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July 14, 2005

朝比奈隆さん

今週はCDエントリーができそうも無いので今日も思い出話で行きます。
朝比奈隆さんの演奏を聴いたのは1回だけです。地元で大阪フィルと一般参加者によるコーラスとの「第九」でした。会社の女子社員がコーラスに出るので行ったわけです。息子が2歳くらいだったからほぼ28年前です。その息子を家内が抱いて一緒に客席へ。泣いたら即退場しようと思っていたら最初の「エグモント序曲」が始まってすぐに寝てくれました。普段から家でドンチャン鳴るのを子守唄にしていたせいでしょうか。朝比奈さんの演奏はもちろんよかったですが、何よりも息子が「第九」が終わっても寝ていたのが一番ありがたかった。許可されたにしても小さな子を連れて行くのは非常識ですからね。さて、朝比奈さんとは演奏以外の思い出もあります。神戸の小学校の校歌の作曲者が朝比奈さん。家も近くて歩いて10分程度にある住宅地でした。そばを通ると、ときどきご子息の千足さんの練習するクラリネットが聞こえました。またあるとき奈良に写真を写しに行った帰り、近鉄電車に乗っていたら近鉄バッファローズ(当時)の応援団が一杯乗ってきたのです。しかし彼らの大声の話し声の向こうからさらに大きな声が響いてくるのです。もしかして、と思ってそちらに行って見たらやっぱり朝比奈さんでした。とにかく声がでかい。あまり声がでかいので屋台の飲み屋から追い出されたというエピソードそのものです。しかし天下の大指揮者が電車で移動しているのを見ると本当にファンになりますね。もう亡くなられて4年でしょうか。改めてご冥福をお祈りします。

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Comments

romaniさん、コメントありがとうございます。
朝比奈さんは低音が響くというか、ごついという印象があるので好き嫌いも出るのでしょうね。でも確かに大阪の財産でした。焼きそば作りといえば同い年のカラヤンの手つきは出来上がった焼きそばを自分の方へかき集めるようにも見えますね。(^^;

Posted by: よし | July 15, 2005 at 08:27 AM

yurikamomeさん、いつもありがとうございます。
地元にいながら朝比奈さんの演奏にほとんど行かなかったのはバチ当たりでしたね。大阪フィルはその昔関西交響楽団といっていましたが、当時から朝比奈さんともども苦労が多かったようです。電車で演奏会に向かう気さくなマエストロだから大阪人は大歓迎したのでしょうね。朝比奈さんは阪急に限らず電車はタダだったのかもしれません。

Posted by: よし | July 15, 2005 at 08:22 AM

こんばんは。
朝比奈さんについて思い出すとき、特別の感慨なしには語れません。ブルックナーのことが良く話題になりますが、私はベートーベンが好きでした。転勤で東京(今は埼玉ですが)に来るまで、毎年年末は必ず朝比奈さんの第九を聴いて新しい年を迎えていました。あの中低音の響きは本当に独特だったなあ。特にビオラ・チェロの響きを大切にしたマエストロでした。誰かが「焼きそばを作るような両手の仕草」と指揮姿を形容していましたが、それも懐かしい話ですね。

Posted by: romani | July 15, 2005 at 12:00 AM

朝比奈さんは、いい演奏もありますが、あまり感銘を受けないものもあります。でも、あの人の生き様は私は感銘を受けることが少なからずあります。でも、大阪の素晴らしいところは、朝比奈さんをずっと守り通したところ。そして朝比奈さんの遺産をしっかり守り通して、後継者に外山さんや若杉さんではなく、大植さんを指名した心意気。それは大阪の大阪たるゆえんだと思うのです。朝比奈さんは江戸っ子ですが、その朝比奈さんを大阪で育てたのだと思います。羨ましく思います。神奈川フィルも意欲的な若手を採用する位の心意気が横浜にあるのかな。

Posted by: yurikamome122 | July 14, 2005 at 11:00 PM

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 今日は横浜はいい天気でした。みんなへの自然からの贈り物かな。その自然は時々お灸というのはあまりにむごい仕打ちもします。はしゃぎすぎはいけませんね。  今日の1曲。モーツアルト交響曲第39番。朝比奈オッサン指揮新日本フィル。  オッサンは垢抜けないんだなぁ。それが魅力だけど。阪急電車の運転手だった彼、満州で甘粕氏との面識もあった彼、音楽が綺麗や哲学や理屈だけではない見本みたいな演奏。凄いオッサンの風格、オッサンの素晴らしく大きい人間性。それが大きな聴き応え、オッサンの演奏を聴く幸福感につながる。... [Read More]

Tracked on July 14, 2005 at 10:51 PM

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