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May 04, 2013

浅田次郎 「台北の街角で」

主に旅の思い出を扱ったエッセイ集「つばさよつばさ」から。
浅田次郎に限らないけれど作家という人たちは、日常のなんでもないことを実にうまく書き物に仕上げるのだなぁと思います。木村伊兵衛という名カメラマンは、それこそ息をするように自然にシャッターを押すと言われたけれど、この本も旅先の何気ないことから大変な思いまでを自然体で楽しいお話として仕上げています。
標題は、台北で桶屋があったので近づいていくと歯切れのいい下町言葉で「いらっしゃい」と挨拶され、生まれを訊くと神田で生まれた台湾の方で、店にあるもう日本でも見られないような美しいできばえの桶に感動していると、おみやげにと小さなお櫃(ひつ)をくれ、そのうえ人だかりがするほど押し問答しても頑としてお代を受け取らず、筆者はそのお櫃を私の宝物だと締めくくっていますnote
7ページの読み物だけど実際に台北でその親父さんと話をしているような臨場感を味わいました。
   


 
そろそろ緑の季節 ixy51sの魚眼モードで
   
 
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