« ワーグナー 楽劇「ジークフリート」 | Main | ベートーヴェン 交響曲第9番 »

December 01, 2010

楽器の音色

前にも引用した、芥川也寸志氏の本「音楽の基礎」は、私のような素人にも音楽への理解を少しでも深めることが出来るように、大変分りやすく書かれています。題名の通り音楽の基礎について書かれているのですが、その音楽を構成する「音」についても大変興味深い話が書かれています。特に面白かったのは、木管、金管、弦楽器の合計9種類の楽器で持続した一定の高さの音を録音して、その音の鳴り始めと鳴り終わりの部分を切り落とし、中間部分をつなげて聴くと、切り落とす前は簡単に楽器名が分ったのに対して驚くほど識別が困難になる、というお話です。要するに楽器の音色というのは鳴り始めと音の高さが変わるときにその特徴が表れる、ということですね。こういった実験や工学的ともいえるような解説もあり、本の主題である音楽の原則、形成、構成といった専門的な内容もとても分りやすく書かれています。200ページの岩波新書で携帯にも便利なので待ち時間のありそうな場所に行く時は出来るだけ持っていくことにしています。


東福寺の庭 クリックで大きくなります


Img_1265m


|

« ワーグナー 楽劇「ジークフリート」 | Main | ベートーヴェン 交響曲第9番 »

「音楽」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« ワーグナー 楽劇「ジークフリート」 | Main | ベートーヴェン 交響曲第9番 »