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June 02, 2015

ブラームス 交響曲第4番 ホ短調 op.98

アバドの指揮、ウィーン・フィルハーモニーの演奏。
NHK-FMで放送されたザルツブルク音楽祭を録音したもの。オリジナルのカセットテープを紛失したので年代は不明だけど多分1975年頃のはず。
カセットからパソコンに取り込みCD化したたものまで紛失してガックリしていたら2台あるバックアップ用のHDDの1つにWAVEファイルが残っているのを発見。もう1度CD化したものを聴いています。

前置きがえらく長くなりましたがこの演奏について書くのは2度目いや3度目かな。
まだ40代だったころの若きアバドはウィーンフィルには好かれていたにせよこの思い切りクラシックな、つまりウィーンフィルが自分たちの様式を頑なに持っている曲を思いのままに動かすまではいかず、1楽章などそうとう中途半端な雰囲気が漂っていたものが終楽章までくるとウィーンフィル自体がアバドの指揮下に完全に入ってその力をすべて出し切ります。

イタリア人であるアバドはどの楽章でも旋律をたっぷりと歌わせるのですが、それをウィーンフィルがこれ以上ないくらいに柔らかく応えるさまはもう夢のようで、ライブですが弦も管も非の打ちどころのない以上に美しく響くのは奇跡のようです。
極めつけは終楽章でコーダでの盛り上がりでのトロンボーンや他の金管のバランスも完璧で今さらながらこのオーケストラの見事さに完全に打ちのめされました。
終わった後、普通なら絶対にいやな振り絞るような「ブラボー」の気持ちもよく分かるしタイミングも絶妙、珍しく反応の速い拍手にも大いに納得。
アバドとウィーンフィルがライブで聴かせた最高の演奏ですheart02
この演奏を聴いた人々は神に感謝をささげながら帰ったことでしょう。

ちなみにCDでもアバド、ベルリンフィルを持っていますが演奏そのものには変わりはなくただベルリンフィルにウィーンフィルの響きが無いだけで名演奏の1つです。

  
 
万博公園のルピナス
 
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