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July 02, 2006

マーラー 交響曲3番 スイス・ロマンド

Mahler3sl大変珍しいスイス・ロマンドのマーラーの3番。指揮はいつものアルミン・ジョルダン、1994年のデジタル録音でそれもライブです。とにかく録音が抜群で、最初のホルンの斉奏とそのあとの打楽器の強打に思わずニンマリしてしまったが、これはビクトリアホールの響きがすばらしく有効なためでもある。演奏はゆっくり目のテンポで金管楽器もゆったりと構えるのでマーラー独特の緊張感はなく、まるでリムスキーコルサコフみたいに聴こえる。オケの音色もあのちまちまとしたスイス・ロマンドで、以前エントリーしたショルティ、シカゴの剛毅さや迫力とは無縁。ただ、3番はマーラーの「田園」とも言える曲なのでそれが決して傷などではなく、ふんわりとした美音に酔いしれるのも良いものだ。ポストホルンやアルトソロもなかなか上手い。アンセルメ亡き後ではジョルダンがこのオケの良さを引き出しているように思えるし、こういった新しいレパートリーを開拓することは、かつてスイス・ロマンドにお世話になった身としてはうれしいことである。フランス物を中心として、また美しい音のベートーベンなども楽しみではある。このCDの2枚目にはツェリンスキーの「叙情交響曲」も入っているがこれは次回のお楽しみ。

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