フォーレ レクイエム op.48
ミシェル・コルボの指揮、ベルン交響楽団の演奏。ボーイ・ソプラノはアラン・クレマン、バリトンはフィリップ・フッテンロッハー。今更私が改めて言うまでもないすばらしい曲の最高の演奏。
日曜日に高校の同窓会があり、そこで同級生だった女性の訃報を知りました。1年、3年と一緒だったし1年前の同窓会でも会って話をし、とても元気そうだったので大きなショックを受けました。何よりも、同じく2年間同級生で卒業後もずっとお付き合いを続けて結婚し、本当に仲睦まじく暮らしていたご主人の悲しみを思うと胸が痛むのです。美人で、明るく、世話好きでお茶目だった彼女を偲んで聴く曲はこの曲しかありません。心からご冥福を祈ります。そして中学校も私と一緒だったご主人が早く立ち直れることを願います。
カール・ベームの指揮、ウィーン・フィルハーモニー、ウィーン国立歌劇場合唱団、エディット・マティス、カール・リッダーブッシュ、他の演奏。1971年の録音。1年前の悲惨すぎる災害の犠牲者の皆さんの鎮魂の曲です。こういう場合にあれこれと解説は無用なんですが、独奏者陣も最高でベームとウィーンフィルの残した最高の遺産であります。
カール・リヒターの指揮、ミュンヘン・バッハ管弦楽団、合唱団、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ、他の演奏。1968年ごろの録音。何とも悲痛な調べのシンフォニアのあとに続くこれも悲しいけれどあまりにも美しい合唱を聴いていくと、キリストの受難はともかくバッハの音楽が心の置く深くに沁みこんでいくのが分かります。復活祭の礼拝で演奏される教会カンタータとして、とても有名な曲だそうですが、私は曲の美しさに感銘を受けて調べて分かりました。
バーンスタインの指揮、バイエルン放送交響楽団、バイエルン放送合唱団の演奏。声楽陣はルチア・ポップ、クルト・モル、他。1986年6月のライブ録音。新年の初めに相応しい音楽ですが、クリスチャンならもっともっと深い感銘を受けるんでしょうね。旧約聖書の、神様が6日間でこの世をおつくりになった過程を描いているのですから、これくらい壮大な音楽はありません。とにかく西洋の音楽は、聖書を知っている前提で書かれているものが多いので、私のような罰当たりな人間は困ります(笑)。しかし、そこはハイドンらしく実に率直簡明に書かれているので、ただただ聴いていても優れた音楽であることはよく理解できます。
ディエゴ・ファソリス指揮、イ・バロッキスティ、スイス・ルガーノ放送合唱団、リン・ドーソンのソプラノ、その他の独唱者による演奏。バッハ大全集から。録音は2002年12月30日と2003年1月5日の2回で行われていますが、30日に第3部までを、1月5日に第4部から6部までを収録したのだと思います。私はこの2枚のCDを車に入れて2日間で聴くという罰当たりなことをしたのですが、一寸刻みの渋滞でも車の中は何ともいえない心安らぐ空間になっておりました
トーマス・ヘンゲルブロックの指揮フライブルク・バロックオーケストラ、バルタザール=ノイマン合唱団の演奏。1995年2月の録音。アストルガは17世紀の後半に生まれ、子供のとき父親の公開処刑を見たというつらい経験があるそうですが、この有名なスターバト・マーテルは透明な響きに満ちた美しさと安らぎ満ちています。全曲で30分、別世界に遊ぶような体験をしました
ヴュルテンベルク室内管弦楽団、シュットゥットガルト室内合唱団、クリスティーナ・ラキのソプラノ、他の演奏。最近はあまり意識せずなにげにCDを選ぶのですがやはりというかスターバト・マーテルに外れ無しの言い伝え通りハイドンらしく率直且つ美しい曲でありました
ニコル・マットの指揮、フライブルク・バロックオーケストラ、ヨーロッパ室内合唱団、その他の演奏。バッハ大全集から。1999年の録音。この全集には合唱によるコラールが300以上も納められているのとどれも1分前後の曲なのであえて特定の曲名は挙げませんが、とにかく聴いていてこれほど心が癒される音楽は稀有じゃないでしょうか
ロルフ・シュバイツァーの指揮、プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団、4声の独唱・合唱による演奏。1999年7月の録音。この曲は世俗カンタータを流用してオラトリオにしたそうですが、バッハ大全集の中でもとても親しみやすいのはそのせいかも。また各独唱の担当は、ソプラノがヤコブの母マリヤ、アルトがマグダラのマリヤ、テノールがペテロ、バスがヨハネとなっています。親しみやすいと書きましたが、冒頭のシンフォニアをはじめとしてキリストの復活を祝う喜びがあふれています。オーケストラの各ソロも上手だしソリスト達も素直な歌唱で全体に敬謙で喜ばしい雰囲気に満ちています。演奏時間も45分とバッハの宗教音楽としては短いけれどとてもチャーミングな曲ですね
ヘルベルト・ケーゲルの指揮、ドレスデン・フィルハーモニー、ライプツィヒ放送合唱団、ドレスデン歌劇場児童合唱団、テオ・アダム他の歌手による演奏。1989年の録音。この曲の演奏はなんと言っても作曲者がロンドン交響楽団を指揮して有数の歌手陣で録音したものが最高だろうとは思うのですが、手持ちのケーゲルBOXに入っていたこの演奏もなかなかの優れものです。特に合唱がすばらしい。このBOXにはヴィヴァルディからペンデレツキまで幅広いレパートリーが収められていてケーゲルという指揮者の魅力を知ることが出来ますが、ここでも共感のあるアプローチでこの曲を十分知ることができました。ケーゲル自身第2次大戦で手を負傷し、ピアニストになることをあきらめたそうですから反戦の思いも人一倍強かったのでしょう。ちなみにこのCDはドイツ語歌唱ですがフィッシャー=ディースカウも翻訳に参加したと記されています。


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