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May 2011

May 31, 2011

ドヴュッシー 「夜想曲」

Nocturnesピエール・モントゥーの指揮、ボストン交響楽団、バークシャ祝祭合唱団の演奏。1955年の録音。10枚で1000円ちょっとの超廉価BOXの中の1枚。古い録音ばかりなのでギーゼキングのドヴュッシーでも聴こうと買ったもので管弦楽ものはどうせモノラルだろうと聴かなかったのですが、なんとこれステレオでしかもとてもいい音ですsign03 自然な音場プレゼンスで変なリマスターもしていないのでハープの音もくっきりだし、管楽器の音などナチュラルで見事なものですnote。ちょっと色気のあるイングリッシュホルンなどこの曲にぴったりの雰囲気を醸し出していて当時このオケがフランス系だと言われていたことを思い出します。ボストンもモントゥーが振ると柔らかい雰囲気のある音が出てミュンシュの豪壮な「幻想」など想像も付きません。こういうのを聴くとこのコンビの再発売を期待したいです。
  
  
シュヴェルニー城の前で。
伊丹空港で仲良くなったメッチャ元気なお嬢さんたち。
私じゃなくうちの奥さんが若い女の子によくもてるのです。
 
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May 30, 2011

ロッシーニ 「どろぼうかささぎ」序曲

Rossiniカラヤン、ベルリン・フィルの演奏。1971年の録音。ロッシーニの序曲が4曲、ヴェルディの序曲が6曲入ったお徳用なCDです。EMIの赤いLPで聴いたことを記事にしましたが、ロッシーニにはその時のフィルハーモニアのほうが良かった様な気がします。ベルリンフィルはブラスの鳴らし方も強力なのでちょっと耳にきついかな。それはともかくとっても良く出来ているこの序曲を目いっぱい堂々と演奏されるとそれはそれで聴き応えがあるのも事実。ジャケットの絵は奥様のエリエッテ夫人の描いたものです。
  

 
お城の周りには雰囲気のある家や店が点在していますが、いかにもという観光用の店はなかった(当時)。
  
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May 29, 2011

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲ニ長調

クリュイタンスの指揮、フランス国立放送管弦楽団、ダヴィッド・オイストラフのヴァイオリンで。1958年の録音。廉価版CDなのでジャケットは省略。いつもお邪魔するnarkejpさんの記事にオイストラフとセルとの録音が無い、とあったのでラックを探したらこの組み合わせのCDが出てきました。演奏は予想通りゆったりとしたテンポで滋味あふれるばかりのヴァイオリンを聴くことができます。しかしこれだけたっぷりと歌うヴァイオリニストは現在ではパールマンくらいでしょうか。この作曲家の比喩に使われる髪を振り乱した険しさは微塵も無く、神々しい美しさに満ち溢れたベートーヴェンを聴くことができますheart02。クリュイタンスのサポートは男らしいもので美しいヴァイオリンとの対比が立体的な演奏を創り上げていてすばらしいnote。演奏時間は46分を越えているのでたぶん最長でしょうね。カデンツァはクライスラーのようです。
   
 
シャンボール城の全景。平地に建っているので戦うためというより領主様のお館ですね。
  
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May 28, 2011

R・シュトラウス 「ドン・キホーテ」

Rstraussアシュケナージの指揮、クリーヴランド管弦楽団、リン・ハレルのチェロによる演奏。1985年の録音。アシュケナージが指揮を始めた頃の演奏でどちらかというと超優秀録音といううたい文句につられて買ったCD。3500円もしました。今ならマーラー全集が買えちゃいます。この曲はLP時代からカラヤンとフルニエの文句の付けようの無い名演奏を聴いているのであまり聴かなかったことを反省して本日ひさしぶりの登場デス。昨日のガーディナーもそうだけど音楽は落ち着いて聴かないと本当の良さは分からないもので、いや、なかなか見事な演奏。ちょっとしたフレーズの歌わせ方やつなぎ方が幾分ぎこちないのはカラヤンと比べるからで、ハレルのチェロも落ち着いていてどちらかというと現実離れしないドン・キホーテになっています。録音はそれは見事なもので明快で分離の良い音はこういう音楽ではとてもうれしいnote
  
 
古城巡りはよいお天気に恵まれたというよりホント暑かったsun
シャンボール城にて。
  
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May 27, 2011

ベートーヴェン 交響曲第1番ハ長調

Beethovenjegジョン・エリオット・ガーディナーの指揮、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックの演奏。1993年の録音。指揮者もオケも名前が長すぎてブログを書くときに大変ですcoldsweats01。発売当時大変有名になったので買ってはみたものの古楽器の音色やノンビブラート、そしてテンポの速さにどうしても馴染めずラックの飾り物状態だったのを勇気を出して聴いて見たらこれが素晴らしいではないですかnote。この15年くらいの間の古楽器や現代楽器でのピリオド奏法、相対的に速くなったテンポ、ベーレンライター版など色々なバリエーションの演奏が急激に広まったので以前に比べて驚かなくなってきたこともあるでしょう。今となっては当時の「画期的」という表現を外して古楽器による極めてオーソドックスな演奏だと言えます。創設して3年くらいでこれだけのレベルのオケに育てたガーディナーはすごいsign01。「庭師」ではなくて「業師(わざし)」ですhappy01
 

 
いよいよロアールのお城へ到着。案内係りのジャンーピエールさんは私の名前は「小川」という意味だと言ってましたが本当かな?
  
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May 26, 2011

バッハ フランス組曲第4番 BWV816

Bach_cd40バッハ大全集からジョゼフ・ペインのチェンバロで。1992年ボストンでの録音。全集というものは全部聴くためというより持っていない曲を簡単にセレクトできることが最大のメリットですね。チェンバロ組曲の中では比較的穏やかなフランス組曲なので朝や夜静かに聴くのにぴったり。BGM扱いしてはバッハに失礼だけどいつもそばで聴いていたい音楽ということですよnote
  
 
久しぶりのパリ旅行シリーズ。 これから「Paris Vision」でロアール川周辺の古城めぐりです。
  
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途中は絵のような田園風景なんですが小麦畑の向こうのほうにくびれた円筒形の形をした原発がポツポツ見えたりもしました。フランスは原発大国なんだと実感した次第。
 
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May 25, 2011

ラヴェル 道化師の朝の歌

Boulezブーレーズの指揮、ベルリン・フィルの演奏。ブーレーズのサンプラーCDから。1993年の録音。1990年代の最初の頃にドビュッシーやストラヴィンスキー、バルトークなどを精力的に録音していたときのもので何よりベルリン・フィルによるこの曲の演奏が目玉。ややこしい曲をさばくことに関しては文句の無いブーレーズがベルリン・フィルを振るのでそれこそ一糸乱れぬ踊りに仕上がっています。例によってオケの音色が時々攻撃的になるのは仕方ないかcoldsweats01。4Dオーディオ・レコーディングとやらで透明で奥行きのある録音がすばらしい。スカッとしたいときに聴くのに最適ですnote
  
  
6年前の写真ですが庭の藤がモーレツに咲いていたとき。あまりに枝が広がるし、蜂がいっぱい来るので剪定して今ではこの半分以下です。ちょっと残念。
  
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May 24, 2011

ニアミス ブラザー

「お得意様のところに行く途中の道で弟とばったり出会ったsign03]」と長男からメールがありました。15分ほどしゃべったそうですが「少し疲れた感じやけど仕事はようやっとるようやな」とうれしそう。去年も電車の中で遭遇しているので兄弟が年に1度は広い東京で出会う確率ってどれくらいなんでしょうかね?
そんなに仲の良い兄弟ではなかったのに東京に行ってから色々なことで結びつきが深まっていくことが親としてはうれしい限りですheart02

  
  
萩での集合写真。 去年来た姪とその姉は若いのに2人で5人の子持ちhappy01
  
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May 23, 2011

追憶 古関吉雄・詞/スペイン民謡

Samejima鮫島由美子さんのソプラノ、ピアノはご主人である名手ヘルムート・ドイチュ氏。大ブレイクした「日本の歌」の次に鮫島さんが出したCD。「タイトルの「ローレライ」をはじめヴェルナーの「野バラ」、バッハの平均律クラヴィア集第1曲をグノーが編曲した「アヴェ・マリア」などヨーロッパの著名な曲を集めたもの。これもかなりヒットして鮫島さんの人気を不動にしたんですが、私も結局合計8枚買い揃えましたheart04。持っているCDでソロの女性歌手は鮫島さんかテレサ・テンだけという偏り方coldsweats01。さて「追憶」は中学の音楽の時間で習うそうですが記憶は無いにしても大好きな曲です。歌詞は古風な日本調なんですがちょっとイタリアオペラのアリアを思わせるドラマティックな曲運びがいいですねnote。録音時は35歳だった鮫島さんの落ち着いたテンポで情感たっぷりの歌唱はさすが堂に入ったものです。ドイチュ氏のピアノのサポートもいつもながらお見事。
   
 
庭は花枯れの状態だけど新緑が目にやさしい。
  
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May 22, 2011

同窓会

今日は高校の同窓の集まりです。亡くなられた国語の先生を偲ぶという趣旨だったのですが結局60名ほどが集まることになりました。私は古典を教えていただいたんですが、思い出すのはやはり「徒然草」でしょうか。良く覚えているのは第68段の「筑紫になにがしの押領使など」。 身体に良いのだと毎朝大根を2切れ焼いて食べていた筑紫の国の押領使(地方警察の長)がある夜盗賊の群れに襲われ危うくなった時、どこからか2名の武者が現れ凄まじい戦いぶりで助けてくれました。訊くと「あなたが毎朝食べていた大根の精です。」と言って消えた、というお話。
ポパイのほうれん草より不思議ですが、私はこういうお話大好きnote。大根でも芋でも人参でも土の中で育った食物はすばらしい生命力を与えてくれると思っています。奥さんの実家でも秋になると里芋などたくさん出来るのですが、身体に良いことを知っているイノシシ達が夜襲ってきてあらかた掘り返すそうですcoldsweats02。萩に行った時じいさま(義父)に大根を焼いて食べるように勧めたらよかったcoldsweats01
  
  
イノシシもサルも出ない平和なわが庭。奥さんは花をせっせと買い集めていますheart01
  
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May 21, 2011

シューマン 序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op.134

Schumann_cd11オーマンディ、フィラデルフィア管弦楽団の演奏。ピアノはルドルフ・ゼルキン。1964年の録音。例によってお徳用なシューマンBOXをポツポツ聴き進めていますがこういうあまりメジャーでない名曲を立派な演奏で聴けるのがうれしい。15分足らずの曲ですが、いつも文句を言われるオーケストレーションにもそつが無く何よりシューマンらしい男のファンタジーがいっぱいですnote。あちこちで書かれているんですが「赤とんぼ」がよく出てくることについてはアバウトな私は無視してひたすら曲を楽しんでおりましたhappy01。演奏は最盛期の指揮者、管弦楽団、独奏者で申し分ございません。録音は当時のものですが十分いい音です。相変わらず白いジャケット写真が見にくいのはご勘弁をcoldsweats01
   
 
 
お隣の南天の木に今年も鳥が巣を作りましたが今日は姿を見ないのが心配。
  

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May 20, 2011

マーラー 交響曲第7番

Mahler_levineジェームズ・レヴァインの指揮、シカゴ交響楽団の演奏。1980年の録音。最近増えてきたマーラーBOXをあれこれ聴いています。大抵のレパートリーをかなりの水準でこなすレヴァインは好きな指揮者ですが、ここでもシカゴ饗の能力を存分に使ってメリハリのある演奏を行っています。ただ、豪壮過ぎてあまりにもマーラーの影の部分が見かけられないところがいくぶん物足らないのも事実で4楽章など少し騒ぎすぎかな。明るいマーラーも悪くは無いのですがアバドの見せる微妙な綾が少し欲しいものです。でもシカゴ饗のマーラーというだけでも十分な聴き応えがあるので75点は差し上げます。81分ほどの演奏時間なので1枚に収まっていたらもう少し点数が増えたかもhappy01。録音も優秀です。
   
 
鉄道の旅行をして地方の列車カラーに興味が出てきましたtrain。門司港で見た小倉行きの電車はドア部分が赤で本当におしゃれです。ちなみに車両内部も赤色。
  
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May 19, 2011

マーラー 交響曲第6番「悲劇的」

Mahler_unvアバドの指揮、ベルリン・フィルの演奏。2004年6月のライブ録音。昨年の暮れについ買ってしまったマーラー全集の中でも最新録音なので期待していた通り十分な聴き応えがありました。最近のマーラー研究に従って2楽章と3楽章を入れ替えていますが、メインは1楽章と4楽章だと思っているのでそれほど違和感は感じません。また2番目に持ってきたアンダンテの楽章の美しさは心の奥に染みとおるようです。ときどき上手すぎるベルリン・フィルに文句を言ったりする私ですが、これだけ美しい合奏を聴かされるとグウの音も出ません。お見事です。演奏は幾分客観的な演奏で、バーンスタインなどとは正反対ですが重い表題の曲ながらそれを無視したような古典的なアプローチには大賛成。そろそろ手垢が付きかけたマーラーをこういう風に爽やかに演奏するのもいいですねheart01。そしてライブでこれだけ見事な演奏が出来るベルリン・フィルに改めて感動note
  

 
いまだにGWの旅行の余韻が残っていますbullettrain。新大阪駅に「さくら」が進入してくるところ。でもこの駅は狭くしベンチも少なく嫌いです。
 
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May 18, 2011

マーラー 交響曲第4番

Mahler_tennstedtクラウス・テンシュテットの指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。ソプラノはルチア・ポップ。1982年のデジタル録音。恥ずかしながらこの指揮者を聴いたことがなかったので定評のあるマーラーBOXがお買い得価格で出たのを幸い購入しました。マーラーの交響曲への共感は大きいのですが若い頃と違って1番は敬遠気味だし2番、8番は十分な時間と心構えも必要なので結局大好きな4番を最初に聴いたのですが少し速めのテンポで想像していたほど粘りの無い、しかしたっぷりした情感を含んだ好演奏です。この曲の聴かせどころでもある3楽章で初めてマーラーの暗部を見せてくれ、4楽章のポップの歌唱も少し重いけれど十分及第点です。ただ、欲を言えばきりが無いのですが、マーラーの水彩画ともいわれるこの曲では浮き彫りになる各楽器の音色がもう1つ魅力に欠けるとこでしょうか。
  
 

萩の白壁通りでは萩焼などを売りお店が雰囲気を壊さぬように控えめに並んでいます。
  
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May 17, 2011

モーツァルト ピアノ協奏曲第17番 KV 453

Mozart_pc17ポール・フリーマンの指揮、フィルハーモニア管弦楽団、デレク・ハンのピアノによる演奏。モーツァルト大全集の中でもピアノ協奏曲集はなかなかレベルが高いのですがここでも美しく感受性の高い演奏を聴くことができます。デレク・ハンはアメリカ系中国人だそうですが細やかなタッチは初・中期の協奏曲の演奏によくマッチします。フリーマンの指揮もフィルハーモニア管の麗しい音色を生かした雰囲気豊かなもの。KV453は初めて聴くのですがこの時期の傑作のひとつですねnote
  
 
庭のバラは勝手に咲き乱れる一方なので時々切って部屋の中で観賞することにしています。もうかなり咲ききった状態ですね。母の日のカーネーションもまだ元気です。
  
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May 16, 2011

メンデルスゾーン 12の歌曲集(ジークフリート・マトゥス編曲)

Mendelssohn_cd16クラウス・ペーター・フロールの指揮、バンベルク交響楽団、デオン・ファン・デル・ヴァルトのテノールで。メンデルスゾーンBOXから。何気に聴いていないCDを引っ張り出したらこれがなかなか楽しいのです。有名な「歌の翼」や無言歌集などを管弦楽に編曲したもので、原曲が歌曲だったものではちゃんと歌が入るのですが、オランダ人と思われるテノールも素直な歌唱でとても好感が持てるものでしたnote。バンベルク交響楽団はいかにもドイツのローカル楽団らしく決してキラキラしない音色は大好きheart04。ペーター・フロールの指揮も落ち着いた優れものです。とにかくBOXセットものは全部聴いていかないと損しますね。

  
奥さんの実家の裏山で椎茸を栽培しています。ばあちゃん(義母)が食べきれないほど持たせてくれました。
辺り一帯は杉林なのに花粉症の私はくしゃみが一つしなかったのはどういうことでしょうか?
 
  
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May 15, 2011

ムソルグスキー 「ボリス・ゴドゥノフ」

Boris_godunovアバド、ベルリン・フィルの演奏、、ベルリン放送合唱団、スロバーク・フィルハーモニック合唱団、テルツァ少年合唱団、アナトリー・コチャルガのバス、その他の演奏。1872年の改訂版だけど4幕の場面1は1869年の原点版も同時に入っているので注意して聴かないと混乱します。例によって大まかなあらすじだけで対訳なしで声楽付きの管弦楽として聴いているんですがムソルグスキーの音楽は十分に楽しめます。皇帝の座にありながら悩み多い日々を送るボリスの葛藤が中心だから全般にしっとりと沈んだ音調なので、男女が叫びまくるオペラが苦手な私はこういうの大好きです。CD3枚約3時間の長丁場ですが「展覧会の絵」などしか知らない私としてはムソルグスキーの良さを発見する格好のチャンスでした。アバドはなぜかムソルグスキーがお好みのようで、ベルリン・フィルを自在に操って重心の深い音楽を再現しています。
   

萩に行くまでの山陰本線は山中の狭い路線が多く、時々列車の屋根に木の枝が当たる「ざざっ」という音が聞こえます。保線も大変だし、こういう場所ではパンタグラフの無いディーゼルカーの方がメリットあります。
  
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May 14, 2011

映画 「仇討」

NHK-BSの録画を何となく見出したら面白くて結局最後まで見てしまった。昭和39年の黒白映画。主演は中村錦之助。共演者には田村高廣、神山繁、丹波哲郎などのベテラン陣が。粗筋は、些細な口論が元で上級武士から果し状を受けたため相手を切り、その恨みで殺しに来た腕のたつ弟まで殺した下級武士が藩命でまだ若い三男に仇を討たれることになり、家のためだという兄の説得を聞き入れ悩みぬいた末、殺されるために仇討場所に赴きます。刃を落して切れなくした刀を抜くと相手方が予め用意した6人もの助太刀が切りかかってきます。あまりの卑劣な罠に怒り狂った彼は何人かを切り、高みの見物をしていた家老に切りかかろうとして兄に止められ結局惨殺されます。日が暮れて遺骸を引き取りに来た役人が見たのは弟の亡骸の前で切腹し果てた兄の姿でした。
藩と上級武士の体面をつくろうために虫けらのように扱われる下級武士の悲哀を見事に描いていますが、現代でも下層の者に責任を押し付ける風習は残っているような気もしますconfident
とにかく錦之助がすばらしい。後年の子連れ狼で見せる凄みが存分に出ています。最後の阿修羅のような形相と立ち回りの迫力は怖いくらい。丹波哲郎の相変わらずの存在感も見事。そして苦悩しながら弟を説得する田村高廣の演技に魅了されます。監督はなんと「青い山脈」の今井正。そして音楽は黛敏郎という豪華な布陣。
風呂に入るはずの奥さんも結局最後までお付き合いしたというこんなすばらしい映画は久しぶりnote。レンタルDVDがあればぜひ見てください。

  
庭のバラは満開ですがこれは1週間ほど前の状態。バラもいいけど鮮やかな緑の葉も好きheart02
  
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May 13, 2011

ボロディン 「イーゴリ公」序曲

Borodinオレ・シュミットの指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。ロイヤル・フィルBOXから。このセットの演奏はいずれも格調の高い演奏で本当に買ってよかったと思います。格調高いというのはこれ見よがしな演奏が無く聴いていて安心できるということですが、このオレ・シュミットの演奏もどこか懐かしさを覚えるボロディンのしみじみとした曲を真面目に仕上げていてとても好感を持ちました。
  
 
小倉駅でにて。九州新幹線が全通するまで「リレー特急」として八代まで走っていた「つばめ」。精悍なフロントが大好きなんですがシャッターチャンスが遅れましたcamera。黒い車体がカッコいい。
  
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May 12, 2011

萩市内

角島から戻って萩市内でお昼を食べて史跡を散策しました。お昼はうどん(温または冷)がメインで食べ放題の炊き込みご飯が付き、各種トッピングが自由という食堂で頂きましたnoodle。京風の薄味が美味しくてこれで一人前600円は安杉happy01。ここは市役所の近くでこの後の写真で紹介する明倫小学校の斜め向いなのですぐに分かります。超おすすめ。とにかく萩は食べ物も安くて美味しいのがうれしいheart04
  
教育熱心な毛利藩が創立した明倫館が小学校になっています。勝手に入り込む観光客が多いと見えて「立ち入り禁止」の立て札があったので入り口からパチリ。さすがに風格の有る校舎で児童たちも誇らしいでしょうね。毎朝松陰先生の言葉を唱和するそうです。そう、萩では決して「吉田松陰」と呼び捨てにしてはいけません。これはどこでも同じで鹿児島では「西郷先生」ですが、郷土の偉人を敬うのは当然ですね。
  
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白壁が続く菊屋横丁にある高杉晋作の生家。
  
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このアングルが一番かも。白壁の中には萩特産の夏みかんの実がなっています。
 
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私の母方は萩出身なので何となく懐かしさを覚えます。人情が穏やかで食べ物が美味しく静かな町なので終の棲家の選択肢には十分入りますね。

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May 11, 2011

ハイドン 交響曲45番 「告別」

Haydn44アダム・フィッシャーとA-HHOの演奏。このコンビでのハイドン巡回シリーズは終わったつもりでしたが今日はこの曲を書くための登場です。というか今日この曲にこだわるのは長い間お世話になった音楽系ブロガーのイチローとも王とも言うべきyurikamomeさんがブログの更新ストップを宣言されたためです。私はブログを始めたころコメントを頂いた縁でyurikamomeさんのリンク先の方々とも知り会え、結局今まで6年以上も続けられたので、大げさではなく恩人だと思っています。もちろん毎日真っ先に訪問していましたが、音楽に対する奥深く厳しくそして愛情あふれる書き込みはブロガーの端くれとして大いに参考に、そして幾分うらやましくもありました。本当に長い間ありがとうございましたnotenotenote
 
ここまで書いたあとでは曲や演奏について述べるのは付け足しみたいですが、切迫した様子の1楽章、暗い2楽章、弾まない3楽章のメヌエット、どうしても侘しさが否めない終楽章などいつも元気ハツラツといった面持ちのこのコンビも少々さびしそう。しかし聴いてみて改めていい曲だなと実感しました。ジャケット写真は44番の記事の時のものです。

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May 10, 2011

ハイドン 交響曲第87番イ長調

Haydn_karajanカラヤン、ベルリン・フィルの演奏。1980年の録音。カラヤン・シンフォニー・エディションから。カラヤン晩年のデジタル録音の中でもこのハイドン辺りは後年のように硬直化せず、とても優美でしなやかな彼の特質が出た好演です。特に2楽章のアダージョや3楽章のメヌエットでの弦や木管の美しさは特筆ものnote。ニックネームが無いので無視されがちですが円熟期に入ったハイドンの名曲です。
  

奥さんの実家は田植えの準備に忙しく、義弟が耕運機を入れたあとをじいさま(義父)がならしてしています。平地ではなく山あいの狭い田がたくさんある場所なのですべて機械というわけには行きません。次の日に田植えをする予定だったんですがまだ田が柔らかいのでしばらく延期したとか。農業は本当に大変です。お米に限らず農作物は大切に頂きましょう。

ちなみに夕方になると結構寒くなり、泊まった長男によると起きたら吐く息が白かったとか。

  
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May 09, 2011

大阪駅リニューアル

大阪駅がリニューアルされたというので見に行きました。今まであった大丸も新しくなり隣に三越伊勢丹も出来たそうですがよく見えると思った歩道橋からは分かりません。
  
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思い切って歩道の上で写真を写しあっていた2人組のおねえさんに聞いたら観光ガイドブックを見ながら困っている様子。言葉もどうもおかしいので「どこから来られました?」と聞いたら案の定中国の方でした。いや、おはずかしいcoldsweats01。「謝謝」「非常感謝」と丁寧にお礼を言って2人一緒の写真を写してあげてから別れました。ヨドバシカメラで買い物もしたかったので大阪駅のほうへ向かいながら探したら大丸の裏にあたる場所のようです。それにしても大阪駅近辺の案内標識の悪さは日本でも有数じゃないかと思います。こういうところは東京を見習うべきだと思います。

右側が伊勢丹
  
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May 08, 2011

角島へ

萩駅でレンタカーで来た長男と合流し、義妹の家に泊まってから念願の角島へ向かいました。萩から70kmで約1時間半かかります。山陰線で昨日通った特牛(こっとい)駅か滝部駅からバスが出ていますがそこに行くまでが不便なので萩からは事実上車かバイクで行くしかありません。この日は大型バイクもたくさん来ていましたが、キャンプ道具を積んだ前橋ナンバーのスーパーカブには感動sign01
  

美しい海に架かる角島大橋の優美な曲線に魅了されます。
 
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助手席から撮影
借りたマツダのアクセラは太いタイヤでも乗り心地が抜群。1500ccで3ナンバーなのに燃費は16km/L。4輪ディスクブレーキで走りもよく、観光ドライバー(?)の長男も大満足でした。
 
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途中の小島で休憩。トイレも食堂もあり便利です。夏はものすごい車が押しかけるでしょうねrvcar
  
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さて、今日は母の日。予想はしていましたが10時頃「ピンポーン」。長男からお花が届きましたheart01
  
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May 07, 2011

萩駅に到着

仙崎駅を折り返して今度は下関に向かう同じ「みすヾ潮彩号」に乗り、長門駅で益田行きの列車に乗りかえて30分ほど走って萩駅で降りました。ちなみに萩駅は無人駅です。山陰本線とはいえ2両編成のワンマンカーなので1両目の先頭のドアで運転手に切符を渡して降りました。普通、萩では次の東萩駅のほうが市内に近く、バスもたくさん発着するので便利なのですが親戚の家が近いのでここで降りたわけです。駅前は閑散としていますが立派な花壇があり、迎えの車ための駐車場もあり便利です。道路が広く町がきれいなのは観光向けもありますが秋に開かれる山口国体の影響が大きいみたい。
  
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今日は忙しかったのでここまでhappy01
 

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May 06, 2011

テレマン ターフェルムジーク第2集 序曲-組曲ニ長調

Tafelmusikムジカ・アンフィオンの演奏。2本のヴァイオリン、オーボエ、バロックトランペット、通奏低音の編成。定評のあるターフェルムジーク全集から。バロックトランペットが加わると祝典的な雰囲気が出てさらに食欲が進みそうwine。速いテンポできびきびした演奏は何度聴いてもあきませんnote
  
 
九州JRは赤でしたが山口県を走る山陰線の列車はオレンジ色です。また山口県の国道のガードレールもオレンジ色。特産の夏みかんの色をイメージしたそうです。長男が教えるまで地元で育った姪っ子は知りませんでしたhappy01
  

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May 05, 2011

「みすヾ潮彩号」で仙崎、萩へ

1日は門司港から鹿児島本線で門司まで行き、山陽本線に乗り換えて下関へ。下関で「みすヾ潮彩号」に乗って金子みすずの故郷である仙崎へ行きました。ちなみに下関を出て次の幡生(はたぶ)までが山陽本線でここから長門(ながと)までは山陰本線、長門からは支線である仙崎線で仙崎まで1駅です。ややこしいでしょう(笑)。
  
下関駅でも「金子みすヾ」ブームです。

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「みすヾ潮彩号」は新下関が始発なのでこの列車は一旦そこまで回送され、再び下関にやって来たときに乗車します。
  
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2両編成でこれは指定席車両。ただいま金子みすヾの紙芝居の上映中。ボランティアの方ですが誇張の無い語りがお上手でした。普段は窓を向く席はレバー1つで進行方向にも向けられます。
  
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途中の変わった名前の駅。「特牛」と書いて「こっとい」と読みます。

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もう仙崎に近い3番目のビュースポット。各ビュースポットで5分ほど停車します。この日は最初海が荒れていたのですがお昼近くになって本来のエメラルドグリーンの海が見えました。
  
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仙崎は無人駅ですがボランティアの方がおられるので外に出て1枚だけパチリ。ここは山陰でも有数の漁港ですが特にかまぼこが美味しい。
  
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駅の中にはみすヾの詩をたくさんのかまぼこ板の裏に書いて色をつけて貼り付けています。よく見るとみすヾさんのお顔でした。資料館は駅を出てすぐのところにあるのですが、折り返さないと夕方までに萩に行けないので見学は駅だけで終わり。
  
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仙崎からは7分後に折り返す同じ列車に乗って長門へ戻り、再び山陰線で目的地の萩まで行きました。
 

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May 04, 2011

まずは「さくら」で九州へ

4日間の旅行を終えて昨日家に帰って来ました。今回は萩の奥さんの実家に行くのが目的でしたが、ちょいと遠回りして旅行気分を味わってきました。

まずはスーパー新幹線「さくら」で小倉へ。長いノーズは誰でも写すので「KYUSHU」と書かれた美しい肩口のフォルムを激写。表面の仕上げも「レールスター」や「のぞみ」より滑らかな気がします。走り出しても時速300kmも出した感覚がありませんが新大阪を出て2時間と10分くらいで関門トンネルに入ったときは感動しましたね。
  
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小倉から鹿児島本線で3つ目の駅が終点門司港。九州のJRはヘッドやドアの部分が赤色でなかなかおしゃれ。
  
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左下の「0」の文字は鹿児島本線の起点である証明です。
  

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昔は港との輸送用に使われた観光トロッコ列車に乗りました。町自体が確かにレトロでいい雰囲気なんですが切符販売の若い人たちも親切でこの町の人情のよさを実感できました。ほとんど化粧気のない娘さんが感じよかったなぁnote
  

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町のライトアップを写そうと日が暮れるまで31階の展望台で待っていたんですが、あいにくの雨模様で中途半端な写真で降りてきました。中央奥の方に「巌流島」があるそうな。
  

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木造の門司港駅は本当に昔のままです。雨なので待ちきれずにライトアップの前に写しました。こういうときLX3のF2のレンズがありがたいcamera
  

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今日はここまで。また明日happy01

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