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July 08, 2014

ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調 op.92

Beethoven_cluytensアンドレ・クリュイタンスの指揮、ベルリン・フィルハーモニーの演奏、1958年頃の録音。前回の記事の流れでこの曲を取り上げたというお手軽さ(笑)。クリュイタンスのベートーヴェンは偶数番号が評判いいのですが私は全部好きheart02。この曲にありがちな思いつめたようなテンポの速さもなくゆったりと柔らかい音色を維持したまま軽くフィナーレを乗り切ったこの演奏は名演だと思います。カラヤンより先にベルリンフィルと全集を録音したということはオケにも会社にも聴衆にも相当好かれていた証拠ですね。まだまだドイツ色の濃かったこのオーケストラからこれだけ艶やかな音色を引き出せるのもクリュイタンスの人柄でしょう。
ウィーンフィルとのブラームスの2番のリハーサルに現れた彼は「あなた方はこの曲をよく知っている。私もよく知っています。では明日」と言ってそのまま帰ったという逸話があります。言うことを聞かないウィーンフィルということもありますが、あえて練習を強いないほうが本番で彼らの実力が十分発揮できることをよく知っているからこういうことができるのでしょう。その時の演奏はもちろん素晴らしいものだったとかnote


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Comments

HABABIさん
練習の嫌いなウィーンフィルを熟知している指揮者はこの手を使ったのでしょうか。
カラヤンはウィーンフィルが抵抗するテンポで練習を進めたのですが、本番でオケが自分たちのテンポで弾きだすと黙ってそのテンポに合わせて棒を振ったそうです。
最晩年のベームとウィーンフィルを聴きましたが、もうオケが勝手に弾いているといった印象でしたね。

Posted by: よし | July 09, 2014 at 04:42 PM

よし様、おはようございます

クリュイタンス/BPOの演奏では、第2番と第6番が好きで、特に第2番はよく聴いて来ました。力強いフレーズのところにも品の良さが感じられる名演だと思います。録音も、低音側に比重があって、安定感のある聴きやすいものだと思います。第7番では、お話にあったカラヤン/BPOの颯爽とした演奏をよく聴いていました。

「あなた方はこの曲を・・・」の話は、クナパーツブッシュに同じ様な話がありますね。
これとは違う話ですが、オケのメンバーが指揮者の特徴を熟知していて、指示を受けなくても、指揮者に合わせた演奏をする場合がある、と言う話を聞いたことがあります。晩年のベームとVPOの関係は、その様なものだったのではないかと想像します。
さらに違う話ですが、ある若手指揮者がBPOとリハーサルをしていた時、あまりに指揮者の注文が多いので、オケのメンバーが「あまり注文を付けるのなら、お前(指揮者)の指揮(指示)どおりに弾くぞ!」と言ったとか・・・指揮者は強くなければ務まりませんね。HABABI

Posted by: HABABI | July 09, 2014 at 11:37 AM

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