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March 2017

March 30, 2017

シューマン 交響曲第2番 ハ長調 op.61

NMLから。
アルミン・ジョルダンの指揮、スイス・ロマン度管弦楽団の演奏。
NMLによるスイス・ロマンドシリーズの第5弾です。
OSRの演奏ででシューマンの交響曲が聴けるとは大げさだけどウソみたいです。
アンセルメも晩年はベートーヴェンやブラームスを録音していてそれなりにいい演奏でCDまで買ったくらいですがいかんせん響きが軽いのでこういう重量級の作曲家には不向きだと感じていました。しかし、こうしてシューマンを聴くとこのオケの音色の美しさと溶け合ったハーモニーがシューマンにはとてもよく合うのです。確かにドレスデンとかケルンなど北ドイツのオーケストラのいくぶんくすんだ暗い音色とは違うのですがこうした明るいシューマンもまた格別の魅力があります。個人的に2番は苦手だったのですがこの演奏を聴いて大好きになりましたheart02
ジョルダンはマーラーなども録音していてこのオケをインターナショナルな地位に高めた功労者だと思いますがこのシューマン全集も優れた業績だと思います。
 


万博公園(正式には自然文化園)にて。
例によって名前が不明だけど可憐な花だったので1枚。
 
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March 27, 2017

映画 「西の魔女が死んだ」

動画配信で見たもの。2008年に一般公開された。
原作は梨木香歩の小説で1994年に出版されている。
まいは大好きだった祖母が危篤だという知らせを受けて母の運転する車で向かう途中、2年前の中学1年生の時に不登校になり祖母の家で二人で暮らしていたころを思い出していた。イギリス人の祖母は、自分は魔女の血をひいており、予知できたり透視納能力があるのだと言う。魔女になりたいと言ったまいは祖母のいう「修行」をするのだった。修行というのは夜は決められた時間に寝て朝も決まった時間に起き、畑で野イチゴを摘んだり離れた場所にある鶏小屋から卵を取ってくるようなことだ。勉強も修行のうちに入っていたが何よりも大事なことは自分の意志で決める、ということだった。
山の中の一軒家で優しく穏やかな祖母と暮らすうちにまいは心の安らぎを覚えていたが、ある日諍いをして祖母が暴言を吐いたまいの頬を叩いたことから気まずくなってしまう。
やがて父親の転勤を機に母が勤めを辞めてまいと一緒に暮らそうとやって来た。大好きな祖母と別れることにまいは躊躇したが結局自分の意志で母と暮らすことを決める。そのとき料理中の祖母の手が一瞬止まった。祖母はまいと別れたくなかったのだ。別れの日、いつまでも車を見送る祖母の姿を見てまいは諍いの後、祖母に「大好き」と言っていなかったことを後悔するのだった。まいが「おばあちゃん、大好き」と言うと祖母はいつも優しい顔で" I know. "と返してくれるのだった。
 
いつまでも余韻の残るいい映画だ。
山の中の自然に囲まれた暮らしのなかで祖母が孫に生きるということ、そして死をも教えていく。「死んだらどうなるの?」と訊くまいの問いに「心が身体から離れて自由になるのよ」と答える祖母。そして亡くなった祖母の部屋にはその証拠があった。
なんといっても祖母の役を演じるサチ・パーカーがすばらしい。イギリス人ではなくアメリカ人そしてあのシャーリー・マクレーンの娘でもあるがしっとりとした演技に魅了される。

 


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March 25, 2017

ヨーグルト納豆

毎朝納豆を欠かさず食べています。
身体に良いとか関係なく好きだからです。
関西人が納豆嫌いというのは嘘で小さい時から食べていました。
昔は藁で包んだオーソドックスな入れ物で、その後は三角形で包んでいたりして現在のパックになったのは20年くらい前からでしょうか。
私はからしを付けるくらいであまり他のものを入れないのですが、テレビでヨーグルトを加えるというのを見てさっそく試してみました。いつも食べるようによく混ぜてたれを入れ、ヨーグルトを中スプーンで1~2杯(約10グラム)入れさらに混ぜてから食べた結果は → GOOD!
納豆の匂いはほぼ消えてヨーグルト特有の爽やかな酸っぱさがあり、色も白くてとてもきれいです。納豆を食べない奥さんも「結構いけるねheart02」。
納豆もヨーグルトも発酵食品だからなんて能書きはさておきお勧めします。
写真は・・・まあパスしました(笑)
 
 
家のランがますますパワーアップしてきました。 
 
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March 24, 2017

グリーグ 「ペール・ギュント」 op.23

NMLから。
ギヨーム・トゥルニエールの指揮、スイスロマンド管弦楽団の演奏。ソリストとしてバリトン、ソプラノ、メゾソプラノがクレジットされていますが省略。75分の抜粋版です。
OSRの演奏でペール・ギュントを聴いたのは初めてだし指揮者も馴染みのない人で興味本位だったのですが、演奏は歌唱も立派だしこの曲に必要な抒情性とダイナミックさを兼ね備えた実に見事なもので最後まで楽しめました。とくに悲哀に満ちた「花嫁の嘆き」、「オーセの死」そして「ソルベイの歌」など名演といっていいでしょう。
抜粋版ではブロムシュテットとサンフランシスコ饗のCDを持っていて、これも素晴らしい演奏ですがいくぶん硬い印象がありこのトゥルニエールの演奏の方が好みですね。
 


万博公園の梅は結構長い間咲いていて終わりそうもないです。
 
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March 22, 2017

ららぽーと EXPOCITY

近くにできた「ららぽーと EXPOCITY」は、親子連れで一日遊べるので大人気ですが、土日の11時ころになると各地からの車が殺到して近くの交差点が渡れないほどになります。でも10時前に駐車場に入れて2時間以内に出れば結構ブラブラできるので時々行くようになりました。
 
おなじみのスーパーも出店しているのですがペットショップや鉄道模型の店、そして男女それぞれのファッションアイテムを扱うショップなど見ているだけでも結構楽しめます。←買えよ(笑)
とにかくフロアがきれいで座れる場所もあるのがありがたい。
 
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北側の窓からはOSAKA WHEELと太陽の塔が見えます。
太陽の塔の左奥は阪大医学部で屋上にドクターヘリが駐機しています。
 
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店内には日差しが射しこむようになっていて閉塞感がありません。
 
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ここは帽子専門店でしょうか。
他にも靴下専門店などもあって売上大丈夫(?)なんて心配します。
 
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March 20, 2017

ストラヴィンスキー 「サーカスポルカ」

NMLから。
ネーメ・ヤルヴィの指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏。
OSR(スイスロマンド管)シリーズの第3弾です。
OSRでは、ヤルヴィが主に近代物を録音しており、イベールなどもあるのですが個人的にこの人の指揮は肌触りがきついのでイベールではなくストラヴィンスキーを選びました。
この曲はサーカス団の像のバレエ用として作曲され、正式名は「若い象のためのサーカス・ポルカ」といい、1942年のニューヨーク初演では実際に50頭の像が踊ったとか。吹奏楽団用なので金管楽器が大活躍しますが最後に「軍隊行進曲」が出てくるのがちょっと愉快。OSRの冴えた金管群が冴えた音色を聴かせてくれます。

 
 
冬の間おとなしくしていた部屋のランが咲きだしました。
 
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March 18, 2017

卵かけごはんには

最近、お昼を簡単に済ませたいときはときどき卵かけごはんにします。
実は卵かけに最適の調味料を発見したからなんです。
それはオイスターソース!
卵1個に対して小さじ1、2杯かけると味がぐっと引き立ちます。
卵かけごはんがお好きな方は一度お試しあれ。
奥さんはこういうのを嫌うので私一人だけの時と、やはり夏場はちょっと怖いのでRの付く月だけですね(笑)

 
これは毎晩のビールのおつまみ。
フルーツにヨーグルトをかけたものとキャベツ主体の野菜サラダそして大好物のトマトです。この日は高知のおいしいトマトがたくさん手に入ったので記念撮影しました。フルーツはこれだけで2人分です。
 
PANA LX3は色彩鮮やかなので食べ物の撮影に適していますね。
 
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March 16, 2017

神戸港 クィーン・エリザベス号

9万トンの大型客船「クィーン・エリザベス」が入港するというので神戸のポートターミナルに行きました。
最近、よく神戸に行っているのは12月に買った大阪―神戸間のJRお得きっぷの期限が迫っていたからなんです。
中突堤へは神戸駅から歩いていくかシティループに乗るのですが、ポートターミナルへは三ノ宮駅から無人運行のポートライナーに乗れば2駅目という近さです。
 
駅を降りて3階のポートターミナルホール行く途中で見たQE号。
 
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ホールには神戸港開港150周年の飾り付けも。
 
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3階の送迎デッキへ出ると目の前に11階のマンションが建っている感じです。
 
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反対側(後)を見ても遠いです。全長300mは大きい。
 
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やはり前から写そうと200mほど歩いて船首へ来ました。
最近の大型クルーズ船というよりオーソドックスな客船のスタイルはクィーンの名があるせいでしょうか。この船はQE三世だそうです。
 
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右のポートターミナルの駅に停まっているのが神戸空港に向かうポートライナー。
空港の手前は「京コンピュータ前」という駅です。要するに理化学研究所ですね。
ポートアイランドには多くの企業や研究所そして5つの大学があるので朝夕のラッシュがひどくなっているとか。

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March 14, 2017

万博公園の梅 ほぼ満開

万博公園の梅林では2月の終わりから紅梅が咲き、3月中旬になって枝垂れ梅が咲いて梅の時期はほぼ終了となります。この日がまあ一番の見ごろでしょう。
 
毎年ですが定番の太陽の塔をバックにした構図で。
 
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今年からはモノレールをはさんだ向こうにできたEXPOCITYのオオサカホイールが新しいランドマークになっています。
 
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この日はミラーレスのEOS M2にF2 22mmの単焦点レンズ1本だけで写したのですが、36mm相当の広角でも一眼レフの場合のようなレトロフォーカスタイプと違うシンプルなレンズ構成のおかげで無理のないクリアな描写をしてくれました。評判通りの名玉だと思います。
 
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明るいレンズなので絞りを開け気味にしてボケを生かすようにしました。
 
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March 12, 2017

バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番 BB117

NMLから。
独奏はアラベラ・美歩・シュタインバッハー、マレク・ヤノフスキの指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏。
スイスロマンド管シリーズの2段目です。日本にも何度も来ているベテランのヤノフスキは2005年からこのオケの音楽監督に就任しており、主にドイツ系のレパートリーを受け持っていたみたいです。NMLでは、珍しいスイスロマンドとのブルックナー全集も聴けるのですが今回は私の好きなバルトークの協奏曲を選んでみました。
ソリストはドイツ人の父親と日本人の母親を持ち近代の作品を多く録音しているようですが美しい音色と力強さを備えてなかなか聴き応えのある演奏を聴かせてくれます。スイスロマンドも昔では考えられない図太い音も出してバルトークの土俗的な魅力を堪能させてくれました。ナチュラルな録音もすばらしい。
 
 
今年は庭の梅が例年になくかなりの花芽を付けました。
高さ1mとはいえ我が家で咲くと本当に愛おしくなりますね。heart02
 
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March 10, 2017

映画 「駆け込み女と駆け出し男」

映像配信で見たもの。2015年5月公開作品。
幕府公認の縁切り寺とされた鎌倉の東慶寺を舞台にした映画。
原作は井上ひさしの小説「東慶寺花だより」。
離縁を訴える女は、まず御用宿で事情を聞きとられて了解を得たうえで東慶寺に入り、24カ月尼僧たちとともに修業を積まねばならない。なんとか寺まで来て、追手が迫った場合でも身に付けていたものや履物を寺の門の中に放り込めば駆け込みが成立する。大店の妾、夫が女をを家に入れて働かず一人で鉄の精錬をしていたため顔にひどいやけどを負った女、父親を殺されむりやり夫婦にされた女など様々な理由を持つ女たちが離縁を求めて駆け込んでくる。
わけありの妾のお吟役に満嶋ひかり、練り鉄(ねりがね)をしていた女じょご役に戸田恵梨香、御用宿に居候する医術の心得のある戯作者志望の男に大泉洋、その他樹木希林、堤真一、山崎勉など大物俳優も大勢登場する。ともすれば暗くなりがちな話だが大泉洋の明るいキャラクターが笑いも添えて楽しめる仕上がりになっている。
優れた練り鉄の技を持つ、じょごのセリフ「べったべた、だんだん」を調べたら出雲の方言で「いつもいつも ありがとう」と分かり(だんだん、は知っていたが)そういえば出雲地方の製鉄技術は大昔から有名だったと気が付いた。
お吟の満嶋ひかりの巧さはさすがだが、最後まで病のお吟の世話をしたじょご役の戸田恵梨香も熱演と言ってよく、これまで中途半端なトレンディドラマで見せた演技から一皮むけたようだ。いつもながら樹木希林の存在感は別格。人間関係が複雑なのと小声のセリフが聞き取りにくいのが難点だが十分楽しめる140分の大作だ。
 

 
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March 08, 2017

神戸 コンチェルトで金管デュオ

ハーバーランドの続きです。
どの写真もクリックで大きくなります。

コンチェルトでの結婚式も無事終わったので混まないうちにと早めの昼食を済ませ、再度MOSAICのデッキの上から港内を見ているとどこからかラッパの音が聞こえます。
 
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コンチェルトの横にいる人たちは一曲が終わるたびに拍手しています。
 
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コンチェルトの後部でトランペットを吹いている2人の女性を発見。
 
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12時からのランチクルーズの際に行われる、セイル・アウェイ・コンサートの練習のようですがオーケストラの楽員レベルの腕前で2人の息がピッタリ合った演奏を楽しませてくれました。どこかで聴いたことあるなと思ったら朝ドラ「あさが来た」の主題歌「365日の紙飛行機」だったり、よく知っている曲をいろいろ吹いてくれたあと、最後に「オー・シャンゼリゼ」で締めてくれました。トランペットのデュオがこれほど柔らかい音で演奏されるのを聴いて大感激です。
これが梅田なんかの街中コンサートだったらそんなに感動しないのですが、開放感あふれる港で船から聞こえる音楽を海を見ながら聞くのは格別の味わいです。
 
12時10分ほど前になると出港準備が始まります。
 
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面舵一杯で一旦後進し、反転してから港の外へ出発です。
 
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船が出港していく様子はなんとなくロマンを感じていいですね。
コンチェルトは2100トンもあるので十分外洋にも出て行けるはずです。
 
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この日は5万トンの大型クルーズ船「飛鳥Ⅱ」を見に来たのですが、コンチェルトで結婚式があったり金管デュオが聴けたり船出のシーンも見られたのでかなり得をした気分の一日でした。
帰りのシティループでは、座っていたお嬢さんがサッと立ってお年寄りに席を譲ったり観光客のおばさまに異人館の坂がきついことなどを教えていたり、和やかな雰囲気が一杯でした。神戸は東京に比べると本当に田舎ですし大阪ほど繁華でもないのですが海と山を間近に感じられる自然とおしゃれな雰囲気そして何よりも人々が身に付けているマナー以上の優しい心がけが感じられ、若い時をこの町で過ごせたことを本当に幸せに思います。


 

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March 06, 2017

神戸 ハーバーランド

いいお天気の日曜日、神戸港に大型クルーズ船「飛鳥Ⅱ」を見に行きました。
「飛鳥Ⅱ」は中突堤に停泊するので向かいのハーバーランドからいい距離で撮影できます。JR三ノ宮駅前からシティループを待っていたら年配の女性が後ろに並んだのですが私の前に立っていた外国人が私に目配せをしてその女性を一番前に呼び寄せました。私も目でOKという返事をしたのですがこういうことをサラリとこなす欧米人はさすがだと思いますね。ただ、シティループの座席はかなり小さいので大柄な彼は座るなり" Oh, too tight! "、同感(笑)。女性のガイドさんが降りる場所を気にしている彼に達者な英語で何やら伝えていたのでつい「さすがやねぇ」と言うとニンマリ。彼女、乗務員の交代時に発車時間のお知らせをうまく言えず、「英語の方がうまく言えたりして」と苦笑しながら下車して行きました。自分でボケ突込みができるのはさすが関西人です。
 
さて、ハーバーランドのMOSAICから向かいの中突堤に「飛鳥Ⅱ」がでーんと停まっていました。ただ、間近ではなく200mほどの距離があるのと後ろに大きなオリエンタルホテルがあるのでそれほど巨大という感は受けなかったですが美しいフォルムは魅力的ですね。
MOSAICには家族連れ、カップル、犬を散歩させる人など様々な人がのんびり船見物しています。後ろに山が見える神戸港は本当にステキなロケーションです。

EOS X7i 18~135mmで クリックで大きくなります。
 
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左手前の船は神戸港の外までクルーズするコンチェルト。神戸港に入って来る船はおしゃれなクルーズ船がほとんどです。  

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コンチェルトや港内クルーズ船が停まるMOSAICには、観覧車やいろんな国のグッズショップやレストランがあり家族連れで一日楽しめるようになっています。
 
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テレビ局の取材を受けている観光客。
 
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11時ころからコンチェルトの3階甲板がにぎやかになってきたと思ったら結婚式が始まっていました。暖かくていいお天気で良かったですね。末永くお幸せにheart04
 
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この日は60ショットほど写したので後日続きをUPします。


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March 04, 2017

プーランク バレエ組曲「牝鹿」 FP36

NMLから。
山田和樹の指揮、スイス・ロマンド管弦楽団の演奏、2015年の最新録音。
昨年の4月まで首席客演指揮者だった山田氏はその後モンテカルロ・フィルハーモニーの音楽監督となったので彼がスイスロマンドに残した置き土産的な録音のひとつ。
「牝鹿」というのは若い娘たちという意味で、バレエ自体も大掛かりなグランバレエではなく複数の若い男女が部屋の中で踊るという小規模のものです。短い導入部の後トランペットとヴァイオリンによる軽快なロンドーで始まる15分程度の組曲ですが洗練されたオーケストレーションはしゃれた音楽の多いプーランクらしいですね。
山田氏はブザンソンのコンクールで優勝したからかフランス系のオケとの共演が多いようですが、4年間首席客演指揮者だったスイスロマンドとはさすがに息の合った演奏で、この作曲家独特の軽快なリズムと多彩な管楽器の音色の扱いが見事です。ジョルダン亡き後、彼がフランス系のレパートリーの録音を一手に引き継いでいることは日本人としてうれしいことですね。NMLにはスイスロマンドの新しい録音が多いのでしばらくシリーズで取り上げようと思っています。
 

 
万博公園の梅園。EOS M2 で。クリック→大。
 
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今日登場させる予定だった下書きが間違って一昨日upされちゃいました。(^^)ゞ

 

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March 02, 2017

映画 「海街diary 」

映像配信で見たもの。2015年の公開作品。
14年前に他の女と家を出てしまった父親の死亡の連絡を受け葬儀に出かけた3人の姉妹は、女の娘つまり自分たちの異母妹に出会う。娘の母親つまり父親を奪った女も亡くなったため父は再再婚をしていて異母弟までいるのを知った長女は、継母の下で行き場が無いに等しいその娘に一緒に住もうと提案する。
女性向けの漫画雑誌に連鎖されているコミックを映画化したもの。監督は「そして父になる」の是枝裕和、看護士でしっかり者の長女を綾瀬はるか、信用金庫に勤める奔放な次女を長澤まさみ、おっとりマイペースな三女を夏帆、母親が違う姉妹の中で葛藤する四女を広瀬すずが演じる。
最初は若い女優さんたちが演じる他愛ない恋愛物語なのかと思っていたら複雑な家族の事情や仕事の上での現実的な話そして恋愛問題などが絡み合うストーリーと江の島周辺の湘南の四季の映像の美しさにいつの間にかひき込まれてしまった。零細企業の資金繰り、終末医療の現実など周辺の人々の厳しい現実を経験しながらいつしか姉妹は、自分自身の存在に悩む四女を中心に心を通い合わせ成長していくのだった。
父が出た後、結局姉妹を捨てた母親役に大竹しのぶ、亡くなった祖母の妹役に樹木希林、 その他堤真一、リリー・フランキー、風吹ジュンなどしっかり脇を固めた配役も功を奏して見終わったあといつまでも心に残る感動を覚えた。第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞し、難しい四女役を演じきった広瀬すずが新人賞を取ったのは当然だろう。最初の期待値が低かっただけに上質の映画を見たという喜びが大きい。
 

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