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November 2005

November 27, 2005

プロコフィエフ 交響曲5番

ProkofievSym5アシュケナージが指揮活動を始めたころの演奏でオケは名門ロイヤル・コンセルトヘボウ(当時はアムステルダム・コンセルトヘボウ)。実は私は昔アシュケナージの指揮をあまり評価しない方でして「専門の指揮者がいるのに名ピアニストが何で?」という考え方でした。特にフィッシャーディスカウまで指揮を始めたりするのは信じられなかったです(イタリアのハロルド)。といいながら評判になるとついCDを買うのですよ。これが。クレンペラージョークに「フィッシャーディスカウの指揮を見に行きませんか」と誘ったら「いや、わしゃこれからショルティの冬の旅を聴きに行くのじゃ」というのがありました。前置きが長くなりましたが、このCDの結論はGoodです。全体に軽妙で快適に仕上げていてカラヤン、BPOのように妙に重ったるい演奏よりプロコフィエフの良さが出ています。そしてやっぱりオケが上手い。いまさらながらこのオケの能力を再認識した次第です。このコンビでのプロコ全集はいいかもしれません。

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シベリウス 交響曲7番

Sibelius7シベリウスの最後の交響曲7番は単楽章で時間も20分強という実に凝縮された交響曲だがそれだけ演奏も難しいのだろうと思う。私は最初にシベリウスのよさを教えてくれたカラヤン、BPOの濃厚な味付けの演奏も嫌いではないけれど、ベルグルンド、ボーンマス交響楽団はこの水墨画のような世界を実に淡々と誠実に演奏してこれもすばらしい感銘を受ける。このあとベルグルンドがお国のヘルシンキSOと競演した演奏にも大いに興味があったのだがCDの購入時機を逸したみたい。カラヤンは小沢さんに「シベリウスを理解したいのならまずフィンランドに行くべきだ」と言ったそうですが、イギリスの指揮者での名演奏が多いのは地の利に恵まれているからでしょうか。今はコリン・デイビス、LSOのCDに狙いをつけています。

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スパイウェアにご注意

家庭のパソコンの80%にスパイウェアが侵入しているという記事を読んで慌ててwebで調べ、有名な対策ソフトSpybotとAd-AWAREをインストールしました。まずSpybotでスキャンしたらやっぱり40近く発見できました。怖いですねぇ。全部駆除してもらって次に念のためAD-AWAREでもスキャンするとまた40近くあるのです。1年でこれだけ入り込むのですから油断できません。これからは定期的にスキャンすることにします。でもこういったソフトがフリーで手に入るのはありがたいですね。

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November 26, 2005

ベートーベン ピアノ協奏曲3番

BeethovenPC3ブレンデル、レヴァイン、シカゴ交響楽団の演奏。高い評価を受けたこのコンビのベートーベンだが私はレヴァインがすばらしいと思う。オケの名を聞かずにこのCDを聴いてショルテイとコンビを組んでいたあのシカゴ饗だと思う人はまずいないだろう。特に2楽章はあたかもRCOのように弦、木管、金管が溶け合うように響く。CSOからこれだけまろやかな音色を出せたのはひとえにレヴァインの力だと思う。ブレンデルもこの豪壮なイメージの曲でも決して力まず、重過ぎず品のある演奏に徹している。昔リヒテルとザンデルリンク、ウィーン饗で最初にLPを聴いた時は3楽章の最初でのリヒテルのステンレスのような強力な打鍵と負けずにオケをあおるザンデルリンクに度肝を抜かれたがブレンデルはさらりと流しながら最後で決めるという大人の味付けを見せてくれる。私にはほぼ理想のCDだけどライブ録音だから最後のすごい拍手がちょっと邪魔です。

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ベートーベン 交響曲7番

BeethovenSm7若い頃とは曲の好みが変わってきて昔好きだった7番より3番そして今では8番が好き。7番はショルティのデビュー盤とも言うべきVPOとの壮烈な果し合いのようなLPですり込まれた。多分ショルティがボスコフスキーに絞め殺されかけた演奏だと思う。ただ、2楽章の終わりでのピチカートだけはVPO流なのかきっちり合わさずにポロッ、ポロッと少しずれていたのを覚えている。さて、今日は男らしくて明るい正統派のケンペ、ミュンヘン・フィルの演奏。ほんとうに何となく聴き出して最後まで聴き惚れてしまった。このベートーベンの全集は評判は良いけれど音質が何か軽くていまいち違和感があってあまり聴かなかったのが申し訳ない。ジャケット写真もダサいしね。でもケンペはどこのオケでも好かれただろうな。早く亡くなったのが心底残念です。

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November 23, 2005

ハイドン 交響曲103番 104番

Haydn103今日は朝から完全休養日としたのでベッドでいろいろ聴いてみるがどうも落ち着かない。やはりヘッドフォンで1時間聴くのはチトつらい。結局自分のパソコン部屋の小さなシステムでハイドンを聴いて落ち着いた次第。演奏はアダム・フィッシャーの指揮、オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団。ハイドンの交響曲全部で33枚組10000円という価格がお買い得だったのとおそらく単発のCDでは聴けない曲もあるだろうと購入したもの。103番「太鼓連打」と104番「ロンドン」はカラヤンの流麗このうえない演奏に結構はまっていたけれどアダム・フィッシャーは少し速めのテンポで活気があってオーソドックスでまあこちらの方が正当なんでしょう。でも104番の3楽章は少しテンポを揺らしたりしてお遊びもあります。このオケは1987年にアダム・フィッシャーが創設して名前からも分かるようにウィルヘルム・ヒューブナーを筆頭にウィーンフィル、ウィーン交響楽団、ハンガリー国立交響楽団のメンバーから構成されサイズは30名から45名ほどとか。録音だけでなくヨーロッパ、アメリカなどで広くコンサート活動をしていて1993年には日本にも来たそうですが私はぜんぜん覚えがありません。ジャケット写真はモノクロですが全部違う絵です。

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November 20, 2005

Qちゃんもタイガーも勝った!

野球が終わると寂しくなってゴルフを結構見るけれど今日は東京女子マラソンにQちゃんこと高橋尚子が出るので昼過ぎからテレビの前で観戦する。かなり後半から見たが高橋とあと2人の接戦なのでまずは一安心。でも1人は一昨年抜き去られた宿敵なので少し心配したがQちゃんは最後の36km手前でスパートをかけそのままゴールまでまっしぐら。良かった。相変わらずこの人可愛い。声も良いし。この笑顔を見てうれしくなる。で、その後はタイガー・ウッズ。この人も相変わらずも奇跡のようなプレーをする。松の木の間を打ち抜く、まるで漫画のようなショットを見るとこれがプロだと思う。で、抜きつ抜かれつでプレーオフとなり結局タイガーの優勝。野球の無い今はとにかく虎が勝てばうれしい。

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November 19, 2005

モーツアルト オーボエ協奏曲

MozartOboeC整理しないこととあちこちでCDを聴くせいで時々ほとんど未聴のCDが出てくる。これはモーツアルトの木管のための協奏曲を集めたエラートの2枚組み1980円のお買い得CDで、本命はランパルとラスキーヌの「フルートとハープのための協奏曲」だが今日はフルート協奏曲ニ長調の原曲として知られるオーボエ協奏曲を聴く。でもこの原曲はオーボエの良さを十分に引き出しているとは思えない。フルートもいいけれどまだクラリネットのほうが合うような気がする。さて、演奏はピエール・ピエルロのオーボエ、そして珍しくもランパルがイギリス室内管弦楽団を指揮していて心配したけれどこれが結構上手。このCDの最後は同じくモーツアルトのファゴット協奏曲で、ポ-ル・オンニュのソロ、グシュルパウアーの指揮、バンベルグ交響楽団のバックだがオケの響きがとても美しい。グシュルバウアーのモーツアルトは定評があるけれどなるほどと思う。ソロ楽器としてあまり魅力的といえないファゴットもオケの木管楽器と溶け合って協奏交響曲みたいな趣である。こういうCDを聴くとグシュルパウアーとかバンベルグ交響楽団の演奏をもっと聴いてみたいと思う。

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November 12, 2005

ラデッキー行進曲

鮫島さんの演奏会のお話。10年以上昔だけど大阪で演奏会がありその時はドイチュさんではなくウィーン何とかという小編成の楽団と一緒だった。CDで評判になった日本の歌やヨーロッパの歌をたくさん歌ってアンコールも何曲かあった後いきなり小太鼓の先導でラデッキー行進曲が始まった。多分VPOのニューイヤーコンサートの影響なんだろうがこれが始まると誰でも「アンコールはおしまい」だと分かる。お客さんも喜んで手拍子を取って素直に帰途に着く。いいアイデアだと思う。この手拍子は途中でリズムが変わるのに最初と同じ調子で叩く聴衆もいるけれど、テレビでカラヤンの時のニューイヤーコンサートを見ていたらお客さんがピタリと合わすので、さすがウィーンの聴衆は違うと感心していたら何のことはない、カラヤンはその時だけ客席を向いて指揮棒を振っていたのだった。

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スペイン民謡「追憶」 鮫島さん 

Lorelei鮫島さんの歌、ヨーロッパ編の2枚目のCDでタイトルが「ローレライ」からスペイン民謡「追憶」。日本語の歌詞で分かりやすいけれど語彙が何となく文語調で古くさいと思ったら明治時代に「月見れば」という唱歌として紹介されている。しかしこのほの暗さと情熱が同居しているところはやはりスペインの歌だ。オペラの短いアリアみたいで大好きな曲。鮫島さんの歌唱は例によって素直でいいし、ここでもご主人のドイチェさんのピアノが輪をかけてすばらしい。原題は英語では「Free as bird」。CDにはこの曲以外にもサティの「ジュ・トゥ・ヴ」、バッハ-グノー「アベ・マリア」、チゴイネルワイゼン(ジプシーのうた)など20曲。おなじみの曲がたくさんあって飽きない。ヘッドフォンでモニターしているとピアノの深い音がよく響いてとても快調。

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ヘッドフォンを買う

何せぐうたらな家族なので、休みの日は朝夕問わず誰かが寝ていて大きな音で音楽が聴けず、いろいろ考えていた矢先近くのホームセンターへ行ったらヘッドフォンを売っていた。Panaの密閉型でかなり本格派なのにお値段が2千円なのですぐに買って聴いてみたらこれがとってもGood。何よりも密閉型なので外部の騒音が聞こえないし音楽の細部がよく聴こえるので一石二鳥。少々頭を締めつけるけれどベッドで横になっても聴けるので重宝です。ただ無精者としてはそのまま寝ることができないのが残念かな。

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バナナ

毎晩風呂に入った後はババナを食べながらビールを飲む、と言えばみな笑うがこれが結構いけるのだ。バナナを3センチ程度に切ったのとリンゴ、ナシなどの季節の果物がおつまみである。昔はバナナが高級品だった。学生の頃最初のバイト代を貰った帰りにバナナを買って母にあげた。200円くらいだったが今で言えば2千円に相当するだろう。昔話で母が亡くなった父が時々みやげにバナナを買ってくれたのがうれしかったなどと言う話を聞いていたからだ。当時タイから来ていた留学生に1バーツはいくらか訊いたら18円でバナナが1房買えるとのこと。今でも1バーツ3円でやはりバナナが買えるらしい。いい時代になったと思っていたらカミさんが買ってきたバナナを見せて「いくらで買う?」と訊くので「98円」と答えたら「ピンポン!」。大体カミさんの買物金額は決まっていて98円、198円、3つで500円、あとは半額奉仕、おつとめ品のシールのあるものに限るのだ。そうそう、ビールは最初だけであとはお酒か焼酎で普通の晩酌(?)をする。

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November 06, 2005

ベートーベン 「見よ勇者は帰りぬ」の主題による変奏曲

BeethovenVC12vバロックチェリスト(と言っていいのかな)アンナー・ビルスマのセットものからのCDを(例によって)適当にかけていたら突然マラソンなんかの表彰式の音楽が流れてきてびっくり。あわててジャケットを見るとヘンデルのオラトリオ「マカベウスのユダ」からお馴染みの「見よ勇者は帰りぬ」の主題をベートーベンがチエロの変奏曲に仕立てたものと分かる。しかし面白い。伴奏もピアノフォルテでそれらしい雰囲気タップリで最初びっくりしたけれど結構癒されました。

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モーツアルト 交響曲25番

MozartSym25一日中雨だったけれどテレビでVパレードも見たしソレンスタムの優勝も見られて在宅モードとしてはまずまず。しかし昨日の2位を逆転したソレンスタムは本当に強い。虎軍団も見習って欲しいけれど来年は巨人の動向が気になる。原監督のリベンジ魂が燃えるだろうなあ。まあ面白いペナントになりますように。さて、映画「アマデウス」で俄然有名になったこの曲だけれど今回はレヴァイン、VPOで聴く。昔京都で聴いたときにも感じたけれどこのコンビ結構相性がいいみたい。レヴァインはセルに教えてもらったからなのか正統派の流儀をちゃんと身に着けていてシカゴ饗とのベートーベン(ブレンデルの伴奏)やシューベルトの9番でも実に美しい響きを出す。今回のモーツアルトも美しく且つ颯爽とした見事な演奏ですがせっかく全集にしたのに以外に評判が良くないといううわさも。このCDも廉価シリーズだった。やはりネームバリューなのか。以前エアチェックしたVPOとの「春の祭典」なんかすごい名演だったけどCDで出た時はメトのオケだった。まあジャケット写真では分からないけれどほぼ小錦に近い体格で損をしているかもしれない。

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雨の優勝パレード

今日は虎の優勝パレードだけどあいにくの雨だしテレビで見ながらエントリーしています。2年前も雨だったが監督曰く「日本一になったら晴れるでしょう」。頼むよ!パレードを神戸でもする案は最後までもめて結局無くなった。関西の人は知っているけれど甲子園球場って大阪ではなくて兵庫県なんですよ。昔何年前かは言わないけれど優勝パレードは国道2号線沿いであって国道沿いの高校で授業中に見たけれどさすがに先生も注意しなかったなぁ。あっすみません。動き出したのでテレビに集中します。

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November 05, 2005

ベートーベン 交響曲8番

BeethovenSm8最近はほぼ毎週だけど今日は午後から女子ゴルフを見る。なんといってもかっこいいソレンスタムが見れる。体格もいいのでドライバーショットの力強さはほぼ日本男性並みだ。藍ちゃんもさくらちゃんももっと食べて体格をよくしてがんばって欲しい、と思ってテレビを見ながら寝てしまった。目が覚めたら放送は終わり。で、何か聴こうと思ったけれど長いのや重いのは聴けそうも無いのですっきりとしたベートーベンを選ぶ。イッセルシュテット、VPOの演奏。メインは5番でこれもいい演奏だが8番はほぼ満点。きっちりとした演奏でも窮屈さを覚えないのはテンポのよさとやはりウィーンフィルの音色特にオーボエが絡む時。これは以前エントリーしたグルダ、シュタインとのピアノ協奏曲の場合と同じ。これはウィーンフィルのベートーベンなのです。最初LPで全集が出たときはカラヤンの影響が強くてそれほどとは思わなかったけれど、アバドやラトルとの全集が決してVPOの良さを出しているとは思えないので今となってはぜひCDでの全集を復活すべきだと思う。

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マーラー 交響曲7番

Mahler7今日は久しぶりに良いお天気だけどあいにく風邪をひいていて残念ながら家の中で休養です。ということでマーラーの中でも一番苦手なこの曲を敢えてセレクトしました。5番で大いに気に入ったインバル、フランクフルト放送饗です。最近買ったセット物ですが1枚に入っているのが無精者の私にはうれしい。例によって全体の印象しか書けないけれど、どの楽章もすっきりしていてとても見通しの良い演奏。録音のよさでティンパニなど各楽器も鮮明に聴こえるのでマーラーの巧みなオーケストレーションを充分楽しめます。苦手なこの曲が結構好きになりました。4楽章になってマンドリンが入る頃になると曲に没入できます。まあ最後のお祭り騒ぎは相変わらずだけどインバルはきっちりと引き締めて見事なコントロールで終わります。ずっと持っていてあまり聴かなかったバーンスタイン、NYPのCDはいよいよお蔵入りでしょうね。

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