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April 06, 2017

映画 「博士の愛した数式」

映像配信で見たもの。
小川洋子の小説をもとに2006年に公開された。原作の小説はそのころ知り合いになった中学校の数学の先生に勧められて読んでいたが映画のほうが少々の脚色はあるにしてもわかりやすくなっている。
事故のため記憶が80分しか持たないという風変わりな数学者(博士)とその家で働くお手伝いさんとその息子の物語であるが、映画の冒頭は数学の先生になったその息子がクラスで行う最初の授業風景から始まる。授業というより自分がなぜ数学の教師の道を選んだのかということを博士から教わった数学の不思議さと奥深さを解説しながら進めていくものだ。
素数、完全数、虚数、友愛数などとても分かりやすく説明されるのであるが終盤に博士が示すオイラーの公式はその難解さ故博士と義理の姉とのいまだに割り切れない愛情を示しているのかもしれない。
博士役の寺尾聰、お手伝いさん役の深津絵里や子役もいいが、なんといっても教師になった息子役の吉岡秀隆の明るく自然な演技がすばらしい。こういう先生に数学を教えてもらえば多くの生徒が数学好きになるだろう。
博士の80分という記憶時間や義姉との関係など割り切れない面もあるがてはここ数年間で見た映画の中で最も深い感銘を受けた。
  

 
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