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December 22, 2010

オネゲル 「火刑台上のジャンヌ・ダルク」

Honegger_jeanneセルジュ・ボードの指揮、チェコ・フィルハーモニー合唱団/管弦楽団、キューン児童合唱団その他による演奏。1974年10月の録音。正確には劇的オラトリオなので、デンオンのジャケットのタイトルは「オネゲル/クローデル」と台本作者クローデルの名前が入っています。「声」を聞き、オルレアンを開放した英雄時代のジャンヌではなく、その後宗教裁判にかけられ火刑に処せられる場面が緊迫感ある語りと音楽とで描かれていて聴き応えがあります。オンド・マルトゥノの異様な音色がこの常軌を逸した場面の音楽にとても効果的。最後の「炎の中のジャンヌ・ダルク」ではそれまでの疑問、諦め、恐怖、などのジャンヌの感情が「神への愛」へと昇華され、クライマックスを閉じますが、ジャンヌ役のネリーボルジョーの、まだ少女の面影を残したフランス語のつぶやきや叫びがとても印象的。オネゲルが得意なボードの引き締まった演奏とデンオンの優れたCD化によるクリアで立体的な音もすばらしい。

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