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January 12, 2014

ベートーヴェン 第5番の4楽章聴き比べ

クライバーの第5番の4楽章の金管の吹かせ方についてコメントしたのですが、他の演奏者と厳密に聴き比べたわけではないので、この際持っているCDで調べてみました。
まず第5の冒頭をしばらくきいてから4楽章に飛び、40秒ころから始まる金管を聴き評価しました。
★の数が少ないほどレガートだということです。
また、せっかくですから演奏自体についても好みを付けました。
◎がVery Good、○がGood、ですが、◎+○や癖が気になるけれどいい演奏は○○にしました。
この金管の吹かせ方や演奏の評価もあくまで私の好みですが、ヴァント、北ドイツ放送饗やクレンペラー、フィルハーモニア、コンヴィチニー、ゲヴァントハウスの演奏はいかにもドイツ風の壮麗なもので代表盤でしょうnote
あと、古楽器の演奏で癖はあるけれど立派なのがガーディナー、柔らかタッチだけど後ろ髪をひかれるのがワルターですね。カラヤンはさすがにどの演奏も堂に行った見事なものです。
あれこれ引っ張り出していたら結局31種類を聴いてしまいました。
しかし、こうして見るとほとんどが独欧系の指揮者と演奏団体なので比較というほどでもなかったようですが、24番のアバド、VPOだけは明らかにだらしなく聞こえます。


1.カラヤン、VPO 1948年 ★★★★★ ◎
2.カラヤン、PO 1954年 ★★★★★ ◎
3.フルトヴェングラー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(VPO)1954年 ★★★★ ◎
4.アンセルメ スイス・ロマンド管弦楽団 1957年 ★★★ ○
5.ワルター、コロンビア交響楽団 1958年 ★★★★ ◎
6.クレンペラー
フィルハーモニア管弦楽団(PO) 1960年 ★★★★ ◎○
7.クリュイタンス、BPO 1960年前後 ★★★★ ◎
8.クリップス、ロンドン交響楽団(LSO)1960年 ★★★★ ○
9.コンヴィチニー
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 1961年 ★★★★★ ◎○
10.バーンスタイン
ニューヨーク・フィルハーモニック 1961年 ★★★ △
11.カラヤン
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(BPO) 1962年 ★★★★★ ◎
12.ラインスドルフ、ボストン交響楽団 1967年 ★★★★★ ○
13.クレンペラー、VPO 1968年 ★★★★ ◎
14.イッセルシュテット、VPO 1968年 ★★★★★ ○
15.ヨッフム、LSO 1968年 ★★★★ ◎
16.ケンぺ
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 1972年 ★★★★★ ○
17.クライバー、VPO 1974年 ★★★ ◎○
18.カラヤン、BPO 1976年 ★★★★★ ◎○
19.マゼール、クリーヴランド管弦楽団 1977年 ★★★★★ ○
20.バーンスタイン、バイエルン放送交響楽団 1977年 ★★★★ ○
21.バーンスタイン、VPO 1977年 ★★★★ ○
22.スィトナー、ベルリン・シュターツカペレ 1981年 ★★★★★ ◎
23.カラヤン、BPO 1982年 ★★★★★ ◎
24.アバド、VPO 1987年 ★★ ○
25.ヴァント、北ドイツ放送交響楽団 1987年 ★★★★★ ◎◎
26.アーノンクール、ヨーロッパ室内管弦楽団 1990年 ★★★★ ◎
27.サヴァリッシュ
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1991年 ★★★★★☆ ○
28.ガーディーナー、ORR 1993年 ★★★★★ ◎
29.ジンマン
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団 1997年 ★★★★★ ○○
30.アバド、BPO 2001年 ★★★★ ○
31.ラトル、VPO 2002年 ★★★★★ ○

ホンマ、しんどかった(笑)

 

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Comments

sankichi1689さん
演奏評価を★にした方が良かったかなと思いますが、全体を聴いた印象ではないのであくまで参考です。
カラヤンは5番や7番は得意ですがその他はそうでもありません。
バーンスタインは5番以外は結構立派です。VPOとのはいい出来栄えです。
期待の割に、というのがケンぺですね。
この指揮者で聴きたいと思って揃えていたら20年の間にたまってしまいました。

Posted by: よし | January 14, 2014 at 04:15 PM

よしさん、こんにちは。
先日は失礼いたしました。
うわー、それにしてもたくさん持っておられて、うらやましい限りです。バーンスタインはNYPとVPOで、アバドもVPOとBPOで★の数が違いますね。こうやってみると面白いものですね~。

Posted by: sankichi1689 | January 14, 2014 at 04:00 PM

HABABIさん
お付き合いさせてしまってスミマセン。
聴いていて分かったことは、この曲に関してはどの演奏も立派な主張を持っているということです。
特にカラヤンが1948年にウィーンフィルを振ったものは両者ともに気迫のこもったもので、これで録音が良ければ最高点を付けたと思います。
あと、馬鹿にされますが端正なアンセルメの演奏もいいものです。
今度は「悲愴」を聴いてみます(笑)

Posted by: よし | January 13, 2014 at 10:25 AM

よし様 おはようございます

第4楽章の出だし、クライバーとフルトヴェングラーの二つを聴いたところで、しんどくなって止めました(笑)。私は、元々フルトヴェングラーの第5が好きで、一方、クライバーは「こうもり」以外はあまり興味がなく、二つ聴いただけでも、自分の好みの理由が少し分かったように思いました。
私は、以前、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」第1楽章中間部で、急にテンポが速くなった後に出てくる金管の鳴らせ具合の比較をしたことがあります。ライナー/シカゴ響がとても厳しい響きになっていたのに対し、ムラヴィンスキー/レニングラード・フィルは意外なほど大らかでノーテンキな感じ。ちなみに、テンポが速くなって最初のリズムの刻みに、指揮者のセンスが顕れている気もしました。気になる箇所の聴き比べは、面白いですね。
それにしても、よしさんも、ベートーヴェンの演奏録音を沢山お持ちですね。HABABI

Posted by: HABABI | January 13, 2014 at 09:16 AM

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