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July 31, 2005

ストラヴィンスキー 火の鳥 聴き比べ

firebirdB ブーレーズがニューヨークフィルを振った1910年全曲版。これはライナーノートに1910年版にこだわった理由が詳しく載っています。曰く1919年版は管弦楽の編成や構成が小さく、1910年版のほうがすばらしいとブーレーズは言っています。確かに4管編成が2管になった以上に楽器が大幅に減少させられています。この辺はLPのジャケットの解説は詳しくていいですね。で、聴いてみると確かに分厚い音でシンフォニックでさえありますがこれは版の違いというよりオケの能力ではないかと思いました。ちなみにブーレーズの指揮は構えたりせず終曲でも結構あっさりと終わらせます。ドラティに近い感じですが踊りやすいかは別問題。

firebirdA比較したのはアンセルメ、OSRですがこちらの版は不明、多分1919年版でしょう。例によってチマチマとした印象なのは古い録音とオケのせいですね。ただ、これをバレエのための音楽と考えればオケの編成が小さくても問題は無いとストラヴィンスキーやアンセルメは考えたのでしょう。コンサートの音楽と考えたブーレーズ、踊りの音楽と考えたアンセルメといったところです。上のジャケット写真がブーレーズ、下のジャケット写真がアンセルメ。写真で見るととても美しい火の鳥ですが、横でカスチェイの手下が眠らされています。(レニングラードバレエ団)

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Comments

聴いて楽しめるのはブーレーズの方ですね。色彩豊かなのはアンセルメですが、録音としてはOSRではなくフィルハーモニアとの演奏が有名なようです。版のことを考えるとデユトアのも興味が出てきました。

Posted by: よし | August 01, 2005 at 08:30 AM

「火の鳥」聴き比べは参考になります。アンセルメは、かつて随分聴きましたが、その後はしばらくご無沙汰です。ブーレーズの演奏はよくレントゲン写真のようだと言われましたが、聴き所がたくさんのようですね。最近この曲は聴いていません、久し振りに聴いてみましょう。

Posted by: yurikamome122 | July 31, 2005 at 08:45 PM

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