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March 2006

March 26, 2006

やっぱりNS1000M

新しいアンプを隣の部屋に移してNS1000Mにつないで聴いた。結果はvery very good!音が硬いのをCDのせいにしていたがアンプのせいだった。当時はプリとメインの分離型で悪いはずがないと思っていたが技術の進歩は恐ろしいもので普通の仕様のプリメインアンプですばらしい音がよみがえった。特にきつかった高音が実に繊細に聴こえる。これがあのハードドームの音かと思うほど。またCDを聴く楽しみが増えました。ただ、狭いラックに押し込んだ重いアンプを引っ張り出して配線をやり直してまた入れなおすという作業を1時間ほど中腰で続けたので腰が痛い。オーディオを楽しむのも苦労が付きまとうのです。いずれスピーカーケーブルも交換するけれどNS1000Mは30kg以上あるので考えただけで腰が痛む。息子にヘルプを頼もう。

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魔笛

魔笛のDVDを借りました。レヴァインの指揮、メトロポリタン歌劇場のオケ、フランシスコ・アライサのタミーノ、キャスリーン・バトルのパミーナ、クルト・モルのザラストロといった配役でなかなか見応えがあり本当に楽しかった。クルト・モルの貫禄はすばらしいし歌も重厚そのもの。アライサも端正な顔立ちで歌も上品でいい。そしてやはりバトルのチャーミングな歌唱が最高に魅力的。この人最高音域も柔らかく決して絶叫しないのでこういったメルヘンオペラには最適です。夜の女王は高域のノビがもうひといきかな。あと、狂言回しというか準主役のパパゲーノ役のマンフレート・ヘムの歌と楽しい演技がすばらしく、愉快な演出もあってこのオペラを楽しくしている。相手役のパパゲーナ役のバーバラ・キルダフも可愛い。そして最後にレヴァインの見事さを誉めないわけには行かないだろう。ブレンデルと組んでシカゴ饗を振ったベートーベンでも触れたがアメリカのオケからこれだけ柔らかい響きを出せるのは彼だけではないだろうか。レパートリーも広く、もう現存の大指揮者と言っても良いでしょう。小澤さんの次は彼がウィーンの総監督になると思っている。

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March 25, 2006

春の休日は

niwa今日は春らしくて良い一日でした。新しくアンプを買ったのでそれの聴き比べで1日終わりました。マランツのそれほど高くないものですが、昔のアンプに比べるとレンジが広いのは分かるので、これでNS1000Mを鳴らそうかと考えています。またオーディオの虫が騒ぎそうです。

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March 21, 2006

ムラヴィンスキー

MravinskyWBCもめでたく日本が優勝して4時間も応援した甲斐があった、とは言うもののまさか優勝するとは思っていなかったのが本音。前回の韓国戦では上原、福留がヒーローだと思うが決勝戦はもう全員ヒーロー。で、最高殊勲賞は苦労した王監督にさしあげたい。そうそう影のヒーローは例の審判、メキシコや日本の勝つ意欲をよく引き出してくれましたよ。さて、今日はムラヴィンスキーのDVDを見たがこれは彼の音楽人生をまとめたドキュメンタリーで、演奏会の録画ではなかった。決して楽しいDVDではなく、とにかく彼の厳しい練習風景見たりを聞いたりするとちょっと寒気がするほど。シューベルトの「未完成」の最初の刻んでいくところのリズムが違うと執拗に直させたり最高に弾けたと思うチエロ全員にダメを出したり10回や15回のやり直しは普通だとか。ブルックナーの7番のときは音楽行為と言うより「肉体運動」だと証言されていました。この中でチャイコフスキーの「フランチェスカ・ダ・リミニ」は全曲の演奏会風景が入っていたがこれは予想通りの名演で、愛の語らいのロマンティックな場面と地獄のすさまじさの対比がすばらしい。ただビデオではなくフィルムトラックのようで音が悪く鑑賞していて楽しいものではない。このDVDにはもう1人ロジェストヴェンスキーのチャイコフスキー「4番」も入っているがこちらはうってかわって愛想の良い指揮者とレニングラードとは思えないちょっとダレた金管のファンファーレで始まったので冷たく見ていたがそのうちエンジンが掛かってきてなかなかの演奏であった。1971年のロンドンでの公演だがビデオ撮影で映像はきれいだし音もまずまず。しかしロジェベンはイギリスで人気があるようです。彼の分かりやすい指揮ならオケは安心して弾けるだろうな。

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March 19, 2006

クレンペラーとアンセルメ

clempererクレンペラーのDVDを見る。1964年、ロイヤルアルバートホールでの演奏。曲はベートーベン「第9」、ニューフィルハ-モニア管弦楽団でこの年代にしては女性が多いように感じる。ソロはテノールのヘフリガーの名前だけは分かるがやっぱり上手い。左手にステッキをついてゆっくりと歩く姿はかなりのお年寄りという感じ。背は高いけれど痩身なのでいすに座るとこじんまり見える。右手が不自由なためか指揮棒を使わずに主に左手で行うが動きに無駄はない。フォルテの時は右手が上げる。オケは昔風の配置で左から第1Vn、チエロ、ビオラ、第2Vn、右手後方に弦バスが8本。ティンパニも周りを締め付ける皮張りの古めかしいもの。相変わらず遅いテンポで悠々と進むがそのうちこのモノクロの画面で音も決して良くない演奏に完全に引き込まれ最後は久しぶりに感動してしまった。クレンペラーって威張っているように思えるが終了後ものすごい拍手で足元もおぼつかないのに何度も呼び出されては現れてきちんとお辞儀をする大変礼儀正しい大指揮者でありました。


ansermet2このDVDにはもう1つアンセルメの演奏もあり、彼には珍しいベートーベンの7番。オケはフランス国立放送管弦楽団。1967年の演奏だからかなりの晩年だけどちゃんと立って指揮をしているし棒さばきも明確で出てくる音もとても明快で美しい。1楽章はリズム感が良くオケの音色も明るくてかなり楽しめるベートーベンという感じ。2楽書は最初の引きずるリズムがちょっとだらしなく感じて減点。3,4楽章はまた快調に進んできっちりと終わる。この人とにかくクールにオケをコントロールするので破綻はないけれど感動したという印象はない。終了後の拍手もパリ人だからかまあそれなりという感じ。でもこの人の指揮ならオケは弾き易いだろうな。写真はどちらもテレビ画面を写したものだけれど出所はEMIの「classic archive」シリーズのDVDです。でもDVDで大指揮者の演奏を見るのはとても面白いですよ。

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価値ある1勝

WBCの韓国戦に勝って決勝進出。素直にうれしい。このうれしさは勝った事ではなく判定をめぐるいやな思いを吹き飛ばしてくれたことにある。また韓国に勝って決勝に進めたことも意義がある。上原のがんばりは称えられるべきだし不調の福留が2ランを打ち他の選手もみんな全力で勝ち取った価値ある1勝だ。アメリカは審判の努力にもかかわらず準決勝にも進めなかったし。今日は思わず「正義は勝つ」なんて思ったけれどまあ王さんの苦労が報いられたと言うことです。ほんとによかった。

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March 12, 2006

ベートーベン 交響曲3番

今日も暖かいけれど雨模様なのでおとなしくあれこれCDを聴く。実は借りてきたCDの感想を書きたいのだがまだ心の中で整理できていない部分があるのでもう少し先にするつもり。で、これはワルター、コロンビア饗の演奏です。8番の時にも感じたようにワルターが特別なことをしていないのがよく分かるのだけど逆に心に染み入る演奏なんですよ。落ち着いたテンポでオケをあおらず騒がずゆったりと堂々と終わりますね。いいなあ、ワルター好きです。ベートーベン嫌いの人でもワルターは聴くべきでは、なんて思いました。そういえばクリュイタンスとかイッセルシュテットもこんな感じです。トスカニーニの影響は受けない部類ですね。楽譜の通りかどうかは知らないのですがフツーに演奏してちゃんと感動できるようになっているのじゃないでしょうか。そういうと指揮者の苦労が報われないのかもしれませんね。

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March 11, 2006

ヴェルディ 椿姫 

今週は暖かくて過ごしやすい1週間だったけれど無理して慢性の腰痛をひどくしてしまった。おかげで夜はベッドに寝ながらオペラを見ている。先日は待望の「椿姫」を見ました。ヒロインは美人歌手のアンジェラ・ゲオルギュー、相手役はフランク・ロパード、 ショルティ指揮、コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ管弦楽団という豪華な顔ぶれです。まず、ショルティが昔よりは柔らかい指揮ぶりで静かに前奏曲を始め、終わると暗かった舞台が一瞬で明るくなり、パーティ会場に早変わりします。ここはヴィオレッタの沈んだ気持ちからの気分の切り替えがとてもよくでています。ゲオルギューは、まずこれ以上の適役はないと思うほど美しくて歌も立派。これで相手役がアラーニヤだったら「椿姫」に限らずどんな悲劇でも感情移入できるだろうな。CDと違いDVDはかなりのアップで歌手を見るので上手な歌手でも役柄によってはつらい時もあります。またDVDによっては映画のように作り上げたものも多く、音声は後から入れるので破綻はないものの面白さは劇場版の比ではないですね。やはり指揮者やオケも見たいし舞台の作りにも興味があります。狭くて制限の多い舞台だからこそ面白さも倍加すると思うのです。また、幕間に主演者や指揮者までカーテンコールで出てきて挨拶するのも楽しいものです。ショルティはやっぱりロボコップばりのギクシャクしたお辞儀ですがこの人の笑顔は本当にすばらしい。「蒲田行進曲」の映画もそうでしたが、最後に、今日のお芝居は楽しめましたか、と悲しい劇も楽しく締めるのが私的には好きですね。

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March 05, 2006

チャイコフスキー 交響曲4番

これは図書館で借りたもの。ムラヴィンスキー、レニングラード管弦楽団による定番。さっそく聴いて後悔しました。借りたことではなく今までムラヴィンスキーをまともに聴かなかったことです。同じ頃に録音されたカラヤンとBPOの初録音の豪華な演奏にすり込まれている耳をも圧倒する感動を頂きました。このCDはリマスタリングによるもので冒頭のホルンの冴えた音色や3楽章の一糸乱れぬピチカートが見事に聴き分けられますが、特にコンバスのあれだけそろったピチカートを聴いたのは初めてです。そして終楽章の圧倒的なフィナーレも完璧。昔のグラモフォン系のどこか乾いたようなかさついた音ではなく適度にシャープで、これなら今までムラヴィンスキーとレニングラードを敬遠することはなかったでしょう。しかし録音で差別していたとはホントに申し訳ないです。これからもこのコンビを聴く楽しみが増えました。しかしチト遅過ぎますよね。

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March 04, 2006

フォーレ レクイエム

安く買ったCD。最近よく訪れるブログで人気のジュリーニの名前が見えたのでgetしました。フィルハーモニアと1986年に録音したものです。彼がまだ元気な時ですね。バリトンはアンドレアス・シュミット、ソプラノがキャスリーン・バトルと申し分ないメンバーで予想通り美しく且つ荘厳です。しかしレクイエムの中でもこれほど魂を清められる曲は少ないのではないでしょうか。何というか呼吸しているように曲が進むのですね。もちろんジュリーニの指揮も申し分のない品格です。キャスリーン・バトルは好きな声ですがレクイェムには少し甘すぎるような気もします。録音も地味ですがオルガンやホルンの音を美しく捉えていてメリハリを出しています。聴き終わってから実感したのは昔から聴いているコルボの演奏も大変すばらしかったのだということです。

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