reinerNML(9.80062)から。フリッツ・ライナーの指揮、シカゴ交響楽団の演奏。モノラルだから多分1950年代の録音でしょう。最近ライナーのSACD録音に興味があるので聴いてみたのですが予想通り引き締まったすばらしい演奏です。1楽章から堂々とこの曲には理想的と思えるテンポで始まり、3楽章以降は速い目のテンポですがあわただしさやライナーがよく言われるような冷たい印象は皆無です。さすがに録音は古いので強奏ではつらいのですが、いい加減な耳を持つ私はあまり気になりません(笑)。「英雄」は大好きな曲であれこれ集めたのですがセル以外ではライナーのを聴いて当時のアメリカでこれだけの演奏が出来たことは素晴らしいと思います。ライナーのSACD盤よさそうですね。

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November 25, 2007

マーラー 交響曲2番

Mahaler2バーンスタインの指揮、ニューヨークフィルの演奏。1965年に発売されたLPですが冒頭のコントラバスのすさまじい地響きを聴いて一瞬にしてマーラーワールドに魅了されること請け合いです。最初聴いた時は度肝を抜かれました。そしてこの頃のバーンスタインはマーラーが本当に合っていましたね。少なくとも当時のベートーベンの比ではないです。と言っても最近聴き直していてベートーベンも結構良いなと感じているのですが。ニューヨークフィルもマーラーが体質に合うのか木管の音色なんかもひなびていてアメリカのオケじゃないみたいですよ。でも4楽章の「原光」を過ぎて5楽章のクライマックスではパワー炸裂で、さすがです。聴き終わってからやはりマーラーはスマートなラトルも良いけれどバーンスタインの入れ込みも捨てがたいなと思った次第です。さて、写真はモニターの前に置いたLPジャケットですが、背後両サイドは最近置いた小さなコンポです。パソコンのスピーカー代わりなんですが一応コンポなんで8センチの小さなスピーカーながらナクソスミュージックやCDなんか結構良い音で鳴るんですよ。ニアフィールドとでも言うのでしょうか。小さな音で十分だしその分定位もよくて結構気に入っています。

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November 17, 2007

マーラー 交響曲6番 ラトル BPO カセット版

Hanaサイモン・ラトルの指揮、ベルリンフィルのライブをFMからカセットに録音したものですが残響の多いホールトーンが美しくなかなかの好録音でした。録音した時以外はほとんど聴いていなかったのでもう始めて聴いたと言ってもいいのですが、私はこれを聴いて初めてラトルのすごさを認識しました。まずは明るく美しく一言でいえば全然悲劇的でない6番です。美しいと言ったのはベルリンフィルの音色のことで、時々やりすぎてうるさく聴こえる時もあるベルリンフィルが、ここでも求される音を完璧に出し切りますがその音が本当に美しいのです。またラトルも2楽章では彼がこんなに叙情的なのかと思うほどですが4楽章では構えが実に大きくて、マーラーの譜面からオケの能力を目一杯に引き出してこの長い曲の最後にふさわしい悠然とした歩みでクライマックスを築き上げるラトルは本当に見事です。最後の音が鳴り終わって約2秒ほどの静寂の後拍手が起こり始め多分ラトルが客席を向いた時に聴衆の興奮が最高潮になりますがこれは芥川さんのおっしゃる通りでしてやはりベルリンの聴衆は素晴らしいです。ラトルの健康的なマーラーはある意味マーラーらしくないとも言えますが私は彼の解釈を大いに支持しますね。これを聴いてすぐにHMVでラトルのマーラー全集を見たのですがこの曲のオケはバーミンガム市饗でした。多分このベルリンでの演奏会の後で録音したと思いますがもう少し考えます(笑)。マーラーの全集はインバルのを持っていますがあまり聴かないのでもう1つ欲しいのですが最有力候補はテレビで聴いてとてもよかったベルティーニ、その次はオケの魅力でマゼールかな。でもバーンスタインが始めてニューヨークと組んだ全集がもっと安くなれば・・・ですね。写真は全然関係ないですがカセットの写真では面白くないので彩りです(笑)。

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November 14, 2007

芥川也寸志 エローラ交響曲

8555975_akutagawa1NML(8.555975)から。湯浅卓雄指揮、ニュージーランド交響楽団の演奏。日本人作曲家が続きますが芥川さんを取り上げたのは別の理由があり、それについてはまた別の機会に。最初は、名前だけ知っている「交響三章」を取り上げようと思ったのですが聴いてみたらインドでインスピレーションを受けたというエローラの方がずっと面白かったので急遽こちらにしました。1分くらいの小曲17で構成されている変わった曲ですがオーケストラの鳴らし方が素晴らしいしオケ自体もとても上手です。それこそ活気にあふれたオリエンタルムード一杯でこれはホントに面白い。そういえば芥川さんは、自分の性格は本当は内向的で暗いので出来るだけ明るい曲を作るのだと言うような話がありました。その昔黒柳徹子さんと一緒に音楽番組の司会までされていてホントに格好よかったです。黒柳さんと仲の良かったワイセンベルグが出演した時の楽しい曲芸弾きのお話は今でもwebに載っていてそれを見られなかったのが残念です。

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November 11, 2007

アバドのベートーベン ライブ2

アバドの日本ライブ公演の記事の続きです。ベートーベンの9番まですべてカセットからバックアップした時に聴き直したのですが、先週すばらしいと書いた3番のあとで印象に残ったのは1番と8番ですね。こういう古典美あふれる曲では真正面に対峙するというアバドの先天的に素直な音楽性を感じます。ただ彼は結構血が騒ぐ方だと思うのですがそこはウィーンフィルががっちりとある線を越えさせないです。その取り合わせがブラームスでもそうでしたが、ベートーベンでも顕著に現れるので結局ダイナミックで美しく格調高い仕上がりになるわけです。もちろん他の曲も概ねそうなのですが、ただ5番に限っては私の好みなんでしょうが4楽章のホルンが気に入りません。ブログで歌うわけにも行かないのですが(笑)「たーらたーらららーー」の部分、ここをしまりなく吹奏させるのでそれまでの緊張感がぷつりと切れるんですよ。その昔このコンビの5番、7番の入ったCDを買ったらやっぱりそうなんです。だからそれ以上アバドのベートーベンを買わなかったというより本当はお財布の許可が出なかった。ということでアバドシリーズはお終い。というのは整理進行中のカセットの中からラトルとBPOのマーラーが出てきたので来週はこちらのお話です。何となく(勝手に)忙しいです(笑)。

Hana3


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November 07, 2007

ルトスワフスキ 交響曲第3番

8553423lutoslawfski_sym3NML(8.553423)から。これは管弦楽曲集3の中に収められているものです。前回と同じヴィトの指揮、ポーランド放送交響楽団の演奏。ショルティ、シカゴ交響楽団の委嘱で作曲されたもので1楽章だけで構成されています。Wikiにも解説があるようにそれほど前衛的でもなくアメリカの聴衆はがっかりしたそうですが私にはこの程度の方がとっつきやすくてありがたい(笑)。「管弦楽のための協奏曲」もそうですが前衛的でないという以上にクライマックス以外にはめったに現れない全総でも混濁せず透明感のあるオケの響きがとてもいいですね。旧ソ連の影響を大いに受けたポーランドというお国柄なのか、捕虜になった戦争経験のためか、曲中常に緊張感が途絶えることがないので単一楽章30分に亘って聴き続けるのは結構しんどいです(笑)。でもルトスワフスキいいです。ヴィトとオケの演奏はいつもながら美しくこちらはもう私は大ファンですね。

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November 03, 2007

アバドのベートーベン ライブ1

相変わらず休みの日はせっせとカセットのバックアップに励んでいます。今回はアバドとウィーンフィルが1987年に来日してベートーベンの交響曲連続演奏会を行った録音からのお話その1です。当時私は真面目だったのでちゃんと全曲カセット録音が残っていたんです。で、まず最高に素晴らしかった3番から。3番自体大好きでLP時代も一杯集めたしこの演奏を聴いて指揮者の好き嫌いを決めるほどです。ウィーンフィルは例によって冒頭の2つの和音を少し外しますが以後はアバドの落ち着いたテンポにうまくのって実に優雅というか高貴な演奏を繰り広げます。こういうのを聴くとアバドって育ちが良いんだなと思います。こせこせしないし見栄を張ろうなんて気持ちが全然無いですね。おおらかで雄大で恰幅のいい演奏が最後まで続き、これこそが現代のベートーベンの最高の演奏ではないかと思います。ではアバドのベートーベン全集を買えば良いのか、というとそうでもないのが悩ましいんですねぇ(笑)。明日はその辺の理由を含めてその2をアップする予定です。さて、今日は次男の部屋のリフォームで奥さんも外出していたので何か落ち着かないし寂しいしで写真はありません。全然関係無いか(笑)。しかし畳の部屋をフローリングにする場合には強烈な騒音が出るんですね。お隣や特にお2階にも連絡はしておいたのですが申し訳ない。

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November 02, 2007

ブラームス 交響曲1番

Recordingカセットシリーズの3弾目。カラヤンとベルリンフィルが1988年5月に東京で行った公演の録音。彼が亡くなる前年ですがまことにすばらしい名演です。別の日のモーツアルトの公演録音もありますがこちらはかなり老化現象が目立ったのにこのブラームスは最初から最後まですばらしい気迫で前年に録音されたCDをはるかに上回っています。ライブというのはつぼにはまると怖いくらいの演奏になりますがまさにその通りです。モーツアルトで裏目に出てしまったカラヤンの変な流麗癖が全然無く、最初から最後まで真剣勝負の演奏で、この演奏会を聴かれた人は本当に幸運です。またベルリンフィルが素晴らしいアンサンブルでカラヤンをサポートしきったことは言うまでもありません。当時からあまり品の良くない「ワオー!、ギャー」というブラボーもまあ良いでしょう。写真は当該のカセットとパソコンで取り込んでいるこの演奏の波形です。この時はカセットの往復モードで録音したので3楽章の最後で表裏が切り替わるのですが、HDDに取り込むので後の編集でうまくつなげばほぼ切れ目無く録音できるのでとても重宝します。つまりFMの録音なら最初からHDDに録音しておけば後で自在に編集できるのです。今後は大事なFMの録音はこれですね。

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October 29, 2007

ドヴォルザーク 交響曲第9番

Oc376_dvorak_sym9NML(OC376)から。イヴァン・アンゲーロフの指揮、スロヴァキア放送交響楽団の演奏。HMVからドヴォルザーク交響曲全集としてかなり廉価で出ていて、買おうかなと思っていたらナクソスミュージックで聴けるようになりました。ありがたいことです。でもいきなり全曲聴くのは時間が掛かりすぎるので早寝をモットーとする私は手っ取り早く一番有名な「新世界より」を聴いてみました(笑)。結論はまずまず、というところでしょうか。ディスコグラフィーを見るとこのオケはNAXOSにセミクラシックから国歌まで実にあらゆるジャンルの大量のCDを録音してるのでビックり。指揮は無難だけれど弦楽器の後ろでリズムを取っている管楽器の細かいニュアンスなんかはちょっと雑なところがあるし、チェコ独特のリズム感ももう1つといった感じです。何せNMLにはピェロフラーベクとチェコフィルの強力コンビのすばらしい演奏があってちょっと分が悪いですね。でもこちらのコンビの演奏は5,6,7,8番だけなので全集としての価値は高いと思います。で、念のため同じくNMLで全集になっているこれも録音のめっぽう多いヤルヴィとスコティッシュ・ナショナルのコンビで同じく9番を聴いてみたらオケも指揮も録音もこちらの方がちょっと上かな。ただ、ヤルヴィは元気だけれど少し荒い面もあるのでNMLに限っては1番から4番まではアンゲロフ、5番から8番まではピェロフラーベク、9番はヤルヴィで痛み分けにしましょう(笑)。

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October 21, 2007

感動再び!アバドのブラ4

Casset_tape家の再生しないカセットデッキの修理を問い合わせてみたら安いデッキが買えるくらい掛かるみたいなので止めてオークションで古いカセットデッキを購入しました。とにかく古いカセットテープがちゃんとした状態なのか確認したかったのです。リサイクル品なので外見は汚かったですが問題なく再生してくれました。期待してなかったドルビーCもあり、HX-PROまでついていました。で、さっそく宝物にしているアバドのブラ4を聴いてみましたが30年も昔にFMから録音したとは思えない良い音で聴くことができました。1楽章は若いアバドの指揮に決してピッタリと付いて行かないオケの様子がよく分かります。ヴァイオリンはアバドのテンポでもその他チェロなんかは「オラいやだ」みたいにほんの少し遅れて、よく言われる「蜂蜜をスプーンでかき回す」状態なんですがこの味がなんともいえないです。とにかくこの曲でオケは歌いたくて仕方ないようですね。それでも2楽章くらいからはお互いが歩み寄って実に美しいブラームスを奏でるようになり、3楽章の終わりから一気に4楽章へ突入してからはオケが完全にアバドの味方になってもう渾然一体の演奏になります。1楽章でののんびりムードはどこにもありません。3楽章からは手に汗握って聴いていましたが4楽章の最後近くホルンが終わりを告げるコーダに入ってからは不覚にも涙が出てきました。あのウィーン・フィルがここまでやるのか!終了直後に私の代わりのような「ブラボ!」を叫んでくれてありがとう。このお話何度もしているのですが久しぶりにかなり良い音で聴いたらまたコーフン状態になりました。業務用だという安いカセットはハダカ状態で適当に作ったラベルもはがれたので新しいのを作り、それでもあまりに殺風景なので感謝の気持ちを込めてバラの花びらを乗せて記念撮影しました。同時にデジタルデータにも変換したのでCDに焼くつもりです。このデッキ、この再生だけでも十分元を取りました。うれしい!

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September 17, 2007

ベートーベン交響曲4番

Bet4久しぶりのLPです。クライバーの指揮、バイエルン国立管弦楽団。同じ組み合わせの超有名なクライバーの7番を持っていないのですが代わりに4番がありました。LP1枚裏表にこれ1曲だけ29分です。でも輸入盤で価格を見たら1000円でした。だから買ったのかな(笑)。これは7番と同じくベーム追悼コンサートの完全ライブ録音なのでかなり練習したそうですが4楽章のファゴットの忙しいパッセージにちょいとキズがあるとわざわざ書かれています。こういうところLPの解説はありがたいですが、もちろんそんなこと屁でもないほどの名演奏です。新しいカートリッジの文句の無い音で文句の無い演奏を楽しむことができました。

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September 14, 2007

ベートーヴェン 交響曲7番

8111248beethoven_s7NML(8.111248)から。クレンペラーの指揮、フィルハーモニア管弦楽団の演奏。1955年のモノラル録音です。7番は同じ演奏者のステレオCDを持っているのですが演奏様式はほとんど同じです。とにかく遅い。1,2楽章はそれほどでもないけれど4楽章の開始を聴いたら誰でも「あれっ?」と思うはず。簡単に言えば3楽章のプレストがアレグロ、4楽章のアレグロ(コン・ブリオ)がアンダンテくらいです。もちろん1楽章からこのテンポですから大変遅く感じるのですが、決してぶっきらぼうではなくヴァイオリンなど結構たっぷり歌わせていて力強くそして各楽器が良く歌うとびきり美しい演奏でもあります。弦楽器もそうですが木管などのパッセージがとても明確で聴いていて快いです。そして何と言っても遅いテンポのままじりじりと盛り上がって行く終楽章の迫力は素晴らしいものがあります。私はスーパースピードのカラヤンも好きですがクレンペラーの演奏こそ模範にすべき演奏だと思っています。

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August 16, 2007

ショスタコヴィチ 交響曲5番

Shost_sym5バーンスタインの指揮、ニューヨークフィルハーモニックの演奏。1979年東京公演でのライブ録音です。バーンスタインには1959年の旧録音もあってクライマックスのあっけない終わり方に異論もあったのですが最初に聴いたときは衝撃を受けたものです。特に1楽章と2楽章の弦バスの威力にはたまげました。それに比べるとこちらのライブのほうは実に美しい演奏です。もう古典となったこの曲をバーンスタインは心からの愛情を持って演奏しているように思えます。オケも弦楽器からチェレスタに至るまで音色の美しさは素晴らしいもので終楽章も圧倒的とはいえ決して居丈高にならず、まずは理想的な終わり方でしょう。ライブ録音ですが拍手がカットされているのはともかく、前倒しブラボーも無いのは予め録音する旨アナウンスされていたのでしょうか。

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July 30, 2007

シベリウス 交響曲第第7番

Biscd864sibelius7NML(BIS-CD-864)から。オスモ・ヴァンスカの指揮、ラハティ交響楽団の演奏。暑い時にはシベリウス、というわけでもないのですが、やはり冬に聴くよりは身体にもいいみたい(笑)。今回もナクソスミュージックのお勧めの曲ですが以前聴いた3番も含めこのコンビのシベリウスはお国ものだから以上の強烈な説得力があります。私がシベリウスを最初に聴いたのは若かったマゼールがウィーンフィルを思い切りドライブした熱血のシベリウスでしたが次に聴いたカラヤンで始めてシベリウスの奥深い魅力を知ったのです。CDでは2種類のベルグルンド(ボーンマス饗、ヘルシンキフィル)で満足していましたがこのヴァンスカの演奏は更にその上を行くものです。7番はシベリウス研究家のセシル・グレイが単一楽章に凝縮された密度の高さを超新星に例えたそうですが確かに聴き終わった後の充実感は素晴らしいものがあります。25分という短さも私にはちょうどだし(笑)ジャケットがまた素晴らしくてこの曲をセレクトした一因でもあります。

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July 27, 2007

ラトルのドヴォルザーク

今週のNHK-FMは月曜日以外は録音順調です。^^v
同時に火曜日からトラの試合も正念場なのでホント(勝手に)忙しかった。帰ってすぐに風呂に入り、録音のスタンバイをして野球の状況をチェックしてから正確な時計(電波時計)で定刻ピッタリに録音スタートです。それからはゆっくりと一杯飲んで食事をして別の部屋のテレビで野球を見ます。何せFM録音の部屋はアンテナがプアなので途中でノイズの入る蛍光灯も付けずテレビも入れずエアコンもご法度です。苦労の甲斐あって録音も野球もうまくいきました。そうそう昨日は試合が早く終ったので録音終了後水曜日に入れたラトルのドヴォルザークの7番を聴いてみました。予想通りシンフォニックそのもので3楽章の懐かさいっぱいのスケルツォでもボヘミアの香りほぼ0です。しかし7番はドヴォルザークがボヘミアちっく交響曲から抜け出そうとしたものなのでこれで良いと思いますね。私の一押しのノイマンなどは本当に何とも剛直極まる演奏です。しかしこの土日でFMアンテナの改良を試みます。

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July 15, 2007

チャイコフスキー交響曲4番

Tchaikovsky5カラヤンが1972年にベルリンフィルと録音したものです。カラヤンは何度もチャイコフスキーを録音していますがステレオで1960年にEMIでベルリンフィルと入れたLPが私の刷り込み演奏でして以後様々な演奏を聴いてもどれも納得できなかったのです。同じカラヤンでも1964年ごろやはりベルリンフィルとグラモフォンで入れたのは音がシャープすぎるし何となく落ち着かないテンポでボツ。CD時代になってウィーンフィルと入れたものはもう最盛期をとっくに越えた元気の無い演奏でこれもダメ。ところが今回EMIで録音したものを聴いてやっと納得できました。4番はこれで決まりです。最初のファンファーレも圧倒的だしその後の恰幅のいい進め方も文句の無いものです。2楽章のオーボエ、3楽章の一部のすきも無いピチカート、終楽章の盛り上げ、ベルリンフィルの能力を最高に生かした名演奏ですね。私、5番や6番は結構好みに幅があるのですが4番だけは文句が多いんですよ(笑)。しかし、カラヤンは同じ曲を録音する場合ポリドールとEMIで切り口を変えるようです。ポリドールではシャープで鮮烈な演奏を、EMIではたっぷりとした豊麗な演奏です。チャイコフスキーではEMIに軍配をあげたいですね。

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July 02, 2007

カラヤンのベートーベン全集(新装)

Karajan_bet785月に注文したカラヤンのベートーベン全集がやっと昨日届きました。1960年前半の最初のステレオ録音で私も何度か記事にしたものです。このときの録音のCDもバラで何枚か(正規盤ではない)持っているけれど2000円台の格安だったのでこの際紙ジャケットでも十分だと予約していたのです。それから入荷が遅れること1ヶ月。やっと届いたものを見たら何とちゃんとプラケースに入っていました。簡単なブックレットも入っています。天下のカラヤンに紙ジャケットではお粗末だとカラヤン財団か何かがクレームをつけたのでしょうか。私は安ければそれほど体裁にはこだわらないのですが録音場所や日にち、録音技師の名前が詳細に記載されたブックレットを見るとその真面目な姿勢には頭が下がります。早速7番から聴き始めてバリバリに元気だった頃のカラヤンと重心の低い当時のベルリンフィルサウンドを聴いて改めて感動した次第です。その後で聴いた恰幅の大きい8番は本当に名演ですね。

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June 22, 2007

ハイドン 交響曲101番

Cocq83832haydn100101NML(COCQ-83832)から。モーゲンス・ヴェルディケの指揮、ウィーン歌劇場管弦楽団の演奏。1960年ごろの録音でしょう。その昔ヴァンガードレーベルで出ていた演奏ですが偶然NAXOSで見つけて今週はこればっかり聴いていました。昔から憧れていた人にやっと再会できた気持ちです。レコードで聴いた時は端正で弦がとても美しい演奏だったという記憶があるのですが改めて聴いてみてその記憶を超える見事な演奏に心底感動しました。とにかく端正なたたずまい、風格があってしかも重くないリズム、そしてダイナミックスは結構大きくとるのですがオケ(これはウィーンフィルですね)のオーボエや弦楽器のおかげでとても美しくかつ立体的な演奏になっている点などこれがハイドンの最高の演奏だと改めて確信できました。この時期のハイドンの交響曲がいかに完成されていたかの証明になるでしょう。私、カラヤンとウィーンフィルのハイドンも結構好きなんですがこれを聴くとカラヤンのリズムが如何にダレているかが分かります(笑)。想像ですがフリッツ・ライナーがウィーンフィルでハイドンを振ったらこのようになるんじゃないでしょうか。録音も十分美しいのですが録音レベルのせいか強奏時に少しだけひずみっぽくなります。しかしこれが却って弦楽器の生々しさが出ていいんですよ。なんて、惚れたらあばたもえくぼ状態です(笑)。デンマーク出身(だったと思う)のヴェルディケはハイドンの権威だと聞いていましたが録音はこれ以外に出て無いようです。もったいないなぁ。このアルバムには100番「軍隊」も収められていますがこちらももちろん文句の無い演奏です。最近は1時間も聴きほれてしまうことって少ないのですが何しろ憧れの演奏ですからね。

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June 15, 2007

モーツァルト 交響曲第25番

Vox7814mozart25NML(VOX-7814)から。クレンペラーの指揮、ウイーン・プロムジカ管弦楽団の演奏。多分1950年前後の録音でモノラルの音はあまり良くないけれどこれは見事なモーツアルトです。後年のフィルハーモニアとの重厚な演奏に比べるとテンポも速くいっそうの緊張感があり音の悪さにもめげず引きこまれて聴いてしまった。クレンペラーって遅いテンポの指揮者かと思ったらこの時代はかなり速いテンポ(約19分)を設定していたんですね。ウイーン・プロムジカ管弦楽団はそれほど腕の立つオケとは思えないけれどここは怖いクレンペラーのせいか見事なアンサンブルです。昔のウィーン交響楽団もカラヤンが振ったときは別人(別オケ?)のようにしゃきっとした音を出していたけれどオーケストラって指揮者で変わるんですよね。

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June 05, 2007

ブルックナー 交響曲2番 ヨッフム

Bruckner_1何年か前に買ったハイドンの交響曲全集を聴き通そうと車に積んで聴いていましたが50番辺りでさすがに飽きてきた(笑)。とにかく全集ものはコストパフォーマンスは良いんだけれど全部聴くって結構難しい。それでも結構続いたのは例のセ・リーグとかで、よそを勝たせて自分は下位に落ちていくのが好きな慈悲深い球団のおかげです。とにかく勝った次の朝は条例で大阪のラジオはどこも「○○おろし」を流し、ラジオを聴かなかったら近くの交番に連行されるんです(ウソ)。だからこの2ヶ月は安心してハイドンが聴けたのですよ(涙)。さて、今月からこれもあまり聴かないヨッフムとSKDのブルックナー全集を積んでいるんですが、2番にはまってしまいました。ノヴァーク版しか知りませんがこれは本当に美しい。私はどちらかというとマーラー派でブルックナーは余り聴かないんですがこの曲は気に入りました。言うまでも無くSKDも見事な演奏です。2番は余り人気が無いようでCDもナクソスでも数は少ないですね。

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May 31, 2007

ベートーベン交響曲6番「田園」

Beethovensm6_walterブルーノ・ワルター指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏。録音は1946年の1月。歴史的録音BOXセットに入っていたものです。安かったので買ったものの正直言って私は録音の悪いのは嫌いなんです。美しい音を聴きたい一心で高校の授業中もアンプの設計に心血を注いだおかげで化学の試験の点数が9点(100点満点ですよ・・涙)なんてとったほどですから(笑)。いや笑い事でなくその後の夏休みは必死に勉強して、でもおかげで結構化学が好きになりました。話が飛びすぎた(笑)。だからいくら歴史的演奏でも気持ちが入らないことが多いのですが、この「田園」だけは最初の10秒ほどで惹かれてしまったのです。もう雰囲気が違うんですよ。最初良ければ後はまっしぐらですね。全楽章何ともまろやかで美しい歌が聴けました。本当にどこも歌心一杯の「田園」です。録音なんてぜんぜん気になりません(笑)。これでウィーンフィルなら、と思われるでしょうがフィラデルフィアのつややかな音色がまたすてきなんですよ。音もまずまず良く、代表的なワルターの「田園」と言えますね。ちなみに2枚組の片方トスカーニではホロヴィッツとのチャイコンなどがあり天下の名演なんでしょうが音が悪すぎてさすがに途中で止めました。私はチャイコンはアルゲリッチとコンドラシンとの果し合いのようなLPがあれば十分ですね。

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May 30, 2007

J・C・バッハ 2つのオーケストラのための交響曲

9997522j_c_bach5NML(999752-2)マルコ・ポーロのJ・C・バッハ交響曲全集-5から。アンソニー・ホールステッドの指揮、ハノーバー・バンドによる演奏。バッハでもセバスチャンではなく息子(9男)のクリスチャンの方です。交響曲全集が5つもあるのですからかなりの数の交響曲を書いているんですね。バッハという名前からハイドンよりもこちらの方が交響曲の父ではないのかと思ったら生まれはハイドンの方が3年早く、しかもハイドンの方が20年以上長生きしています。小さい時のモーツアルトとも仲良くしたらしく彼の交響曲に影響を与えたそうです。どうしても大バッハ、セバスチャンと比べられて損な役回りみたいですが音楽はとても素直でのびのびとして楽しめます。この2つのオーケストラのための交響曲はヘッドフォンで聴いたのですが左右の小さなオケが掛け合いのように進行していく感じです。ただそれぞれの編成が普通のオケのようかどうかは分かりません。ピリオド奏法では由緒あるハノーバー・バンドはさすがに堂に入った演奏でピリオド奏法を聴くときの違和感がぜんぜんありません。この全集は全部聴く価値があると思います。

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May 08, 2007

シベリウス 交響曲第3番

Biscd0862sibelius3NML(BIS-CD-862)から。オスモ・ヴァンスカの指揮、ラハティ交響楽団の演奏。ナクソス・ライブラリーではこのコンビの演奏でシベリウスの交響曲だけでなくその他の管弦楽作品の多くが聴けて、しかも演奏の質がきわめて高いので、もうシベリウスのCDを買うことは無いと思うのです(笑)。といっても家にあるのはCDではベルグルンド、ヘルシンキの組み合わせとザンデルリング、ベルリン放送饗が全集であとカラヤンで4から7番までで3番はなぜか録音していません。いい曲なのにね。LPではウィーンフィルとのマゼールがありますがこれはなかなか良かった。さて、3番は地味な曲ですが聴くほどに味わい深く感じるのです。特に2楽章の訥訥と語りかけられるような素朴さは心にしみます。ただこの演奏がすごいのは3楽書ではしっかり北の国の荒々しさを金管やティンパニなどで遠慮なくぶつけられることで、これは同じお国ものでもベルグルンドには無かったものです。このアルバムの最初は2番ですが、これは同じくNMLでディビスのものすごい名演があります。

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April 25, 2007

ハイドン 交響曲32番

8554154hydn33NML(8.554154)から。ヘルムート・ミュラー=ブリュールの指揮、ケルン室内オーケストラの演奏。ハイドンの初期の交響曲はアダム・フィッシャーの全集しか持っていないので聴き比べてしまうのですが率直に言ってこの演奏ステキです。フィッシャーのハイドン全集は5枚ずつほど車に持ち込んで聴いていますがダイナミックがすごく太鼓でもラッパでもバンバン鳴らしてそれはそれで楽しいし根拠もあるんでしょうが、こちらはもう少し普通(笑)。Biographyによるとこのオーケストラは80年前にアーベントロートによって設立された歴史のあるオケですが、1976年から1987年までブリュールのもとでピリオド楽器による演奏を行っていたのがその後種々の(たとえばホールの広さ)などの要求のためモダン楽器に変えた、みたいな事を書いているようです(英語能力不足のためここら適当)。私の好きなハ長調のためかすっきりとした幾分上品な演奏のためか聴いた印象は最高です。店長のお勧めです(笑)。ブリュールはハイドン以外にモーツアルトやベートーベンもあるようなのでこれらもぜひ聴いてみようと思っています。

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April 20, 2007

ハチャトゥリアン 交響曲第3番

Chan9321khachaturian_s3NML(CHAN9321)から。 グリュシュチェンコの指揮、BBCフィルハーモニックの演奏。この曲には交響詩曲」という副題があるけれどなんのなんのトランペットのファンファーレから始まって最初の6分ほどはフォルテ、フォルティッシモの連続でその上にオルガンまで入ってそれはそれはけたたましい曲なのです。単1楽章の曲なので最初の6分ほどが第1部として中間の静かな5分ほどが第2部でしょうか。最後の10分以上はまたオルガンが加入してバリバリ鳴らしてオケとコラボするのです。ホンマしんどい曲やなあ。オケの人たちもお疲れさま。それでなくてもBBCフィルはCHANDOSに目一杯こき使われているのにね(笑)。でも私はこのオケかなり上手だと思います。聴き終わっての感想は「スタミナ交響曲」。Wikipedia調べたらロシア革命30周年のために作曲されたとか。でも楽しかった。たまにはいいですよ。そうそう一緒に入っているイッポリトフ・イヴァノフの「カフカス(コーカサス)の風景」は一転して実にしっとりしたエキゾチックな演奏でこれは聴きほれました。

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April 18, 2007

ベートーヴェン 交響曲第7番(木管合奏編)

Chan9470beethovens7NML(CHAN9470)から。ネザーランド管楽アンサンブルの演奏。ベートーベンの交響曲を少人数の木管アンサンブルで演奏しようとは何とも楽しい挑戦ですね。私が聴いていて分かる範囲での楽器編成は、フルート、オーボエ(2)、クラリネット(2)、ソプラノクラリネット、ファゴット(2)、コントラファゴット、ホルン(2)、ティンパニ(小)といったところでしょうか。要するに普通の2管編成から弦楽器とトランペットを抜いただけ(笑)。ヴァイオリンの代わりは吹奏楽と同じくクラリネットですが特にソプラノクラリネットが大活躍です。あとコントラファゴットですね。その上にけじめをつけているのがホルンです。ホルンて木管だっけ、なんて突っ込みはしませんよ。4楽章だけケトルドラムと言うのでしょうか小型のティンパニみたいなのが入ります。ドンドンではなくタンタンみたいな音です。とにかくすべてにおいて押し付けの少ない可愛いベートーベンですが木管編成で出来たから偉いのではなくスピード感もあってほんと素晴らしい演奏でした。聴いた後しばらくほおがゆるんでいました。普通のベト7に飽きた方にはお勧めです。

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March 29, 2007

ハイドン 交響曲44番「悲しみ」

Ptc5186016haydn44NML(PTC5186016)から。マルコ・ボーニの指揮、コンセルトヘボウ室内管弦楽団の演奏。4月に行く金聖饗さんのコンサートの曲なので予習しました。ハイドンの交響曲にはニックネーム付が多いけれど44番の「悲しみ」は1楽章の哀愁を帯びた主題のためでしょうか。演奏は手際がいいと言うとしかられそうだけれどすっきりと見通しの良い演奏でこの時期のハイドンの作品には適切ではないかと思う。ちなみに私の持っているフィッシャーの全集ではもっとこってりとした味付けで悲しみはあまり感じなかったです(笑)。4月のコンサートではどんな演奏を聞かせてくれるのか楽しみです。さて、このアルバムではこの他にチェンバロ入りの22番「哲学者」と64番「時の移ろい」が入っていてこれらも楽しめました。ジャケット写真はいかにもハイドンという感じですがNMLのイラストのニンマリした顔の方が面白いですね。

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March 26, 2007

ドヴォルザーク 交響曲5番

Chan9475dvorac_sym5NML(CHAN9475)から。イルジ・ビェロフラーベクの指揮、チェコ・フィルのお国ものの演奏です。ビェロフラーベクは同じコンビの「我が祖国」のCDを持っていますが面白くない演奏で録音も良くないのであまり聴かなくなりこの指揮者の力量さえ疑っていたのですがこのドヴォルザークは見事です。チェコ・フィルも弦・管いずれも派手さはなく渋い音ですが強奏の時でも美しく溶け合っている響きがすばらしい。ドヴォルザークの初期の交響曲は7,8,9番に比べると聴き劣りがするのですがこの演奏は曲への理解が深く2楽章の歌や3楽章の独特のリズム感など本当にドヴォルザークのシンフォニックな音楽を聴いたという喜びが残ります。名演ですね。一緒に収められている交響詩「真昼の魔女」やスケルツォ・カプリチオーソも快適な演奏で楽しめます。これからこの指揮者で他の交響曲をもっと聴きます。そういえば彼は今フィルハーモニアの主席指揮者じゃなかったかな。ジャケットは魔女のようですがちょっと怖い(笑)。

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March 24, 2007

モーツァルト 交響曲全集

Mozart久しぶりのCDネタです(笑)。アリゴーニの指揮、イタリア・フィルハーモニーの演奏。有名な廉価CDです。モーツアルトの交響曲が46も(!)入っていて10枚で2000円以下で買えます。しかし、それこそ初期の曲とか42番以降の番号がついた交響曲を聴くためのものでやはり25番以降の競争相手が多いものではいまいちと思っていたのです。ところが置いておいても聴かないので車に持ち込んで連続で聴いてみたらこれがとても具合がいいんです。まず録音がとても優秀だと気づきました。ホールトーンが豊かで朝夕の通勤で聴くのにとても爽やかです。それと演奏が意外と言っては失礼なんですが良いことにも気づきました。買ったときはどうしても30番以降を聴くのですがそれは何となくゆるい演奏なので後聴く気がしなくなったのですが初期の曲ではこのくらいののんびりさがとても快いのです。でもさすがに25番以降になってからは車から降りていただきましたけれど(笑)ちょうど半分の5枚を聴きました。あと気になるのはジャケット写真がお粗末でモーツアルトが目じりを整形したみたいでほんとキモチ悪いんですよ(笑)。今は同じ調子でハイドンの交響曲全集が車に乗っています。この33枚は箱が大きいので5枚ずつ薄いケースに入れて載せています。会社が近くて1日平均で30分程度しか聞かないので全部聴き終わるのは4月過ぎるでしょうね。

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March 23, 2007

ショーソン フランク 交響曲

Ptc5186078franckNML(PTC5186078)から。マレク・ヤノフスキ指揮、スイス・ロマンドの演奏。何せこのオケには昔いろいろお世話になったのでロマンドというとすぐに反応してしまうのです(笑)。ヤノフスキはバイロイトに出たことは知っているので面白い組み合わせだと思って聴いてみました。演奏についてはSchweizer_Musik先生が詳しく述べられているので割愛しますが、スイス・ロマンドはやっぱりいいオケです。アンセルメが亡くなってから入れ替わりいろんな指揮者が来てどうなるのかと思っていましたが、サヴァリッシュやシュタインのような堅実派のおかげでオケの基礎は崩れなかったのでしょうね。その後のジョルダンで聴いたデュカは往時のロマンドの音でしたがヤノフスキで聴くロマンドはドイツのオケみたいな渋い音を出しています。でもファンとしてはいつまでもフランス音楽専用のオケではなくたとえばブルックナーなども演奏して欲しいと思うのでこれはこれでよいと思います。そうそう{庭は夏の日盛り」のSonnenfleckさんの記事でインバルとロマンドの「英雄の生涯」がとても良かったとありましたが、これはナクソスでは無かったです。残念。あとはヤノフスキさんに期待しますね(笑)。

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March 22, 2007

ボロディン 交響曲2番

Cd93116borodin2NML(CD93.116)から。何とカルロス・クライバーのボロディンが出ていました。これは必聴です。オケはシュトゥットガルト放送交響楽団で1972年の録音。もう予想はしていましたがあのカルロス節全開ですよ。ホント楽しい。アンセルメは問題外としてマルティノンなんかも結構重々しかったのですがカルロスさんはもう軽快そのもの。「いてまえ、いてまえ」とカーブも全力で曲がるので思わず岸和田のだんじりを思い出してしまった(笑)。でも1楽章の終わりはたっぷり見得を切ったあとにティンパニがバシッツと決めてくれました。ティンパニストさんいや私は大喜びです。2楽章の「ぽこぽこぽこ・・・・・」とホルン(かな)で始まって弦のピチカートなんかに引き継がれるスケルツォも快適です。そして3楽章は一転エキゾティックなメロディーをたっぷり歌わせます。ホンマに役者やねぇ。このアルバムにはおやじのエーリッヒとNBC交響楽団の演奏も入っていますが息子とよく似た元気な演奏です。いや反対か(笑)。エーリッヒ・クライバーといえばコンセルトヘボウとの「田園」は最高の名演とされていましたがやはり只者ではなかったですね。しかしこんなボロディンを出されたら他の指揮者は迷惑ですよね。ジャケットは「準備中」とかで色気が無いのですが今回の演奏ならジャケットの絵柄なんか論外ですね。

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March 20, 2007

シューマン 交響曲3番(マーラー編)

Biscd394schumann34NML(BIS-CD-394)から。アルド・チェッカートの指揮、ベルゲンフィルハーモニーの演奏。チェッカートを聴くのはヴィヴァルディの「四季」以来です。本当に懐かしい。しかもシューマンで。「ライン」のマーラー編はジュリーニで聴きたかったのですがナクソスで聴くことができました。演奏はきわめてオーソドックスなもので、始めて聴くノルゥエーのオケも響きが少し薄いのですがこれも清潔感があってOKです。ただ、マーラーの改編は金管が強化されているのか弦が薄い分余計に目立ち、逆効果のような気がします。私はオリジナルで十分ではないかと思うのです。一緒に入っている4番ではなおさらその印象が強くて1楽章から嫌気がさしたほどです。シューマンとマーラーではそれこそ「水と油」ですね。チェッカートはこの他に1番2番も入れていてそれはそれで意味があったと思いますがこのコンビならシューベルトとかドヴォルザークが向いているような気がします。また探してみよう。

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March 14, 2007

メンデルスゾーン 交響曲3番「スコットランド」

Ph05048mendelsshon3NAXOS(PH05048)から。コリン・ディビス指揮、ドレスデン・シュターツカペレの演奏。このProfileレーベルの録音の特徴なのか、指揮者との相性がいいのか、時代が良かったのかここでも特に弦楽器で代表されるドレスデンの音が素晴らしく美しいのです。憂いを含んだ第1主題が奏されるともうそれだけで90%は満足しますね。手持ちのCDではショルティ、シカゴの健康的な演奏と、一方ドホナーニ、ウィーンフィルのこちらはまたなんとも優美な演奏があり、これまで私はドホナーニで決まりだろうと思っていたけれどディビスはさらに素晴らしいのです。ついでに同じコンビの「イタリア」が無いか探したけれど無さそう。しかしディビスって昔の若々しい演奏のイメージがあるんだけどこの演奏など実に円熟していますね。大指揮者と言われる人はスゴイということが良く分かる演奏です。いずれにしてもこれからあまり聴かなかったショルティの出番はますます無いでしょうねぇ(笑)。

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March 09, 2007

マーラー 交響曲4番

8550527mahler4NML(8.550527)から。アントニ・ヴィトの指揮、ポーランド・国立放送交響楽団の演奏。この指揮者の正確な名前はyurikamomeさんの記事で分かったものですが調べてみるとかなり有能な指揮者だそうです。彼のドヴォルザーク「チェコ組曲」の演奏が気に入ったのでマーラーを聴いてみたらこれが素晴らしいのです。4番は大好きな曲なのでそれだけこだわりもあって出だしのテンポと鈴の音の大きさとか3楽章の後半の盛り上がりそして4楽章のソプラノなどチェックポイントがいろいろあるのですが、この演奏はすべてクリアしました。まず1楽章の鈴の音と遠慮がちに入ってくるヴァイオリンの開始で天国に誘われる気分になり、3楽章はオーボエをはじめとした木管と弦楽器の掛け合いもとても美しいものでマーラー特有の情緒といったものがよく表現されています。ヴィトは「チェコ組曲」とかこの4番のような雰囲気の曲が性に合っているようですしオケのコントロールもとても上手です。そしてリンダ・ラッセルというソプラノがまたいいんですよ。声にふくらみとやさしさがあってこの曲にピッタリです。さて、この4番という曲は人生の疲れが出るある年齢以上になって癒しが欲しいときにはじめて理解できる曲ではないかな、などと思っているんですが「癒し」の4番のあとには「運命」と言ってもいい5番が、そのあとには「悲劇的」な6番が待ち構えているので人生も大変です(笑)。

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March 06, 2007

ブラームス 交響曲1番

Ph05021brhams1NML(PH05021)から。ジュリーニの指揮、バイエルン放送交響楽団。聴きなれたはずのブラ1だけど開始の数小節を聴いただけでとりこになりました。私にはもう完璧といっていい演奏です。ゆっくりとしたテンポだけどダレが無く、歌わせるところはきっちり歌い、4楽章の追い上げも完璧でオケをしっかりコントロールしている様子が分かります。金管がちょっと出すぎかなと思うところはありますが大きな傷ではないです。久しぶりにこの曲を堪能しました。晩年のジュリーニの貫禄のすごさに改めて感服した次第です。

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March 01, 2007

ルーセル 弦楽のためのシンフォニエッタ

Biscd630rousselナクソス・ミュージック・アルバムNML(BIS-CD-630)から。指揮はパーヴォ・ヤルヴィ、タピオラ・シンフォニエッタの演奏。ルーセルの交響曲や管弦楽曲はクリュイタンスとパリ音楽院の文句なしの名演をLPで聴いていたが、CD時代になってからはルーセルからは縁遠くなったのでナクソスで聴けるのは本当にありがたい。3楽章で10分足らずの小曲だが弦だけのアンサンブルが透明でさわやかだ。パーヴォ・ヤルヴィはネーメの息子さんだがタピオラ・シンフォニエッタも達者なアンサンブルなので他に入っているプーランク、ジョリベ、イベールの曲なども楽しめてすてきなアルバムです。

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February 26, 2007

モーツアルト 交響曲39番

Mozart39lb普通のCDでエントリーするのは久しぶりです(笑)。バーンスタイン、ウィーンフィルのモーツアルトです。3500円した時代のCDでその割りに聴かなかったのを久しぶりに引っ張り出しました。レコ芸でも特選だったので買ったのですが今聴いて改めて感動しました。少なくとも美しいという点では最高の演奏ですね。1981年のライブ録音ですがバーンスタインも最晩年のような粘りが無くまだまだフレッシュでウィーンフィルも最高の演奏をしたといっても良いと思います。この曲は1楽章の開始の伸びやかさが何より欲しいのですがもちろん言うことなしです。わたくし的にはクーベリック、ハイティンク、セルと並べてオケの美しさでトップ賞を差し上げましょう。一緒に入っている40番は1984年のライブですがこれも同じく美しいだけでなく引き締まった名演です。

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February 23, 2007

オネゲル 交響曲5番「3つのレ」

Chan9176honeggerナクソスライブラリー(CHAN9176)からネーメ・ヤルヴィの指揮、デンマーク国立放送響の演奏。昔初めて聴いたのはセルジュ・ボド、チェコフィルのLPで、お目当ては一緒に入っていた「パシフィック231」でした。これはアンセルメの録音が有名だったのですが、ボドの演奏は真面目というか演出の少ないもので録音もいまいちでちょっとがっかりした記憶があります。しかしそのとき聴いた5番は「3つのレ」という副題がめずらしいのと緊張感のある響きに惹かれて印象に残っています。今回のヤルヴィは期待したほど切れ味の良いものではないのですが丁寧な演奏で、また聴かせ所の3楽章など優秀なオケを良く鳴らして聴き応えのあるものです。しかしこの3楽章は何となく「パシフィック231」と似ていますね。ただし途中で臨時停車してしまうのですが・・・・。今日は他の曲をエントリーする予定だったのですが写真が気に入ったのでこちらに変更しました(笑)。

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February 20, 2007

チャイコフスキー 「マンフレッド交響曲」

Chan8535manfredこれもナクソスライブラリー(CHAN8535)からマリス・ヤンソンス、オスロ・フィルの演奏。「マンフレッド交響曲」はホント久しぶりに聴く。その昔のマルケヴィチ、ロンドン饗の凄絶な名演奏・名録音を知っているので少々危惧したが、ヤンソンスの気迫の指揮にオスロ・フィルも良く応えていて全楽章緊張感みなぎる名演奏である。この曲は5番の交響曲のあとに作曲されたが、その後の6番「悲愴」までに「眠れる森の美女」とか「くるみ割り人形」などチャイコフスキーは円熟した作品を作曲していたのだから生水など飲まずにもう少し長生きしてくれていたら我々はどれだけの恩恵を受けられただろうと残念に思う。4楽章で53分だから少々長いようだがチャイコフスキー節たっぷりのメロディー一杯で幻想的な楽章や最後の盛り上げも十分でホントに堪能しました。

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January 25, 2007

ビゼー交響曲1番

Ph04090シャルル・ミュンシュ、ロイヤルフィルの演奏。音源はweb-NAXOS(PH04090)ですがレーベルはProfilです。ここではヴァントやジュリーニ、コリン・ディビスといった指揮者たちとメジャーなオケとの組み合わせが聴けるのですがこのビゼーも本当にすばらしいのです。1楽章の開始から明るく弾んだリズムでこれぞ若いときのビゼーの作品だと思います。。弦楽器も生き生きしているし白眉の2楽章のオーボエも実に上手に歌います。私にとって刷り込みのアンセルメは楽しくないし、デユトアもいまいちですがミュンシュはステキです。名演です。昔、彼が来日して日フィルで「幻想」を振ったときに5楽章で肝心のチューバがこけてしまったのですが彼は慈父のごときほほえみを返すのです。そのあと「第九」でもまたチューバはこけたのですが彼はやはり慈父のほほえみを絶やしません。ボストン饗との「幻想」のすさまじい迫力しか知らなかったのですが、実演(テレビですが)を見ると本当に魅力的な人だということが分かりますね。

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November 04, 2006

ブラームス 交響曲4番

Brahms4アバド、ベルリンフィルの演奏、1991年9月の録音。アバドのベートーベンには不満があるけれどブラームス特に4番は彼の十八番だと思います。私は30年ほど前のザルツブルグ音楽祭でウィーンフィルと共演した時のFM放送をカセットに入れたのを持っていますが、これがもう神がかりと言っていいほどの名演奏なんです。まだ若かったアバドが突っ走りそうになるのに対し、VPOはあくまで彼らのテンポを守ろうとしているのが分かるのですが、ちょうど蜂蜜をスプーンでかき回すといった趣があって、熱いが地に足の着いたすばらしいブラームスになっていました。カセットながら息を詰めて聴き終わると一人の聴衆の短くしかし感銘のこもった「ブラボ!!」の声があり、そのあとも盛大な拍手です。しかしこの時使ったカセットは一番安いものでヒスノイズが大きいのが心残りでした。そして次の年の5月にウィーン芸術週間で同じコンビの演奏があるのを知り、今度は最高級のカセットを用意して録音したのですが、結果はおよそ気合の入らないひどい演奏でした。若いときのアバドはウィーンフィルには好かれていても少しバカにされているフシもありましたが、ライブというものの怖さがよく分かった次第です。さて、CDにもどりますが要するにかつての名演奏を再現したような演奏なんですね。ただここではスタジオのせいか年齢のためかアバドが落ち着いていてベルリンフィルが燃えているように聴こえます。とにかくブラームスの晦渋さが無い代わりに彼の作曲技法の究極の見事さを味わえる名演奏です。

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October 29, 2006

ベートーベン 交響曲5番

カルロス・クライバー、VPOの演奏。このCDにはこれ1曲33分19秒だけです。ああもったいない!でも廉価CDだからいいとしよう。LPの時は未完成とカップルで入っていたけれど片面33分だから音は良くなかった。音の良いCDで聴くとクライバーとVPOのコンビのよさもあってステキな名演奏を堪能できる。いつものように明るくスタイリッシュなクライバーだけどVPOが調和を保って新鮮かつ正統的なベートーベンになっている。超スピードの4番はLPで聴いているのであとは3番が聞きたいなぁ。それにしてもライナー、カラヤン、クライバーなど格調高い現代的な演奏があるのにアバドやラトルでそうでなかったのはなぜだろう。

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October 22, 2006

ショスタコヴィッチ 交響曲6番

Shosta6ザンデルリング、ベルリン交響楽団の演奏。これはザンデルリングBOXの中の1枚。このBOXにはボロディン、フランク、ブルックナー、マーラー、ショスタコヴィッチ、シベリウスとおよそ私の好みの交響曲が16枚入っていてかなりの徳用価格でした。しかも演奏はどれも立派なものでまさにお買い得です。しかしBOXセットというのは結構選択が難しくてどれにしようかな(?)と迷ったあげく聴かない、なんてことにになりがちです。そこで先週から1セットを車に積んでとにかく1枚目から聴いています。片道15分足らずですがこうすればいやでも全曲聴けるし車で聴く楽しさも格別です。さて、6番は以前バーンスタインとVPOでエントリーしたのですが今回聴いてザンデルリングの腕もすごいと思いました。この人はこのBOXの各曲とも体質的に合うようですがショスタコヴィッチは特に相性が良いみたいです。1楽章のもったりとした粘りと3楽章のプレストの対比など聴き応えがあります。オケも優秀ですがクラの音色がちょっと軽くてあまり好みではないのがちょっと残念ですね。

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October 15, 2006

モーツアルト 交響曲40番

セル、クリーブランド管弦楽団で1967年の録音。いまさらと言われそうだがこれは本当にすばらしい名演だと思う。正直言うとセルは厳しい、という先入観があり聴く前に構えてしまうのだがモーツアルトでは実にすっきりとした軽やかな印象が残った。これもよく言われることだがアンサンブルが実に緻密で弦楽四重奏かなと思うときもあるほど。そのため重苦しさや押し付けがましさも皆無だ。カーゾンと共演したブラームスのピアノ協奏曲1番やベートーベンの3番ではたくましいという感じがあったがここではそれは無く、実に自然に音楽が流れる。本当にこれがセルとクリーブランドの正体なのだと思った次第。これまではベーム、BPOが本命だったが今日からセルに交代です。このCDには39番もありこれも文句なし。もっと彼のモーツアルトを聴かねば・・・

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September 24, 2006

ショスタコヴィッチ 交響曲11番「1905年」

Shosta11セミヨン・ビシュコフとベルリンフィルの演奏で1987年3月の録音。ビシュコフは同じくBPOとのコンビによるショスタコヴィッチの5番がデビュー盤だったと思うが、意外におとなしくて少々がっかりした記憶がある。この11番はソヴィエト第一次革命の「1905年」を副題にしており、その1月9日の大虐殺を描いているわけだがBPOの威力もあって大変な迫力。1楽章からティンパニの独奏(?)が続き、2楽章は金管が吠え、4楽章のクライマックスではチューブラー・ベル(だと思うが)の衝撃音で終わるという少々疲れる音楽ではあります。ショスタコヴィッチは標題の付かない交響曲の方が好きですね。でもビシュコフはパリ管に行ったとこまでは知っているけれどレコーディングのニュースは聞かないですね。

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September 10, 2006

バーンスタインのドヴォルザーク「新世界より」

Dvorak9lb_2標題にあえて「バーンスタインの」と書いたのはmozart1889さんの記事を読んで、これは面白そうだと図書館で借りて聴いたらやっぱり彼の思い通りの演奏でホント楽しかったのです。ただこのスピード感は快適ですがアンサンブルは確かに荒い。プロデューサーのジョン・マックルーアも困ったろうな。「レニー、ちと荒すぎるで。もうちょっと何とかならんやろか。」「そないゆうても今日中に終わらなあきまへんのやろ。これが精一杯や。」「そやな、まあええか。ほな、いてまえ!」と言うようなやり取りは無かったでしょうがとにかくあちこちで「いてまえ!」が散見されるけれど感動的な演奏であります(笑)。もちろんボヘミアの香りなんか全然ありまへん。一緒に入っているスラブ舞曲も勢いがあって楽しいけれど「モルダウ」はリズムがスイングするようでちょっと違和感ありですね。ここらがカラヤンに嫌われる所以かな。

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September 03, 2006

サンサーンス 交響曲3番

Saintsaens3LPの時代に一世を風靡したアンセルメ、スシス・ロマンド管弦楽団の演奏をCDで聴く。1961-1962年の録音でオルガンはピエール・スゴン。これ以降オルガンの低音が売り物となる様々な演奏が出るようになった草分け的演奏だがオルガンの低音だけではなく演奏もすこぶる美しい。特に2楽章の静寂の中に入ってくる底力のあるオルガンには感動する。そしてアンセルメの先を急がずゆったりとした構えとスイス・ロマンドの洗練された響きで最後のクライマックスの後でも爽やかな印象が残る。同じコンビによるフランクの交響曲も入ったお特用盤で最近のようなデジタルリマスターではなくAADなので少し歪っぽい傾向があるがまあ懐かしい演奏なのでOKとしよう。

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August 20, 2006

マーラー 交響曲2番

Mahler2久しぶりに聴くマーラーの大曲。好きな指揮者ブロムシュテット、サンフランシスコ交響楽団の演奏で聴く。マーラーを聴くと心に共鳴するものがある。ただし体調の良い時に限るが。マーラーの曲の多くには人間の持つ悩み、恐れ、怒り、希望、などが凝縮されていてベートーベンのように押さえ込んだりはしないのが現代人に受けるのだろう。そしてブロムシュテットはこのどうとでも料理できる曲を上手くまとめて感動させてくれた。昔のバーンスタイン、NYPのようなギンギンの迫力はないが聴き疲れのしない好演だと思う。80分をほんの少しだけ超えるので1楽章20分ほどを1枚目にした2枚組になって惜しいと思ったがマーラーは1楽章の後は5分ほど休憩するようにと指示したそうで納得した。

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August 10, 2006

ブラームス 交響曲1番

レナード・バーンスタインとVPOのコンビによる定評のある演奏を久しぶりに聴く。ブラ1にはまっていたLPの時代はワルター、ショルティ、ケルテス、マゼール、ベーム、そしてバーンスタインなどあれこれ聴いていたがCDになって最初に買ったのはこのバーンスタインのもの。ベートーベンでも言われていたがこのコンビは本当に相性が良いと思う。まだまだ元気の良かった彼が少々暴れてもVPOが柔らかく抑えて美しい仕上げになる相乗効果がすばらしい。最晩年のシベリウスのようにもたれるところもなく力と心のこもった名演奏になっている。朝早かったのでヘッドフォンで聴いたが楽器の配置や音色が良くわかりおまけにレニーの歌声まで聴けた。そういえば同じコンビのブラームスの3番は最初に買ったCDだが途中で「パラパラ」というような小さなノイズが聴こえたので販売店で交換してもらった。しかし交換したCDも同じ箇所で「パラパラ・・」。何度も聴きかえしたら楽譜をめくるときの音だと分かり改めてCDの解像度のよさに感心した覚えがある。さて、来週は夏休みなのでゆっくりと大曲が聴ける。楽しみデス。

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August 02, 2006

シベリウス 交響曲1番

パーボ・ベルグルンドとヘルシンキ交響楽団との全集から1番を聴く。ベルグルンドとボーンマス交響楽団との全集も持っているが、地元のオケということとデジタルの新しい録音に期待して買ったもので、その他にシベリウスの主な管弦楽曲がたくさん入っていて楽しめる。1番はその昔、若きマゼールとVPOのコンビで聴いたのが最初だが、その鮮烈な演奏はこのあまりなじみの無い曲をしっかり記憶に残している。そのため逆に歳をとるとあの激しい曲想について行けるかが心配でほとんど聴かなかった。特にこの暑い時期はね。でもベルグルンドはこのなんとでも出来そうな曲をそれほどドライブせず、したがってシベリウス初期の情熱は有っても荒削りではなく、さすがネィティブというべきか聴き終わって結構さわやかな後味だった。さて、ウィキペディアでフィンランドのことを調べていたらベルグルンドって左利きなんですね。左利きの項を見ていくと朝比奈さんも左利きだけど指揮棒は右だったとか面白いお話がたくさん載っていました。

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July 29, 2006

マーラー 交響曲10番

Mahler10_1永年眠っていたCDを聴く。シャイー、ベルリン放送交響楽団でクックの3稿による演奏。マーラーの交響曲を揃えようと買った時は6000円ほどした。今なら全集が買えるのに。最初に聴いた時、これがマーラーなんだろうかと思ったが今も印象は同じ。確かにほとんど未完成の原稿に他人が加筆したものだから作曲者本人の意図が出るわけも無いがそれにしても味付けの薄い音楽だと思う。ただシャイーが美しく演奏しているのが分かるようになったし、音響を楽しむという意味では録音もすばらしいけれどマーラーを聴くときのあの緊張感は皆無だ。でも1楽章がほぼ完成していたというのだからこれがマーラーの最後の境地なのか。よく言われる9番を超える苦しみが出たのかそれとも奥さんアルマへの悩みのためなのか。Wikipediaを見るとクックの3稿による演奏として挙げられていたザンデルリンク、インバルは持っているので今後聴き比べようと思う。

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July 15, 2006

ベーム

Boemこれも借りたCD。ベートーベンの3番、7番、ブラームスの1番、モーツアルトの「協奏交響曲」などが入っている。7番は録音が一番古く1958年、その他も1960~64年と古いけれどベームが元気で最高の演奏をしていた時のもので一応ステレオ録音。とにかく彼とベルリン・フィルとのコンビはモーツアルト、シューベルトなど大好きだけどこのコンビのベートーベンやブラームスは持っていなかったので借りた次第。録音もリマスターしたのかきれいな音になっているし演奏もすばらしいの一言につきる。どの曲も少し早めのテンポで比較的あっさりと仕上げているが、中でもあまり期待していなかった7番が最高の出来だと思う。次に3番、ブラームス1番、モーツアルトも定評のあった演奏だし、このセットはすばらしいと思う。ベームの演奏は無駄がなく大げさな振る舞いも無くひたすら誠実に進めるのが心に響く。そういえば最初に買ったベートーベンの5番はベーム、BPOで、モノラルの10インチのLPをひたすら聴いたものだった。

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ブラームス 交響曲4番

Keilberth_1例によって図書館から借りたCD。カイルベルト、バンベルク交響楽団。1968年5月20日東京文化会館での演奏で、NHKの音源によるもの。先入観を持って聴いたわけではないが、とにかく骨っぽいと言うか無骨な演奏。よく対比される同じ歳のカラヤンの流線型とはまったく正反対。1楽章の最初のメロディーこそとてもロマンティックだけど曲の進行につれてどんどんドイツ魂が吹き出てくる。このころのバンベルク饗はライブのせいもあって管楽器や木管など少し雑なところがあるしティンパニなども少し荒っぽいがこれはNHKのマイクのセッティングにも問題があるのかもしれない。ただ少々の傷はあってもカイルベルトの小細工をしないストレートな思い入れが素直に出ていて聴き終わった後は素直に感動できる。彼はこの2ヵ月後に亡くなっているそうだが本当に惜しいと思う。

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July 02, 2006

マーラー 交響曲3番 スイス・ロマンド

Mahler3sl大変珍しいスイス・ロマンドのマーラーの3番。指揮はいつものアルミン・ジョルダン、1994年のデジタル録音でそれもライブです。とにかく録音が抜群で、最初のホルンの斉奏とそのあとの打楽器の強打に思わずニンマリしてしまったが、これはビクトリアホールの響きがすばらしく有効なためでもある。演奏はゆっくり目のテンポで金管楽器もゆったりと構えるのでマーラー独特の緊張感はなく、まるでリムスキーコルサコフみたいに聴こえる。オケの音色もあのちまちまとしたスイス・ロマンドで、以前エントリーしたショルティ、シカゴの剛毅さや迫力とは無縁。ただ、3番はマーラーの「田園」とも言える曲なのでそれが決して傷などではなく、ふんわりとした美音に酔いしれるのも良いものだ。ポストホルンやアルトソロもなかなか上手い。アンセルメ亡き後ではジョルダンがこのオケの良さを引き出しているように思えるし、こういった新しいレパートリーを開拓することは、かつてスイス・ロマンドにお世話になった身としてはうれしいことである。フランス物を中心として、また美しい音のベートーベンなども楽しみではある。このCDの2枚目にはツェリンスキーの「叙情交響曲」も入っているがこれは次回のお楽しみ。

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June 10, 2006

ベートーベン 交響曲2番

Beethovenejヨッフムとロンドン交響楽団のベートーベン全集から2番を聴く。この全集も購入時はあまり聴かなかったけれどあれこれ聴いてみて最近はこれぞ正統派と思うようになったもの。ロンドン饗も重厚な音を出していて立派。実は最初に海外のオケの実演を聴いたのがヨッフムとコンセルトヘボウだった(就任後すぐのハイティンクも同行していた)。公演曲はR・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲル」とベートーベンの7番。blogで書いたかもしれないが「ティル」の終わり近く、小太鼓が鳴り響く処刑のシーンで曲が終わったと思った観客の拍手が「パラパラ・・・」これがその度に起こるのでヨッフム爺さん怒って観客席を振り向き「やめろ」というしぐさをした。おまけにアンコールの「オイリアンテ」序曲の最終近くでも拍手が・・・・。私の最初で最後のコンセルトヘボウの生演奏は散々な目にあったのです。「舞踏への勧誘」も最後のチェロのソロの前に拍手が起こるのでチェロ抜きで終わったというお話も聞きましたが(トスカニーニでしたか?)拍手はコンサートマスターがVnをあごから外し皆が拍手してからすることにしています。その後のカラヤンの公演に行く時は始めて聴く「英雄の生涯」をレコードで予習して行きました。ラインスドルフ、ボストン饗でこれも立派な演奏でしたが実演の感動はその10倍くらいありましたね。

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May 28, 2006

ブルックナー 交響曲6番

感化されやすいたちなのでensembleさんやyurikamomeさんのコメントを頂いてからブルックナーの6番を聴く。どうもヨッフムさんのは力が入りそうなので何となくやさしい感じのレーグナーを選んでしまう。6番はブルックナーの中では明快な曲だと思うが特に1楽章の軽快なリズムは楽しいし3楽章で頻出する独特のホルンも大好き。以前も書いたがベルリンの放送交響楽団は腕も良いし音色も柔らかくてすばらしい。しかし6番は人気の後期7,8,9番や4,5番にはさまれて少し冷遇されているようだ。ハ長調で楽しくブルックナー入門に最適だと思うけれど。次はヨッフムさんを聴こう。

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May 21, 2006

ブルックナー 交響曲8番

Bruckner8ヴァントが北ドイツ放送交響楽団を指揮したCDを聴く。いつものケルンとではなくしかもリューベックの大聖堂でのライブ録音なので残響が長くて解説によると6秒もあるそうですが確かに長い。そのため細部が不明瞭なので改めてベルリン・フィルと再録音をしたとか。ヴァントのブルックナーははじめて聴くけれど予想通りきめ細かく荒削りな印象がまったく無い。またこのオケ(NDR)はかつてイッセルシュテットとアメリカを演奏旅行した際も口うるさいニューヨークの評論家から(特に弦)絶賛されたと言う実力なので聴き終わった後の印象は派手さの無いとてもさわやかなものです。特に3楽章のアダージョがすばらしい。これからヴァントの演奏をもっと聴こうと思っています。しかしドイツの地方のオーケストラは良い意味での素朴さがあって本当に上手ですね。

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May 14, 2006

ドヴォルザーク 交響曲4番

Dvorak4昨日今日はゆっくりとCD三昧の日が続きご機嫌です。特にアンプを代えたおかげでこれまで不満足だった音質も改善されて結局は演奏にも十分満足できるのですがその典型がこのドヴォルザーク全集です。コシュラーの指揮、スロヴァキア・フィルハーモニックで演奏そのものは申し分ないのですがこれまでの装置だと録音がもやっとした感じであまりおもしろくなかったのです。それが新しいアンプで聴くと高弦はさわやかだしホルンや木管などのニュアンスがとてもよく出てこのあまり有名でないドヴォルザークの曲を心ゆくまで堪能できました。2楽章のいかにもボヘミアらしい牧歌や3楽章の切れ味のよいスケルツォは印象的だけどどちらかというと散漫な印象になりがちなドヴォルザークの初期の交響曲をこのコンビによる誠実な演奏のおかげ本当にで楽しめました。

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May 07, 2006

シューベルト 交響曲3番

Schubert3今日はブロムシュテットとシュターツカペレ・ドレスデンの演奏でシューベルトの初期の交響曲を聴きました。3番ってマイナーなようだけどあのクライバー(もちカルロスです)が録音しているのですよ。確かにとてもチャーミングな佳曲です。1楽章の出だしだけは荘重だけどあとは流れるように歌うように踊るように進みます。1楽章:アダージョ・マエストーソ-アレグロ・コン・ブリオ、2楽章:アレグレット、3楽章:メヌエット・ヴィヴァーチェ、4楽章:プレスト・ヴィヴァーチェ、と指示通りの曲想です。モデラートなんてのがないので曲が分かりやすいのかも。しかしブロムシュテットは上手ですね。情に流されずにすっきりくっきり演奏するものだからシューベルトの交響曲が何倍も麗しく響きます。もちろんオケの音色もすばらしい。このコンビは国宝級ですね。1978年の録音で音もいいです。このCDには2番、3番、8番と入っていてどれも文句の無い演奏です。

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May 03, 2006

モーツアルト 交響曲38番「プラハ」

Yamaha1クーベリックの指揮、バイエルン放送交響楽団のLPです。写真に写っているスピーカーは以前記事にしたNS1000Mです。アンプを変えて今度はスピーカーケーブルも新調したのでLPで試聴したわけです。以前に比べてはるかに繊細な音になったのとやはりLPならではの柔らかな響きを久しぶりに堪能しました。しかしクーベリックのモーツアルトはLPでも全部買っておいてよかった。これはいつ聴いても本当にすばらしい。またバイエルン饗は音の響きという面ではベルリン・フィルより優れているのではないかと思います。とにかく名演・名録音ですね。

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April 01, 2006

ベートーベン交響曲6番

ご存知「田園」。ブルーノ・ワルター、コロンビア饗の定番です。LP時代でもカラヤンのスポーツカーで駆け抜けると言われた演奏にそう違和感は無かったし、CDではクリュイタンスやイッセルシュテット、ベームなど優れたオケの演奏で楽しんでいた。ワルターのLPも持っていたけれど当時はマーラーに夢中であまり聴かず、最近CDでワルターのベートーベンを聴き、音の良さもあって改めて感動したという次第。とにかくどこが良いのかといわれてもただ良いものは良い、としか答えられない。あえて言うのなら「心がこもっている」ということか。とにかくオケの反応が違う。例によってとびきり上手ではないけれどワルターと共にひたすら「普通に」「きっちりと」演奏しているのがよく分かる。その結果、他の曲でもそうなんだけどこの6番や4番などは特に曲の良さが出ている。ベートーベンをさまざまな解釈で演奏するのは自由だけれどこのワルターの演奏が基本ではないかと思っている。

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March 12, 2006

ベートーベン 交響曲3番

今日も暖かいけれど雨模様なのでおとなしくあれこれCDを聴く。実は借りてきたCDの感想を書きたいのだがまだ心の中で整理できていない部分があるのでもう少し先にするつもり。で、これはワルター、コロンビア饗の演奏です。8番の時にも感じたようにワルターが特別なことをしていないのがよく分かるのだけど逆に心に染み入る演奏なんですよ。落ち着いたテンポでオケをあおらず騒がずゆったりと堂々と終わりますね。いいなあ、ワルター好きです。ベートーベン嫌いの人でもワルターは聴くべきでは、なんて思いました。そういえばクリュイタンスとかイッセルシュテットもこんな感じです。トスカニーニの影響は受けない部類ですね。楽譜の通りかどうかは知らないのですがフツーに演奏してちゃんと感動できるようになっているのじゃないでしょうか。そういうと指揮者の苦労が報われないのかもしれませんね。

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March 05, 2006

チャイコフスキー 交響曲4番

これは図書館で借りたもの。ムラヴィンスキー、レニングラード管弦楽団による定番。さっそく聴いて後悔しました。借りたことではなく今までムラヴィンスキーをまともに聴かなかったことです。同じ頃に録音されたカラヤンとBPOの初録音の豪華な演奏にすり込まれている耳をも圧倒する感動を頂きました。このCDはリマスタリングによるもので冒頭のホルンの冴えた音色や3楽章の一糸乱れぬピチカートが見事に聴き分けられますが、特にコンバスのあれだけそろったピチカートを聴いたのは初めてです。そして終楽章の圧倒的なフィナーレも完璧。昔のグラモフォン系のどこか乾いたようなかさついた音ではなく適度にシャープで、これなら今までムラヴィンスキーとレニングラードを敬遠することはなかったでしょう。しかし録音で差別していたとはホントに申し訳ないです。これからもこのコンビを聴く楽しみが増えました。しかしチト遅過ぎますよね。

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February 26, 2006

ベートーベン 交響曲8番

昨日借りたワルター、コロンビア交響楽団の演奏。本当に噛んで含めるような丁寧な演奏です。リハーサルで分かったけれどあまり高性能なオケではないためか、ワルターも丁寧に指導していて冒険は一切ありません。ベルリンフィルはフェラーリのハンドルのように棒にぴたっと付けるので、振り間違った時は怖いとか。でも私は8番は大好きな曲なのでこれだけどっしりとオーソドックスに演奏してもらえば文句はありません。ただワルターの好みか楽器のせいかティンパニが重い気がします。録音もさわやかでとても40年以上前とは思えないです。名演奏家の記録としてもとても貴重なものですね。

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January 22, 2006

ハイドン 交響曲88番

Hydon88LBバーンスタインとVPOとのコンビでハイドンの3つの交響曲と「天地創造」、「戦地のミサ」などが入ったセットが安く出たので早速ゲット。お目当ては「天地創造」だったけれど交響曲の方も88番「V字」、92番「オックスフォード」、94番「驚愕」と魅力的な組み合わせで、これをバーンスタインがVPO相手にどう料理するのかたいへん興味深く聴いた。で、結果は大成功。晩年の彼によく見られたしつこさが無くどの曲も格調高くそして心から慈しむように演奏している。特に88番はVPOの魅力が良く生かされていてシンフォニックな中に室内楽的な魅力さえ感じられる。今回バーンスタインはあまり自己主張せずVPOの美しさを最大限に利用して大成功を収めていると感じた。88番は「V字」というニックネームがあるがその理由は知らない。でも、フルトヴェングラーの名演が有名だし、DVDで映画「昼下がりの情事」を見ていたらヘップバーンが部屋でチエロを練習している場面があって、父親の問いに「ハイドンの88番よ」と答えていたのでいっそう興味があった。しかしVPOのハイドンは美しいですねぇ。

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January 21, 2006

マーラー 交響曲6番

Mahler6MP評判の良いミトロプーロスのマーラーの6番を手に入れたので早速聴いてみました。1959年ケルン放送交響楽団とのライブ録音です。ライブのせいか、亡くなる1年前の演奏とは思えないほど熱い演奏で、しかも細部にも目配りが行き届いていてちょうどバーンスタイン+ブーレーズといった感じでしょうか。ライブなのでオケに少し傷はあるけれどドイツの放送交響楽団特有の正確でパワーのある演奏です。低弦の重いリズムで始まる1楽章はなかなかの迫力で少し荒っぽいけれどこれから始まるドラマを十分感じさせてくれます。2楽章のスケルツオから3楽章のアダージョにかけてオケもエンジンの調子が出てきて、特に弦が滑らかなマーラーポルタメント(?)を歌い始めます。これはモノラルだけど各楽器を分離よく捉えていて弦を主体に金管、木管などが上手くバランスされて聴かせてくれます。そして最後の4楽章はまったく期待通りのドラマが味わえます。ここでのミトロプーロスのオーケストラのコントロールは見事なもので緩急のつけかた各楽器の鳴らし方など熱い演奏なのに一方では冷静なので、聴いている方はじらされたり圧倒されたりしながらクライマックスを迎えます。ミトロプーロスの後任のバーンスタインは彼にマーラの演奏を教わったそうですが、このCDを聴いて納得しました。私は録音にはうるさい方ですが、そういったことより今回の6番が最近聴いたなかで最高のマーラーになりました。これには「悲劇的」という副題がありますが、私は「運命」のほうがいいように思います。

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January 08, 2006

メンデルスゾーン 交響曲3番

Mendelssohn3ドホナーニ、ウィーンフィルによる交響曲全集は有名な序曲も入っていてお買い得なセットだった。4番「イタリア」だけがデジタル録音であとはアナログの最後の頃の録音だが柔らかいVPOの音が再現されている。ドホナーニという人はvonという貴族称号が付いているので、古典・ロマン派中心のお硬い人かと思ったら、レパートリーはかなり広くてストラヴィンスキーやショスタコヴィッチもあり、評判もいいみたい。このVPOと組んだメンデルスゾーンは全般ロマンティックな響きが豊かで理想的な演奏だと思う。VPOは木管などそれほど切れ味が良いわけではないのだがここではそれが却って快く、いまさらだけれど弦楽器の美しさはほれぼれする。最初に買ったCDがショルティ、シカゴのまあ立派だけれど起立して聴くようだったのがソファでうたたねしながら聴けるような雰囲気になり喜んでいる。もう他の演奏は不要ですね。

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January 03, 2006

ドヴォルザーク 交響曲9番

Dvorak9今日でお正月も3日目。元旦に初詣に行った以外は本当に絵に描いたような寝正月だった。そういえば2日以降はお天気も悪く、わがマンションには北風が吹きつけるので外に出る気もしない。さて、年末は第九を聴くたけれどでは年明けには何がふさわしいのか考えていて選んだのがこの曲。第4楽章の輝かしさは年頭に良く合うと思う。今日は定番のノイマン、チエコフィルでエントリーする。1981年のデジタル録音で音も優秀。実はレコードを聴き始めた最初にターリッヒ、チェコフィルで聴いていたのでチェコフィルは思い入れのあるオケだ。じっくり聴くとホルンなどビブラートがかかっていて昔のパリ音楽院管弦楽団みたい。アンセルメが「あれはサキソフォンです」と言ったとか。2楽章のイングリッシュホルンも甘い音色だがノイマンの隙の無い指揮とよくマッチングしている。この曲には名盤が多いというか大体演奏効果の上がるように出来ているのだろう。カラヤンのはいつの録音も上手だしケルテスがVPO振ってデビューした演奏もいい。このCDには同じく第7番も入っていてこちらはさらに名演なのでじっくり聴いていずれエントリーしたい。

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December 30, 2005

続 ベートーベン 第九

BeethovenRBせっかくの年末なのでまた第九を聴く気になった。正直この曲を聴くのはあまり気乗りしないのだがいつもカラヤンでは他の方に申し訳ないので今日はバーンスタインさまをそれもVPOではなく以前文句を言った昔のNYPとのコンビを選ぶ。ところが最初は怖いもの見たさの心境だったのが聴くほどに引き込まれてしまった。これはいい。テンポも適切で楽器のバランスもいい。時にホルンが無表情だったりするけれど概してとてもさわやかな第九だった。まあカラヤンの後ではジュリアードのコーラスやソロ声楽のドイツ語の発音が気になるし特にテノールは品がないなぁとか思うので4楽章は少し落ちるけれど3楽章までは文句なしといえる。ということで聴きもせずに変な偏見を持ってはいけないと大いに反省した次第。ジャケット写真はセット物で同じだけどバーンスタイン様に敬意を表して再度掲載します。

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December 24, 2005

ベートーベン 交響曲9番

やっと出ました。年末の定番。誰の演奏を聴こうかと毎年悩むけれどやっぱりこれ。カラヤン、BPO、1962年の録音。このコンビで最初のベートーベン全集です。今日聴くのはなんと純正カセット。30年ほど前通勤の車で聴くために買ったものだけど今でもすばらしい音がする。昔のY社のハードドームスピーカーとの相性もとても良い。知らずに聴けば誰もカセットとは気づかれないだろう。でもジャケットともいえない説明書なので写真は割愛。さて、演奏そのものは私の事実上の刷り込みなので違和感はまったく無い。カラヤンが54歳と元気溌剌の時代、BPOもまだまだカラヤンになじむ前の硬派の音だ。何より変な思い入れの無い快適なテンポ設定が快い。カラヤンはこの曲のある種の荘厳さや深刻さといった思い込みを廃してあっさりと終結させるが、それが却ってこの曲の祝典性を良く出している。ワルター・ベリーはもちろん他のソロや特にウィーン楽友協会合唱団がホントに上手。40年前に発売された時はまだまだフルトヴェングラーの影響が強く、海外評でも4楽章のマーチが速すぎるというのがあったようだ。この全集は最初ドイツプレスのレコード9枚組で18000円。大卒の初任給より高かったはずだが発売当初にはカラヤンのサイン入りの指揮棒が付いていて、これ欲しさに買った当時高校生だった親友は親から勘当されたとか。

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December 04, 2005

ブルックナー 交響曲4番

Bruckner4古くなった照明器具の入れ替えのため朝から近くのホームセンターへ行く。シーリングランプのお買い得品それも残2つを運良くゲット。あとテーブルタップやその他小物なども。ホームセンターへ行くとついあれこれ買ってしまうが年末にかけての整理のためということです。さて今日のブルックナーは泣く子も吠えるカラヤン、BPO。1楽章最後のホルンの強奏はUさんでなくてもびっくりする。これがブルックナーを冒涜するかどうかは別として私は嫌いではない。私もそうだがゴツゴツとした演奏が苦手な人にはお勧めだと思う。で、Uさんには悪いけれどカラヤンの全集が欲しくなった。マーラーだけは勘弁して欲しいけれどブルックナーは結構カラヤン向きだと思う。

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November 27, 2005

プロコフィエフ 交響曲5番

ProkofievSym5アシュケナージが指揮活動を始めたころの演奏でオケは名門ロイヤル・コンセルトヘボウ(当時はアムステルダム・コンセルトヘボウ)。実は私は昔アシュケナージの指揮をあまり評価しない方でして「専門の指揮者がいるのに名ピアニストが何で?」という考え方でした。特にフィッシャーディスカウまで指揮を始めたりするのは信じられなかったです(イタリアのハロルド)。といいながら評判になるとついCDを買うのですよ。これが。クレンペラージョークに「フィッシャーディスカウの指揮を見に行きませんか」と誘ったら「いや、わしゃこれからショルティの冬の旅を聴きに行くのじゃ」というのがありました。前置きが長くなりましたが、このCDの結論はGoodです。全体に軽妙で快適に仕上げていてカラヤン、BPOのように妙に重ったるい演奏よりプロコフィエフの良さが出ています。そしてやっぱりオケが上手い。いまさらながらこのオケの能力を再認識した次第です。このコンビでのプロコ全集はいいかもしれません。

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シベリウス 交響曲7番

Sibelius7シベリウスの最後の交響曲7番は単楽章で時間も20分強という実に凝縮された交響曲だがそれだけ演奏も難しいのだろうと思う。私は最初にシベリウスのよさを教えてくれたカラヤン、BPOの濃厚な味付けの演奏も嫌いではないけれど、ベルグルンド、ボーンマス交響楽団はこの水墨画のような世界を実に淡々と誠実に演奏してこれもすばらしい感銘を受ける。このあとベルグルンドがお国のヘルシンキSOと競演した演奏にも大いに興味があったのだがCDの購入時機を逸したみたい。カラヤンは小沢さんに「シベリウスを理解したいのならまずフィンランドに行くべきだ」と言ったそうですが、イギリスの指揮者での名演奏が多いのは地の利に恵まれているからでしょうか。今はコリン・デイビス、LSOのCDに狙いをつけています。

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March 22, 2005

ブルックナー

この3連休は苦手だったブルックナーを主に聴きました。
素直に聴きこんでいくとよさが分かってきます。
1番、2番などのアダージョはとてもやさしくて
やみつきになりそうです。
好みって年齢で変わるのでしょうね。
マーラーやショスタコビッチの交響曲も好きですが
ブルックナーこそ交響曲の王道かもしれないと
思うようになりました。

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