July 02, 2017

ベルリオーズ オラトリオ「キリストの幼時」

エリアフ・インバルの指揮、フランクフルト放送交響楽団、独奏者その他合唱団による演奏、1989年の録音。
久しぶりのCDです。以前、ベルリオーズの大曲ばかり集めたBOXを買ったのですが宗教曲が苦手な私は「幻想」とか「ハロルド」などを聴いただけでお蔵にしていました。
昔、ユーロでない時代の100フラン札がベルリオーズで40フラン札がドビュッシーでしたが好き嫌いは別としてやはり大曲それも宗教曲を書いた作曲家のほうが評価されるのかなと思った次第です。
さて1時間半もかかるこの曲ですがマリアとヨゼフが幼いイエス様を連れて残虐なヘロデ王から逃れるというあらすじのためか、かなりの大編成にもかかわらずこの作曲家らしい荒々しい部分がありません。第1部の「羊飼いの聖家族への別れ」が有名ですが第3部の「サイスへの到着」での2本のフルートとハープで奏されるトリオが心を洗われるような美しさです。そのせいか悪評高かった(?)ベルリオーズもこの曲では大きな評価を勝ち取ったようです。
インバルとフランクフルトのオケによる演奏は透明感のある録音も相まってすっきりとしたもので宗教曲としては申し分ありません。
 
 
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December 24, 2015

オネゲル 「クリスマスカンタータ」

ナクソス・ミュージック・ライブラリーから。
マルティノンの指揮、フランス国立放送フィルハーモニーの演奏。ソロバリトン、児童合唱、混成合唱、オルガンを含む大掛かりな編成だけど演奏家の名前は省略。オラトリオにしては24分と小曲といってもいいサイズだけど「暗黒の時代」『キリストの生誕」「讃歌」と3つに分かれていて特に「賛歌」では「きよしこの夜」が歌われたりバッハのカンタータも用いられていて巧みな構成となっている。第2次大戦末期に構想され1953年完成したがこれがオネゲルの最後の作品になった。
ある日本の作曲家はオネゲルの最高作品と称賛しているが戦争が終わり熱望していた平和を讃えるようなこの曲はもっと聴かれてもいいと思う。最後のオルガンの響きと児童合唱団の済んだ美しい歌声がとても印象的note
 

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August 15, 2015

モーツァルト 「レクィエム」 ニ短調 K.626

Mozreqbohemカール・ベームの指揮、ウィーンフィルハーモニー、ウィーン国立歌劇場合唱団の演奏、ソプラノ独唱はエディット・マティス。1971年の録音。2度目か3度目の登場だと思うけれど(何せこのブログも11年目に入っているので記憶があやふやです)個人的にはこの演奏が一番好き。カラヤンの旧録はソプラノがもう一つだし新録音はベストといっていい独唱陣ですがなんとなく潤いが少ない感じがあります。さて、ベームの録音を聴くことが本当に少なくなりましたがここではウィーンフィルの美音を最大限に生かしてこのモーツァルト最後の音楽に奉仕していて、まさしく鎮魂曲というにふさわしい演奏です。そしてなんといっても録音時33歳だった全盛期のエディット・マティスの麗しい限りの歌声が堪能できることも幸せの限りですね。
 

 
 
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December 24, 2014

ヘンデル オラトリオ 「メサイア」

Baroque_60オーマンディの指揮フィラデルフィア管弦楽団、モルモンタバナクル合唱団の演奏。独唱はアイリーン・オージェ、マーサ・リプトン他。1959年頃の録音。年末のクラシック演奏会は第九一辺倒みたいなのでへそ曲がりの私は「メサイア」をチョイスしました。でもこの曲の方が”らしい”と思うのですがね。ただし、全曲ではなくハイライトなのが残念。全曲を欲しいけれどめったに聴かないので図書館に頼みました。オーマンディの演奏はいつものようにきちんとした真面目なもので優秀な合唱団と独唱陣できわめてスタンダードな演奏を聴かせてくれて個人的には文句なしです。note

PS:やっぱり全曲盤が欲しくなったのでいろいろ探してマリナーの指揮のCDを注文しましたが、カナダからの輸入盤なので1月になるみたい。
ちなみに図書館から借りるのはアーノンクール指の演奏です。

では、みなさま「メリークリスマス!」


 
クリスマスツリーのファイバーライトをわざとピント外しで写したらこんな感じになりました。露出もピントもマニュアルでのお遊びですhappy01
 
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January 30, 2014

モーツァルト レクイエム ニ短調 K.626

Mozart_requiemカラヤン、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン楽友協会合唱団の演奏。アンナ・トモワ=シントウ、アグネス・バルツア、ジョゼ・ヴァン・ダムなどの独奏者、1975年9月の録音。久しぶりの記事です。カラヤンとベルリンフィルの1961年の録音もよかったのですが、ソプラノだけが気に入らずこの盤でのトモワ=シントウを聴くと安心します。私としてはベーム、ウィーンフィルとこのカラヤン盤があればほぼ満足。あと、ジェスマイヤー版以外の演奏を聴いてみようかなと思っています。
 

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February 04, 2013

バッハ カンタータ「心と口と行いと生きざまもて」 BWV1471

Bach_compピーター・ヤン・ルーシンク指揮、ネザーランド・バッハ・コレギウム、オランダ室内少年合唱団、他の演奏で。10曲からなる教会カンタータで第6曲と第10曲にコラール「主よ人の望みの喜びよ」が歌われるので有名。仏教にも、正しい行いを心掛け、人の悪口を言わず、優しい気持ちを持つように心掛けなさいという意味合いの「身、口、意」の三業の教えがあります。でも、行いや口は慎めても心の中で人を悪く思う気持ちは結構あるもので、そういう時はステキな音楽を聴いたり本を読んだりして身・口・意(しん・くう・い)を清浄に保ちましょう。

偉そうなことを書いてしまいましたが、要するに新しい電話器の着信音をこの音楽にしたと言うことを言いたかっただけcoldsweats01

 
日ごろ怠けている証拠が玄関の様子
明日には片付けますsweat01

  
 
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January 31, 2013

フォーレ レクイエム

Faure_requim_giuliniカルロ・マリア・ジュリーニの指揮、フィルハーモニア管弦楽団・合唱団、キャスリーン・バトル、アンドレアス・シュミットの独唱で。1986年ロンドンでの録音。フォーレのレクイエムは「怒りの日」を含まないため、カトリックの正式なミサには使えないけれど、作曲者の言う「永遠の至福の喜びに満ちた開放感」という面で本当に亡き人の魂に安らぎを与えるものだと思います。
定評のあるコルボの演奏も素晴らしいのですが、バトルの清楚なソプラノが魅力的なこの演奏も見事で、最終曲「楽園にて」でささやくようなオルガンに伴われた合唱「天使らが、あなたを天国に連れ行くように」で身も心も安らぎます。
 

 
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January 26, 2013

モーツァルト レクイエムニ短調 K.626

Mozart_requiemカラヤンの指揮、ベルリン・フィルハーモニー、ウィーン楽友協会合唱団、アンナ・トモワ=シントウのソプラノ、アグネス・ヴァルツァのアルト、ヴェルナー・グレンのテノール、、ジョゼ・ヴァン・ダムのバスの演奏で。1975年9月の録音。今日は静かにこのレクイエム(死者のための鎮魂曲)を聴きましょう。本当は「怒りの日」がすさまじいヴェルディのレクイエムのほうが今の私の気持ちに合うのですが、まずは不慮の死を遂げられた方々の魂が安らかになることを祈りたいと思います。

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January 02, 2013

ハイドン オラトリオ「天地創造」

Hydon_lbバーンスタインの指揮、バイエルン放送合唱団・交響楽団ルチア・ポップ、クルト・モル、その他独唱者による演奏。1986年6月の録音。旧約聖書の「創世記」とミルトンの失楽園をもとにしてかかれた台本を基に、神が人間の祖であるアダムとイヴをお創りになるまでの過程を描いた3部構成の実に壮大なオラトリオ。ウィーンでは1月始めに演奏されるそうなのでチョイスしました。
第1部では1日目に天と地を、2日目に空を、3日目に海を、4日目に太陽を造られます。第2部の5日目は鯨とその他の動物を、そして6日目にご自分と同じ姿の人間の男女を造られ、第3部ではそのアダムとイヴについて語られます。6日目の最後「大いなる御業は成りぬ」で合唱が「バレルヤ」と神を讃えてめでたく終了heart02。バーンスタインのハイドンは彼の率直な面がよく出て大好きですが、ここでのバイエルンとのコンビはちょっと女性的なウィーンフィルと違って何とも男らしい爽やかさにあふれたもので、独唱陣もすばらしくこの曲のベストの演奏の1つでしょうnote
 
       
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December 25, 2012

バッハ クリスマスオラトリオ for Christmas Day

Bach_compディエゴ・ファソリス指揮、イ・バッロキスティ、スイス・ルガーノ放送合唱団、その他独唱者による演奏。2002年の12月30日から2003年の1月5日にかけての録音。バッハ全集の中の比較的マイナーな演奏団体だけど、もちろん充分立派な演奏で、少なくとも欧米のきちんとした団体ならバッハの曲を粗末にするはずは無いという証明にもなります。バッハの精神性(この言葉自体が私には意味不明)云々といわれる方にはそういう演奏もあるし、私も持っていますがそういう問題ではないと思うのです。かく言う私もこの時期だからこの曲を聴くのかと問われれば、まあそうだと答えるのですが(笑)。クリスマスオラトリオは6部構成で、クリスマスから1月6日までそれぞれ降誕節、新年、主顕節、などと6回に分けて演奏するそうですが、残念ながらこの辺りになるとよく分かりません。
まあ、何はともあれ「メリークリスマス」xmasbellnote

ヘッダーの写真が1日早く年末モードになってしまったcoldsweats01。 
 
 
 


 


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