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January 11, 2013

手話

昔、製造部門を担当していたときは30人ほどのパートさんを使っていたのですが、新規募集時に聾の方が応募してきたので私が面接して採用しました。非常に細かい仕事で基本黙ってする仕事ですから支障は無いと思ったのです。
案の定仕事ぶりはすばらしく、集中力が半端じゃないのでそのうちにこの人が出来なければ他のパートさんでは無理という判定基準にしたほどです。
そのとき、筆談だけでなく少しは手話を覚えたのですが、少し覚えただけでは細かい作業の場では役に立たなかったですね。でも上手とか下手という手話を見てみると、なるほどと思いますよ。

前にも紹介した山田洋次監督の「息子」という映画で、聾の彼女を送って行って分かれるとき、彼女の顔をじっと見つめて手話で「おめえ、きれいだなぁ」と言うと彼女がそっとキスでお返しをするシーンがあります。「きれいだ」という手話は、左手のひらの上を右手のひらをすべらせるように前に出す、のですが永瀬正敏の岩手なまりの言葉も手話も上手だし、まだ20代だった和久井映見も初々しくてこのシーンはちょっと胸にきました。
この映画は数々の賞を取っていますが、息子の恋のお話はほんの一部で、子供たちが巣立った後の一人暮らしの老親、東京の零細企業の現状など盛りだくさんのテーマが盛り込まれていて見ごたえがあります。
三国連太郎、原田美枝子、いかりや長介、田中邦衛、その他の脇役陣も一流で、私の一押しの映画です good

PS:手話が出来るタレントさんのなかでも西村知美さんは本当にお上手です。

 

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Comments

Namikoさん

手話はほとんど忘れましたcoldsweats01
上手、下手、びっくりした・・・など数種類では仕事の役には立ちませんが、孤独になりがちな聾の方とコミュニケーションをとろうとする気持ちが喜ばれたようです。
相手を見ながらの両手の動作なのでかなり難しいですが習得すれば楽しいと思います。

要約筆記は聞き取る力とまとめて要約して書き取る力が必要なので大変ですね。

「息子」絶対のお勧めです。
山田監督らしく、弱者に光を当ててなおかつ湿っぽくならないさじ加減が絶妙ですheart02
見終わって心底良かったと思いますよnote


Posted by: よし | January 13, 2013 at 09:50 PM

よしさん手話もされるなんて流石ですね(*゚ー゚*)
手話を習得するのは、外国語を一種学ぶのと
同じほど大変だと聞きました。

私はいま要約筆記を習得するのに時間を費やしていますが、そのうち簡単な手話も覚えたいと思っています。

この映画も観てみます!!

Posted by: Namiko | January 13, 2013 at 08:17 PM

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