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July 01, 2006

息子

ウチのドラ息子のことではなく映画のタイトルです。永瀬正敏、和久井映美、三国錬太郎などの主演、山田洋ニ監督で1991年に製作されたものです。これはその後テレビ放送されたものをビデオで取ってそれこそ何回も見たのですが、今回はDVDを借りてゆっくり見てそしてやっぱり感動しました。岩手県出身で東京でフリーターをしている気楽な次男坊(永瀬くん)が聾の女性(和久井さん)に恋をして真面目に働き出し、上京した父親に結婚の決意を語るというストーリー。息子は好きになった相手が聾者だから(付き合いを)諦めろという言葉に猛反発するが、それは東北弁をバカにされることによる言葉への不信感があるのだと思う。「それが何なんだ!」と叫ぶシーンは障害者への義憤というより言葉がどうした、という思いが強いのだと思う。また帰省しても、勉強ができた兄に常に比較されてとうとう「あんちゃんばかり可愛がって!」と泣くシーンは私自身長男の方をよく可愛がっていたので見るたびに「悪かったな」と思ってしまう。雪深い田舎へ買ったFAXを抱えて幸せそうに帰って行く老父の姿は印象的です。とにかく三国さんはもちろん永瀬くんや他の出演者は上手だし家族愛をテーマにすれば右に出るものの無い山田監督なのであと味も最高。松村禎三氏のピアノだけの単調さを生かした音楽も効果的。日本映画の傑作です。

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