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August 31, 2008

世に棲む日日

Shiba1司馬遼太郎の面白そうな本をアマゾンで見つけて早く手に入れようと土曜日に近くの本屋に行ったんです。しかしお目当ての本がありません。仕方ないのでたくさんある司馬さんの本を手にとって買ったのが「世に棲む日日」。吉田松陰の生涯ですね。奥さんが萩(の近くの山の中)出身なので子供の小さい時は毎年萩に里帰りして、松下村塾も東光寺もいやというほど見たんですが司馬さんならきっと面白いお話しになっているだろうと思ったのが当たりでした。これは、と思うページに付箋をつけていたら1/3も読まないうちにものすごい数の付箋が付きました(笑)。それは主人公や周りの人の言動にも感銘を受けるのですが司馬さんならではの思い入れにも深い共感を得たからです。物語の主人公は吉田松蔭なんですが、彼を今そこに居るかのように生命を吹き込んだ活き活きとした文章力にはただ感服するのみです。音楽に例えるなら彼の短い生涯を1つの主題とした変奏曲いや全部で4巻あるので大交響曲に書き上げたと言ってよいでしょう。それなら「竜馬が行く」は8楽章、「坂の上の雲」はもっと多くてまあワーグナーの楽劇に相当するかもしれません。あ、私はまだ1巻の半分ほど読んだだけです(笑)。ちなみに山口出身の知人は多いのですが司馬さんも書かれているように人なつこく穏健でお話がとても上手です。ちなみに女性はどちらかというと無口ですね。奥さんが実家に電話しても用事が済んだらぱっと切ります。3分以上しゃべったのを聞いたこと無いですよ(笑)。さて、勉学のため江戸へ来て節約をしていた時の松蔭の言葉でもっとも感銘を受けたものを。「武士というものは殿様より知行をもらい百姓どもに養われているものである」(原文のまま)。つまり(みんなの税金で)養われているのであるから公(藩、国)に奉仕しなければならない。だから奉仕するため自分が規律する消極的な徳目は節約である、ということです。このことばを日本のすべての官公庁に張り出すべきですね。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

Comments

よんちゃんさん
本当にそうですね「司馬氏の・・・」なんですね。
司馬さんの作品の主人公は誰もが活き活きとして魅力的です。これは司馬さんのお人柄の反映だと思います。その昔週刊朝日の「街道を行く」をづーっと読んでいましたが、まとめて読みたくなりました。

Posted by: よし | September 03, 2008 at 06:20 PM

こんにちは。
僕はブログ名に「司馬」を使っているほど司馬遼太郎が好きです。
でも偉そうに言うほど読んでいる著作は多くないのですが(冷汗)
「世に棲む日日」は何年か前に読みました。吉田松陰の生きざまに感銘を受けたことを覚えています。

Posted by: よんちゃん | September 03, 2008 at 09:07 AM

mozart1889さん
最初「坂の上の雲」を買いに行ったら全然無くてこれを選んだんですが司馬さんの場合は何を読んでも外れ無しですね。音楽と読書とこれからの季節の楽しみが増えました。

Posted by: よし | September 01, 2008 at 06:07 PM

司馬作品、好きです。『世に棲む日々』や『花神』、感動しました。
今、『坂の上の雲』を読み返しています。NHKドラマの撮影が、先日松山城で始まったと愛媛のローカルニュースで見ましたので・・・・・。ドラマの前に読み返しておこうと・・・・・・。

Posted by: mozart1889 | August 31, 2008 at 09:35 PM

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