オネゲル 「クリスマスカンタータ」
ナクソス・ミュージック・ライブラリーから。
マルティノンの指揮、フランス国立放送フィルハーモニーの演奏。ソロバリトン、児童合唱、混成合唱、オルガンを含む大掛かりな編成だけど演奏家の名前は省略。オラトリオにしては24分と小曲といってもいいサイズだけど「暗黒の時代」『キリストの生誕」「讃歌」と3つに分かれていて特に「賛歌」では「きよしこの夜」が歌われたりバッハのカンタータも用いられていて巧みな構成となっている。第2次大戦末期に構想され1953年完成したがこれがオネゲルの最後の作品になった。
ある日本の作曲家はオネゲルの最高作品と称賛しているが戦争が終わり熱望していた平和を讃えるようなこの曲はもっと聴かれてもいいと思う。最後のオルガンの響きと児童合唱団の済んだ美しい歌声がとても印象的。
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