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November 2007

November 30, 2007

R. シュトラウス ホルン協奏曲 1番

Ph06005_r_strauss_horn1NML(PH06005)から。ヴァントの指揮、ケルン放送交響楽団、ホルンはヘルマン・バウマン。出だしから何とも豪快なホルンの音に圧倒されます。バウマンがバルブ無しのナチュラルホルンでモーツアルトの全協奏曲を吹いたLPを持っていますが少々苦しいにしてもなんというテクニックだと感心していました。だから普通の(?)ホルンならもう無敵ですよね。ブレインのように細かいテクニックというよりやはりバリバリ吹きまくるという感じの豪快さが魅力的です。このアルバムは「ヴァント・エディション」というシリーズの中の1枚で、メインはモーツアルトのピアノ協奏曲20番ですがこちらもフィルクスニー(懐かしい名前)の独奏でヴァントのサポートも見事な実にステキな演奏になっています。これも当ブログの推薦盤です。

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November 29, 2007

ショパン エチュード Op.25 から「木枯し」

8111052_chopin_etudesNML(8.111052)から。コルトーのピアノ。1934年の録音で針音がするのでSPからの復刻録音でしょう。なぜコルトーかというとですね、昨夜NHKのBSで仲道郁代さんが案内人となって「ショパンを訪ねる」みたいな番組があったのです。ハイビジョンの映像も美しいし、仲道さんも・・・・・なのでつい見とれていたら彼女が実際にプレイエルのピアノを弾くことになって、うわさで聴いていたそのまろやかな音色に聴きほれたのです。ショパンがそうであったようにせいぜい200人程度の小ホールまでで弾くピアノだそうですが、さすがの仲道さんもちょっと遠慮しながら弾いていましたね。古いピアノのようで幅が少し狭いようだし、ペダルも2つしかなかったように思いました。さて、コルトーですが、1930年代までプレイエルで録音していたという情報があったのでナクソスミュージックで探したのです。「木枯し」を選んだのはあのホロヴィッツが「革命」より難しいと言ったとか言わなかったとかの情報によるものです(笑)。「木枯し」以外の曲も聴いたのですが、コルトーの演奏ってテクニックがすごいとは思いませんがはったりが無く素直でいいですね。、そうそうテレビ番組では最後に仲道さんがショパンのお墓参りをするのですがこの映像も本当に美しいものでした。もう1つ、お嬢さんだと思うのですがいつもピアノのそばで「ホニョ」とした顔で立っている姿がとっても可愛かった。

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November 28, 2007

ブラームス ハンガリー舞曲集

Hcd12571_hungarian_dancesNML(HCD12571から。イヴァン・フィッシャーの指揮、ブダペスト祝祭管弦楽団の演奏。ブラームスの編曲以外にF.Hidas、M.Schmeling、R.Schollum、そしてフィッシャー自身が加わった編曲もあるので、曲によってヴァイオリンやツィンバロンが参加します。最初に1番を聴いて「おお!」と感動。ブラームスの編曲ですがこの分厚い響きはいいなあ。2番からは10番以外は先ほど挙げた人達による編曲なのでツィンバロンが入り、ローカル色が出てステキです。実際にツィンバロンを聴かれた人に感想を聞いてみたいものですね(ほぼ名指しかな?)。どれを聴いても楽しいけれどローカルムード一杯で日本の演歌みたいな4番、ツィンバロンの短いカデンツァもある7番なんかいいですねぇ。また最後の方の19番から21番まではドヴォルザークの編曲にフィッシャーが手を入れたようですがもちろん充実した編曲で文句の無い仕上がりです。このアルバム本誌の推薦盤です(笑)。

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November 27, 2007

ホルスト 組曲「惑星」から

8111048_holst_planetsNML(8.111048)から。ホルスト本人の指揮、ロンドン交響楽団の演奏。1926年の録音で針音がするのでSPからの採録だと思いますが中音域重視で(笑)それほど聴き辛くありません。例によって時間の関係で聴いたのは「火星」と「天王星」だけです。「火星」は予想通り速いテンポでテキパキ進めており、録音のせいもありますがあっさりとした印象です。「天王星」は好きな曲ですが指揮のせいかオケもちょっと危なっかしい感じもするし金管などがちょっと弱いかな。やはり作曲者の指揮なので楽譜に忠実でその文面白みに欠けるし、音がいまいちなので学術的目的といったところでしょうか。ストコフスキーが初めてだったように思いますがカラヤン以降の人は見事にこの曲を料理したことがよく分かりました。

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November 26, 2007

R=コルサコフ 歌劇「クリスマス・イヴ」の音楽

8553789_rkorsakovNML(8.553789)から。イーゴリ・ゴロスチンの指揮、モスクワ交響楽団の演奏。「クリスマス・イブ」なんてすてきな名前の歌劇の序曲といろいろな場面からの8つの音楽から成る組曲で、「導入の音楽(序曲)」、「ゲームと星達の踊り」、「流れ星」、「輪舞」、「チャルダッシュと雨のように降る星達」、「ポロネーズ」・・・・など曲の雰囲気も「くるみ割り人形」によく似ています。調べてみたらチャイコフスキーの歌劇「チェレヴィチキ」と同じ題材でした。それこそクリスマス・イブにふさわしい音楽でNAXOS独特のあっさり味のジャケットもほっこりしていて好いですね。最近は毎週のように引越しまがいのバタバタなので疲れが取れずこういう音楽を聴くと心が癒されます。

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November 25, 2007

マーラー 交響曲2番

Mahaler2バーンスタインの指揮、ニューヨークフィルの演奏。1965年に発売されたLPですが冒頭のコントラバスのすさまじい地響きを聴いて一瞬にしてマーラーワールドに魅了されること請け合いです。最初聴いた時は度肝を抜かれました。そしてこの頃のバーンスタインはマーラーが本当に合っていましたね。少なくとも当時のベートーベンの比ではないです。と言っても最近聴き直していてベートーベンも結構良いなと感じているのですが。ニューヨークフィルもマーラーが体質に合うのか木管の音色なんかもひなびていてアメリカのオケじゃないみたいですよ。でも4楽章の「原光」を過ぎて5楽章のクライマックスではパワー炸裂で、さすがです。聴き終わってからやはりマーラーはスマートなラトルも良いけれどバーンスタインの入れ込みも捨てがたいなと思った次第です。さて、写真はモニターの前に置いたLPジャケットですが、背後両サイドは最近置いた小さなコンポです。パソコンのスピーカー代わりなんですが一応コンポなんで8センチの小さなスピーカーながらナクソスミュージックやCDなんか結構良い音で鳴るんですよ。ニアフィールドとでも言うのでしょうか。小さな音で十分だしその分定位もよくて結構気に入っています。

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November 22, 2007

スッペ「軽騎兵」序曲

980003_karajan_popNML(9.80003)から。ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮、フィルハーモニア管の演奏。ステレオになってからポップ・コンサートと銘打たれた同様の曲を収めたアルバムを買って愛聴していたけれどこれは1953,1955年のモノラル録音。でも録音は鮮明で今聴いてもとても楽しい。特にこの曲はスケーターズ・ワルツと並んでカラヤンの十八番ですね。冴え渡った金管の吹奏もいいけれど中間部のしっとりとした歌わせ方はいかにもカラヤンです。オケがフィルハーモニアというのもあるんでしょうが他のシュトラウスなどのポルカなどでは軽快・溌剌そのもので後年の重苦しくなった彼の演奏が想像出来ません。「ラデッキー行進曲」やシャブリエの「スペイン」など模範演奏ですよ。カラヤンの生誕100歳を記念した87枚とかのセットアルバムが出るそうですがこういった古い録音でこれだけ楽しめるのでちょっと迷い始めたところです(笑)。

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November 21, 2007

ルーセル セレナード OP.30

Acd22356_french_chemberNML(ACD22356)から。モントリオール・チェンバー・プレイヤーズの演奏。3楽章からなる15分程度の佳品です。各曲はアレグロ、アンダンテ、プレストと大変分かりやすくそして何より小粋な曲を小粋に聴かせるメンバーの腕前に聴き惚れてしまいました。これはいつも素晴らしい曲をご案内してくださるSchweizer_Music先生のご紹介によるもので、まだその他の曲も全部聴いていないけれどとにかくこれはいいアルバムです。その上今のところ15分の無料体験で入っても全曲聴けるそうですよ。興味のある方はぜひどうぞ。今週前半はたいへん忙しかったのと体調ももう1つでしたがこういう曲を聴くと心がすっきりしますね。そして車の中ではずっとおくらになっていた大曲を聴いていますがこちらはまた別の機会にUPします。しかし寒くなり家でも会社でも暖房を入れるようになりました。そういえば年の瀬も近いですが何度も書いているようにほとんど引越しに近いような片付けのおかげで12月はゆっくり出来そうです。

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November 18, 2007

最後の山だ

Cera来週はリフォーム第3弾なので今日はその前準備でした。奥の和室の畳替えだけなんですが何しろ私のパソコンとその周辺機器そしてミニコンポまでがゴロゴロあってこれの片付けに時間が掛かりました。今週は少し風邪気味なのと腰が痛いのでこれだけの作業でも結構つらかったデス。でもあれこれ取っ払った後を見るとすっきりしてまずまずです。何せ一時は6人も住んだマンションですから荷物が多いのは仕方ないのですがそれにしても手入れをしなかったなぁ。息子達にお金がいるのは仕方ないけれど余った分は私の趣味に消えていったのですよ。ハイ、超反省しております。ということで音楽のお話は少しだけ。またカセットですが1984年ザルツブルグ音楽祭でのカラヤンとウィーンフィルの「悲愴」を聴いていました。やはりカラヤンのチャイコフスキーは見事ですね。これほど各楽章の性格を的確に描けるのは彼だけじゃないでしょうか。ということで私のカセットシリーズは今日でお終いです。さて、今度の3連休が最後の山ですよ。12月はゆっくりします。写真が無いと寂しいのでブログを始めた時にプロフィールとしていた愛犬セラです。当時はグレていたんです(笑)。でも亡くなって3年。まだ食卓の横に写真を飾っています。

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November 17, 2007

マーラー 交響曲6番 ラトル BPO カセット版

Hanaサイモン・ラトルの指揮、ベルリンフィルのライブをFMからカセットに録音したものですが残響の多いホールトーンが美しくなかなかの好録音でした。録音した時以外はほとんど聴いていなかったのでもう始めて聴いたと言ってもいいのですが、私はこれを聴いて初めてラトルのすごさを認識しました。まずは明るく美しく一言でいえば全然悲劇的でない6番です。美しいと言ったのはベルリンフィルの音色のことで、時々やりすぎてうるさく聴こえる時もあるベルリンフィルが、ここでも求される音を完璧に出し切りますがその音が本当に美しいのです。またラトルも2楽章では彼がこんなに叙情的なのかと思うほどですが4楽章では構えが実に大きくて、マーラーの譜面からオケの能力を目一杯に引き出してこの長い曲の最後にふさわしい悠然とした歩みでクライマックスを築き上げるラトルは本当に見事です。最後の音が鳴り終わって約2秒ほどの静寂の後拍手が起こり始め多分ラトルが客席を向いた時に聴衆の興奮が最高潮になりますがこれは芥川さんのおっしゃる通りでしてやはりベルリンの聴衆は素晴らしいです。ラトルの健康的なマーラーはある意味マーラーらしくないとも言えますが私は彼の解釈を大いに支持しますね。これを聴いてすぐにHMVでラトルのマーラー全集を見たのですがこの曲のオケはバーミンガム市饗でした。多分このベルリンでの演奏会の後で録音したと思いますがもう少し考えます(笑)。マーラーの全集はインバルのを持っていますがあまり聴かないのでもう1つ欲しいのですが最有力候補はテレビで聴いてとてもよかったベルティーニ、その次はオケの魅力でマゼールかな。でもバーンスタインが始めてニューヨークと組んだ全集がもっと安くなれば・・・ですね。写真は全然関係ないですがカセットの写真では面白くないので彩りです(笑)。

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November 16, 2007

伊福部昭 日本狂詩曲

8555071_ihukubeNML(8.555071) 日本管弦楽名曲集から。沼尻竜典指揮、東京都交響楽団の演奏。日本人作曲家が続きますが、芥川さんが師でもある伊福部さんをとても慕っていたというエピソードから飛んできたものです。伊福部さんは昨年亡くなられてその折に結構brog記事が出たように思いますがやっぱり映画関連の曲が多かったように記憶しています。日本狂詩曲は戦前にフランスで行われた作曲コンクールで1位になったのですが、作品の提出時に北海道の無名の作曲家に対する日本の音楽関係者の冷たい扱いの話を読んで、根がひねくれ者の私は「こりゃぜひ聴こう」と思ったのですよ(笑)。ラヴェルに私淑していたそうですが特に2曲目の「祭」での土俗的なリズムが執拗に続いて独特の迫力を生むところなんか似ているなあと思います。芥川さんのような洗練さは少なくて民族的な迫力が魅力的です。

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November 15, 2007

芥川也寸志著 「音楽の基礎」を読む

Book今さらながら音楽の基礎も知らずにあーだこーだ言うのが恥ずかしくなったのでAmazonで評判のよかった岩波新書のこの本を買ったのですが結論から言いますとこんなに面白くてためになるとは思いませんでした。まず語り口が易しくて文章が読みやすいのです。特に最初の「音」や「音響」などについて書かれていることは、なるほどと思うことばかりです。例えば「静寂」の重要さについて、音楽は「静寂」で終わると書かれています。つまり最後の音が鳴り終わった直後の静寂までが音楽行為であり、終わりきる前の「ブラボー」や拍手について一部の聴衆のマナーを問題視されていますが、こういう風に専門家に理論的に書いていただいてやっと胸のつかえがおりましたよ(笑)。音についての解説もフォン、デシベルなどを用いてきっちりと説明されています。もっとも最近のSI単位ではフォンは使われずデシベルに統一されていますが何せ30年前に書かれた本ですからね。こういった音響学に近いところから始まり、楽器、記譜、演奏法、その他、私でも少しは分かりそうな要領で書かれています。ベートーベンの7番でのヴァイオリンのしんどい部分や先日UPしたペンデレツキの「広島の・・・」の変わった譜面の1部などもありとても参考になります。そして、分かる分からないと言う前に音楽を聴く興味が倍増したというのが一番の収穫ですね。そして冗長さが無く格調高い文章はさすが、と思います。まだ半分しか読んでいないのですがこれほど惹きつけられた本は久しぶりです。ということで昨日は芥川氏に大いなる敬意を表して選曲させていただきました。

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November 14, 2007

芥川也寸志 エローラ交響曲

8555975_akutagawa1NML(8.555975)から。湯浅卓雄指揮、ニュージーランド交響楽団の演奏。日本人作曲家が続きますが芥川さんを取り上げたのは別の理由があり、それについてはまた別の機会に。最初は、名前だけ知っている「交響三章」を取り上げようと思ったのですが聴いてみたらインドでインスピレーションを受けたというエローラの方がずっと面白かったので急遽こちらにしました。1分くらいの小曲17で構成されている変わった曲ですがオーケストラの鳴らし方が素晴らしいしオケ自体もとても上手です。それこそ活気にあふれたオリエンタルムード一杯でこれはホントに面白い。そういえば芥川さんは、自分の性格は本当は内向的で暗いので出来るだけ明るい曲を作るのだと言うような話がありました。その昔黒柳徹子さんと一緒に音楽番組の司会までされていてホントに格好よかったです。黒柳さんと仲の良かったワイセンベルグが出演した時の楽しい曲芸弾きのお話は今でもwebに載っていてそれを見られなかったのが残念です。

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November 13, 2007

武満徹 鳥は星形の庭に降りる

8557760_takemitsu1NML(8.557760)から。マリン・オールソップの指揮、ボーンマス交響楽団の演奏。武満氏の作品を取り上げるのは初めてのはずで、というか聴くこともほとんど無かったのですがナクソス・ミュージックを聴くようになってからは気軽に聴けるようになりました。そして氏の曲の中でも(大して聴いていませんが)人気曲だけあってとりわけ美しいと思います。「ふわ~~」としたとらえどころの無い中にピシッと張り詰めた空気を感じる快よさは素敵です。実は最初同じくNMLで岩城さんの演奏を聴いたのですが、オルソップの方が美しさに勝るような気がしてこちらを取り上げました。岩城さんの方はもう少しダイナミックスの幅が大きいです。武満氏は亡くなる前年に京都のホールでウィーンフィルとレヴァインのゲネプロの舞台まで上がられた時のことを昨日のように覚えています。超メタボ体躯のレヴァインの前で対照的に痩せて小さくなっておられた氏の痛々しいお姿は忘れられないです。

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November 12, 2007

面白いカセットが出てきた

Hana6カセットを整理しながら聴いていたらベルゲン国際音楽祭でのスィングル・シンガーズのコンサートライブが出てきました。このテープが多分20年前くらいですが、それでも「まだやっていたのか」と思うのが正直な気持ちです。スキャットだけでバッハやモーツアルトのクラシックを楽しませてくれ一世を風靡した団体です。ウォード・スィングルが率いたメンバーは10年ほどで解散し、その後2つに分かれたそうですが、改めて聴いてみたら例の「小フーガ」もありましたがスキャットだけでなく普通に歌詞もあったりポピュラー畑も入っていてかなりエンターティメント性が高くなっています。その中でも一番面白かったのが「1812年序曲」。歌の合間に解説もするリーダーが「キャノン砲や教会の鐘も・・・」なんて言うのでホンマかいなと思っていたらクライマックスではお約束どおりシンバルや大砲、教会の鐘が鳴り響きましたよ。ソプラノ、アルト、テナー、バスがそれぞれ第1、第2と合計8名の団体ですがマイクなんかを上手に使っているみたいです。まあこんな物まねも時々ありますがこの曲でやられると「まいった」という感じです。何せ北欧では権威あるベルゲン音楽祭で、このあとにはエディット・マティスも出ていたそうでですから。しかしフランスでは絶対にやらないでしょうね(笑)。その昔こういったお遊びの最高峰(?)ともいえるP・D・Qバッハやホフヌング音楽祭のレコードを友人が持ってきて聴いていたらモーツアルトの41番「ジュピター」がいつの間にか「錨を上げて」になるので二人で転げ回って笑ったことを思い出しました。クラシックにも時々お笑いがあってもいいでしょうね。さて、今日の写真は秋というよりもうクリスマスが近いかなと思う花です。

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November 11, 2007

アバドのベートーベン ライブ2

アバドの日本ライブ公演の記事の続きです。ベートーベンの9番まですべてカセットからバックアップした時に聴き直したのですが、先週すばらしいと書いた3番のあとで印象に残ったのは1番と8番ですね。こういう古典美あふれる曲では真正面に対峙するというアバドの先天的に素直な音楽性を感じます。ただ彼は結構血が騒ぐ方だと思うのですがそこはウィーンフィルががっちりとある線を越えさせないです。その取り合わせがブラームスでもそうでしたが、ベートーベンでも顕著に現れるので結局ダイナミックで美しく格調高い仕上がりになるわけです。もちろん他の曲も概ねそうなのですが、ただ5番に限っては私の好みなんでしょうが4楽章のホルンが気に入りません。ブログで歌うわけにも行かないのですが(笑)「たーらたーらららーー」の部分、ここをしまりなく吹奏させるのでそれまでの緊張感がぷつりと切れるんですよ。その昔このコンビの5番、7番の入ったCDを買ったらやっぱりそうなんです。だからそれ以上アバドのベートーベンを買わなかったというより本当はお財布の許可が出なかった。ということでアバドシリーズはお終い。というのは整理進行中のカセットの中からラトルとBPOのマーラーが出てきたので来週はこちらのお話です。何となく(勝手に)忙しいです(笑)。

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November 10, 2007

お散歩カメラ

久しぶりに朝の散歩をしました。お供はこれも久しぶりのリコーのCaplio R1です。3台目のデジカメで400万画素だけどコンパクトなブラックボディでずしりとした持ち応えはなかなかいい感じで最初買った時はうれしかったです。手ぶれ補正のあるパナソニックを手に入れてからはほとんど出番が無かったので散歩の時にお付き合いしようということです。私は物持ちがいいというかカメラには特別の愛着があるので8年ほど昔に買ったオリンパスの80万画素カメラもまだ持っています。単焦点で写りは良いのでブログに載せるくらいなら全然問題ないですね。右はCanonのAPSフィルムカメラで、これも小さくて旅行に愛用していましたが最近でもデジカメの使えない奥さんが東京にもって行きました。
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November 09, 2007

ペンデレツキ 広島の犠牲者に捧げる哀歌

8554491penderechi_hiroshimaNML(8.554491)から。ヴィトの指揮、ポーランド国立放送交響楽団の演奏。10分足らずの曲ですが、まずはペンデレツキの作品の中で、特に日本ではもっとも有名な曲でしょうね。最初から神経を逆なでするような金属的な音が続きますが発表直後のレコ芸での新曲評論では「空襲の時を思い出す」と云うような感想がありました。というかこういう明白な表題をつけると多くの人は特定の印象を刷り込まれる思うのです。音楽そのものは誤解を招くといけないのですがかなり楽しめるので、ただの「哀歌」でも良かったと思います。このアルバムには交響曲3番も収められていますがルトスワフスキのような静けさの代わりにオケが大活躍(大暴れかな?)するので違った意味での緊張感もあり聴き応えがあります。実は今回は1週間続けたルトスワフスキがツィメルマンのために書いたピアノ協奏曲を聴きだしたのですが途中で飽きたのでペンデレツキに乗り換えたというわけです。ごめんなさい(笑)。

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November 08, 2007

ルトスワフスキ 13独奏弦楽器のための前奏曲とフーガ

8555270lutoslawski_13_instrumentsNML(8.555270)から。ヴィトとポーランド国立放送交響楽団による管弦楽曲集- 7に収められているものです。ルトスワフスキの作品には番号がないので初期なのか後期なのかよく分かりませんが第7集なのでたぶん後期だと思います。13楽器ですから(この人の特徴(だと思う)透明感が際立っています。そのうえ弦楽器のテクスチュァとでもいうのでしょうか滑らかな質感がすばらしくてこれはこのオーケストラの賜物なんでしょうか。ルトスワフスキの楽譜は製図のように美しいそうですが確かに出てくる音も荒れた部分がありませんしヴィトとこのオケによる貢献も大きいと思います。さて、前回の交響曲3番の記事で聴衆ががっかりしたと書きましたがwikiをよく読むと一部の批評家が批判的だったが聴衆は大喝采したそうです。そういえばシカゴには怖い評論家が居て、マルティノンを追い出したという話を聞いたことがありましたね。

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November 07, 2007

ルトスワフスキ 交響曲第3番

8553423lutoslawfski_sym3NML(8.553423)から。これは管弦楽曲集3の中に収められているものです。前回と同じヴィトの指揮、ポーランド放送交響楽団の演奏。ショルティ、シカゴ交響楽団の委嘱で作曲されたもので1楽章だけで構成されています。Wikiにも解説があるようにそれほど前衛的でもなくアメリカの聴衆はがっかりしたそうですが私にはこの程度の方がとっつきやすくてありがたい(笑)。「管弦楽のための協奏曲」もそうですが前衛的でないという以上にクライマックス以外にはめったに現れない全総でも混濁せず透明感のあるオケの響きがとてもいいですね。旧ソ連の影響を大いに受けたポーランドというお国柄なのか、捕虜になった戦争経験のためか、曲中常に緊張感が途絶えることがないので単一楽章30分に亘って聴き続けるのは結構しんどいです(笑)。でもルトスワフスキいいです。ヴィトとオケの演奏はいつもながら美しくこちらはもう私は大ファンですね。

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November 06, 2007

ルトスワフスキ 管弦楽のための協奏曲

8553779lutoslawski_concerto_for_orcNML(8.553779)から。アントニ・ヴィトの指揮、ポーランド国立放送交響楽団の演奏。昨日に続いて今度は有名な「 管弦楽のための協奏曲」を聴いてみたんですが正直今まで聴かなかったことを後悔しました。初めての曲に限らないのですが最初から数分間のイメージで曲なり演奏に対する私の評価ほぼ決まります。今回は最初の導入部からこの曲の緊張感とオケのさえた金管や透明な弦楽器など腕にも圧倒されました。バルトークなどに比べるとはるかに明るく開放的な曲ですがいつものように無駄のないヴィトの指揮の下で指揮者もオケも同国人だという共感以上の演奏を繰り広げています。実は時々聴いているペンデレッキをいずれまとめて聴こうと思ったのですが急遽ルトスワフスキに変更です(笑)。この曲は管弦楽曲集の第5巻ですがこれが8巻まであるので本当に楽しみです。いつも書くことですがこういうシリーズを用意しているNAXOSには感謝ですね。

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November 05, 2007

ルトスワスキ 舞踊前奏曲

Chan8618lutoslawskiNML(CHAN8618)から。マティアス・バーメルトの指揮、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、クラリネットソロはジャネット・ヒルトン。コープランドを聴こうとしたらこちらの方が面白かったです。ルトスワフスキを聴くのは初めてですが小編成のオケの繊細な音色とちょっと土俗的な雰囲気があってこういうの好きですね。短い5つの曲で構成されていてクラリネットが主人公ですがバックのオケやピアノなんかの絡みがとても楽しいです。ルトスワフスキは食わず嫌いでしたがもう少し聴こうという気になりました。ヒルトンという奏者もCHANDOSにウェーバーの協奏曲など結構スタンダードな曲を入れています。

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November 04, 2007

あと一歩

Heya23台目のCDラックも設置して、というほどでもなかったけれど、リビングのソファーを1台運んできて何とか部屋が完成です。ただ中央のガラステーブルにカセットとか最後の片付け物があります。この1ヶ月毎週ドタバタして本当に疲れました。でも次男の部屋もきれいになったし何か強制的大掃除みたいでそれはそれで良かったです。あと奥の和室の畳を入れ替えたら年内の予定は終了です。狭い部屋を広く見せようとこの写真は28mmの広角のあるリコーのカプリオで写しました。パナが来る前の愛器でしたが手ブレ補正が無いのでこの写真1/3秒はちゃんとブレています。当たり前か(笑)。話が飛びますが、毎日のようにみんなが楽しみにしている方のブログに自分よがりの怖いコメントをつける人がいるんですね。で、自分のURLは絶対書かないんですよ。私も時々サボって書きませんが(笑)。まあ、大勢のファンがいるから安心してくださいね、ってここでコメントしておきます。

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November 03, 2007

アバドのベートーベン ライブ1

相変わらず休みの日はせっせとカセットのバックアップに励んでいます。今回はアバドとウィーンフィルが1987年に来日してベートーベンの交響曲連続演奏会を行った録音からのお話その1です。当時私は真面目だったのでちゃんと全曲カセット録音が残っていたんです。で、まず最高に素晴らしかった3番から。3番自体大好きでLP時代も一杯集めたしこの演奏を聴いて指揮者の好き嫌いを決めるほどです。ウィーンフィルは例によって冒頭の2つの和音を少し外しますが以後はアバドの落ち着いたテンポにうまくのって実に優雅というか高貴な演奏を繰り広げます。こういうのを聴くとアバドって育ちが良いんだなと思います。こせこせしないし見栄を張ろうなんて気持ちが全然無いですね。おおらかで雄大で恰幅のいい演奏が最後まで続き、これこそが現代のベートーベンの最高の演奏ではないかと思います。ではアバドのベートーベン全集を買えば良いのか、というとそうでもないのが悩ましいんですねぇ(笑)。明日はその辺の理由を含めてその2をアップする予定です。さて、今日は次男の部屋のリフォームで奥さんも外出していたので何か落ち着かないし寂しいしで写真はありません。全然関係無いか(笑)。しかし畳の部屋をフローリングにする場合には強烈な騒音が出るんですね。お隣や特にお2階にも連絡はしておいたのですが申し訳ない。

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November 02, 2007

ブラームス 交響曲1番

Recordingカセットシリーズの3弾目。カラヤンとベルリンフィルが1988年5月に東京で行った公演の録音。彼が亡くなる前年ですがまことにすばらしい名演です。別の日のモーツアルトの公演録音もありますがこちらはかなり老化現象が目立ったのにこのブラームスは最初から最後まですばらしい気迫で前年に録音されたCDをはるかに上回っています。ライブというのはつぼにはまると怖いくらいの演奏になりますがまさにその通りです。モーツアルトで裏目に出てしまったカラヤンの変な流麗癖が全然無く、最初から最後まで真剣勝負の演奏で、この演奏会を聴かれた人は本当に幸運です。またベルリンフィルが素晴らしいアンサンブルでカラヤンをサポートしきったことは言うまでもありません。当時からあまり品の良くない「ワオー!、ギャー」というブラボーもまあ良いでしょう。写真は当該のカセットとパソコンで取り込んでいるこの演奏の波形です。この時はカセットの往復モードで録音したので3楽章の最後で表裏が切り替わるのですが、HDDに取り込むので後の編集でうまくつなげばほぼ切れ目無く録音できるのでとても重宝します。つまりFMの録音なら最初からHDDに録音しておけば後で自在に編集できるのです。今後は大事なFMの録音はこれですね。

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November 01, 2007

アーノルド 28人の演奏家のための協奏曲

Chan9509arnold_c_for28pNML(CHAN9509)から。リチャード・ヒコックス指揮、ロンドン市シンフォニエッタの演奏。イギリスの作曲家マルコム・アーノルドは昨年亡くなった本当に現代の作曲家で、交響曲もいくつか聴いたのですが曲調は近代と言ってもよく、私でも十分楽しめます(笑)。この曲は3楽章構成で一種のディヴェルティメントなんでしょうがどの楽章も軽快・明快だし、演奏者も達者で録音も最新なのでとても楽しめます。音楽理論の知識に乏しい私には詳細を評論することは出来ないのですが初めての曲を聴くという若い時の感受性が少しはよみがえるような気がするので今後も懲りずに書いていこうと思っています。と、ここまで書いてwebで見たら彼は映画「戦場にかける橋」の作曲家なんですね。「クワイ河」マーチですよ。若い頃はロンドン・フィルの主席トランペット奏者だったとか。なるほど。で、作曲家になってからは9つの交響曲を書いたおかげか「sir」の称号をもらっています。でもwebで「アーノルド」だけで検索したら圧倒的に「シュワルツェネガーが出てきますよ(笑)。しかしCHANDOSのジャケットはどれも色鮮やかでNAXOSの地味系とは正反対ですね。

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