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March 21, 2006

ムラヴィンスキー

MravinskyWBCもめでたく日本が優勝して4時間も応援した甲斐があった、とは言うもののまさか優勝するとは思っていなかったのが本音。前回の韓国戦では上原、福留がヒーローだと思うが決勝戦はもう全員ヒーロー。で、最高殊勲賞は苦労した王監督にさしあげたい。そうそう影のヒーローは例の審判、メキシコや日本の勝つ意欲をよく引き出してくれましたよ。さて、今日はムラヴィンスキーのDVDを見たがこれは彼の音楽人生をまとめたドキュメンタリーで、演奏会の録画ではなかった。決して楽しいDVDではなく、とにかく彼の厳しい練習風景見たりを聞いたりするとちょっと寒気がするほど。シューベルトの「未完成」の最初の刻んでいくところのリズムが違うと執拗に直させたり最高に弾けたと思うチエロ全員にダメを出したり10回や15回のやり直しは普通だとか。ブルックナーの7番のときは音楽行為と言うより「肉体運動」だと証言されていました。この中でチャイコフスキーの「フランチェスカ・ダ・リミニ」は全曲の演奏会風景が入っていたがこれは予想通りの名演で、愛の語らいのロマンティックな場面と地獄のすさまじさの対比がすばらしい。ただビデオではなくフィルムトラックのようで音が悪く鑑賞していて楽しいものではない。このDVDにはもう1人ロジェストヴェンスキーのチャイコフスキー「4番」も入っているがこちらはうってかわって愛想の良い指揮者とレニングラードとは思えないちょっとダレた金管のファンファーレで始まったので冷たく見ていたがそのうちエンジンが掛かってきてなかなかの演奏であった。1971年のロンドンでの公演だがビデオ撮影で映像はきれいだし音もまずまず。しかしロジェベンはイギリスで人気があるようです。彼の分かりやすい指揮ならオケは安心して弾けるだろうな。

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Comments

みー太さま
ロジェヴェンはよい意味での職人ですね。上手にオケをコントロールしてちゃんと曲のうまみを引き出しています。ムラさんには悪いのですがあれほど細部を執念深く練習しなくても音楽のよさは伝わると思います。豪快なロジェベンと細部までシャープなムラさんの対比ですね。私は日本版のレンタルなので字幕も読めてよかったです。みー太さんのお話は心がこもっているのでいくら長くてもうれしい限りですよ。

Posted by: よし | March 21, 2006 at 06:50 PM

よし様 こんばんは
私はこのDVDを、お話のロジェヴェン氏のチャイ4見たさに購入した愚か者です。ホント、ムラヴィンスキー氏には失礼なお話です。輸入盤で購入したためか字幕無しですし(分かってて購入)、語学力全く無しで殆ど見ておりません。(駄文が長すぎました。最近かなり、この点を気にしてて・・・恥)
 それにしてもロジェヴェン氏の演奏は、痛快と言うか、私のような芸術観の欠片も品の無いものには、無条件で受け入れることが出来る演奏です。心の根底に、こうした演奏を好む虫が住んでるようです。すいません。長々と、失礼しました。
 

Posted by: みー太 | March 21, 2006 at 05:58 PM

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Tracked on March 26, 2006 at 07:11 PM

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