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September 28, 2014

高田 郁 「みをつくし料理帖 天の梯」

Miwo10長く続いた「みをつくし料理帖」シリーズもこの第10巻でめでたく終了。お疲れさま、というか料理だけでなく様々な事件も絡めてこれだけ長く続けた筆者に脱帽。また、いろいろな料理のお話の連続ものではなく、主人公にとって必ず成さねばならぬ宿題があるので少しでも読んだら最終回を読まないことには収まらない仕掛けになっていることも心憎い。友情、恋、そして永遠のテーマともいうべき料理の追及、「食は人の天なり」という言葉を実践する主人公の心根が、まわりの多くの人を動かして迎えた結末には感動させられた。
小説のブログを書くときはできるだけネタばらしをしないのがマナーだと思うので差しさわりの無いところを書くと、ご寮さん(ごりょんさん)のことばの雰囲気が京阪神以外の人にどれだけ伝わるかな、ということ。
たとえば「ほうか」(標準語の「そうか」)はイントネーションやアクセントが大変難しく、ふんわりと「ほうか」と言えるのは生粋の船場の人か京都のご年配の人だけだと思う。私は今は亡き京都の叔母の言葉を思い出しながら読んでいた。

 

本とは全く関係ないけど息子に貰った『天橋立ビール』
ケルシュ(ケルンのビールの意)で美味しかったが製造元は岡山の津山でした。
 
P1020661rs


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小説」カテゴリの記事

Comments

narkejpさん
このシリーズは短編の連続ではなく10回に分けた長編小説ですね。
作者自身回を重ねながら大きな課題をクリアする手法を考えていたのだと思います。

Posted by: よし | September 29, 2014 at 10:44 AM

過日、たいへんおもしろく読みました。終結がよく考えられており、なるほどと思いました。シリーズものは、10巻くらいがちょうどよいですね。居眠り磐音シリーズの約50巻とか、御宿かわせみシリーズの膨大さとか、全部読んではみたものの、ちょいと長すぎます(^o^)/

Posted by: narkejp | September 29, 2014 at 06:10 AM

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