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November 11, 2012

大阪市立美術館 特別展「北斎」

Hokusai北斎の多くの作品が展示されるというので天王寺まで行きました。今回はJRで行ったのですが、駅を出てから目の前の天王寺公園に行き着くまでウロウロしたのはいうまでもありません(笑)。大阪の有名な、知る人ぞ知る、知らない人には分からない、案内システムですangry。というか、大阪のランドマーク的な美術館への案内がこんなのでいいのかな、といったお話はやめにして本題へ。
展示内容は、大きく「風景、美人、奇想」という3つの視点に分けて、肉筆画、版画、版本などが370点もあり、とても充実したものです。風景のコーナーではやはり富嶽三十六景がメインで人も集中するので順番ではなく空いているところから見ていったためあちこち動き回りなおさら疲れました(笑)。

北斎の風景画は技巧はいうまでもなく構図のアイデアが秀逸なのに驚かされます。有名な「凱風快晴」は富士山の大きさ、形、置き位置、色合いなど最善のバランスを考慮していることが分かります。
「神奈川沖浪裏」も、立ち上がった大波がまさに崩れようとした瞬間の緊張感の中に遠望で富士山を収めるという奇想天外なアイデアが、波浪のダイナミックさと遠近感を両立した奇跡のような構図です。

面白かったのは、埼玉辺りから見た関東以西の地図で、左端に江戸があり、信濃、琵琶湖、京都などを俯瞰した様が精緻に描かれています。その他すっきりした美人画、奇天烈な妖怪、あっさりと描いた六歌仙など様々なタッチでどんな絵も描き分ける北斎はまさしく天才。70歳で富嶽三十六景を完成させ、89歳で最後の作品を描いたそのエネルギーを見習わねば、と心に刻んだ有意義な特別展でしたnote
             


  
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