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August 05, 2013

さだまさし著 「アントキノイノチ」

幻冬舎文庫
タイトルでビックリされる方も多いのではないかと思うが、おふざけはなく非常に真面目な小説。本のカバー写真が映画になったときのあるシーンなのが私としては面白くないので割愛。カバーだけ見ると安っぽい恋愛ストーリを想像させるのがいや。でも内容はそういうのと関係なく面白い。高校時代の大きなトラブルが原因で心を病んだ主人公が、遺品整理の仕事をするうちに仕事と周りの人との交流を通じての重さを見つめることができるようになっていく過程を描いたもの。上司の行きつけの居酒屋でバイトする女性と親しくなるが、彼女も重い過去を抱えていながら将来を見据えて強く生きている。題名に引っ掛けて「元気ですかー!」と二人に言わせて明るく終わるのがとてもいい。
さださんの小説は方言を巧みに使うけれど、上司の使う長野言葉に雰囲気があって好き。
冒頭に書いたように映画にもなっているのでDVDを借りて見ようかなと思った優れた作品note

 

 
Konohana


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