バッハ 無伴奏ヴァイオリンパルティータ
最近疲れやすいのとこちらも調子の悪いHTの応援で忙しくなかなかエントリーできません。今回はグリュミオーの独奏ヴァイオリンによるバッハです。この演奏とにかく音が美しく、どんなパッセージでもいやな音を出しません。40年以上前の演奏ですが当時彼は音の美しいのが災いしてかあまり評価されなかった記憶があります。彼に限らず音が美しいとか若いとかは精神面が劣るととらえられたのでしょうかね。指揮者でもオーマンディはもちろんあのジュリーニも散々な評価を受けていました。それが30年もすると評価はコロっと反転します。当時はモノラルとかまだSPの名残の演奏が幅を利かせていたのと、再生音楽として良い音で鑑賞して評論する習慣がなかったのも一因だと思っています。もっとも私もグリュミオーが最高の演奏だから購入したわけではなく、海賊版CDで単に安かったからレパートリーを増やす意味で買ったのですが、結果大正解でした。でも演奏者の前にバッハの偉大な音楽が心を打つのは言うまでもありません。2番のシャコンヌがえらく有名ですが私にはどの曲もどの楽章もすばらしいの一言です。特に3番の第1楽章プレリュードは美音のよさもあってなんともいえない清清しさです。バッハとグリュミオーに大感謝ですね。
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