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March 16, 2012

オーマンディのベートーヴェン「英雄」

Beethoven_sm3_ormandyユージン・オーマンディの指揮、フィラデルフィア管弦楽団の演奏。1961年4月の録音。3月12日がオーマンディの命日だったことを知り、あわててCDを買い求めた私ですcoldsweats01。というくらい彼のCDが少ないのは私もですがレコード業界に根付く評論家至上主義の問題かもしれません。
有名なレコード雑誌で、モーツァルトの31番「パリ」交響曲をクレンペラーが珍しくパリ音楽院管弦楽団を振ったLPの批評に『さすがにパリ音楽院らしいつややかな音色は他のオケでは聴けないものだ』と書かれていたのですが、後日パリ音楽院管ではなくいつものフィルハーモニアだったと小さく訂正記事が出たのを見て、評論家って全然あてにならないことが良く分かりましたthink
さて、肝心の演奏ですが、重要な開始の2つの和音は立派だし、オーケストラの各部も立体的に鳴っているし、実に恰幅の良い演奏です。あえて言うなら2楽章と終楽章の掘り込みがもう少し欲しいかな、くらいでしょうか。そして3楽章の有機的な演奏はこのコンビならではのすばらしさnote。聴き終わって思ったことは、このコンビの演奏は「美しく演奏して楽しく聴かせること」にあるのではないのかということです。その「楽しく」がクラシック音楽は厳しく暗いものだと思い込んでいる(ほんの一部の)評論家のお気に召さないことは仕方ないにしても、その評論のためにすばらしい演奏家を聴く機会が失われるというのは恐ろしいことです。私はベートーヴェンでもブラームスでもマーラーでも聴き終わった後は「楽しいかったなぁ」と思ってブログを書いているのでありますheart04。だから、オーマンディを聴く機会が少なかったことを極めて残念に思っています。
    
 


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