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September 06, 2014

葉巻と胃薬

村上さんのエッセイに誤訳のことが書いてあった。
とても有名な小説(英語)を翻訳していたら、原文では『胃薬をかじる』という部分がそれまでの訳書では『葉巻をかじる』となっているというもの。
有名な小説であり訳書なのでどうしてこうなったか不思議だと村上さんは書いている。
葉巻はCIGARだし錠剤の胃薬はDIGESTIVE MEDICINEみたいに2語になるはずなので誤訳はあり得ないはずだ。
で、私なりに考えた推理は、一旦訳した文章を入稿するときに胃薬葉巻と読み間違えたというもの。
ワープロのない時代だから手書き原稿でそれも(思い切り)乱雑な字だったらあり得るのではないだろうか。
最初葉巻を吸うときにカッターが無いときは吸い口を歯で噛みちぎって吸うこともあったから胃薬をポリポリかじるより自然だと思ったのだろう。
でも、最終的に訳者がチェックするときに間違いが発見されるはずなのでやはり不思議としか言いようがない。

ちなみにこの小説は、カポーティの「ティファニーで朝食を」で、高校生の時から原書で読んでいた村上さんがほぼ50年ぶりに新訳しようと思ったのはこういったことも原因なのだろう。
村上さんが訳した「ロング・グッドバイ」や「キャッチヤー・イン・ザ・ライ」は読んだので「ティファニー」も読もうかどうか迷っている。

 
 
    これも昔のデジカメで写して水彩画風にしたもの。
    「庭の白いベンチ」

Bench2


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