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October 2013

October 31, 2013

小川洋子 「人質の朗読会」

2011年2月 中央公論新社 発行
中南米と思われる国の反政府ゲリラによって人質にされた遺跡観光ツァーの日本人8人が、開放を待つ間に皆の前で各自の物語を発表するという形式の一種の短編集。
さまざまな年齢、職業の男女が、不思議な経験、日常のそして非日常の物語を静かに語る様子が、この作者らしい穏やかな筆致で淡々と描かれている。
囚われた人々はプロの作家ではない、ということを前提にしたためかどの話もそれほどのインパクトは無いけれど、やはり語り口の上手さでいつの間にか読み終わった。特に、通勤途中の電車で遭遇した槍投げの若者に興味を持ち、仕事を休んで半日のあいだひたすら彼の槍投げの練習を見続けた話が印象深い。
ただ、人質という事態とこれらの物語を語る必然性が弱いと思ったが、軍と警察の特殊部隊の強行突入で人全員死亡したことが冒頭に述べられているので、間近に死を迎えるかもしれない人々が物語を創造するという行為で無意識に恐怖心を跳ね除けたのだ、と解釈すべきなのだろう。
  
 
  

   
    
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October 30, 2013

ハイドン 交響曲第92番 ト長調「オックスフォード」

Hydon_lbバーンスタイン、ウィーン・フィルハーモニーの演奏、1984年2月の録音。最近はハイドンにはまっていて連日のように聴いています。この4枚組のセットには3曲の交響曲とミサ、「天地創造」などが入っていてなかなか趣味のよい選曲だと思います。ニューヨークフィルとは元気一杯だったバーンスタインも交響曲の場合、ウィーンフィル相手ではそれほど好き勝手も出来ないようですが、このコンビの相性の良さで仕上がりは文句なし。天下のウィーンフィルといえども誰が振っても名演になるわけではないのです。
ところで、92番は「オックスフォード」という名前がありながらロンドンセットには含まれておらず、従ってカラヤンとBPOやバーンスタインとNYPの録音が無いのでこれは貴重なものでもあるのですnote
 
 
 

  
 
以前の写真だけど最近は柿がおいしい。
毎日ヨーグルトに入れて食べています。

    
   
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October 29, 2013

ロッシーニ 「ウィリアム・テル」序曲

Karajan_festカラヤン、ベルリン・フィルハーモニーの演奏、1983年ごろの録音。小品ばかり集めたどちらかというとサンプラーみたいなCDだけど、CDが3500円もした時代に最新デジタル録音集で2600円はお安かったので買ったもの。この曲もベルリンフィルでは初録音じゃないかな。いくらでも派手に出来る曲ながらカラヤンは非常に真面目に演奏していて、第4部『スイス独立軍の行進』などピシリとした合奏はストイックなほど。その前の『夜明け』のベルリンフィルの木管楽器の美しいさえずりには聴きほれてしまったheart02
歌劇「ウィリアムテル」はロッシーニの39番目で最後の歌劇だが、この序曲の音楽はまったく使われていないことを知ってビックリ。あれほど序曲を使いまわしてたのにね(笑)
 
  


この曲とリンゴってあまりに単純だけどsweat01
  
EOS-M 40mm クリック→大
  

 
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October 28, 2013

ラヴェル 「ラ・ヴァルス」

Karajan_emiカラヤンの指揮、パリ管弦楽団の演奏、1971年の録音。2年間音楽顧問を務めたカラヤンの置き土産的録音。どうもカラヤンとこの楽団とは相性がよくないように思えるけれど、お得意のフランス物だからか明るい音色と軽いリズム感ですっきりと仕上がっている。また、カラヤンのこの曲の録音も少ないようなのでそういう面でも貴重な録音。それにしてもパリ管にはフランス系の常任指揮者が来ないのが不思議というかちょっと残念かな。


 

日中の池の水面はキラキラして別世界みたい。
ixy51sで クリック→大 
   

    
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October 27, 2013

ルロイ・アンダーソン 「タイプライター」

先日見た映画「タイピスト」のクラシックなタイプライターが懐かしくて、これをソロ楽器として用いたこの曲をyoutubeで探しました。
なんといっても実際に演奏されるのを見ると楽しさが倍化しますが、スペインはマドリードでの演奏会は抜群の面白さでしたheart04
演奏が始まるのに遅刻したり椅子が無かったり演出も good!

スペイン語が分かるともっと楽しいでしょうねnote
 


  

  
 

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October 26, 2013

浅田次郎 「赤猫異聞」

Akaneko2012年8月 新潮社 発行
明治元年の暮れに起きた火事のため、伝馬町牢屋敷の囚人を一時的に解き放ったいわゆる「赤猫」で、重罪であった3人の囚人が揃って戻った事件について後の市谷監獄署長が当事者から直接事実関係を調査するという聞き取り形式で進む構成になっている。
親分に代わって賭場の罪で入牢した男、与力に裏切られて捕まった女、維新後も官兵を何人も切った旗本の倅など、まだまだ遺恨の残っていた3人は、約束どおり戻らねば道義、正義を信じて3人の解き放ちを主張した穏やかな牢役人が切腹することを思い、鎮火後にもどる。
そして、正式に放免されたあと、8年後には皆それなりの地位を得るまでになっていた。
道理を通し、正義に働く者には神意仏意が働くということなのか。
しかし、聞き取りを進めるうちに彼らが抱えていた遺恨を晴らしてくれたのは、思いもかけない人物であったことが判明する。
物語の最後に出てくる教え「法は民の父母(ちちはは)なり」という言葉を信じて行動した一介の牢役人が実際の主人公ともいえる。
いつものように浅田次郎の筆運びの上手さに乗せられてあっという間に読み通した。「土壇場」「ぼんくら」「の語源など話の合間にチラリと挟む上手さも相変わらず。

 

 

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October 25, 2013

ハイドン 交響曲第91番 変ホ長調

Haydnアダム・フィッシャー指揮、オーストリア=ハンガリー・ハイドン管弦楽団の演奏。このハイドン交響曲全集も80番辺りまでランダムに聴いただけで、競合相手の増える90番以降は聴いていなかったものです。今回心を入れ替えて104番から降順に聴いてきたのですが、その中でもこの91番などは実に見事な演奏なので久しぶりに取り上げてみました。かなり小さな楽器編成ですが、すっきりとした見通しのよい音楽を奏でてくれるのでハイドンのよさを如実に伝えてくれます。
ハイドンにしてはちょっとおセンチな2楽章がかわいいnote
このコンビは元気一杯な演奏だと思っていたけれど、柔らかな響きでしっとりとした雰囲気がステキですheart02
カラヤンやNYPとのバーンスタインと比べようと思ったら、彼らはセットとしては「パリ交響曲」「ロンドン交響曲」という区分けで録音しているので私の手持ちには88番から92番までがありません。
ただ、バーンスタインはVPOと88番、92番を録音しています。
   


  
まだまだたくさん咲く庭のオーシャンブルー
久しぶりにLX3で クリック→大

   
   
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October 24, 2013

葉室 麟 「いのちなりけり」

文藝春秋社 2009年7月発行
佐賀藩の支藩である小城藩の部屋住みの下級武士であった雨宮蔵人は、730石の家中筆頭である天源寺刑部の娘咲弥の入り婿になる。しかし死に別れた学問好きの前夫が忘れられない咲弥は、鈍牛のように大きく和歌も解さない様子の蔵人に失望し、彼がこれと思う和歌を見出すまでは寝屋を共にしないと突き放す。
徳川綱吉の時代、水戸光圀、吉良上野介、京の公家、その他大勢の武士そして名前を覚え切れないほどの登場人物による佐賀藩、京都、徳川家、水戸家をめぐる争いに咲弥と蔵人は翻弄され離れ離れになるが、実直で腕のたつ彼のうわさを聞くにつれ彼女は次第に彼に惹かれるようになる。
光圀の女中頭になった咲弥のもとへ死を覚悟して向かった蔵人は見つけた和歌を手紙で送り、何人もの敵を倒しながら十数年ぶりに寛永寺で会うことが出来る。
手紙を読んだ咲弥が「春ごとに花のさかりはありなめど」と口にすると、「あひ見むことはいのちなりけり」と下の句を詠じて倒れる蔵人。
「何度生まれ変わろうとも咲弥殿をお守りいたす」と言い切る男と「死の危険を冒してでも、あの方は必ず駆けつけてくれるだろう」と信じる女の愛情物語のようだけど、物語の主題は元禄初期の歴史の流れの中で、いのち、そして武士にとっての死を考え抜いた男にスポットライトを当てた硬派な物語だと思う。
その後、傷の癒えた蔵人が咲弥と共に佐賀へ向かう場面があり一安心。
日本史の好きな方にはお勧め。
 

  
雨上がりの諏訪湖

   
 
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October 23, 2013

モーツァルト 6つのメヌエット KV164

Mozart_veghシャンドール・ヴェーグの指揮、カメラータ・ザツツブルクの演奏、1990年の録音。ザルツブルクで書かれた舞曲集で、最初の3曲がニ長調、あとの3曲がト長調と明るい響きで、とにかく軽快なリズムと浮き立つような愉悦感に満ちていていつまでも聴いていたい気持ちにさせてくれます。どれも2分前後だけど1曲聴いただけで満足するのがやっぱりモーツァルトnote
演奏も完全に手の内に入っていて、切れ味のいい爽やかなもので名演の誉れ高いもの。
ちょっと疲れたときの気分転換にもってこいの全集です。
   
 

軽井沢ではすでに紅葉が始まっています。
   

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October 22, 2013

あべ飲みクス

日曜日は高校の仲間との同窓会でしたhappy01
ほとんどは阪神間に住んでいるのでその気になれば簡単に集まれるのですが、やはり何かのきっかけが必要です。
今回はメルアドを変えたという連絡から「飲もうやbeer」となり、すぐに1週間後の日曜日に決定。
私たちの合言葉は「膳(?)は急げ」です(笑)
わざわざ伊豆から新幹線で駆けつけてくれた男もいて絆は深いbullettrain
天王寺に詳しい友人の勧める店で、6人が飲んで語って結構安く収まるのがやはり大阪good
生ビールが半額になるクーポンも効きました。
抜け目の無いのも大阪人です。
最近は、天王寺近くのあべの地下街で飲むことを「あべ飲みクス」というのですnote
   

同じ日に奥さんも同窓会で軽井沢方面に旅行しておりましたcar
  

    
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October 21, 2013

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73 「皇帝」

Beethoven_karajanアレクシス・ワイセンベルクの独奏、カラヤン。ベルリン・フィルハーモニーの演奏。1974年5月の録音。一時演奏活動を中断し、再び活動を始めたころからカラヤンとの共演が多かったワイセンベルクの「皇帝」は予想とは逆にリリシズムにあふれたピアノを聴かせてくれます。カラヤンの「皇帝」も結構珍しいのですが、ここではピアノに合わせて豪壮なだけではない非常に薫り高い演奏に仕上げています。この曲のベストではないにしてもこういった表題にとらわれない優美ともいえる演奏もいいものですnote
  

  


  
この時期でもたくさん咲いている庭のオーシャンブルー

 
  
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October 20, 2013

ハイドン 交響曲第101番 ニ長調 「時計」

Haydn101モーエンス・ヴェルディケの指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏。1956年6月の録音。ハイドンの交響曲の好きな演奏というととにかくこれnote
昔のヴァンガードレーベルのLPで持っていたのを何年か前にCDで買いなおしたもの。マイナーなレーベルだったので今では手に入らないかもしれない。ほぼ60年まえの古風な音色のままのウィーンフィルを学者肌の指揮者が端正に指揮したもので、個人的にベストの演奏。ウィーンフィルはハイドンに関しては多分指揮者不要と思われるほどのバランスを聴かせてくれるのですが、大きな編成ではないにしても、フォルテの響きの中から可憐なウィンナオーボエがちゃんと聴こえるのがたまらなく魅力的heart02
もちろん2楽章の「時計」のリズムに乗って歌うメロディの美しさも最高。
ヴェルディケはデンマークの著名な音楽学者でもありますが、まだまだ大指揮者の存命な時期にウィーンフィルを振ってハイドンを録音するということ自体が彼の実力のほどを示しています。
岩城宏之さんがハイティンクの代役で始めてウィーンフィルを振ったとき、「幻想交響曲」は任せるけどハイドンには手出しするな、と釘を刺されたとか。演奏会の後で、俺たち(ウィーンフィル)を振ったあとはギャラが上がるよとも言われ、実際そのとおりになったそうです。

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October 19, 2013

日本伝統工芸展 大阪展

16日からJR大阪三越伊勢丹で開かれている第60回日本伝統工芸展に行ってきました。
最初勘違いして梅田大丸に行って催し会場に上がったらどうもお呼びでない(古っ!)雰囲気です。おしゃれグッズを打っているショップで訊いたら、あちこち問い合わせてくれて「三越伊勢丹のようでございます」。
お礼を言って三越伊勢丹へ行くと、かなり広い会場に様々な工芸品が展示されていました。
絣、友禅、江戸小紋などの着物や帯、蒔絵小箱、盆、壷、食器、花器、そして人形など見事な作品がたくさん展示されていて、1時間くらいでは到底見つくせません。
私が特に素晴らしいと思ったのは蒔絵小箱で、細工といい絵柄といい塗り、仕上げとまさしく至高の工芸品でありました。
工芸品は美術品と違い基本実用に供するものなので、昔のお殿様や貴族、いや現在のお金持ちの方も手元で使っておられるのでしょう。
すばらしい色調の大型の壷も見事で、こういうものには興味の無かった私でもちゃんとした床の間に置きたいなあと思いました。
その他、盆や人形も素敵ですが余り時間が無かったので半分くらい見ただけでした。もちろん撮影は厳禁なので頭の中に焼き付けて帰りました。
21日までなので興味のある方にはお薦めしますnote
 
  
 


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October 18, 2013

バーンスタイン ウェストサイドストーリーから 「マンボ」

あるテレビ番組に出ていた「嵐」の松本潤クンが、会いたい人の1人に「グスターボ・ドゥダメル」と書いていたので少々驚いたら、(多分Youtubeで見た)「マンボ」の演奏にとても感銘を受けたため、と話していました。
ドゥダメルはベネズエラ出身ながら若くして一流オーケストラから招かれ現在はロスアンゼルス・フィルハーモニックの主席指揮者です。彼がベルリンフィルを振ったベートーヴェンの5番をテレビで見ましたが、爽やかな笑顔で颯爽とした指揮振りに私も大いに感銘を受けたのですnote
音楽とはその字の通り楽しく演奏し聴くものという、まさしく新時代の指揮者ですねheart02
ということで、たぶん松潤クンも見たであろう彼がなじみのシモン・ボリバル・ユースオーケストラと演奏したアンコール曲「マンボ」。日本でのアンコールと違って観客の反応がまさしくマンボそのものですimpact


 

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October 17, 2013

ハイドン 交響曲第100番 ト長調 「軍隊」

Haydn86バーンスタインの指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏。1970年10月の録音。バーンスタインのニューヨーク時代のハイドンはあまり評判がよろしくないけれど、元気いっぱいなので私は結構好きheart02
確かにアンサンブルのきめはちょっと粗いし、何よりも美しい弦楽器があまり聞かれないのは残念とはいえ、まあウィーンフィルに比べるほうが無茶というものです。実はハイドンのパリ交響曲とロンドンセットでカラヤンの録音していないものを選ぼうと考えたのですが、敵も然る者でしっかり全部録音しておりました(笑)
また粗っぽさの原因のひとつにデジタルマスタリングがあまり良くないこともあるようです。
100番「軍隊」はハイドンの中でも魅力的なもののひとつで、柔らかな出だしの1楽章からトライアングルの活躍する有名な(軍隊風の)2楽章、模範的なメヌエットの3楽章、小粋な4楽章と時間バランスもよいので好かれて当然でしょう。
ちなみに私の一押しの演奏はモーエンス・ヴェルディケの指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団(事実上のウィーンフィル)で、1956年の録音のため少々音が悪いのですが、端正な指揮と当時のこれぞウィーンフィルという典雅な音色で我が家では保全盤扱いを受けていますnote
   
  


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October 16, 2013

糠漬始めました

発酵食品を扱った小説に、祖母の遺志を継ぐように糠床を大事に守っている青年の話が出ていて、影響を受けやすい私はさっそく糠床作りを始めたのです。
今頃は、冷蔵庫にも入る大きさの四角いポリ容器や、塩や鉄粉まで入った糠もたやすく手に入れられます。
さっそくキュウリや大根、茄子などを漬けたのですが、キュウリは1日で美味しく漬かります。大根は1日半、茄子が難しくて2日でどうやらといったところでしょうか。
朝は混ぜるだけ、夜は漬けたものを取り出して軽く混ぜ、新たに漬け込みます。
そのうちに水が溜まるようになり、水抜きが出来る容器だったのですが、今では朝晩スポンジでこまめに吸い取っています。
美味しくて健康にもよい糠付けが家で作って食べられるのですから多少の手間も苦になりません。
そのうちニンジン、ゴボウに挑戦するつもりですhappy01
うまみが増すので昆布を入れたのですが、何日か経って食べるとこれがとても美味しいgood

やみつきですnote

 

 
  
 
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October 15, 2013

山崎豊子 「暖簾」 第二部

山崎豊子全集1 から
「暖簾」は第二部もあり、第一部で昭和20年の大阪空襲で店を失ったあと吾平が倒れ、次男孝平の力で再び以前の立売堀(いたちぼり)に店を再建する話が描かれている。
孝平は堺で昆布を仕入れ三宮の闇市で売りさばいたりして次第に商売を復活させるが、戦後は昔のような暖簾商売ではなくビジネスといった趣に変わり、その場所も名実ともに東京が中心になりつつあった。
東京に進出する大百貨店に売り場を確保できたため、孝平は最高級の塩昆布を出そうと決める。
塩昆布に決めたのは、食通やお茶人が多い東京には風雅で、お茶うけにも合う塩昆布が喜ばれるだろうと考えたからだが、孝平が丹精こめて作ったものは百匁(約400グラム)で五百円(今の1万円くらい)もの価格になった。
「こんなん高すぎて売れへん」と反対する経理担当の弟。大阪人の買い物の決め手は「安くていいもの」なのだ。
しかし孝平は、東京の大物財界人の「東京では高くてもどこにも無いものなら買う」という言葉を聞き、反対を押し切って出品する。
雑誌や新聞で評判をとった商品は品切れを起こすほど売れ、やがて大阪の売り上げを超すまでになる。

第二部では、東京を中心に動くようになった戦後日本経済の変遷を客層やマスの大きさの違いなども含めて巧みに描いている。
あとがきで、東京と大阪を頻繁に行き来するようになったと書いている通り、ビジネスの場が東京になっていても生まれ育った大阪を愛する作者が、明治、大正、昭和と親子二代に亘って描いた浪速商人の物語は平成の今では遠い昔話のように思えて懐かしい。
 
 

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October 14, 2013

山崎 豊子 「暖簾」

新潮社 2003年12月5日発行 山崎豊子全集1から
15歳のときにわずかの金を持って淡路島から大坂に来た吾平が、行く当ても無く四つ橋のたもとで途方にくれていたときに声をかけてくれた老人は、昆布の老舗「浪速屋」の五代目の主人だった。
辛い丁稚奉公も耐え抜き真面目に働く彼は主人に気に入られ、7年後に手代になり、昆布を作る腕も上げ24歳で番頭に抜擢され、仕入れの才覚にも優れたためわずか27歳で「浪速屋」の暖簾を分けてもらえるまでになる。
明治から昭和の戦争直後まで続いた昔ながらの大坂商人の商才と根性そして「暖簾」の重みを描いた作者の初期の代表作。自身の実家が名代の昆布屋だけあって昆布の仕入れから加工、販売まで詳細に描かれている。
どんな苦境にたっても決してあきらめない吾平も金策に窮して「暖簾」を担保に銀行から借金をするが、当時はそれほど「暖簾」に重みがあったのかと驚かされた。
当時、大坂湾に続く何本かの川から船で市内に物資を搬入できたため船場と呼ばれ、浪速八百八橋などと言われた様子も興味深い。

私の祖父もこの近くに住んでいたので、叔父はこの物語などを題材として昔NHKで放映されていたドラマ「横堀川」が懐かしいと言っていたことを思い出すが、当然のことながら現在は多くの川が埋め立てられて当時の面影は無い。
 
 
  
 


    まだ咲いているヒマワリ
   

 
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October 13, 2013

万博公園 コスモスフェスタ

朝からお天気がいいので sun 奥さんと万博公園に行ってきました。
コスモスフェスタが始まっているので人出も多いのですが、開園直後に行ったのでまだ余裕がありゆっくり散策しました。
写真を写して帰る頃になってもまだ続々と人が詰め掛けてきます。お昼からは花の丘でなにやらイベントもあるようです。
いざ帰ろうと外周道路に出てみると、車がびっしりと混んでいて少ししか動きませんcarcarcar
しばらく我慢して結局途中からわき道へそれて何とか帰ることが出来ました。

 
   
カメラはEOS-M使用 40mm 22mm レンズで
いずれの写真もクリックで大きくなります。

   
  
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October 12, 2013

ビゼー 「カルメン」

Bizet_carmenカラヤン、ウィーンフィル、レオンタイン・プライスのカルメン、フランコ・コレルリのホセ、ロバート・メリルのエスカミーリオ、ミレッラ・フレーニのミカエラと超のつく豪華メンバーによる演奏。おまけにウィーン国立歌劇場合唱団の指揮がウィリヘルム・ピッツと文句なし。1963年11月と、もう50年前だけどこれも名匠ジョン・カルショーによる録音は20ビットのデジタルマスタリングで素晴らしい音を聴かせてくれます。録音技師を含めてデッカのメンバーがRCAの録音を行うという当時何種類かあったバーター契約の一つですが、いまだにカルメンの最高の演奏・録音の一つでしょうnote
5年ほど前に買ったときはさわりの部分しか聴かず、今回iPodに入れてしっかり聴いたものです。イヤフォンで聴くと低音が物足らないのですが、左右の分離がいいので「衛兵の交代」など左から右へう動く足音までしっかり確認できて楽しい。
ウィーンフィルでオペラを聴くと、元来が歌劇場のオーケストラらしく歌をサポートする習慣が実についていることがよく分かります。
独唱者ではコレルリのリリカルなホセがすばらしく、颯爽としたメリルのエスカミーリオ、フレーニのミカエラも名演です。プライスのカルメンはまずまずかな。
iPodでのオペラ、楽しめますheart02


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October 11, 2013

グローフェ 「グランド・キャニオン」

P1020427ssアンタル・ドラティの指揮、デトロイト交響楽団の演奏。1982年の録音。先日の朝は凄まじい豪雨に襲われて、車で走っていたら洗車機の中にいるようでしたcarrain。豪雨というとこの曲だろうとCDを探したけれどありません。結局LPを引っ張り出したのですが、バーンスタインのは盤が古いので新しいこの演奏を選びました。ジャケット解説を読むと、グローフェって若いときからさまざまな職業を経験して独学で音楽を勉強したという苦労人。17歳でロスアンジェルス・フィルのビオラ奏者になり、有名な作曲家になったまではともかく、40年前まで存命だったとは知りませんでした。
何と言っても単独でも演奏される3曲目の「山道を行く」がポピュラーですが、1曲目の「日の出」、2曲目の「赤い砂漠」、4曲目の「日没」が緻密なオーケストレーションを駆使しながらも難解さを避けた音楽でこの曲の人気の秘密がよく分かります。
カラヤンの次に好きな指揮者のドラティは地味な存在ですが、複雑なリズム処理が要る曲でも切れ味のよい演奏を聴かせてくれます。逆にこういう曲でもドラマティックにしないのでこってりしたのをお好みの方には物足らないかも。

  
  

 
木立にもまだ夏のような日差しが残っています。
コンデジのお遊びモードなので解像度や色の諧調が少ないです。

   
 
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October 10, 2013

不可解な音飛び

涼しくなったのでマメに散歩に出ていますが、しばらく使わなかったiPodをお供にするとこれが楽しいnotenote
胸ポケットに入れて家を出るときに今日の曲をチョイスすれば見慣れた風景も新鮮に見えるし、坂の多い散歩コースも気になりません。
ところが歩いている途中で音が飛びました。まだ2楽章の途中なのにいきなり音が途切れて3楽章が始まったのですimpact
この現象が2度ありました。
iPodで音が飛ぶって考えられないですよねthink
再生モードはシャッフルではなく当然ノーマルです。
家に帰って考えながらシャツを脱ぐと胸元が汗びっしょり。
分かりましたup
胸ポケットにiPodのタッチ面を身体側に向くように入れていたので、汗で濡れたシャツが動いたときにを触って次の楽章へ移ったのです。
次の日はタッチ面を外側にしてポケットに入れたらOKgood
散歩の時間ですか?
昨日はチャイコフスキーの4番を全曲聴き終えましたhappy01 

 
 
iPodは家ではwebにつながるので、PCの電源を切った後は食卓でメールチェックに使えて便利ですheart04

 
 
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October 09, 2013

ドビュッシー 「子供の領分」

Debussy_acアルド・チッコリーニのピアノで。1991年の録音。演奏はもちろんだけど透き通るようなピアノの録音が素晴らしいnote
映画「タイピスト!」で指の訓練のためピアノを練習させるシーンがあり、そのときの曲が独特のリズムを持つ「ゴリウォークのケークウォーク」だった。可愛い一人娘のために書いた曲だから素晴らしいのは当たり前みたいだけど、6つの曲それぞれが個性的なのがさすが。4曲目の「雪は踊る」や5曲目の「小さな羊飼い」のしっとりとした雰囲気も好きheart02
イタリア生まれのチッコリーニだけど、フランス物はお得意でこの5枚組のセットでドビュッシーのピアノ曲は充分堪能できるのがありがたい。

 
 

 
子供といえばまた姪っ子の次男坊の写真を拝借ですheart04
自分で食べてくれるのは助かるけれど、いつもこの状態とかsweat02
 

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October 08, 2013

映画 「タイピスト!」

1950年代のフランスを舞台にしたラブコメディだけど少しスポ根風なのが楽しい。
家業である田舎の雑貨屋を飛び出した娘が、タイプライターの早打ち選手権で1位になることを条件に街の小さな保険会社で働き、上司の特訓の下がんばりぬくというお話。
タイプが速いと言うものの、最初両手の人差し指だけで打ちまくるというスタイルに笑ってしまった。あきれた上司が全ての指を使うように指導するが、分かりやすいように各指に対応したキーを色分けし、自分の指の爪もその色に合わせてマニキュアするのが笑わせる。
厳しい特訓を受けていくうちにお互い惹かれあっていくのは定石どおりだけど、自分への気持ちをさらけ出さない男に彼女は不安を覚える。だからフランス大会の前日に不安で緊張しきった彼女とのラブシーンが実に美しい。
早打ち大会の熱気あふれる様子や決勝で向かい合った対戦者のまさしく一騎打ちの迫力がすごいが、冒頭のタイトルバックがいかにもフランスといった感じでおしゃれだし、1950年代のパリの街並みも見とれるくらいステキnote
主演のデボラ・フランシスは美女というわけでもないし、スタイルも格別ではないけれど、チャーミングな笑顔が可愛い。
楽しく笑って涙もあっておしゃれないい映画でした。
できればカップルで見に行くことをお奨めします。

  

  
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October 07, 2013

シベリウ ス 交響曲第5番 op.82

Karajan_emiカラヤン、ベルリン・フィルハーモニーの演奏。1976年の録音。秋らしくなってきたのでシベリウスを聴こうと思ったら昨日今日は32℃の真夏日ですsunsun
さて、過去のシベリウスの記事を探したらほとんどが4番の交響曲で、いくら好きだといってもちょっとひいきが過ぎるので今日は5番を取り上げました。シベリウスの生誕50年の祝賀行事のために作曲されたもので、3楽章構成で約30分という簡潔な構成で4番のような緊張感が無く、穏やかできわめてオーソドックスな曲です。
終楽章でジワジワと盛り上げてスパッと終わるところがところがいかにもシベリウスらしくて好きheart02
いつも書くことですが、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーはともかくオネゲル、マーラーからシベリウスまで多方面に録音した独欧系の指揮者は数少ないので、2番以外は人気の無かったシベリウスをカラヤンがメジャーにしたと言っても過言ではないでしょう。 


 
 
ちょっと神秘的な夕方の池 ixy51sで クリック→大

  
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October 06, 2013

宮本 輝 「にぎやかな天地」

2008年4月 中央公論新社 刊
特別装丁の豪華限定本の編集・製作を仕事にしている主人公が、懇意にしてくれるクライアントから日本の伝統的な発酵食品の本の作成を依頼される。
和歌山の醤油、熟鮓、鹿児島の鰹節、滋賀県の鮒鮓など友人の写真家と共に各地へ取材に行き、工程を進めるうちに他の仕事も入り同時に知人、他人の生と死に係わるさまざまな人生模様を知っていく。
そういう彼自身も生まれる前に不幸な事故で父親を亡くしており、亡くなった祖母は母を連れて離婚した過去を持つ。
よく仕事を紹介してくれる穏やかな料理研究家は、小さいときに父親が心中事件を起こして亡くなっているし、クライアントも事故で家族を亡くして何年も死んだように生きていた事実がある。
この本の核となるテーマは「生と死」なのだ。
彼は仕事を進めるうちに、人間の短くも複雑な生に比べて、食品の醗酵を司る無数の微生物はその土地、その生産場所特有の環境に永年住み続けてひたすら働き続けていることを知る。
若いのに穏やかで健康的な考えを持つ主人公と、善人ばかりと言ってもよい人間関係のなかで、人生とは、仕事とは、愛とは、そして死とは、など示唆されることが非常に多い小説。
ただ、恋愛にはかなりストイックな主人公とうらはらに、仕事の場に娘のような若い恋人を連れてくる男とはいかがなものか。せっかくの真摯なストーリーに幾分水をさす印象を持ってしまった。
彼の仕事場は京都、実家が西宮の甲陽園なので、主要な登場人物はほぼ純正の京阪神言葉を使うため私自身何のストレスも無く読みきったけれど、関西圏以外の方にはまどろっこしいかもしれない。
私達も住んでいた苦楽園口周辺が登場するのが懐かしいが、阪神淡路大震災の模様も生々しく描かれているのが辛い。

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October 05, 2013

 バッハ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ第3番 ホ長調 BWV1006

カール・ズスケの独奏で。iTunesなのでジャケット写真はなし。
1980年代の録音なのでズスケが50歳ころと充実しきった演奏で、一聴しただけではえらく地味な印象だけど聴き込むうちに包まれるような安心感を覚えるのが不思議。
グリュミオーのような甘く麗しい音色でもないし、クレーメルのような切り込むような厳しさも無い代わりにバッハの音楽が静かに心に染み込んできますnote
パルティータ3番は有名な2番に比べると幾分地味ですが、しゃれっ気があってとても親しみやすいもの。特にガヴォットは誰でもご存知だと思うし、CMにも使われていましたね。
ズスケの誠実な演奏は曲の良さを伝えていて見事です。
外出したときに久しぶりにiPodで聴きましたが、付属のイヤフォンはもうひとつなので手持ちのSonyので聴くと素晴らしい臨場感に酔いしれましたheart02
 

追加:Youtubeで見つけたセゴビアの演奏です。
サラバンドと2分25秒からガヴォット&ロンドです。


 
 

   
 
庭の芙蓉が満開です。白い花とピンクになったのと共存状態で。
EOS-M 55-250mm

  
 
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October 04, 2013

夫婦の証明

近くの映画館は夫婦割引があり、ほぼ半額で入れます。
もちろん券を買うときには身分証明書が必要なので普通は運転免許書ですが、持っていない人ならまあ健康保険証でしょうか。
しかし、苗字と住所が同じだからといって夫婦とは限らないですよね。何らかの理由でずっと家にいるか戻ってきた姉妹とかならどうなんでしょう。いや、20歳位年齢が違う、いわゆる「歳の差婚」なら親子と間違われるかもしれない。確かそんなCMがありました。
また、窓口で「奥様の写真がありませんので、ご本人である証明書を見せてください」と言われたらどうするのでしょうか。
もうこうなったらパスポートしかないかな(笑)
ある女優さんがすっぴんでパスポートを見せたら、顔が(ぜんぜん)違うと言われたので、その場でメイクしてOKしてもらったというお話もありました。
いっそ写真入りの夫婦証明書というのを役所で発行してもらえばありがたいけれど、でも1年で有効期限が切れたら困るなあ(笑)
 
 

Img_0182rm


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October 03, 2013

映画 「そして父になる」

カンヌ国際映画祭で審査員賞を受けた話題作を見に行きましたmovie
6歳になったわが子が、出産時に病院で取り違えられていたことを知った二組の夫婦と子供たちの苦悩と戸惑いを描いたもの。終始抑え目の演出なのが、却って彼らの持って行き場の無い怒りを表現していて効果的。一流企業のエリートで立派なマンションに住み高級車を乗る父(福山雅治 以下F)は、辛さを抑えて血のつながる本来のわが子と暮らそうとする。片や町の小さな電気店を営む父(リリー・フランキー 以下R)は、暮らしこそ豊かではないにせよ、いつも3人の子供たちとじゃれあうようにして暮らしている。彼にとっては血のつながりよりもふれあうことそのものが大事なのだ。
仕事が忙しくめったに子供と遊ぶことも無かった父Fは、実際のわが子と生活を始めるに当たって「これからは僕をパパと呼びなさい」と言い含めるが、急にそうなったことが理解できない子供は「なんで?」を繰り返すばかり。
しかし、なつかない本当のわが子の寝姿を見ながら妻は「だんだんこの子が可愛くなって、慶多(けいた 育てていた子)に悪い」と泣く。
血のつながりよりも一緒に生活するうちに育つのが母性なのか。
一方、電気店の父Rは、半田コテで壊れたラジコンやおもちゃを治していつしか子供の心をつかんでいく。
電気店の家族が恋しくて逃げた息子を追ってきた父F。電気店まで来た彼に「もうパパじゃない」と逃げる慶多と話すうちに彼は父になることの意味を知る。
理屈で家族問題を片付けようとする父F
子供と向き合うのも男の仕事だと怒る父R
誰の子であろうといっぱいの愛情で育てた母の苦悩と寂しさ。
そして一番の被害者である子供たち。
最後は、どうやら二組の家族同士が交流しあいながら徐々にあるべき形に収まるだろうという予感で終わる。
意外な伏線もあって評判どおりよく出来た映画。
リリー・フランキーがとてもいい味を出している。

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October 02, 2013

万博公園のちいさな秋

万博公園では秋のバラが咲いています。
ここでは咲く時期の違うバラを上手く配置しているのでかなり長い期間楽しめます。いいお天気でしたが太陽を背にして写すとろくなことはないので苦労しますsun
青空の下で華やかなバラ集団が楽しいnote

EOS-M 40mm クリック→大
 

   
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こちらは日本庭園のススキ。ほんの少しですがこれも秋の風情。

同じくEOS-Mで  クリック→大

 
 
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もう少しするとコスモスの季節です。

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October 01, 2013

中田喜直/サトウ・八ロー 「小さい秋見つけた」

Samejimak鮫島有美子の独唱、ヘルムート・ドイチュのピアノ伴奏で。1988年3月、フランクフルトでの録音。まさしく小さな秋を見つけられそうな季節ですね。ということでこの曲の出番。日本のいや日本語で歌われた歌は全部鮫島さんのCDで聴いていますが、日本の歌曲のなかでもこれくらいみんなが知っていて水準の高いものは少ないでしょう。
「誰かさんが 誰かさんが」で始まるセンスのよさと親しみやすい歌詞、そして完璧と言っていい曲の組み合わせは最高note
私はこの歌を聞くと、昔週刊誌の表紙に連載されていた谷内六郎氏の絵を思い出すのです。
鮫島さんの余裕があり、素直な叙情を込めた歌唱はもちろんですが、ドイチュさんのいつもながら見事なピアノにも聴き惚れますheart02
フランクフルトの教会で行われた録音はナチュラルでピアノの響きが特に素晴らしいnotes
  
  
 

 
 

  
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