ハイドン 交響曲第83番 ニ長調
NMLから。カラヤンの指揮ベルリン・フィルハーモニーの演奏。1980年に入ってからの録音です。新しいと言っても40年前の録音ですから今更なんですがワルターの60年以上前の録音がすこぶる新鮮なのと同様究極の美しいアンサンブルと風格で演奏されるハイドンは絶品です。なぜか若い指揮者はあまりハイドンを指揮したがらないようですが大向こう受けが悪いこともあるのでしょうがハイドンって結構難しいというのが本音だと思います。リストはバリバリ弾けるピアニストがアンコールでトロイメライを要求されて汗だくになったという話とおなじでしょうね。さて、この83番は次のビックリの前なので目立たないのですが素晴らしい曲です。堂々とした1楽章。愛らしいメヌエットの3楽章そして軽快な4楽章とハイドンの面目躍如といった名曲です。カラヤンとベルリンフィルは言うまでもなく最高の演奏を聴かせてくれます。
最近は遠出をしないので近場で咲いた桜です。
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