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September 2011

September 30, 2011

ウィーン・フィルのホルスト「惑星」

Kajan_legendそろそろカラヤンシリーズを再開しようと思うのですが、EMI以外にも名演が多いので特に思いで深い演奏を時系列で挙げていこうと思います。なお、曲名も重なることが多いのでタイトルも内容の分かるようにしてみました。今回は以前にもエントリーしたカラヤン最初のそしてウィーンフィルにとっては最初で最後の「惑星」。1961年のデッカ録音。当時ストコフスキー盤しかなかった珍曲をもったいないほどのコンビの演奏でしかも豪華な見開きジャケットのLPで手に入れたときの喜びは忘れません。当時のデッカの録音もすばらしく「火星」での強烈なフォルティッシの炸裂のあと叩かれる小太鼓がかすかに聴こえる遠近感には感動しましたnote。結構オーソドックスなレパートリーだったカラヤンの珍しい選曲でありチャーミングなウィンナオーボエが聴ける貴重な「惑星」としてわが家で永久保存される予定です(笑)。ちなみに私の好きな曲は6曲目の「天王星」。複雑なリズムがこの得体の知れない惑星の性格を上手く表現しています。
  

  
 


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September 29, 2011

バルトーク ピアノ協奏曲第2番

Bartok_pcスティーヴン・コヴァセヴィッチのピアノ、サー・コリン・ディビスの指揮、BBC交響楽団の演奏。1968年12月の録音。昨日のベルクと同様、独奏もオーケストラも白熱したすばらしい力演。例によって私はオケに重きを置いて聴いてしまうのですがめちゃ難しいピアノにピタリと寄り添っての鮮烈な演奏には思わず拍手が(笑)。そして地味な印象だったコヴァセヴィッチですが凄いピアニストだと思った次第。大好きなBBC饗も大活躍する打楽器をはじめ相変わらずの見事なアンサンブルです。それほど新しい録音でもないのですがアンプを替えてからは見違えるような音で聴けるのもうれしいheart04
2枚組のCDで3つのピアノ協奏曲と2つのヴァイオリン協奏曲、そしてオケコンも入っていてこれはお徳用でした。
  

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September 28, 2011

ベルク ヴァイオリン協奏曲

Vn_mwグリュミオーのヴァイオリン、マルケヴィッチの指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。1967年1月の録音。独奏もオーケストラも文句のつけようの無いすばらしい演奏。グリュミオーはここでも彼独特の柔らかい響きを崩さずしかも見事な技巧弾くのでこの曲にまつわる逸話などを考えることなく素直にヴァイオリン協奏曲として楽しむことが出来ます。そしてマルケヴィッチの切れ味が冴え渡ったオーケストラは2楽章など爽快感を覚えるほどのできばえnote。昔、彼が日フィルを指揮したテレビを見ましたが、あのするどい眼光と無駄の無い鮮やかな棒さばきは忘れることが出来ません。あれこれ身体をくねらせたり半泣きの表情など微塵も無く鮮烈な音楽を作り上げる姿こそ本当の指揮者だと思った次第です。そういえばミュンシュやアンセルメも棒さばきに無駄が無かったですね。
  

  

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September 27, 2011

シューマン 「アラベスク」 ハ長調 Op.18

Schumannキーシンのピアノで。1992年10月にウィーンのゾフィエンザールでの録音。私はピアノ演奏の良し悪しは良く分かりませんが、この人のタッチの明快で美しいこと、そしてとても素直に曲の雰囲気を引き出していることは分かります。短い曲ですが聴いた後に大きな満足感が残りますnote。20年前の録音ですがキーシンはすでに大家の貫禄ですね。
相変わらず色の薄いジャケットですcoldsweats01
  


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September 26, 2011

冬瓜

長男の友人の実家で出来た冬瓜(とうがん)を頂きました。
あまりに大きいのと日持ちするので奥さんは現有の野菜が無くなってから調理するとか。夏にできても冬まで持つので冬瓜といわれるそうな。また、大きいのはこれの倍くらいあるそうですがいずれにしてもどうやって食べようかと思案中ですthink
ちなみに重さは3kgありました。
  
 
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September 25, 2011

グラズノフ ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82

Heifetzハイフェッツのヴァイオリン、ワルター・ヘンドルの指揮、RCAビクター交響楽団の演奏。1963年6月の録音。昨日に引き続きSACDの特集ですが、このCDはハイフェッツの切れ味良いヴァイオリンが楽しめる協奏曲を集めたもの。彼の怜悧で強靭なヴァイオリンの音は独欧系よりもロシアものに向いているのではないかと思うのですがチャイコフスキーよりは西欧の香りのするグラズノフの曲はお似合いです。特に1楽章開始早々のエキゾチックなメロディの歌わせ方など本当にセンスのあるものですnote
 

朝夕の冷え込みがかなり落ち着いてきてようやく普通の秋らしくなりましたね。 

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September 24, 2011

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 Op.73 「皇帝」

Cliburnヴァン・クライバーンのピアノ、フリッツ・ライナーの指揮、シカゴ交響楽団の演奏。1961年5月の録音。結構好きな5番のなかでも手持ちのCDではこの演奏が一番手垢の付いていないフレッシュさを感じさせます。若きクライバーンのベートーヴェンでは同じコンビの4番もすばらしい演奏でしたがいずれもライナーとシカゴ饗の見事なバックがその成功を支えていることは間違いないでしょう。若くしてつぶされた感のあるクライバーンですがここでの演奏を聴くとすばらしい才能を持っていたことに改めて驚かされますnote
SA仕様のCDですが普通のプレーヤーでも良い音に聞こえるのは金メッキの盤面の仕上げのせいでしょうか
 
アンプを替えてから音の濁りが少なくなりいろいろ聴くのが楽しみです。特にNS1000Mがはるかに柔らかい音になったのが感激heart02
 

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September 23, 2011

六甲山ドライブ

長男の運転で久しぶりに神戸方面にドライブしてきましたcar
3連休の初日でお天気も良かったので混雑している幹線道路を避けて西国街道で武庫川を渡り伊丹、西宮を越えて芦屋川沿いに狭いカーブの道をクネクネと40分ほど登ると展望台に到着。駐車場には他府県の車も多くて、鳥取、三重はともかく、遠い沖縄、福島からも来ていたのにはビックリ。
  
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展望台ではアートフェスティバルみたいなのを開催していて、こんなへんてこりんなメガフォンもあり子供たちが叫んでいました。
 
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反対側はこんな感じ。色合いといい試合中の甲子園の方向を向いていたことといい私も「アホーーsign03」と叫べばよかったcoldsweats02
 
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左側が大阪方面、ほぼ正面.左の埋立地が六甲アイランド、右側が神戸空港のあるポートアイランド、遥か向こうに関西空港があります。その右側は和歌山県ですね。 クリックで大きくなります。
 
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台風一過の澄んだ空気と良い天気で楽しいドライブでした。息子の運転でホント楽チンだったhappy01
 

  

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September 22, 2011

ベートーヴェン 交響曲第4番 Op.60

Beethoven_jochumオイゲン・ヨッフムの指揮、ロンドン交響楽団の演奏。1978年の録音。ベートーヴェンの交響曲で気に入った演奏の少ないのがこの4番。何せいつも両側でたくましいイケメンがガードしている「ギリシャ美人」だけあって簡単には笑顔を見せてくれないのでしょうか(笑)。いろいろ聴いてみてふと思い出したのがこのヨッフム盤。結構最初に買った全集なのにあまり聴いてなかったのは黒いBOXで地味だからかなcoldsweats01。で、今回聴いてみたらこれは「ごめんなさい」でした。本当に思った以上のすばらしさnote。特に1楽章の序奏からアレグロ・ヴィヴァーチェに進んでいく場面のミスティリアスな雰囲気がサイコー。ここだけでこの演奏の成功を確信しました。今更ながらヨッフムのすばらしさに感服しましたがロンドン饗もドイツの地方オケのような渋い響きと見事なアンサンブルでお見事heart04
 

音に不満があったアンプをデジタルアンプに替えたら予想通りすっきりした良い音になりましたhappy01。音が良くなるとまた以前のCDを引っ張り出して聴くので楽しさが倍増しますheart02
  

  

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September 21, 2011

コープランド 「エル・サロン・メヒコ」

Coplandバーンスタインの指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックの演奏。1989年10月の録音。図書館で借りたCDです。CD番号:UCCG-4098。バーンスタインとニューヨークフィルの2回目の録音で前回のCBS録音とは違ってグラモフォンレーベルからの発売。大好きな曲なんだけど録音が少ないのでストレスになっていたので喜んで聴いたのですが予想通りというか多少元気が無いのが残念。1960年頃にCBSから出たものは弾むようなリズムと活気と楽しさが溢れていましたがこの演奏は晩年のバーンスタインの形見でしょうか。ちなみにメインで収められているライブ録音の交響曲3番はオーソドックスにまとめていて聴き応えがあります。最後に収められた「静かな都会」という10分あまりの曲はちょいとしゃれた雰囲気でこのCDでは一番楽しめました。
  

  
 
 

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September 20, 2011

メンデルスゾーン 弦楽のための交響曲第7番 ニ短調

Mendelssohn_stsymロイ・グッドマンの指揮、ハノーヴァー・バンドの演奏。1992年の録音。12曲ある弦楽のための交響曲は日曜日にメンデルスゾーンの家で開かれる演奏会のために書かれたそうですが7番はなんと13歳の時の作曲。育ちのよさにありがちな明るさだけではなく秘めた情念さえ感じられる3楽章のメヌエットを聴くと何という才能だったのかと驚かされます。バッハなどをよく研究した成果なのか対比法を上手く使った4楽章もすばらしいnote。古楽器とは思えない自然で闊達な演奏は文句のつけようのない名演奏です。残響の多い録音ですが私は大好きheart02
  
 

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September 19, 2011

ショスタコーヴィチ 交響曲第1番へ短調 Op10

Shostakovichクルト・ザンデルリングの指揮、ベルリン交響楽団の演奏。1983年の録音。99歳で亡くなられたザンデルリンク氏を追悼して16枚組のザンデルリンクBOXからお得意のショスタコーヴィチから1番を。このBOXには他にも5番、6番、8番、10番、15番が収められていますが、いずれも彼らしい重心の低い厚みのある演奏で満足させてくれるものです。特に5番、10番は模範的と言っても良い名演ですがこの1番もシニカルな表現を抑えて腰の据わった演奏なので作曲者のデヴュー曲というより中期の作品というような印象を与えてくれます。
ザンデルリンク氏との出会いはリヒテルと組んだベートーヴェンの3番でしたがなんとも豪快闊達な演奏にビックリした記憶がありますがそういう意味ではカラヤンとは対照的な指揮者ですね。


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September 18, 2011

ブラームス 悲劇的序曲 Op.81

Kajan_legendカラヤン、ウィーン・フィルハーモニーの演奏。1961年の録音。カラヤンのデッカBOXセットから。EMIのBOXセットも手放せないけれどこのデッカBOXも愛着のある演奏が一杯の宝物みたいなものです。この曲についてもこの演奏しか受け付けないような状態heart02。ブラームスはこの曲でベートーヴェンを超えることが出来たと思っています。15分の長さにぎっしりとエキスが詰まった超名曲の超名演ですnote
  
  
 

  

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September 17, 2011

メンデルスゾーン 交響曲第1番 ハ短調 Op.11

Mendelssohnクリストフ・フォン・ドホナーニの指揮、ウィーン・フィルハーモニーの演奏。1976年6月、ウィーンのゾフィエンザールでの録音。ここもウィーンフィルの録音にしばしば使われた場所だけど現在は解体中とか。ドホナーニとウィーンフィルは相性が良いみたいでカラヤンほど細工はせずにウィーンフィルの美感を最大限生かした名演に仕上がっていますnote。それにしても堂々とした1楽章や立体的なメヌエットの3楽章など15歳でこれだけ立派な交響曲を書いた才能には驚くしかありません。若くして亡くなったメンデルスゾーンですが子宝には恵まれてVOXレコードの社長だった5代目はクレンペラーとの愉快なお話も残っているようですhappy01
  
 
昨日から雨模様で暑くはないにしても蒸し暑くて梅雨が戻ってきたみたいrain

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September 16, 2011

メンデルスゾーン 交響曲第3番 イ短調 「スコットランド」

Karajan_symカラヤンの指揮、ベルリン・フィルの演奏。1971年1月の録音。録音場所はこの時点ではまだ懐かしいイエス・キリスト教会。EMI以外でのカラヤンの録音は別途まとめようと思っていたけれどこの演奏が聴きたかったので誘惑に負けてしまった(笑)。メンデルスゾーンはドホナーニがウィーンフィルを振ったもので決まりなんだけど3番に限ってはこのカラヤンの甘い甘い演奏も大好きnote。甘いだけでなく2楽章の速いテンポの中で細やかなニュアンスを入れ込む手腕がさすがだなと思います。カラヤンとメンデルスゾーンの相性はもう1つと思っているけれど3番だけは特別のようです。
  


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September 15, 2011

ショパン ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11

Argerich_concertosアルゲリッチのピアノ、デュトアの指揮、モントリオール交響楽団の演奏。1998年11月の録音。アルゲリッチが1968年にアバドと録音していたCDもあるのですが今回は録音が新しいのとデュトアの指揮が聴きたくてこちらをセレクト。アルゲリッチのピアノは2楽章など深い感情がこめられたもので協奏曲としては稚拙感のあるこの曲をすばらしいものに感じさせています。そしてオーケストラのサポートがこれまた最上級note。とても1度は喧嘩別れした間柄とは思えませんheart02。モントリオールのオケの柔らかい響きも絶品。若々しさならアバド盤、しっとり感ならこのデュトア盤でしょうか。
  

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September 14, 2011

マーラー 「さすらう若者の歌」

Mahler_unvトーマス・ハンプソンのバリトン、バーンスタイン、ウィーン・フィルの演奏。1988年11月の録音。18枚組のマーラーBOXなので歌曲もたくさん収められているのがお得でしたが現在は入手困難な様子。安いときに買っておいて正解。私が持っているのはフィッシャー=ディースカウとフルトヴェングラーのモノラル録音で演奏は文句無いけれどやはりこうやって最新(でも無いけれど)の録音で聴くと感銘もひとしお。さすがにこういう曲でのバーンスタインの思い入れは年齢を感じさせないもので、相変わらずウィーンフィルの歌うような演奏がなんともいえず魅力的noteです。
  


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September 13, 2011

ヘンデル 2つのチェロのための協奏曲 ト短調

Handel_31ロス・ポープルのチェロ&指揮、フェレンツ・スツッチのチェロ、ロンドン・フェスティバル管弦楽伝の演奏。1楽章からちょっと忘れがたいほどの哀愁を帯びた旋律で思わず引き込まれてしまいました。12分程度の小さな曲ですが全4楽章を通してヘンデルらしいとても格調のある音楽です。ただ、ヘンデルの作品に付けられるHWV番号が無いのがちょっと不思議。別の曲の編曲かなと少し調べたけれど私の能力では分からなかった(笑)。


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September 12, 2011

スメタナ 「ボヘミアの森と草原より」

Smetanaヴァーツラフ・ノイマン、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。1982年11月5日東京文化会館で行われた「わが祖国」初演100周年の記念コンサートのライブ録音。ノイマンとチェコフィルによる記念すべき録音ですがノイマンのアプローチは郷土の音楽だからという面がほとんど見えない非常にシンフォニックなものである意味ではフレッシュな演奏とも言えるものです。この連作交響詩の懐かしさを求める向きには物足らないでしょうがこういった冷徹な演奏も評価されるべきでしょう。でもやはりというか6番目の「プラニーク」での盛り上げがすばらしいnote
 
このCDケースを落として蝶番が壊れてしまいました。他のCDもよく落とすのでもっと壊れにくいケースができないものでしょうかねthink
  


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September 11, 2011

ブルックナー 交響曲第8番 ハ短調

カラヤン、ベルリンフィルの演奏。1957年5月の録音。カラヤンEMIセットの前半はこれで一旦休止です。1960年に入るとグラモフォンとの専属契約のためEMIとの録音は無く、1969年にやっと再開されますがその後EMIではブルックナーの8番の録音は無いのでこの1957年の録音は貴重なものといえるでしょう。演奏はベルリンフィルの機能を最高に活用し、特に終楽章の迫力はやはりというか比類の無いもので.当時カラヤンがこの大曲の録音にかけ.た意欲の大きさを感じますnote
さて、このEMIセットですが全87枚のうちモノラル盤が30枚強もあるので3年前に出たときにかなり躊躇した結果購入を見送りました。今年の7月に当時よりかなり安い価格になったので買ったのですが古いモノラル録音でもとても良好なリマスターのおかげで十分鑑賞に堪えるのと若い時のカラヤンの颯爽とした演奏が楽しめるので正直喜んでいます。そしてこのカラヤンシリーズを続けていくとまるで名曲コンサート状態なんですが、こういう聴き方をすると1人の指揮者の歴史がとてもよく分かるのも事実です。
  
 

  
 

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September 10, 2011

ブラームス ピアノ協奏曲第2番 Op.83

Karajan_emiカラヤン、ベルリンフィル、ハンス・リヒター=ハーザーのピアノで。1958年11月の録音。カラヤンシリーズ1950年代終盤の優れた演奏をもう少し紹介します。ブラームスの2番はLP時代にかなりはまった曲でベーム、バックハウス、ヨッフム、ギレリスそしてほぼ決定版だったのがハイティンクとアシュケナージのコンビによるもの。ウィーンフィルの柔らかい音色がすばらしく、録音も良かったのでほぼこれで決まりでした。CDで買ったポリーニ、ツィメルマンより良かったかな。この曲は交響曲より余計な力が抜けてブラームスワールドにすっぽり包んでくれる名曲ですね。さて、この演奏ですがまずこの曲をカラヤンの指揮で聴いた記憶がないのとドイツの名ピアニストであったハンス・リヒター=ハーザーの演奏も現在ほとんどお目にかかれないのでそういう意味でもとても感慨深いそして価値のある録音だと思います。リヒター=ハーザーのピアノは手堅いもので巨匠といったイメージはないのですがオーケストラと共に演奏を完成させて行く真摯な姿勢がすばらしい。カラヤンは例によって少々甘めですがこの時期のベルリンフィルの響きが男らしくて最高heart04


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September 09, 2011

ブラームス ピアノソナタ第2番 嬰へ短調 Op.2

Brahms_pianoジュリアス・カッチェンのピアノ。1,962年~1965年の録音。ブラームスのピアノ曲はどれもすばらしいと思うのだけれど若い時期に書かれたソナタに関しては完成度が(彼にしては)もう1つでしょうか。他の曲同様いいものを書こうと迷いが多いのでしょうね。その中でもこの2番は1楽章の出来が良くて聴き応えがあります。しっとりとした2楽章もすばらしいnote。結局聴いているうちに心に沁みていくのがブラームスならではですね。カッチェンの全集はチビチビと楽しむつもりheart04
  

爽やかな日々が続きましたが今日は蒸し暑さが戻った感じ。秋はまだまだですね。

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September 08, 2011

カラヤン ラストコンサート1988

001sカラヤン名曲シリーズは一旦置いて(笑)図書館で借りたCDです。1988年5月5日にサントリーホルで行われた演奏を収めたCDで、モーツアルトの39番とブラームスの1番という文句の無いプログラムですがこれは本来「幻想交響曲」の予定だったものを急遽変更したそうです。解説書にはカラヤンが1954年に初めて来日してN饗を振ったコンサートの最初のメイン曲がブラームスの1番で、この1988年の最後のコンサート曲もブラ1で終わったという因縁話が書かれています。世評も高かったので大いに期待したんですが若い頃の録音を延々と(笑)聴いてきた私の耳には何となく重く感じられました。やはりというかこれだけの大曲を振るのはお疲れだったと思いますよ。でも最初のモーツァルトは颯爽としてすばらしい演奏です。ということで気分転換をした後はまたEMIシリーズを続ける予定(笑)。


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September 07, 2011

ショパン ドン・ジョバンニの「お手をどうぞ」の主題による変奏曲 変ロ長調 Op.2

Wien7_21984年の録画。ハインツ・ワルベルクの指揮、ウィーン交響楽団、ハンス・グラーフのピアノによる演奏。「ウィーンの春」という8枚組のDVDセットから。オークションで手に入れたもので8枚組みといってもそれぞれ35分程度の収録ですが、ウィーンの復活祭でのライブしかもニューイヤーコンサートと同じ「黄金の間」での演奏が見られるのがうれしいnote。東京の方ならワルベルクさんはおなじみ、というかN饗アワーでも放送されていたはずですが私は記憶にありませんcoldsweats01。さてこの曲は作品番号からも分かるようにショパンが17歳のときに作曲したものですが正直面白くないというか退屈ですthink。ゴメン。ピアノパートになるとオケの方々も手持ち無沙汰の様子。まあ17歳ですから仕方ないですね。そのピアノを弾くハンス・グラーフは品の良い中年の紳士で本業の指揮以外にピアノを弾くのはよいとしても1949年生まれでこのとき35歳とは思えない貫禄なのが本当に不思議。ワルベルクさんの指揮は大変明快で分かりやすいものでオーケストラの団員に好かれるタイプですね。このDVDセットは格安で他にも古い映像ですが同じホールでのラインスドルフの指揮姿も見られて大変お徳用でした。ちなみにラインスドルフの指揮も無駄が無く明快なものでウィーン饗もすばらしい音を出していましたが何となく厳しそうなので人気があるのは絶対ワルベルクさんでしょうねheart02

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September 06, 2011

ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 Op.95

カラヤン、ベルリンフィルの演奏。1957~1958年の録音。もう完全にカラヤン名曲コンサート状態です(笑)。しかしこれはすばらしい名演と言っていいでしょう。1964年にグラモフォンで録音したものに比べるとカラヤン独特の「しな」みたいなものが無く、全体に剛直な仕上がりになっています。有名な2楽章も望郷の思いをとても素直に出していますし3楽章以降はベルリンフィルの機能全開で突き進む迫力がすごいnote。この時期のカラヤンのうれしい置き土産の1つですね。この頃レッグがプロデュースしたものでもフィルハーモニアとの録音はEMIから、そしてベルリンフィルとの録音はコロンビアから発売されていました。

  
台風一過やっと晴れ間が出てきましたが朝夕はめっきり涼しくもう秋の気配です。
 

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September 05, 2011

ヒンデミット 交響曲『画家マチス」

カラヤン、ベルリンフィルの演奏。1957年6月の録音。この頃のカラヤンとベルリンフィルの演奏はすばらしいものばかりで、1955年に常任指揮者になっていよいよ両者が緊密な関係を築き始めた証拠ですね。やはりというか各パートの腕のすごさがフィルハーモニアより数段勝ることを認めざるを得ません。これは当時のベルリンフィルの重心の座った響きにも起因しているのでしょう。演奏は何といっても第3部の「聖アントニウスの誘惑」が圧巻で私が苦手なヒンデミットをこれだけ楽しく聴かせてくれるカラヤンのすごさを再認識した次第note。ステレオ初期の録音ですがリマスターが良いのかすばらしい音質です。
  
 

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September 04, 2011

シューマン 交響曲第4番 ニ短調 Op.120

Karajan_emiカラヤン、ベルリンフィルの演奏。1957年4月の録音。この頃からベルリンフィルとも録音が始まりますが、その後グラモフォンとの専属契約が結ばれるのでEMIでのベルリンフィルの録音は1970年頃まで途切れるので結構貴重な録音です。カラヤンはシューマンの4番には特別な思い入れがあったと見えてクルーゾーを監督に起用してウィーン饗と録画も行っています。演奏は細部まで神経の行き届いたもので響きの薄くなりがちなこの曲の弱点を表に出さずに雰囲気豊かな仕上げを行っています。最晩年のウィーンフィルとの録音には及ばないにしても後年ベルリンフィルと入れたステレオ録音よりはずっと響きが柔らかく気持ちのこもった演奏といえるでしょうか。モノラル録音ですが音質は十分です。
古いモノラル録音ばかりでしたが次からはやっとステレオ録音時代に入りますnote
  

  

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September 03, 2011

モーツァルト フルート四重奏版 『コジ・ファン・トゥッテ』 ~ 「ボクのドラベッラには、そんなことは出来ない」

001s久しぶり、多分10年ぶりにレコード芸術を買いました。お目当ては付録のCDで特にケント・ナガノ氏とモントリオール交響楽団のベートーヴェン(もちろん一部ですが)。でも1分程度では判断できないにしても真面目なアプローチは理解できてもそれほど面白くもなかった、というかOSMの音に以前のデユトア時代の魅力が無いことに気づきました。デッカとソニーの録音の違いなんでしょうかね。結局27のサンプル録音を聴いてみて楽しかったのがこれnote。シュルツのフルート、ウィーン・フィルハーモニア弦楽三重奏団の演奏。ただしサンプルなのでホンの1、2分ですがcoldsweats01
オペラのアリアをこういった編曲にするのもいいものですねheart02
  
 

  
 

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September 02, 2011

万城目 学 「鹿男あをによし」

Shikaotokoこの作者の「プリンセストヨトミ」を借りたかったんですが、図書館の予約が一杯なので代わりに借りた本だけどこれが面白かったnote。荒唐無稽な設定なのにストーリーの面白さにつられて読んでいくと途中から止まらなくなります。1冊を2日間で読みきったのは久しぶり。奈良の女子高を舞台にしているので最初は夏目漱石の「ぼっちゃん」と似ているなあと思っていたら途中で意外な展開になり、後で女子生徒との最初のトラブルがきちんと説明されるところも上手い。テレビドラマにもなっていたことを後で知ったんですが小説の面白さとして見事なできばえだと思います。特に剣道の大会で女子生徒が大活躍するシーンには手に汗握ってしまいました(笑)。結局自分の(重大な)問題だけは残ったまま東京へ帰る最後になって女子生徒のとった思わぬ行動で問題が解決されるシーンが秀逸heart02heart02。ちょっと頼りない先生と冷静で意志の強い女子生徒のコンビも楽しい。この本で直木賞候補にもなったまだ35歳と若い人ですが受賞も近いでしょうね。

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September 01, 2011

アンゲラー おもちゃの交響曲

カラヤン、フィルハーモニア管弦楽団の演奏。1957年4月の録音。最近の研究で作曲者はL.モーツアルトではなくエドムント・アンゲラーということになっているそうです。超ポピュラーで私も大好きな曲なんですが以外に録音が少ないというか子供向けの音楽ということできちんとした演奏が少ないのは残念。そしてさすがカラヤンというべきかこういう曲にも真剣に取り組んで楽しく演奏しています。3楽章で徐々にアップテンポにして終わるのも楽しいnote。ちなみに私は大昔にハンス・フォン・ベンダのEP盤で聴いていましたがCDはこのカラヤンが始めて。モノラル録音と書かれていたのに聴いてみるとステレオでしたhappy01。EMIでは1955年頃からステレオ録音を開始したようですね。
  
 

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