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March 10, 2017

映画 「駆け込み女と駆け出し男」

映像配信で見たもの。2015年5月公開作品。
幕府公認の縁切り寺とされた鎌倉の東慶寺を舞台にした映画。
原作は井上ひさしの小説「東慶寺花だより」。
離縁を訴える女は、まず御用宿で事情を聞きとられて了解を得たうえで東慶寺に入り、24カ月尼僧たちとともに修業を積まねばならない。なんとか寺まで来て、追手が迫った場合でも身に付けていたものや履物を寺の門の中に放り込めば駆け込みが成立する。大店の妾、夫が女をを家に入れて働かず一人で鉄の精錬をしていたため顔にひどいやけどを負った女、父親を殺されむりやり夫婦にされた女など様々な理由を持つ女たちが離縁を求めて駆け込んでくる。
わけありの妾のお吟役に満嶋ひかり、練り鉄(ねりがね)をしていた女じょご役に戸田恵梨香、御用宿に居候する医術の心得のある戯作者志望の男に大泉洋、その他樹木希林、堤真一、山崎勉など大物俳優も大勢登場する。ともすれば暗くなりがちな話だが大泉洋の明るいキャラクターが笑いも添えて楽しめる仕上がりになっている。
優れた練り鉄の技を持つ、じょごのセリフ「べったべた、だんだん」を調べたら出雲の方言で「いつもいつも ありがとう」と分かり(だんだん、は知っていたが)そういえば出雲地方の製鉄技術は大昔から有名だったと気が付いた。
お吟の満嶋ひかりの巧さはさすがだが、最後まで病のお吟の世話をしたじょご役の戸田恵梨香も熱演と言ってよく、これまで中途半端なトレンディドラマで見せた演技から一皮むけたようだ。いつもながら樹木希林の存在感は別格。人間関係が複雑なのと小声のセリフが聞き取りにくいのが難点だが十分楽しめる140分の大作だ。
 

 
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