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January 13, 2009

ヒラリー・ハーンを聴いた

Hilary12日はヒラリー・ハーンのリサイタルを聴くために西宮の兵庫芸術文化センターに行きました。車なので早い目に出たつもりでも近くに最近出来たショッピングセンターへ行く車のためなかなか駐車場にたどり着けずちょっとイラつきました。でも無事開演前30分に到着してホッと一息。プログラムはイザイ、アイヴィス、バルトークなど実に渋い選曲で私の知っていたのはブラームスのハンガリー舞曲だけ(笑)。最初はイザイの無伴奏なので舞台に出てきたのは彼女1人。最初腰をかがめてちょっと不思議な姿勢で軽くチューニングしてから弾き出した重音の迫力がすごかった。もう数秒間でホールを征服してしまった感じです。この日の選曲自体にメロディックなものが少なかったせいもあるけれど音色の美しさよりヴァイオリン1本の力を見せ付ける気がしました。そして目の前で見る彼女はジャケットや印刷物よりはるかに美人です。写真などで見る無表情で宇宙人のようなメイクではなく小顔で笑顔がチャ-ミングでモデルさんになれるのではと思うほどです。ちなみに身長163cm、菜食主義者でタバコ、アルコール、コーヒーなど飲まないそうです。ドレスは灰色がかった黒と紫をミックスした様な色合いで一見地味ですが色の白い彼女に良く似合います。よく見るとあご当ての布も同じ色合いでもっとよく見るとそれらは彼女の髪の毛の色に合わせていることが分かりました。ハハ、私前から7番目でちょうど顔が正面に見えるようなチケットをセレクトしてたんですよ(笑)。ところが次のアイヴィスのソナタでは大柄なピアニストさんが渾身の力で弾きまくるので音量バランスが悪くヴァイオリンが余り聴こえません(涙)。せっかくのベーゼンドルファーが泣くよ。ホント。でもブラームスやバルトークではぜんぜん問題なかったのでこれはヴァイオリンを邪魔するように書いてしまったアイヴィス先生の責任かもしれない。とにかくすばらしいコンサートでしたがアンコールのパガニーニのカンタービレで聴く美しいメロディが飛び切りでした。何回もカーテンコールを要求するお客さんの拍手もただアンコール曲欲しさじゃないことがよく分かります。そしてここまで来てもうほとんど彼女のファンになってしまいました。演奏内容もさることながらドレスや弾き姿が実に毅然として媚が無いのがいいです。本当にすごいヴァイオリニストを聴くことができて最高に幸せな1日でした。
PS:家に帰って練習用に(笑)買っていたクレーメルの弾くイザイを聴いてみたら実に薄味でハーンのような凄みは皆無でした。これだけ聴いていたら十分だったんですが今となっては物足らない。

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Comments

Crestさん
私はシベリウスとシェーンベルグのCDを聴いたのですがシェーンベルグがよかったです。バッハかショスタコヴィチの協奏曲の購入を考えています。
彼女とても舞台栄えがしますよ。凛とした姿がとてもチャーミングですね。

Posted by: よし | January 16, 2009 at 06:31 PM

ご無沙汰しています。
ハーンは私も最近からですが、ひどく魅力を感じています。バッハとエルガーの協奏曲を
聴いて。
宇宙人のような・・・ハハ、写真はそうですね。しかし美人でしたか(笑)。
イザイの曲は「ト長調Op.27 No.5」が
サンサーンスの協奏曲の盤に入っていますが
多分聴いていないようです。
本年もよろしくお願いします。

Posted by: 丘 改め crest | January 15, 2009 at 08:15 PM

バラードさん
確かに彼女はいわゆるアメリカ人というイメージではないですね。ちょうど日本人くらいの体型なんですが無伴奏でホールを圧倒する音楽を聴いた感動は忘れないです。クレーメルはもっと押さえた演奏ですね。彼女もレコーディングの時はどうなんでしょうか。
モーツァルトは楽しみですね。結構軽やかに弾くような気がします。

Posted by: よし | January 14, 2009 at 06:17 PM

ヒラリー・ハーンは私も大好きです。
最初「アメリカ人の若手女流ヴァイオリニスト」と聞いて、テクニックを前面に押し出してバリバリ弾く人かと勝手に思い込んでいたら、実は美音で丁寧な演奏で感動しました。

クレーメル以上のイザイですか!
いつか是非聞いてみたいです。
ブダペストでは5月にモーツァルトのコンチェルト(5番)を弾く予定で、今からとても楽しみです。

Posted by: バラード | January 14, 2009 at 06:05 PM

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