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December 14, 2010

測距儀

NHKの大河ドラマ「坂の上の雲」でそろそろ日本海海戦が始まりそうです。どんな映像になっているのか楽しみですが、私の大きな興味は戦艦の測距儀にあります。以前「アサヒカメラ」で読んだ記事に、その時の日本海軍主力艦には敵艦との距離を測る測距儀を、通常設置する艦橋だけでなく、主力砲にも設置したと書かれていました。もし艦橋近くに着弾してメインの測距儀が壊れても、主力砲にあるスペアで距離が測れるので砲撃が途切れないわけです。現代の重要なコンピュータシステムでは当たり前のこの考えが、明治時代に導入されたことに深い感慨を覚えるとともに、絶対勝つという信念のために高価であっても必要なリソースを備えた当時の(貧乏だった)海軍関係者は立派だと思うのです。でも時代を経るにつれそれがいつのまにか根性論にすり替わっていったんですね。
ちなみに日露戦争のあとロシアの軍艦を引き上げたら日英同盟を結んでいたにもかかわらず、同じイギリス製の測距儀が搭載されていたそうです。外交と商売は別物というか、諸外国は日本が勝つとは思ってなかったんでしょう。
また、このときの測距儀の基線長(2つの対物レンズ間の距離)は1.5mで、大和のそれは15mと10倍もあり、やはりというか日本光学製です。
と、ここまで書いたんですが、大河ドラマにまず「測距儀」など写らないですよね(笑)。

初冬の庭

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