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November 2011

November 30, 2011

R・シュトラウス 「ドン・キホーテ」

Karajan_emiカラヤン、ベルリンフィルの演奏、ロストロポーヴィッチのチェロ、ウルリヒ・コッホのヴィオラで。1975年1月の録音。EMIボックスの中でも期待度が高かった1枚。ロストロさんがドン・キホーテを弾くという何とも豪華な顔ぶれで聴く前から大成功の予感がしていました(笑)が正しくそのとおりです。個人的にはフルニエのチェロで録音した1966年盤で十分だと思いますが、ここではカラヤンやベルリンフィルもこの大家に負けじと更なる気迫を見せるのと録音の良さで総合点はこちらが少し上かな。ただ、この曲は幾分ゆったりとした雰囲気も欲しいのでそういう面ではフルニエ盤ですね。デジタル録音のメネセスのも聴きましたが、もうカラヤンが弱っていてこれは残念な出来でした。しかし普通に演奏されたのでは面白くもなんとも無いこの曲をこれだけ楽しく仕上げるカラヤンとベルリンフィルの腕前には心底感服しますheart04。R・シュトラウスが聴いたら「誰の作曲だ?」と言うかもしれないcoldsweats01


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November 29, 2011

ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第5番

Dsq5ボロディン四重奏団の演奏で。1983年の録音。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲は交響曲とは違って楽器自身の繊細でシャープな音の追求を狙っているようで切れ味抜群の日本刀のような趣があります。そういう意味ではこの5番の1楽章など演奏者は大変な緊張を強いられるでしょうし、聴く側も呼吸さえ止めようかと思うほど。この作曲家の多くの交響曲に聴かれる多彩な楽器のマッシブな音の洪水に慣れている身にはそれがとても新鮮な醍醐味でもありますnote。持っているのはこのボロディン四重奏団だけですがまあこれがあれば不満はありません。久しぶりのショスタコの四重奏曲を堪能しましたheart01
  
 

 
 
 
そろそろ12月、これも定番のシクラメン
  
 
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November 28, 2011

ソル 「魔笛の主題による変奏曲」

Img_0311ss小原聖子さんのギターで。録音年代は不明だけどLP自体かなり古いので1960年代後半でしょうか。これも友人が贈ってくれたものですが盤面の状態も大変よく、結構ギターの好きな私としては楽しめました。ジャケット写真は日本のクラシックギターの草分け的存在といわれる小原安正氏とお嬢さんの聖子さんですが、このレコードで聴く限り若い聖子さんのギターのほうが若干冴えているように思います。ちなみにまだまだ現役の聖子さんはギター教室を開かれているようで。
 


 
 
窓際に置かれた鉢植え
  
 
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November 27, 2011

モーツァルト ヴァイオリンソナタ ヘ長調 KV379

Mozart_vsサルバトーレ・アッカルドのヴァイオリン、ブルーノ・カニーノのピアノで。1989年の録音。このソナタは12分もある1楽章のあとに5つの短い変奏があり最後に主題が戻るという構成で出来上ています。パガニーニ弾きとして名声のあったアッカルドのモーツァルトは珍しいけれど相変わらずの美音を生かしてとても流麗な演奏を聴かせてくれます。グリュミオーとは違って甘さ控えめで澄み切った音色はとても魅力的だしブルーノ・カニーノの軽快なタッチのピアノもすばらしいnote。ジャケットはモーツァルト全集の別の曲の流用だけど顔がおんなじだからいいでしょcoldsweats01
 
 
 
 
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November 26, 2011

ブラームス 交響曲第4番 カラヤンのDVDで

Brahms4_dvdカラヤン、ベルリンフィルの演奏。1973年5月のライブ録音。格安のDVDセットだけど収録されたものはどれもすばらしいものです。カラヤンのブラームスは晩年のデジタル録音以外はさすがに少々外面的で、あまり好みでは無かったんですがこのDVDの演奏はそういった先入観を覆す気合の入ったものでした。特にこの4番は私がクライバー、VPO以上の評価をしているアバドのザルツブルグライブに匹敵するほどです。映像はいつものようにパート部分だけ差し替えたような不自然さが目立ちますが聴こえてくる音楽はお見事の一言notenote。3楽章から終楽章への盛り上げも自然で音楽が徐々に高潮していく様子を映像を見ながら体感できるのはDVDならではですね。このときカラヤン65歳。ベルリンフィルもドイツ的な音色が残っていて理想的と言っても良いブラームスです。
  
 


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November 25, 2011

紅葉よりバラ

我が家のバラもこの寒さでも健気に咲いております。大きさはもうひとつなんですが、形の良いものは部屋に飾っています。
バラのことはよく知りませんがウチのバラの「巻き」は美しいと思いますheart04。来年は肥料をたくさんあげてもっとたくさん咲かせたいなぁ。


クリックで大きくなります
実物はもう少しほの暗い色ですね。

 
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November 24, 2011

シューベルト 『ロザムンデ」から

Schubert_rosamundeルドルフ・ケンペの指揮、ウィーン・フィルハーモニーの演奏。1962年の録音。20年前のCDですが当時としては格安の1000円だったので喜んで買ったもの。ロザムンデからは「序曲」「間奏曲第3番」「舞踏音楽第2番」の3曲ですが、他にメンデルスゾーンやウェーバーの序曲も入って70分の収録というのもうれしいけれど、何といってもこの頃のウィーンフィルのオーボエを初めとしたチャーミングな音色にうっとりとしますheart01。特に「間奏曲第3番」は何度繰り返して聴いても飽きません。1960年台のウィーンフィルの録音は今となっては音楽的財産ですね。演奏はそのウィーンフィルの思うままのようでさすがのケンペも指揮台でニコニコしていたんではないでしょうかhappy01
 

万博公園の山茶花

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November 23, 2011

チャイコフスキー 交響曲第1番「冬の日の幻想」

Tchaikovskyアバドの指揮、シカゴ交響楽団の演奏。1991年3月の録音。急に寒くなって朝晩は冬の寒さです、なんていったら関東以北の人に笑われるでしょうが、一昨日から朝晩だけエアコン暖房を入れています。テレビの関西ニュース特番でも京都の紅葉を挙って紹介しだしました。嵯峨野の天竜寺とか洛北はそろそろ見ごろでしょうね。カメラcameraを持って行きたいけれど月末まで野暮用が多くて12月までお預けです。
さて、冬のような寒さにちなんでこの曲なんですが、後期の3曲に比べて人気は無いけれど、強烈なドラマ性さえ期待さえしなければ副題のようにとてもファンタジックで甘いチャイコフスキームードが一杯です。3楽章の木管の煌めきなんか本当にステキnote。初期の交響曲にしてはフィナーレ付きで40分を超える堂々とした作品に仕上がっているところはさすがですね。カラヤンのとどちらにしようか悩みましたがアバドの丁寧で歌心が一杯の演奏を選びました。彼はシカゴ饗と相性が良いみたいでこの凄腕のオケから何とも麗しい音を紡ぎ出しています。このBOXもあまり聴かなかったけれど見直しました。
今週の特選盤にしますheart02
  
 

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November 22, 2011

シベリウス 交響曲第4番 Op63

Karajan_emiカラヤン、ベルリンフィルの演奏。1976年12月の録音。シベリウスの中でも大好きな曲です。カラヤンはシベリウスの交響曲を1950年代と1960年にEMIにフィルハーモニアと1960年代にグラモフォンにベルリンフィルと入れていますが、それぞれ欠番があり、このEMIBOXでは7番が入っていません。ちなみに3番だけは録音暦無しcoldsweats01。よほど気に入らないんでしょうなぁthink
さて、4番はカラヤンに最も向いているようで、コロコロ変わる各楽章の雰囲気を巧みに読み取って少ない音符の中に相当の比重で入れ込んでいます。こういうスリムな曲ではオケのうまさがもろに出易いのですがさすがのベルリンフィルは技だけでなく弦の美しさなどもすばらしいものがあります。このBOXにベルリンフィルでの7番が入っていたら最高だったのですが、まあいいかnote
  
 
 

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November 21, 2011

プッチーニ 歌劇「ボエーム」

Img_0302ssカラヤン、ベルリンフィル、フレーニ、パヴァロッティ、ギャウロフ他の演奏。これも頂いたLP。ベルリンフィルが始めてオペラを録音したと話題になった演奏ですが期待に違わずすばらしいできばえnotenote。オペラが苦手な私でもこういう猛々しくない静かな雰囲気はいいなと思いますが、カラヤンがそれに輪をかけて魔法のようなファンタジーで包むのでレコードをひっくり返すのも忘れて聴き惚れておりましたheart04。パヴァロッティやギャウロフの上手さもですがフレーニのミミにピッタリのひっそりと淑やかな歌唱には心底感服。そしてベルリンフィルもどこのオーケストラかと思うほど柔らかい音色でプッチーニに貢献しています。今更私がコーフンすることも無いスーパー名演ですが久しぶりに聴く柔らかなLPの音の良さもあって大満足でありましたhappy01
中古ですが箱物を聴く人はLPを大事にするようで、LPでいやなピチという針音も出ないのがさすがですね。
  
 

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November 20, 2011

結構おいしい「冷凍たこ焼き」

20年使った冷蔵庫を買い換えたらいろいろ隠れ在庫が出てきました。写真は「冷凍たこ焼き」です。その夜さっそくレンジでチンしてビールのおつまみに頂いて見ると、もちっとした食感でこれはおいしいdelicious。おやつにもいいし冷凍食品は進化していますねぇ。日清のOEMみたいですが7個入って105円とは安いnote

相変わらずビールのお供にバナナがありますがこの頃は旬の柿までが・・・。果物とヨーグルトでビールを飲む私って狂っているのでしょうか(笑)。
  

 
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女子バレーの大活躍をテレビで見ながら奥さんに「あんなガッツ一杯で可愛いお嫁さんがエエなぁ。」と話していたら153センチの彼女は「そうやねぇ。冷蔵庫の上のものもすぐ取れるし、食器棚の上も拭けるし・・・」と別のことを考えていたようですcoldsweats01
 
 

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November 19, 2011

シベリウス 交響曲第3番 Op.52

Siberiusパーヴォ・ベルグルンドの指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。1987年8月の録音。カラヤンが録音しないのでこれはフィンランド純正の演奏です。確かに3番には2番までの国民的色合いの音楽から4番以降の突き詰めたようなシベリウス独特の透明な音楽の境目での迷いみたいなものが少し感じられて全般に焦点が甘いかな。でも2楽章の素朴で少し哀切を帯びた歌や3楽章のもやっとした(?)盛り上げ方などシベリウス好きとしてはけっこうツボですねnote。地元のヘルシンキフィルはさすがに「任しとき!」的演奏で文句はありませんが、こうやって聴くとベルグルンドが最初に録音したボーンマスのオーケストラとの演奏も十分素晴らしかったことが改めて確認できました。
  
 
 
 

 
万博公園バラ園からのいつもの構図で。
  
 
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November 18, 2011

サン・サーンス ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調 Op.61

グリュミオーのヴァイオリン、マニュエル・ロザンタールの指揮、コンセール・ラムルー管弦楽団の演奏。1963年12月の録音。安売りのCDなのでジャケット写真はなし。CDの1曲目がこのコンビの「スペイン交響曲」でLPのときから愛聴している名演なので2曲目のサン・サーンスは付録扱いしていたけれどじっくり聴くとこれも見事な演奏だった。ラロと同じくヴァイオリンもオーケストラもカラリと晴れ渡って一点の曇りも無いサウンドなのと知り尽くした強みなのか時々見せる「タメ」や軽いポルタメントがとても魅力的。指揮者もオケを自在にコントロールできているのがすばらしいnote。この曲がこんなにすばらしいことを認識させてくれて大感謝。グリュミオー、ロザンタール、ラムルーの3点セットで始めて成し得た名演奏heart02
古くからあるCDだけど今週の特選盤。
  

 
 
万博のバラ公園にて。
  
 
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November 17, 2011

ハイドン オラトリオ「四季」

Haydnヴォルフガング・ゲンネンマイネンの指揮、ルートヴィヒィスブルク音楽祭管弦楽団、南ドイツマドリガル合唱団、ヘレン・ドナートのソプラノ、他の演奏。録音時期は不明ですがアナログ音源なので1980年以前でしょう。ハイドンのオラトリオでは宗教くさくないのと農民を扱った素朴な題材なので気楽に聴くことができますが全曲2時間以上掛かるので、1日で春・夏を聴いて次の日に秋・冬を聴きました。巷では私の持っていないカラヤンの豪華な演奏がけっこう評判ですが、ここでの演奏は独唱者も上手だしローカルで素朴さに満ちていてこれはこれで肌触りのよいものですnote。でもカラヤンのも聴いてみたいのが本音。
  
 
 

万博公園のバラ園は晴天だと見応えがあります。
LX3の24mmで。
  

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November 16, 2011

シベリウス 交響曲第2番 Op.43

Karajan_emiカラヤン、ベルリンフィルの演奏。1980年11月の録音。シベリウスでもっとも聴かなかったのがこの2番です。理由は、バーンスタインがウィーンフィルと入れたのを聴いてあまりの遅さとしつこさに大嫌いになってしまったからthink。このカラヤンが47分でバーンスタインのは51分強も掛かります。せっかく3500円も出して買ったけれど1度聴いてそれっきりです。まあ残念話はそれくらいにしてカラヤンのこの演奏ですが、最初お化粧が少し濃いなぁと思うけれどツボを心得ているというか本当に聴かせ上手なので2楽章になるとかなり心を奪われ4楽章でのジワリとした盛り上げ方でそのうち完全に誘惑されてしまうのです。私は2番という曲自体それほど好きでもないのですが久しぶりにカラヤンで聴いて素直にいいなと思えましたheart04。1950年代からフィルハーモニアと録音していたのでシベリウスは彼の体質に合うんでしょうね。
 


 
 フィンランドではなく・・・蓼科周辺で
 

  
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November 15, 2011

アストルガ 「スターバト・マーテル」

Astorgaトーマス・ヘンゲルブロックの指揮フライブルク・バロックオーケストラ、バルタザール=ノイマン合唱団の演奏。1995年2月の録音。アストルガは17世紀の後半に生まれ、子供のとき父親の公開処刑を見たというつらい経験があるそうですが、この有名なスターバト・マーテルは透明な響きに満ちた美しさと安らぎ満ちています。全曲で30分、別世界に遊ぶような体験をしましたnote。演奏者もドイツでは大人気だそうです。
  
 

 
これは万博公園のバラ。
  
 
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November 14, 2011

ベートーヴェン 12のコントルダンス WoO.14

Beethoven_masterマイケル・ティルソン・トーマスの指揮、セント・ルーク室内管弦楽団の演奏。WoOという作品番号無しだけど、一応整理番号はついている12曲で9分足らずという短い舞曲集。コントルダンスというのは英語のカントリーダンスからとられた名前で男女向かい合って踊る軽快な舞曲。7曲目は「プロメテウスの創造物」や「英雄」にも使われています。M・T・トーマスがサンフランシスコへ行く前の録音だと思われますが、ベートーヴェンにしては気楽な曲なのでそれらしく楽しくやっておりますが品のいいところがこの人らしいnote

 
「筆まめ」を買って10年ほど前の年賀状ソフトの住所録を読み込ませたら一発でOKsign01
こういうのってホントうれしいなぁhappy01。さすがクレオnote

 


 

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November 13, 2011

サティ 「ひからびた胎児」

Satieホーコン・アウストボのピアノで。1990年の録音。サティの皮肉と洒落が満載されたピアノ曲の中でもこの題名にはドキッとされられるんですが、この曲は「ナマコの胎児」「甲殻類の胎児」「柄眼類の胎児」と名づけられた3曲から構成されていて、原題は胎児ではなく魚や虫などの幼虫の意だとか。ちなみに柄眼類(へきがんるい)とはカタツムリのように両目が触覚のように出ているものだそうです。題名の意味を調べるだけで時間がかかるのでサティを聴くのも大変coldsweats01。この中で2曲目が雰囲気が違うので「アレッ」と聴いていたらショパンの「葬送行進曲」をパロったものでした。やはり一筋縄では行きませんが、どの曲も透明でピアノが活き活きしているのはこの作曲家の才能がすばらしいことの証明でしょうnote。アウストボは美しいタッチで、この人らしくけれんの無い透明な演奏がいいheart02
  
 

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November 12, 2011

R・シュトラウス「英雄の生涯」

Karajan_emiカラヤン・ベルリンフィルの演奏。1974年5,6月の録音。EMIセットの中でシベリウスと共に楽しみにしていたのがR・シュトラウスですが、この曲はもう私の大好物でして何度聴いても飽きることがありません。これも何度も書いていることですが、要するにカラヤンとベルリンフィルの実演を聴いたのがこの曲で、その圧倒的な演奏に完全にやられてしまったのですheart01。ステージに出てきたカラヤンはけっこう小柄で指揮姿も目立たないのにその小柄なカラヤンの棒の先から出てくる音がものすごいの一語note。「英雄の戦い」で打ちのめされ、「英雄の回想」から先は完全に魂を奪われて終わっても拍手するのさえ忘れておりました。私は本当に感動したら演奏が終わるや否や叫ぶなんてありえないと信じています。このときの体験が無かったらカラヤンを胡散臭く思う1人になっていたかもしれませんね。さて、このEMIの録音はかなりのカラヤン節でしてそれはもう無類の美しさ。英雄(ひでお)ではなく英子(ひでこ)の生涯みたいcoldsweats01。カラヤン全盛期の録音なので晩年の1985年に入れたものよりは完成度が高いですね。
今週の特選盤ですhappy01
  
 


こちらは奥さんの大好物。
特価だったとニコニコしながら買ってきましたheart04
  
 

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November 11, 2011

DVDでチャイコフスキー 交響曲第4番

Tschaikowskyカラヤン、ベルリンフィルの演奏の映像。1973年12月のライブ収録。チャイコフスキーの後期交響曲以外にベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスなど4枚のDVDセットが格安だったので即ゲットしましたimpactが、徳用という以上に名演が多く本当によかった。その中でも私の大好物のこの4番では65歳でまだまだ達者なカラヤンの見事な指揮姿が見られたことがうれしい。演奏については何度も録音している得意の曲なので主に指揮棒の先ばかり見ておりましたが、この人が実に分かりやすい指揮をするのに改めて感銘を受けました。余計な身振りが無いうえに3楽章ではあのピチカートの連続に分かりやすく細かく棒を振り続ける几帳面さ。3楽章を通じて指揮と演奏がピタリと合っているのを画面で見ると当たり前だとしても大きな感動を受けます。この人があれこれ言われても音楽に対しては本当にストイックに対処していることが画面でよく分かります。
最近佐渡さんの実演を聴いたのですが、演奏はよいとしても飛び上がるのはレナードみたいで指揮棒で水平にサーと撫で回すようなしぐさはカルロスみたいthink。特にべト7の終楽章でなぜか指揮棒を外した直後に第2バイオリンが合わなくなったのはちょっとね。期待した最初の「ドン・ファン」でも音楽が途切れがちでした。テレビ出演で人気が上昇するのもいいけれどもっと音楽そのものを勉強する時期ではないでしょうか。

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November 10, 2011

バッハ 組曲第1番 BWV1066

Bach_compロバート・ヘイドン・クラーク指揮、コンソート・オブ・ロンドンの演奏1990年の録音。夜静かに聴くときはバッハに限ります。バッハ全集の中でもこれは掘り出し物といっては失礼だけどすばらしい演奏note。古楽器団体なのか不明だけどアンサンブルも良いしソロ楽器もなかなかの腕前で難しい2番のフルートなんかも文句の無いできばえ。ついでに4番まで聴いたけれど私があまり持っていないバッハの組曲の中でも上位にランクされるものです。
  


 
 
蓼科高原のカフェ
  

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November 09, 2011

シベリウス 交響曲第1番 ホ短調 Op.39

Karajan_emiカラヤン、ベルリンフィルの演奏。1981年1月の録音。初期のデジタル録音にありがちなやせた音ではなく、シベリウスに必要な渋い雰囲気のあるなかなかの優秀録音です。LPも持っていますがCDの方がはるかにいい。このEMIセットでの楽しみの1つがこれらのシベリウスでして、しかも1番はほかには録音していない貴重品。とにかく3番を敬遠したカラヤンがこの煮えたぎるような1番をよく録音したと思います。昔、若き日のマゼールがウィーンフィルを思いのままに振り回した演奏が焼きついていますが、この時期のカラヤンとしては珍しいくらいに暴れているのがすごいnote。でも下品になる一歩手前で踏みとどまるのがこの人の偉いところ。マゼールはちょっと踏みとどまれなかったかなcoldsweats01。こうしてカラヤンの棒で聴いてみるとまだ円熟していない若きシベリウスがすばらしい才能を持っていたことが良く分かります。それにしてもシベリウスで見せるベルリンフィルの弦のすばらしさはお見事の一言heart04
今週のお薦めですhappy01

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November 08, 2011

ハイドン 「スターバト・マーテル」

Haydn_2ヴュルテンベルク室内管弦楽団、シュットゥットガルト室内合唱団、クリスティーナ・ラキのソプラノ、他の演奏。最近はあまり意識せずなにげにCDを選ぶのですがやはりというかスターバト・マーテルに外れ無しの言い伝え通りハイドンらしく率直且つ美しい曲でありましたnote。70分の大曲ですが長さを意識させない名曲だと思います。中でも第6曲「愛しい御子が」でテノールがひっそりと悲しみを歌うところがすばらしいheart02
  
 

 
これも蓼科高原ですが詳細な場所は不明coldsweats01
 
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November 07, 2011

レスピーギ 「ローマの松」

Karajan_emiカラヤン、フィルハーモニア管弦楽団の演奏。1958年1月の録音。初期のステレオだけどリマスターのおかげで十分ステキな音です。この曲はムーティとフィラデルフィアがあれば十分なんですが、カラヤンのはもう少しばかり演出が巧みで「ジャニコロの松」で情緒タップリに遊ばせてから「アッピア街道」で堂々たるクライマックスに持ってくる辺りの仕掛けが分かっていてもコロリとひっかるのが悔しいhappy01。いつも思うのですがレスピーギってすばらしい才能ですねnote
 


 
奥さんが先月行った諏訪湖。
 
 

Suwako


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November 06, 2011

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.51

Dvoraksq_2シュターミツ四重奏団の演奏。1990年の録音。静かな気分に浸りたいときはドヴォルザークの四重奏曲がお薦めです。この曲には「スラブ風」という副題もあってこの作曲家お得意のメロディーがやさしくふんわりと流れていくのですが、特に2楽章「ドゥムカ」はスラブのエレジーをそれこそ叙情タップリに味わうことが出来ます。けっこう気の短い私は他の作曲だったらうんざりしそうなんですがドヴォルザークの音楽にはそういう抵抗感が無いのが不思議。遠い先祖でつながりがあるのかもしれないthink。彼の四重奏曲はこのBOX1つしかないけれどこれで十分ですnote

最近ニフティがメチャ重いのでちょっとイラつきますpunch


この間の同窓会の写真を送ろうと今のPC用に「筆まめ」を買ったけれど宛名シール印刷が出来ないのでガックリweep。でもがんばって30人の住所を入力して「ラベル屋さん」でシール印刷をしました。


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November 05, 2011

バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第3番 BWV.1006

Bachルドルフ・ゲーラーのソロで。1998年の録音。この演奏ではシュバイッツァー博士が考案したバッハ弓という特殊な弓を使用しています。バッハの楽譜に指定されている4弦同時和音を演奏するためのものだそうですが、現在ではこの弓の存在価値は否定されているとか。このCDに収められいる無伴奏ソナタ2番のGraveやパルティータ2番のAllemandaを聴くとオルガンみたいな響きで始まるのでビックリしますがこの3番では同時和音の指定が少ないのかそれほど違和感はありません。違和感どころか円の一部を切り取ったような外側に向かってC型の弓でかなり弾きにくいだろうと思うのですが実に美しい演奏でバッハを存分に堪能することが出来ましたnote。弓の違いを抜きにしてすばらしい演奏だと思いますheart04


 


 
 

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November 04, 2011

モーツァルト 弦楽五重奏曲 変ロ長調 KV174

Mozart_gkass_fluteオルランド弦楽四重奏団に今井信子さんのビオラが加わった編成です。1989年12月の録音。モーツァルト最初の弦楽五重奏曲で若いときの作品らしく何ともフレッシュなできばえですが1度改定しているとか。他の五重奏曲もすばらしいのでどうしょうか迷ったけれど明るいこの曲を一押しにします。四重奏にビオラ1本加わるだけで何とも響きが分厚くなるのにびっくり。今井さんだろうと思われるビオラが大活躍しています。全曲40分近くあるので小さな交響曲みたいですよnote。個人的には四重奏より好きですheart01
ジャケ写真は同じ顔なので別の曲のを流用しましたcoldsweats01
  
  
 

近辺では最後のコスモス。
  
 
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November 03, 2011

ベートーヴェン交響曲第7番の総括

総括といっても何種類か聴いただけでですが、最近聴いた7番の中での名演をあげてみます。
1.コンヴィチニー、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。申し分なく風格のある演奏。
2.アバド、ウィーン・フィルハーモニー。優美なウィーンフィルとアバドの育ちの良さが上手くマッチしています。品格のある演奏。
3.フルトヴングラー、ベルリン・フィルハーモニー。これは録音の悪さで一般的ではないけれどフルトヴェングラーのすごさに叩きのめされる演奏です。
4.ガーディナー。古楽器演奏であるのにあまり違和感を覚えない模範的演奏。誠実にベートーヴェンの楽譜を研究したのだと思います。

その他
書かなかったものではブロムシュテット、クリュイタンス、スイトナー、ヨッフムが文句無くオーソドックスな名演。ケンペ、ミュンヘンフィルは思ったよりは硬質ではなかったけれどしなやかな佳演。その次がカラヤンの70年台の演奏、そして60年代のもの。
最後に私はアンセルメに1票入れたいと思っています。この人のリズム感とけじめのある指揮は7番にはよく合うのです。
以上、私の聴いた限りでの感想ですが、番号は印象に残った順であり演奏の良し悪しとは関係ありません。あとバーンスタインとウィーンフィルのを聴いていないのが残念ですね。
 
ということでCDでの7番評はこれで終わりだけどもう少し続く予定note
  

 
万博公園の隅に小さな池があり、1人で写生している女性がいましたがこういう風情は大好きです。
 

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池というより沼でしょうか。こういう色合いいいですね。

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November 02, 2011

フルトヴェングラーのベートーヴェン交響曲7番

Furtwenglerフルトヴェングラーの指揮、ベルリンフィルの演奏。1943年10月のライブ録音。まだ戦争中です。ベートーヴェンの7番についてはもう少し書きたいけれどきりが無いのでこの演奏で打ち止め。モノラルは仕方ないにしてもとにかく音が悪い。最初「ダン!」と雷が落ちたかと思うような激しい衝撃で始まりかなり速いテンポで進みますが、主部に入ってからは興奮も収まって安定した演奏に入っていくとそのうち音の悪さも気にならなくなります。さて、3楽章までは他の指揮者の演奏と大きな違いも無いのですが、4楽章に入ってからはテンポを自由に揺らすので何か起こりそうな予感が、と思ったらそれが現実になり、最後の1分間で狂ったように追い上げるのでさすがのベルリンフィルも必死に食いついて猛烈なコーダで終わります。いやこのすさまじさは言葉になりません。全曲37分ですからカラヤンより遅いはずだけどメチャクチャ速かった記憶を残すところがすごい。誰にでもお薦めはできないけれどフルトヴェングラーとこの時代でも美しい音とアンサンブルを持っていたベルリンフィルに改めて敬意を払いたいですnotenote

 
 


中之島公園のバラ。
  
 
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November 01, 2011

ベルリオーズ 「ファウストの劫罰」

Img_0296ss小澤征爾の指揮、ボストン交響楽団、タングルウッド音楽祭合唱団、ボストン少年合唱団、エディット・マティス(Sp)他の演奏。このとき小澤さん38歳でほんとに若いなぁ。東京の友人が中古市で買ってくれたLPですが、これ以外にもカラヤン、ベルリンフィルの「ラ・ボエーム」や、さだまさし、荒井由美(今の松任谷さん)、井上陽水など一杯送ってくれました。クラシックには疎いのでカラヤンと小澤さんのに絞って買ったそうです。10キロ近い重さで送料も馬鹿になりません。何年に1度しか会わない友なのに本当にありがとうnote。さて、LPを聴くのは久しぶりだけど盤質がとても良くピチとも言わず下手なCDよりいいのにびっくり。音が柔らかく刺激的でないのもウチ程度の装置ではありがたい。LPはひっくり返すのが面倒ですが、すぐに慣れました。いや、この頃の小澤さんは絶頂期で元気ハツラツだけど品があるというステキな演奏です。エディット・マティスのマルグリートが聴けるのもうれしいheart02


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