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October 29, 2015

村上 春樹 「ダンス・ダンス・ダンス」

2005年9月 株式会社講談社 発行
上下巻で800ページもの大作なのとこの作者らしい突き放したような終わり方なので読み終わってからの印象をまとめるのに苦労した。
「羊をめぐる冒険」の続きということだが羊男がそれほど重要な役割を演じているとは思えず途中から行動を共にする13歳の少女ユキと中学の同級生の俳優とのからみがメインになっていてその周りで起きる多くの死が彼に付きまとう。
「ノルウェイの森」で名実ともに一流作家となった村上春樹のまさしく絶頂期ともいえる作品で、ほとばしるようにあふれ出る比喩、警句、巧みで辛辣さにあふれるユーモアに圧倒され読むスピードが落ちなかった。
物語性としては一貫性に欠けるきらいがあるが読んで面白いのは間違いなく文章の平易さも相まって村上節に身をゆだねて読み進めばいいのかもしれない。
沢山のロック、ポップスが出てくるなかで突然シューベルトのピアノトリオ第2番を聴く場面が登場したのが村上さんらしい。
図書館で借りたので読み直す時間がなくやはり手元に置いて読み直すのが一番だと思った。

 

コスモス 助手編です。
安いコンデジだけどよく写りますcamera
 
Img_1027m


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Comments

sankichi1689さん

古いレオーネに乗っていた主人公がある日友人のマセラーティで現れたときのユキへの質問の答えにかなり笑ったのを覚えています。
札幌を舞台にした映画では「探偵はバーにいる」でしょうか。第3作目が作られているようですね。

Posted by: よし | February 21, 2017 at 02:00 PM

よしさん、こんにちは
村上春樹さんの小説はとりとめのなさが魅力で、仰るように身をゆだねて読むのがいいですね。言わんとするところがストレートに表現されることはまずなく、読み解くミステリーなのかもしれません。
ダンスダンスダンスは札幌のホテルが登場するので親しみを感じます。

Posted by: sankichi1689 | November 07, 2015 at 02:14 PM

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