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April 16, 2006

ベルリン・フィルと子供たち

ベルリン・フィルの芸術監督に就任したサイモン・ラトルの呼び掛けで発足したベルリン・フィルの新たな「教育プロジェクト」の最初の取り組みが、この「ダンスプロジェクト」で、地元のごく普通の子どもたちがベルリン・フィルと共に「春の祭典」を踊るというストーリーです。これはまずラトルとBPOとの「ハルサイ」が(部分的ですが)聴けること、出身国や環境の異なる250名の素人の子供たちの猛練習の風景、そしてラトル自身のインタビューやユーモアたっぷりの練習風景など普通のDVDの何倍も楽しめます。まずはダンスなど踊ったことも(本当は踊りたくも)ない子供(8~20歳)たちやその先生を如何に猛練習に納得させるかが最初のキーになっています。いくら易しい振り付けにしてもなにせ天下の「ハルサイ」ですからね。反発する子供たちを説得しながら猛訓練を続けるトレーナーの苦労やアフリカから来た難民の少年、他人と触れることの出来ない青年、成績が悪く学校を卒業できるか悩んでいる少女のエピソードなどもあります。5週間の稽古の後実際にBPOの「春の祭典」を聞いた子供たちの感動。そして徐々に顔つきが変わり踊りもさまになっていきます。実際に共演したシーンでは速いテンポにも全力で走り踊る子供たちはすばらしいし最高潮のクライマックスの後、5秒ほど不気味な静寂があり静かにそしてすぐに地鳴りを伴う猛烈な拍手など予想はしていてもさすがに感動してしまいました。実際の踊り(演奏のシーン)は少ないのですがBPOの底力のある演奏を見て聴くとこのコンビのすばらしさが心底実感できます。レンタルですが本当に楽しめたDVDでした。

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「音楽」カテゴリの記事

Comments

おさかなさん♪
ただの演奏風景やリハーサルのDVDと違ってアマチュアの子供たちが成長していく様子を見守る過程がスリリングでもあります。どちらかというと難民など底辺の子供たちですから、しつけも悪く踊りに必要な筋肉すらない状況で根気よく指導したトレーナーは立派ですし、何よりベルリン・フィルの演奏が恐ろしいほどの迫力です。ヘッドフォンで音を大きくして聴いたのでティンパニなど打楽器の迫力に圧倒されっぱなしでした。確かに貸し出し中が多いのですが運良くスポットで借りれました。^^/

Posted by: よし | April 17, 2006 at 08:15 AM

見てみたいDVD、No1!です。
いつも貸し出し中なんですよね・・・。
でも、よしさんの感想を楽しませていただきました!
先日の記事で、お花の写真もとても良かったです。

Posted by: おさかな♪ | April 16, 2006 at 10:25 PM

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