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May 14, 2007

芦屋交響楽団第67回演奏会

昨日も兵庫県立芸術文化センター(PAC)に芦屋交響楽団の演奏会を聴きに行きました。アマオケながら40周年の記念公演ということでベートーベンの1番とマーラーの7番というすごいプログラムです。指揮は黒岩英臣氏。このオケは歴史も古いのですが芥川也寸志氏の指導も受けたということでなかなか意欲的なプログラムをこなします。バルトークのオケコン、ショスタコヴィチの7番、2000年にはマーラーの9番も。で、大いに期待して行ったのですが最初のベートーベンでちょっとがっかり。書きたくないのですがアマオケってこんなのと思いました。管楽器やチェロは上手なんですがヴァイオリンだけアンサンブルが雑で音が汚いのです。それにフレーズの切れ目が不明確なのに音だけ大きいので余計に汚く聴こえます。終わったあとよほど帰ろうかと思ったのですがせっかくなので次のマーラーに挑戦しました(笑)。14ページもあるオケのパンフレットによると楽団員はお勤めされている方、主婦の方、お医者さん、僧侶の方もおられましたが多くはベテランらしく学生さんはいません。さて、マーラーになって1楽章のヴァイオリンの独特の高い音で「あれ!」。きれいな音なんです。人数も増えているのですがまるで人が変わったよう。よく見るとホントに第1ヴァイオリンのメンバーの多くが違っていました(笑)。どうやらベートーベンのメンバーの多くは第2ヴァイオリンへ移ったのか入れ替わったみたいです。さて、もう結論から言いますとこんな見事なマーラーとは予想もしなかったのです。どのパートもすばらしく上手で、9本の弦バスの威力や5本のホルンの素晴らしい演奏(4楽章ではベルアップも聴けたし)生で聴くマンドリンやギターの雰囲気はCDでは味わえないものです。賛助の演奏者もおられたのですが主席ではなくあくまでハープや打楽器など不足メンバーとしての参加でした。黒岩氏の押さえ気味な指揮もクライマックスでは最強奏させたのですがここですべての楽器が実に輝かしい音色で終結しました。すごい演奏を聴けました。心の中では「大ブラボー」です。最初の感想は撤回します(笑)。これでホールがもう少し大きければなぁ。でも正味2時間の演奏会は正直疲れました。ベートーベンは不要でしたね。というか練習の主力はマーラーに注がれたみたいです。次の演奏会は今年の9月に松尾葉子さんの指揮でありますが曲は多分マーラーの3番だと思います。また行きます。10月には東京公演もあるので関東の方にもお勧めします。すごいオケですよ。連日の演奏会でしたが昨日は次男が買ったばかりのミニバン(中古ですが)でドライブがてらに送迎してくれたので楽チンでした。

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Comments

yurikamomeさん
すばらしいコメントありがとうございます。
まさしくyurikamomeさんの言われる通りですね。芥川也寸志氏は「アマこそ本当に音楽を愛することが出来る」という意味のことを言われたそうですが、確かに働きながらオケ活動を続けるのは並みの愛情ではないと思うのです。そして今回のような結果を見せ付けられると心底感動します。今度の日曜日にも隣の市のオケの演奏会を聴きに行く予定です。その次はわが市のオケです。忙しいです(笑)。

Posted by: よし | May 17, 2007 at 05:49 PM

アマチュアでも素晴らしいオーケストラだったようですね。
素晴らしい感動に出会うと、アマチュアとかプロとか、そんな線引きをすることがばかばかしくなりますね。
横浜でも、いくつかアマチュアのオーケストラがあって、中にはもう聴くに堪えないオーケストラもあります。
でも私も応援している横浜フィルなどはいつも必ず胸が熱くなって帰れます。
なんと打率は10割です。
細かいことを言えばいろいろあるのでしょうが、そんなことは置いておいて、とにかく音楽の楽しみの多様さには感謝するばかりだと思うのです。
マーラーの7番とはまたすごい演目ですよね。でも、そんな難曲でよしさんのような音楽を多く聴いている人を感動させる演奏をするのですから。
その熱意と心意気と技術に大いなる敬意を贈りたいです。

Posted by: yurikamome122 | May 17, 2007 at 04:10 PM

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