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May 22, 2007

シューベルト 魔王

8554667erlkonigNML(8.554667) シューベルト ドイツ語歌曲全集 16「ゲーテ歌曲集 3」から。ヨハネス・カルパースのテノール、ブルクハルト・ケーリングのピアノによる演奏。有名でもめったに聴かない歌曲を聴いたのは、シューベルトという人は演奏者の苦労をまったく考えずに作曲したとの記事を読み、特に「魔王」のピアノ伴奏は難しくて疲れるので嫌われているとあったからです。私の音楽への興味はいつも不純なんです(笑)。ピアノに注意して聴いてみると確かにプレストで休み無く弾き続けていましたがこれはホンマにしんどいよ(笑)。歌はテノールですが声の使い分けが上手だし緊迫した演出も良かった。ピアニストはこれはたいしたもので子供が魔王の声に怯えて「おとーさん!」と叫ぶ場面での高音域の鋭い打鍵が子供の恐怖心をよく表しています。 実は私としてはバリトンで魔王の怖い声を聴きたかったので同じNAXOSの別のアルバムも聴いたのですがこちらは何とものんびりした歌でおまけにピアノも上手じゃなかった。聴いた後でいろいろ調べて見るとテノールのカルパースはアーノンクールの指揮するハイドンの歌劇「騎士オルランド」のCDに出ているし、ピアニストのケーリングは2005年のレコードアカデミー賞 声楽曲部門でフィッシャー=ディースカウ(朗読)との競演による[R.シュトラウス:イノック・アーデン,他〕 で銅賞を得ているんです。私の耳もそう捨てたものではなかった(笑)。でも19歳のシューベルトがこのゲーテの詩に必死になって作曲していたという話を読むと、少しぐらい演奏者の苦労を無視しても許そうかなと思うのです。PS:「レコードアカデミー賞」でググっていたらまたもやSweizer_Music先生の当該の記事が出てきました。恐れ入りました。

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