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December 16, 2011

ヨッフムのベートーヴェン 交響曲第9番

Beethoven_jochumオイゲン・ヨッフムの指揮、ロンドン交響楽団、ロンドン交響合唱団の演奏。独唱はキリテ・カナワ、その他。1978年の録音。9曲目まで来るとこれといった演奏家は出尽くした感がありますが、ヨッフムなら真打として申し分ありません。ジンマンやガーディナーも考えましたがちょっと一般的じゃないし。さて、第九は第1楽章の開始から何ともいえない緊張感が漂って独特の世界に引き込まれるのですが、ヨッフムはあっさりと始めるので構えていると肩すかしを食らいます。この姿勢は楽章を追っても変わらず、安定したテンポで実に淡々と進めるので、毎年年末だけ盛大なイヴェントとして演奏される「第九」とは思えません。でも私はこういった「これはベートーヴェンが9番目に書いた交響曲」みたいな扱い方結構好きですheart02。もちろんこの曲独特の祝祭的な気分は十分盛り込まれているけど終楽章だけ別扱いにしないのがいい。ヨッフムが振るとロンドン饗がドイツの地方オケみたいな渋い音を出すのも面白い。この全集は2000円台で買ったものですがこの値段ではもったいないほどオーソドックスかつ立派な演奏ですnote。あくの強い演奏に飽きて普通にベートーヴェンを楽しみたい方にお薦めします、といってももう廃盤とか。残念。
  
 

 


  
お正月はもうすぐです

 
 
Ts3l0018s

 

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Comments

ハリアー黒さん

フルトヴェングラーの1,3,4番はLPで聴いておりましたがあの構えの大きさは昨今の世代には無いものですね。
最近ワルターのベートーヴェンがいいなと思っています。
特に6番は不滅ですね。
もう1ラウンド行きたいのですが時間が足りません(笑)。

Posted by: よし | December 18, 2011 at 12:16 PM

私も最近聴いたベートーヴェンをまとめてみました。

第1番W・フルトヴェングラー&VPO(EMI)
第2番-
第3番G・セル&クリーブランド響、K・ベーム&VPO
第4番E・ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル、C・クライバー&バイエルン国立管
第5番H・シュミット=イッセルシュテット&VPO
第6番B・ワルター&コロンビア響
第7番B・ハイティンク&RCO
第8番S・チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル
第9番K・テンシュテット&LPO(Live)、B・ワルター&コロンビア響、H・フォン・カラヤン&BPO

カラヤンのスピーディーな指揮振りはトスカニーニとよく似ていますね。
特に第9番でそれを感じます。

ベームの「英雄」は、最初の和音が中々強烈で、お気に入りです。

ワルターの「合唱」は、第3楽章のなめらかなオケが素敵で、疲れている時はその部分だけよく聴きます。

Posted by: ハリアー黒 | December 18, 2011 at 11:03 AM

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