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January 29, 2012

アルマ・マーラー著 石井 宏訳「グスタフ・マーラー 愛と苦悩の回想」 中央公論社

Mahlerおさかな♪さんの記事を読んで、さっそくこの本を買いました。マーラー夫人の回想を基にしたもので、マーラーの完全な伝記ではないにしても、10年間共に生活して主要な作品が出来るまでを協力しながら見届け、リハーサルや演奏を聴いた夫人のお話ですから、興味深いお話が盛りだくさんです。
特に同時期に活躍していた、ブルックナー、R・シュトラウス、シェーンベルク、ツェムリンスキーなどの作曲家や、メンゲルベルク、フランツ・シャルク、そしてブルーノ・ワルターなどの指揮者の生々しい話も本当に面白い。また、マーラーは、およそ性格や曲風の違うブルックナーをとても尊敬していたことを知ってちょっと驚きました。
規則正しい生活をして作曲中は極度に神経質になるマーラーのために、アルマは家の中であらゆる物音を立てないようにとても神経を使ったのですが、その成果のすばらしさのために夫を心から尊敬していたこともよく分かります。

私がなるほどと思った、指揮(テンポ)に関するマーラーのいくつかの言葉の一つ。
「すべての音の長さが正確に出せるようであれば、そのテンポは正しい」

ちなみにマーラーは指揮が本業なので、忙しいスケジュールの合間を縫って作曲に勤しんでしたことが分かります。
本のカバーは1903年のアムステルダム・コンセルトヘボウ(現在のロイヤル・コンセルトヘボウ)定期演奏会のプログラムですが、指揮者は当然グスタフ・マーラー。

                     
                      

                    
                         
                          
                         

    
                      
Hana1s


  

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