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June 29, 2013

みをつくし料理帖 「残月」

Zangetsu角川春樹事務所。高田郁の人気シリーズの最新刊。今年の春ごろ出るというので心待ちにしていたもの。久しぶりなので、これまでのあらすじをあらかた忘れていたけれど、相変わらずのきめ細やかな筆致で書かれた物語を読み進めるうちに、再び澪とつる屋をとりまく人情の世界にたっぷり浸ることができましたheart04
亡くなった人をしのんで供養する料理、強欲な登龍楼との勝負料理、大坂では喜ばれたのに江戸では人気の無い食材の工夫など料理人としてのお話も楽しめますが、今回は澪と周りの人の生き方を決定するような大きな動きがあり、まだまだ続きを楽しめる設定となっています。ご寮さんの幸せ、ふきがしっかりしてきたこと、それ以上に澪が強くなったことなど全体に事態が良い方向に向かっていることに一安心といった巻でしょうかnote

工夫を凝らした料理とともに、澪の恩を忘れず人を思いやり、お金に執着しない生き方がこのシリーズの大きな魅力となっていますが、ご寮(ごりょん)さんの上品な船場言葉と江戸っ子の歯切れのいい言葉をうまく取り入れていることも上方人としては大きな楽しみのひとつです。

巻頭にある地図を現代に当てはめてみると、澪の住む長屋は秋葉原と御茶ノ水の間、つる屋は九段下の専修大学辺り、登龍楼は三越劇場近くになるのでは、と思われます。このあたり東京に詳しい方がチェックしていただけると幸いです。
以上、これから読まれる方を考えネタバレ最小限で書いたので結構疲れました(笑)
 

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Comments

narkejpさん

澪がほんとうに強くなりました。
だいぶ先が見えてきましたが、お話ではあと5年でしょうか。
人気シリーズですから10巻までいくでしょうね。

Posted by: よし | July 08, 2013 at 09:58 AM

ようやく読みました。あらら、主な登場人物から小松原さま=小野寺数馬が消えてしまったのですね。ただいま、料理シリーズで色々な本を読んでおりますので、タイムリーな発売でした。

Posted by: narkejp | July 08, 2013 at 06:11 AM

Namikoさん

5巻目からが俄然面白くなります。
小松原様・・・・言えないですconfident
真央ちゃん、ですか。
誰にも好かれるキャラですよねnote

Posted by: よし | July 01, 2013 at 11:29 AM

みをつくしシリーズ、4巻程読んで忘れていました。
また読みたくなりました。もう8巻目なんですね。
小松原さんってどうなったんだろう・・・。
澪のイメージはなぜか、浅田真央ちゃんなんです。

Posted by: Namiko | July 01, 2013 at 11:11 AM

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