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December 07, 2010

シューベルト 交響曲第4番ハ短調 D417「悲劇的」

Schubert4ヘルベルト・ブロムシュテットの指揮、シュターツカペレ・ドレスデンの演奏。1980年3月の録音。1楽章の開始は確かに重々しいけれど曲の進行に伴って歌謡的になるのがいかにも歌人シューベルトです。穏やかな歌で始まる2楽章の優美なアンダンテ、リズミカルな3楽章のメヌエットを経て終楽章は快活なアレグロで堂々と終了するので「悲劇的」という副題はチト大げさだと思う。シューベルトの交響曲の中では演奏される機会が多いこの曲を真面目なブロムシュテットが美しい音色のオケをしっかりドライブして魅力的な仕上げを施しています。特に木管の柔らかい響きは絶品note

元N饗のヴァイオリン奏者だった鶴我さんの本によれば、ブロムシュテットはすごく真面目で練習時に説明する時間もたいへん長くて、あるときは40分もしゃべったとか。サンフランシスコ饗では、楽員が「マエストロ、あした楽器は要りますか?」と訊ねたそうです(笑)。真面目な(ユーモアを解さない)彼は「イエース、オフコース」と答えたに違いない、と彼女は断言しています。
ちなみに彼女が決めた9項目の課題をクリアできたすばらしい指揮者ベスト3は、サヴァリッシュ、スベトラーノフ、ブーレーズだとか。音楽的能力(練習が上手で早く終わることも含む)はもちろん、楽員にも聴衆にも人気があることが必要なんですね。以上、鶴我裕子さんの本「ヴァイオリニストは肩が凝る」から引用しました。

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